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これが結論

昨日はぐわっと気温が上がりましたが、明日はそれ以上になるようです。
当地では最高気温が20℃との予報です。
今日はこの時期らしい(よりはちょい低め?)15℃でした。
昨日はモンシロチョウ、キチョウ、活動するナナホシテントウを
この春初めて確認しました。虫たちもやっと季節に反応し始めましたね。

写真は我が家のシプリペディウム(アツモリソウ)たち。
早いものは芽が伸び始めました。
じつはアツモリソウ栽培は暑い夏よりこの時期が一番肝心で、
夏を乗り切る立派な葉をいかにパーフェクトに展開させるか・・・が
今から開花までの管理にかかっています。

ところでそんなアツモリソウの栽培をする鉢なんですが、
世の中では断熱鉢とか水冷鉢とか、発泡スチロールの大鉢まで
いろんな製品が「アツモリにはこれ」と売られています。
一応私もアツモリストのはしくれなので
一通りのものは使ってみたのですが、個人的にはやはり
ベーシックな素焼き鉢が一番管理しやすいと感じています。

写真はこの時期から5月一杯までの栽培法で、
素焼き鉢にちょい深めの鉢皿をセットした腰水栽培です。
ちなみにコンポストはクリプトモスが一番いいですね。
でも、中には土がちょっとでも酸性に傾くのを嫌がる種類もあるので、
そういう種類には薫炭や牡蛎殻でpH調整が必要です。

で、素焼き鉢の何がいいかっていうと、通気性の良さもさる事ながら、
鉢の壁面(本体)自体が毛細管現象による吸水をすることです。
写真の右端の鉢を見て下さい。
白っぽく乾いた部分と、鉢皿の水を吸い上げて湿った部分が
色の違いではっきり分かると思います。
これほど通気と吸水を両立させている鉢素材は他にありません。
朱温鉢(テラコッタ鉢)はもちろん、駄温鉢でもかないません。
断熱鉢はどうかというと、そこそこの通気性と吸水性があるのですが、
断熱のために壁面が分厚くなっています。ここがちょっと問題。

なぜならこの栽培法の狙いは「断熱性の無さ」なのです。
つまり、鉢が吸い上げた水が僅かな風(空気の動き)で蒸発し、
鉢の外側表面から気化熱を奪います。
その「ヒンヤリ」がすぐに中身に影響しなくては意味がありません。
このブログを始める以前に比較実験もしてみた事があるのですが、
この方法が一番用土の温度上昇を抑える事ができました。
実験は余裕があったらまたやってみて、結果画像を掲載してみます。

夏場は鉢皿を鉢ごとに分けず、大きなバットにゼオライトを敷いて水を張り
そこに鉢を並べてクリップ扇風機で弱く風を当てています。
今のところ、これが一番上手く行っているシップの栽培方法です。

Cypsuyakibachi

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