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水千鳥


Mizuchidori_jisei

今日は霞ケ浦湖岸に広がる広大なヨシ原、浮島湿原で自然観察会・・・
をやるはずで出掛けたのですが、予報がはずれて生憎の雨。
参加者も集まらなかったので残念ながら観察会は中止。
しかし現場で粘っていたら薄日が射して来たので、
以前からじっくり写真を撮りたかったミズチドリと対面してきました。

ミズチドリは背が高い湿生ランで、
属は違うけれどサギソウに比較的近縁な野生ランです。
花は一輪一輪が小さいのでサギにはおよばずチドリ。
でも、輪数がたくさんの「群れチドリ」です。
背の高さはダテではありません。
ヨシ原のなかで花を昆虫たちに見つけてもらうためには、高さは必須。
昨日の観察では一番高いもので90センチを超え、
1メートルにせまる勢いでした。
この位の高さがあれば、ヨシ原の中でもそこそこ存在感を示す事が出来ます。
上の写真がその様子。ヨシやオギに負けてはいますが
純白の花で目立っていますね。

花には蜜腺から分泌された豊かな蜜があり、昨日の観察時には
ベニシジミ(下の写真)とルリシジミの訪花が見られました。
花序に用意されたこれだけの花の一体どれくらいが受粉するのでしょう。
数ヶ月経ったら確かめに来たいのですが、白い花が終わると
目立たなくなって見つからないのですよね〜(笑)

ところでこのミズチドリ、最近ちょっと数が減って来てしまいました。
ひょっとすると採られたりしているのかも知れませんが、
一番の原因はヨシ刈りと野焼きを行わなくなった影響だと思います。
霞ケ浦湖岸のヨシ原もまた、里山の自然と同じで
人の営みがうまく自然を豊かにしている訳です。
写真を撮ったこの場所も、
以前は足元にモコモコとあったオオミズゴケが消えてしまい
メドハギやヘクソカズラなど、普通の陸生植物が増えて来ていました。
節電ブームなんだから、
刈ったヨシでよしずでも作ったらいいような気もしますが
そう簡単には行かない様です・・・

Mizuchidoribenishijimi

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