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アズマネザサの抵抗


Shino_hana

先日野草の観察会を行った阿見町の小池城址公園は
駐車場からまず一見芝生の様な広場にアプローチします。
周囲を雑木林に囲まれたこの広場はじつは単なる芝生ではなく、
よく見るとアズマネザサがシビアな刈り込み管理で
ぴっしりとごく短く抑えられてできています。

元来アズマネザサは非常に強健な植物で、
ほんのちょっと管理の手を緩めるとすぐに復活して来ます。
しかし、小池城址ではそれが叶わぬほどに刈り込まれるため、
所々で彼等のちょっとした抵抗が観察できます。
それはお得意の地下茎による栄養繁殖ではなく、
花を咲かせて何とか種子を残してやろうとする姿です。

タケやササは滅多に咲かない植物として有名ですよね。
しかもひとたび一斉開花をすると、そっくり全部枯れてしまうと言われます。
私自身はその真偽をこの目で確かめた事はないのですが、
非常に興味深い話だと思っています。

今回の写真のケースはごく一部で起きている抵抗なので
一斉開花、一斉枯死につながるものではないでしょうが
アズマネザサにしてみると、
このシビアな刈り込みは結構追いつめられてる感じなのでしょうね。

イネ科の植物らしく、いかにも花らしくない地味な花ですが、
あらためて見るとなかなか渋い趣があります。
アップで見ると開花中を知らせる薄黄色の葯が
これまたなんともイネ科っぽい・・・

当然風媒花なのでしょうけど、これで受粉するのでしょうか。
受粉したらどのような種子を付ける穂になるのか、
とても興味が湧いて来ます(笑)

Shino_hana_up

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