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9年振りです

Armeniacum01

庭の春植物はやっと姿を見せてくれたものの
まだまだ開花までには時間が掛かりそう。
しかし温室の中は晴れれば真夏を体験できます(笑)
温室は冬の間保温ビニールを掛けてあるのですが、
本当はそろそろこれを遮光シートに掛け替えたいところ。
でも、まだ朝は氷点下が続いているので、今年は判断に悩みます。

そんな温室の中で「暑いぞ」と文句言いたげに咲いたランが一輪。
中国雲南省が原産のパフィオペディラム・アルメニアカムです。
(=Paphiopedirum armeniacum)
このラン、発見されたのが1982年ということで、
割合近年に知られた原種です。
私が初めてこのランを知ったのは昭和59年(1984年)、
パフィオペディラムの遺伝子による分化についてまとめた書籍ででした。
これは発見してまだ日が浅い時期だった訳で、
当時ランの世界ではこのアルメニアカムの話題でもちきりでした。
何しろこんな鮮黄色のパフィオはそれまで存在していなかったので、
この花色のインパクトは相当なものだったと思います。
その後実際にこの原種を親にして、数々の黄色系銘花が誕生しています。

個人的には花色もさることながらこの形がお気に入りです。
私が愛してやまない隣属のラン、シプリペディウムに似ているのですよね〜。
でも、当時は1株数万円しましたから、とても手が出せませんでした。
それがやがて現地で山採りされた個体が大量輸入され、
価格は見事に暴落しました(笑)
あげくにはホームセンターで叩き売りされるまでになり、
私が所有するこの株も、ホームセンターで980円で購入したものです。
こういう現象の裏側では壊滅的なダメージを受けた自生地の現状があり、
パフィオペディラムがワシントン条約の附属書に記載され、
国際商業取引が属ごとそっくり規制される
きっかけになったとも言われています。

ところでこの株、開花したのがなんと9年振り!
前回咲いたのは、私がまだ今の家に引っ越して来る前の事。
まあ私の栽培がまずいのでしょうが、調子が悪い風でもないのに
とにかく花が咲きません。
もともと新芽の成長がかなり遅い種類なので、
栽培上手な方でも毎年の開花というのはまずあり得ないらしいですね。
毎年この花を見たかったら、
相当な数を栽培するしか無いのかもしれません。
うちの場合開花周期が9年だとしたら、問題は
私が生きてる間にあと何回この花を見れるのかって事です(笑)

Armeniacum02

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コメント

お~、開花したぁ。
いいなぁ。私も持ってたんですが、
開花せずに☆になっちゃった。

今年はメキシペディウムが送れそうでーす。
2年越しになっちゃったけど、待っててね。

投稿: こー | 2012年3月28日 (水) 21時48分

こーさんどもです。
そうなの。やっとやっと咲いてくれましたー。
思うに管理温度が高すぎるようなのですが、あんまり低いのも
なんかコワいしな〜(笑)
人によっては降霜ギリギリでもOKって言いますけどね・・・

おおっ、待望のゼロが・・・!
楽しみにしてます〜!!

投稿: ぐりお | 2012年3月29日 (木) 23時51分

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