« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月

東北発の2曲

タイトルに東北発の「新譜」と付けようかと思ったのですが、
あまりに死語なのでやめました(笑)

というわけで久々に音楽の話題です。
さて、みなさま熊谷育美さんってご存知ですか?
気仙沼出身、そして今も在住で活動しているアーティストです。
私は劇場版の「TRICK」で知ってからなんとなく注目していたのですが
彼女もまた震災に遭遇してから活動を休止した人間の一人でした。

やがて地元の人から励まされ、
地元の人と呼応するように再び歩み始めてからは、
彼女なりに震災を体験した中での思いを
少しずつ作品に昇華させているのかな・・・という感があったのですが、
今月20日に発売になったニューシングル「強く」では一気に来ました。
音楽的なアプローチも今までとは異なり、
情感たっぷりに故郷を歌い上げるのではなく
適切な表現ではないかもしれませんが、ある意味アグレッシブ。
熊谷さんの力強いスタンスが感じられます。

私もほんのちょっと被災しましたけど、
東北の被災地の方から見たら無傷みたいなもの。
ですから、「強く生きなくちゃ」とは
言いたくても言えない・・・言ってはいけないみたいな
後ろめたさがあったのですが、被災地の内側からこんな楽曲が届くのは
素直に嬉しいと思いました。
「絆」だったり「ぬくもり」だったりという歌はたくさんありますが、
「ここで、ここから乗り越えて生きてゆく」という力強いメッセージが
とても響いて来る1曲だと思います。
ぜひ、聞いてみて下さいませ↓

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=yK8-MPR200Y

でもって次に紹介するのが岩手県大槌町の臼澤みさきさん。
こちらは来月(7月)にメジャーデビューする女性ボーカリストですが、
何と13歳の少女です。
でも彼女はこれまでに幾度かTVで紹介された事があるので、
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
民謡を見事に歌い上げるという透き通った歌声が湧き水の様に届いて来ます。
楽曲については多くは語りませんがピタリのパッケージング。見事です。
↓のYou Tubeで聞けますが、
かなりの直球がズドンっと来ますのでご注意下さい。
おじさんなんかもううっかり油断すると泣いちゃいそうです(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=jnidUbvjKJc&feature=relmfu

| | コメント (2) | トラックバック (0)

コバルトスワロー

西日本・・・特に九州は雨が大変なことになっていますが、
こちらは梅雨の中休みが続いています。
しかしそれも終わりが見えているようで、
週末までに梅雨空に覆われそうです。
低温傾向は相変わらず。
・・・なもんで、たまに25℃を超えて来ると体がついて行きません。
これで梅雨明けからガッと気温が上がると、一体どうなってしまうか心配。
今年は猛暑でなくても熱中症の人が増えるのではと心配しています。

写真は種子を継続的に保存栽培しているヒエンソウ。
でも私には、ツバメというよりも花の中心に、
尾羽をピッと上げたセキレイが座っているように見えるなあ・・・(笑)
学名はコンソリダ・アジャシス(Consolida ajacis)と言います。
ヒエンソウと言えば普通はディルフィニウム属を指しますが、
この種ももともとはディルフィニウム属とされていました。

この花のコバルトブルーが大好きです。
明るい華やかさとは違う一種の潔さを感じます。
今年は気温が低めなのでコバルトブルーは割合しっかり出ていますが、
ちょっと暑いとこの蒼さは失われ、
アヤメやハナショウブみたいな紫色になってしまいます。

我が家の土はこの植物には全く合っていない様で、
腐葉土やパーライトをすき込んだり、苦土石灰で中和したりして
何とか地植えで育てていたのですが、先の冬のもの凄い寒さで苗がやられ、
今年は鉢栽培にしたものしか開花しませんでした。
それでもこの株から100近い種子が採れると思うので、
来年以降はまた露地でも挑戦するつもりです。
見上げたように少し上向きの花が見上げる空を
忙しそうなツバメがかすめて行きました(笑)

Consolida_ajacis1206

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ゲソ点打ってます(笑)

寒いですよね。
梅雨寒っていうのもありますけど、今年は特にそう感じます。
今日の当地の最高気温は17℃。これ、昨日の最低気温と同じです。
そして今日の最低気温は一日の最後に出た13.5℃。やっぱ寒いわ(笑)

今、イカの解剖図の仕上げ中で、表皮の色素胞を描いてます。
要するにゲソ点です。ゲソ天じゃあありませんよ。
これもよく見るとただの点々じゃなくて、
それなりにパターンというものがある様です。
今回描くために少しばかりいろんなイカのゲソ点を見ましたが
種類によって違うパターンもみられますね。勉強になりました。
今後の人生でどう役立つかは分かりませんけど・・・(笑)

しかし少々目と肩と手の甲がピクピクしています。
あとどれくらい点々を打てば終わるのだろう・・・
何しろイカのほぼ半身にありますもんね。(下面にはあまり無い)

イカはこれで周囲の景色に溶け込んだり、
繁殖の際に感情表現をしたりするわけで、
イカにとって非常に大切な機能を有する部分です。
たしか液晶って、この応用技術でしたよね。大したものです。
初期のものは実際にイカの組織から取り出した
色素胞を使っていたと記憶していますが、どうだったかな。

それにしても、この作業をしているとゲソが食べたくなって来ます(笑)
ああ、軽く塩だけつけて炭火で炙ったゲソが食べたい・・・
そういえばシロイカが旬ですね。美味いけど、高いんですよね〜。
私の様な庶民の口にはなかなか入りません。
これから夏にかけてはアオリイカも旬です。
こっちは頑張れば買えるかな。
そうだ、このギャラで活きのいいアオリイカを食べよう(笑)

Gesoten

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏トンボのシーズン到来

西日本は大雨、こちらは時折強い日射しが射すものの、
風が妙にヒンヤリしています。
それでもやっとこさ季節は進み、
いろいろな昆虫が賑やかになってきました。

我が家の玄関前には池の排水路の終末があり、
適当に抽水植物を植えているため、
夏場は定番の数種類のトンボが常に見られます。
具体的にはショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ
がその代表格なのですが、中でも最初に姿を見せるオオシオカラトンボが
1〜2週間前から羽化を始めました。

写真がそのオオシオカラトンボのオス。
シオカラトンボよりも濃いブルーをしていますが、
後翅の付け根と複眼が黒い点でもシオカラトンボと見分けられます。
腹部の横幅も本種の方が少し広めに見えるかな。
メスの方もシオカラトンボ(のメス)と同じ黄色と黒ですが、
やはりより濃くてハッキリした黄色と黒の模様です。
出現期の多くはシオカラトンボと重なりますが
オオシオカラトンボの方が早く現れ、早く姿を消します。

これとほぼ同時期から飛び始めるのがショウジョウトンボで、
やはり池や水路で羽化が始まっていますが、
まだ若い個体特有の薄オレンジ色をしたものがほとんどで、
名前に象徴される成熟したまっ赤な個体は数えるほどしかいません。
このショウジョウトンボがまっ赤になるのももう間もなくで、
赤と青の激しい空中戦が連日繰り広げられます。
夏トンボのシーズン、いよいよ到来です。

Ooshiokara_osu1206

| | コメント (6) | トラックバック (0)

月夜の群れ穂

台風4号、すごかったですね。
みなさんのところでは被害は出ませんでしたでしょうか?
我が家はいろいろとありました。
温室の遮光シートが飛んで来た大きな折れ枝で避けてしまったり、
玄関の紅梅が根元の土が緩んでた折れたり・・・
この家に住み始めて9年目ですが、
こと風に関しては、今までの中でもっとも強かったと思います。

台風一過の昨日は気温の上昇がこれまたスゴかったのですが、
老化か疲労かその両方か、反応が鈍いまま時間が経過し(笑)
夜にはむしろヒンヤリするほど気温が下がったので
あまり暑いという印象がありませんでした。
間違いなくムシムシはしてましたけど、
まだ台風の風がおさまりきっていなかったので、
窓が開けられないのが辛かったです。

さて、写真は少し前・・・先々週だったかな、
筑波山の方に行った時のものです。
満月ではなかったのですが、月夜でした。
田んぼの中の道をクルマでゆるゆる走っていると
休耕田のまん中の方に何やら白いもやもやしたものが見えました。
「ひょっとしてサギのねぐら?」と思って車を止め、
よ〜く見たら、それは月夜に照らされた、チガヤの群れ穂でした。

チガヤは種子が完熟するとやわらかいふさふさの綿毛が開出し、
白銀色になって風に揺れます。
これ、昼間でもよく目立ちますよね。
皆さんも川の土手や中央分離帯などで見た事があると思います。
彼等は月夜だと、夜でもこんなに目立つのですね。

写真にしてみると、肉眼では気付きませんでしたが
手前に咲いたシロツメクサの花も目立っています。
そういえば夜に昆虫を呼ぶ花たちの多くも白や薄黄色でした。
チガヤの穂が目立つのはたまたまの結果ですが
シロツメクサの方は、限られた光量で確実に目立つ反射光のマジックですね。

Chigaya_tsukiyo

| | コメント (3) | トラックバック (0)

来る!台風4号

・・・来るみたいですね、台風4号。
最新の情報では先ほど和歌山県に上陸したとか。
この時期の上陸は観測史上7番目の早さだそうです。
とにかく被害が出ない事を祈るばかりです。
紀伊半島は昨年も豪雨による地滑り、洪水の被害が大きかったですね。
その際も書きましたが、あのあたりは日本有数の多雨量地帯なはずですが
そこで大規模な豪雨災害が出たのですから、ただごとではありません。

こちらには夜半から未明に近づくようですね。
とにかく用心に越した事はありません。
皆さんもどうかお気をつけください。

さて、パッとしない天気の時はパッとする色を見たくなります。
写真は現在温室で開花中の原種洋ラン、フラグミペディウム・ベッセエ。
(=Phragmipedium besseae)
南米エクアドルのランですが、このビビッドな朱赤色が
いかにも「エクアドルっ」って感じです(行った事無いですけど:笑)

我が家には2株のベッセエがあるのですが、
こちらは花型が今ひとつ・・・でも、発色が良くて花径が大きい株です。
花つきもこちらの方がいいかなあ。

この朱赤色は、いかにも太陽のシンボルカラーって感じがして好きです。
どんなに空がどんよりしていても、気にせずに燦々と輝いています。

いつか白花のアツモリソウとこのベッセエを
属間交配で掛け合わせてみたいと企んでいるのですが、
そもそもまだ白いアツモリソウが入手できていません(笑)
まずは育てやすいレギナエのアルバに挑戦して、
それが上手く作れて、開花が同時になったタイミングで・・・って
受粉させるだけでも難しいはずですが、そこに到達するまでにも
すっごいハードルがありますね。
まあ、まあ、実現したら面白いけど無理だろうなあ・・・(笑)

Besseae1206

| | コメント (0) | トラックバック (0)

水千鳥


Mizuchidori_jisei

今日は霞ケ浦湖岸に広がる広大なヨシ原、浮島湿原で自然観察会・・・
をやるはずで出掛けたのですが、予報がはずれて生憎の雨。
参加者も集まらなかったので残念ながら観察会は中止。
しかし現場で粘っていたら薄日が射して来たので、
以前からじっくり写真を撮りたかったミズチドリと対面してきました。

ミズチドリは背が高い湿生ランで、
属は違うけれどサギソウに比較的近縁な野生ランです。
花は一輪一輪が小さいのでサギにはおよばずチドリ。
でも、輪数がたくさんの「群れチドリ」です。
背の高さはダテではありません。
ヨシ原のなかで花を昆虫たちに見つけてもらうためには、高さは必須。
昨日の観察では一番高いもので90センチを超え、
1メートルにせまる勢いでした。
この位の高さがあれば、ヨシ原の中でもそこそこ存在感を示す事が出来ます。
上の写真がその様子。ヨシやオギに負けてはいますが
純白の花で目立っていますね。

花には蜜腺から分泌された豊かな蜜があり、昨日の観察時には
ベニシジミ(下の写真)とルリシジミの訪花が見られました。
花序に用意されたこれだけの花の一体どれくらいが受粉するのでしょう。
数ヶ月経ったら確かめに来たいのですが、白い花が終わると
目立たなくなって見つからないのですよね〜(笑)

ところでこのミズチドリ、最近ちょっと数が減って来てしまいました。
ひょっとすると採られたりしているのかも知れませんが、
一番の原因はヨシ刈りと野焼きを行わなくなった影響だと思います。
霞ケ浦湖岸のヨシ原もまた、里山の自然と同じで
人の営みがうまく自然を豊かにしている訳です。
写真を撮ったこの場所も、
以前は足元にモコモコとあったオオミズゴケが消えてしまい
メドハギやヘクソカズラなど、普通の陸生植物が増えて来ていました。
節電ブームなんだから、
刈ったヨシでよしずでも作ったらいいような気もしますが
そう簡単には行かない様です・・・

Mizuchidoribenishijimi

| | コメント (0) | トラックバック (0)

6月のパフィオ2種


Paphconcolor1206

久し振りに洋ランネタです(笑)
このところいろいろな株に蕾が出て来て
ちょっと賑やかになりつつある温室内、先陣をきって2種が開花しました。

上の写真の花はパフィオペディルム・コンカラー。
(=Paphiopedilum concolor)
数多くの種が存在するパフィオの中でもプラキペタラムという
亜属に属します。
クリーム色の地に赤紫のごま点を散らせた花は一種独特。
この系統の中ではありあい丈夫で、毎年咲いてくれます。
我が家のパフィオの中でも古参株のひとつで、
この株との付き合いはもう30年近くなります。

下の写真は同じパフィオペディルム属のアーガスという原種。
(=Paphiopedilum argus)
同じパフィオでも先に紹介したコンカラーとは
全く雰囲気を異にする花ですね。
この多様性がパフィオの面白いところです。
アーガスはパフィオの中でもシグマトペタラム亜属という
一番大きな亜属に属します。
ちょっと気難しいところがあって、
油断するとすぐコンディションを崩すのですが、
幸いいつも致命的なところにまでは至っていません(笑)
そんな訳でコイツは毎年花を見せてもらえず、今回の開花も3年振りです。

うちの株はコンカラーもアーガスもいわゆるあまり「いい花」ではなく、
種の典型的な特徴も今ひとつ際立っていないのですが
まあそれも個性のうちとあまり気にしていません。
もっとも、パフィオは今ではそっくり属ごとワシントン条約の
網がかかっているランですから、
基本的には今入手できる株の遺伝的系統は限られています。
そういう意味では、貴重な遺伝子の持ち主と言えるのかもしれません。
昔より夏が暑くなって栽培は難しくなって来ましたが、
できるだけ大事に育てて行こうと思います。

Paphargus1206

| | コメント (0) | トラックバック (0)

骨のある奴ら

思ったより晴れ間があって、洗濯ラッキーな日でしたね(笑)
もちろんばっちりしましたよ。
風もあったのでちゃあんと乾いてくれました。

ところで、この数週間、イラスト系の仕事が重なって動いていて
非常に辛かったです。特に肩と目が・・・
しかしひとつ終わりました。
それが写真の貝の絵です。

これ、ミュージアムパーク茨城県自然博物館の仕事なんですが、
次回の企画展のテーマは軟体動物で、それに関するお仕事です。
具体的には、貝類の解剖図と陸産貝類の分類大系図にはめ込む種類の絵。

解剖図の方は、ある程度模式的な表現なのでデジタルで対応しました。
色合いも実際のものではなく、消化器系、呼吸循環系、生殖系で
共通のテーマカラーを設けて着色しています。
陸産貝類の方は昔ながらの手書き&水彩着色です。
みなさん、どっちの作業が大変だと思いますか?

じつはデジタルの解剖図の方です。
ペンタブレットの調子が悪く、普通にマウスとキーボードで描きました。
いやー辛かったわ〜、軽く気が狂いそうでした(笑)
それにくらべてアナログな描き方の自由な事!
人間の手ってなんて素晴らしい!!(追笑)
まあ、その分仕上がりもほのぼのしちゃってますけどね(爆)
どっちにしても、目は間違いなく辛かったです。

それにしても、描き応えのあるモチーフでした。
軟体動物のくせして、骨のある連中でした(笑)

Zuroku_zuhan

| | コメント (7) | トラックバック (0)

カンボクも客足鈍く

昨夜の雨は未明のうちに止んで、
午前中は少し太陽が顔を出しました。
相変わらず気温は低めですが・・・

庭の低木の白い花リレーも半ばを過ぎ、
イボタもエゴノキもガマズミも咲き終わり、
今はクリとカンボクが咲いています。
カンボクはガマズミと同じスイカズラ科の低木ですが、
ガマズミそっくりの総状花序の小花の周囲を、大きな装飾花が囲みます。
一見ガクアジサイっぽく見えますね。
山に行くと見られるムシカリ(オオカメノキ)と同じタイプです。

この花も訪花性昆虫に人気の花なのですが、
やっぱり今年は客足が鈍い様です。
写真は今日のカットですが、
訪れているのはヒラタハナムグリが2匹、これだけです。
よ〜く見るとコハナグモも1匹隠れているのですが、
ヒラタハナムグリは彼が期待している訪問客ではないようです。

どうしてこんなに昆虫の影が少ないのかは分かりませんが、
ここまで最高気温がかなり低めだったことと、
冬の寒さが長く厳しかった事が関係しているかもしれません。

昨年はこの時期すでにツマグロヒョウモンの最初の成虫が沢山いましたが、
今年はこれもかなり少ないです。
低温で遅れているだけかもしれませんが、
もともと南方系で近年北上して来たツマグロヒョウモンのことですから、
あの冬の寒さで越冬できずに死んでしまった個体の割合が
高まったのかもしれません。

しかし、今は梅雨寒でもこれが過ぎれば
容赦ない夏の暑さが来るのは確かでしょう。
その時に昆虫たちの勢いが盛り返すのかどうか、
注意深く見守りたいと思います。

Kanboku1206

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コアカハナムグリ!?

関東甲信越と北陸が、ついに梅雨入りですね〜。
梅雨の頃は「梅雨寒」なんていって、一度暑い位になった気温が
再びぐっと下がる事がありますけど
今年は暑くならないまま梅雨に突入ですね。
庭はクリが満開なのですが、
生憎の雨でクリも訪花性昆虫たちも残念がっていることでしょう。

まあ、残念がっているくらいならいいのですが、
写真の昆虫は悪天候の中
うっかり栗の枝から下の水たまりに落ちて溺れていました。
拾い上げて水を拭いてやったら、
足をこわばらせて元気に「死んだフリ」です(笑)

それにしても降りしきる雨の中、どうしてこの虫に目が行ったか・・・
それは、この虫のルビーの様な赤い色です。
昆虫に詳しい方なら、ひょっとするとこの画像を見ただけで
「おぉ!これは・・・」と唸るのかもしれません。いや、わからんけど。
とりあえず私は唸りました(笑)

これ、コアオハナムグリという昆虫です。
ハナムグリの中ではもっともありふれた種類で、
普通は緑色に白または黄色い斑点を散りばめた姿なのですが、
たま〜に体色が少々変わったヤツがいます。
すなはち銅色だったり赤褐色を帯びたりするのですが、
今回の例は赤色です。確かに赤色味が強い個体はしばしば見ていますが
これほどハッキリ赤い色のものは、私は初めて出会いました。
これじゃぜんぜんコアオ・・・じゃないですね。コアカハナムグリです(笑)

今週はずっと仕事で室内に缶詰め状態で
外の生き物を見る時間が無かったのですが、
必至に仕事したご褒美なのか(笑)、
ひょいと出た際にこんなヤツに出会えました。
これで少しだけ帳尻が合った気分。プチプチハッピ〜・・・(^_-)-☆

Koakahanamuguri


| | コメント (0) | トラックバック (0)

初夏の金銀

Suikazura2012

今日はこの時期らしい気温でしたが、
当初予想されていたほどの暑さにはならず、当地の最高気温は25℃。
それでもやはり日射しは強烈だし、
夕方らしさが午後7時を回っても残っています。

暇があったら近くの雑木林に
夕方のシジミチョウ観察にでも行きたいところですが、
なぜか不思議とこの時期って、動きが自由になりません。
夕食前に池のヘイケボタルをカウントするのが
癒しのひとときになっています(笑)

上の写真は庭のスイカズラです。
この株を含め庭で3株が開花していますが、いずれも植えた訳ではなく
鳥が運んで来た種子が発芽、成長したものです。
花色が白と黄色の2色見えるでしょう。
じつはスイカズラは開花初日が真っ白。翌日には黄色に変身するんです。
従って開花期には開花日が異なる2色の花が混在することになり、
これが故に別名を金銀花と称します。

花の世界では黄色を「金」白を「銀」となぞらえる例が多く見られますが
スイカズラのように同じ株に金銀が両立している例はさほど多くありません。
我が家の庭だと、もう少し早い時期に咲く同じスイカズラ科の
ヒョウタンボクが、よく似た2色の花を織り交ぜて開花します。
庭ではほかにもガマズミやカンボクといったスイカズラ科の花が
開花中ですが、これらは色変わりする事の無い白い花です。

色変わりと言えば、遺伝的な色変わりの花もちょうど今開花中です。
下の写真は池の排水路にあるキショウブの群落ですが、
中に1本だけ、純白の花を付ける株が存在します。
こちらは黄色い色素が抜けた遺伝的な色変わりで、
明るい黄色の中に一輪だけ咲いているのでやたらと目立ちます。
なかなかきれいなものだと思いますが、
白花の株だけ分けて植えたら案外何ちゅうこと無い印象かも知れませんね。
でも、2色が揃っているとやっぱりこれも「金銀」・・・と、
縁起の良さそうな事を言ってみたくなります(笑)

Kishobu_alba_2012

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一瞬・・・でした


Venusjoke

どうすか?これ。
これ以上きれいなコントラストはないという自信作。
それもそのはず、これはイラストレーターで描きました(爆)
すいません、ほんの冗談です(笑)

科学図版というのはたいてい描くのに手間が掛かるんですが、
これは30秒で描けました(追笑)

みなさんはご覧になれたでしょうか?金星の太陽面横断現象。
当地は生憎の空模様。朝から空一面が厚い雲に覆われ
小雨がそぼ降る天候でした。
しかし、今回の天体ショーは比較的長時間にわたり観測が可能。
ひょっとしたらチャンスが・・・と淡い期待を抱いていたのですが、
午後一時頃に雲の切れ間からうっすらと日射しが!!

一瞬でした。しかし、この前の金冠日食よりも雲が厚かったので
ピンホールカバーを使わずとも減光フィルターの重ね合わせで
観察&撮影する事ができました。
最初のシャッターが13時02分。その後5分おきにシャッターを切りましたが
写せたのは全部で3カット。
それを重ねた画像が下の写真です(これは本物ですよ。念のため:笑)。
何だかよくわからないと思いますがクリックして拡大していただくと
小さいながらも金星のシルエットが多少は見えます。

左上が13時02分、その右下が13時07分、
次の13時12分は厚い雲に隠れてしまい写せず、最後に13時17分。
結局、一番条件が良かったのは最初のシャッターの時でした。
振り返ればほんの一瞬、でも良かった。一瞬でも見ることができて・・・
何しろ次回は105年後だってことですからねー(笑)

しかし、今朝、この現象がどういう理屈で起きるのかを
子どもに得意げに話してドヤ顔だったのですけど、
帰宅した子どもにどうして金星がまっすぐに横切らずに
山なりにカーブするのか聞かれ「地球が自転してるから」と
説得力が不十分な説明しかできず、プチ敗北感だったのでした(泣)

Kinseioudan

| | コメント (2) | トラックバック (0)

何だか忙しい・・・

どういう訳か、一時的にガーッと忙しいです(笑)
なんとも言えない絶妙のタイミングで、複数の仕事が急激に動き出しました。
そういう事って、時々ありますよね。
でも、今回のは久し振りの現象な上にやたらとヘビーで
仕事とトイレと食事のローテーションが続いています。

毎日気温だけはチェックしていますが、まだ寒気の流入が見られますね。
なかなか気温が上がり切らない感じです。
でも、最低気温は昨年よりは高い・・・というか平年並みです。
花も生き物も暦が遅れていると思っていたのですが、
昆虫たちもようやくいろんな連中を目にするようになって来ました。

描きおこしに手間取っていたイラストのラフを出し、
ほんのちょっと一区切りついたので庭に出てみると
この間まで閑古鳥が鳴いていた庭でやたらいろんな昆虫が目に付きます。
「おまえら人が缶詰めになっている間に、のびのびやってやがったな」
と悪態のひとつもつきたくなってしまいます(笑)

写真の昆虫はゴマケンモンという蛾の一種。
白にほんのちょっとライムグリーンを混ぜた翅の色が素敵な蛾です。
それほど珍しい種類ではありませんが、うちの庭では初記録になります。
本来この色と模様は地衣類に擬態したもので、
そういう場所での隠遁の術は天下一品なのですが、
今とまっているハンノキの若い幹では殆ど効果無しですね(笑)

ゴマケンモンはヤガ科という蛾の中でも壮大なグループに属しているのですが
私はこのヤガ科の蛾が大好きです。
だってヤガ科の蛾って、蛾らしいんですもん。美しい種類も多いのですよ。
顔も可愛らしいのが多いです。
ヤガとは夜蛾ということなのですが、
ぞうしてこの名がついたのかは良く分かりません。
なぜヤガに限ってあえて「夜」なのか・・・ホント、何ででしょね(笑)
ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて下さいませ!

Gomakenmon1206

| | コメント (0) | トラックバック (0)

山椒薔薇

今日は天気予報でも特に「大気の状態が不安定・・・」とは
言っていなかったように思うのですが、夕方強い雷雨が来ました。
雨は1時間半ほどで上がり、現在は星空ですが
気温がぐっと下がって15.5℃になっています。(23:00現在)

庭は低木の白い花が目立ちますが、
5月中旬から始まった原種バラの花リレーが、
あと2種というところまで進んでいます。
写真は最後から2番目になるサンショウバラです。
これが終わると残すはヤエヤマノイバラ1種のみです。

サンショウバラはフリルがかった薄ピンクの花が特徴ですが、
今年は例年以上に花色が薄めでした。
でも輪数はとても多くて、たった1本しかない木に
82輪も咲いてくれました。
この花はマルハナバチを集めるのが得意で、晴れた日には
トラマルハナバチ、コマルハナバチ、クロマルハナバチ、クマバチが
たくさん集まり、そばにいると羽音が重なり合って
カートレースでもやっているかのようです(笑)

しかしサンショウバラとはよく名付けたもので、
花が無い時期は確かに一見サンショウに見えてしまいます。
我が家に来訪されたお客様なども「これ、サンショですよね」
とおっしゃいます。
勿論サンショウの様な香りは無いので
葉に触るとすぐに違うと分かるのですが、
面白い事にこれをサンショウと間違えるのは何も人間ばかりではなく
アゲハチョウも間違えるんです。
冗談みたいですけど本当なんですよ。
アゲハが近寄って来て葉に止まり、
産卵しようとお尻をぐいっと曲げたところで「あれ、これ違うじゃん!」
と気が付いて飛んで行く様子を何度も見ています。

私はチョウは食草が出す僅かな化学物質と触覚で敏感に感知して
産卵場所を見つけ出すとばかり思っていたので、
チョウのそういう「そこつな間違い」にはとても驚きました。
ウエイトがどの程度かは分かりませんが、このことからチョウたちは
少なくともある程度は視覚で食草を探しているのではないかと疑っています。
どの程度に、そんな風に見えているのかは分かりませんけどね(笑)

Sanshobara2012

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »