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2012年8月

池の晩夏2012


Ike2012banka

今日も当地は概ね晴れ。気温は35℃に達しました。
明日も同じ様な予報です。
もし明日も予報通りであれば、
8月は6日に降った雨が唯一の降水ということになりますか。
何度も書いていますが、その前の雨が7月12日ですからね〜・・・

今朝も庭でクマゼミが鳴きました。このまま定着するのでしょうか。
そういえばクマゼミもさることながら、
今年はミンミンゼミの個体数がとても多いように感じます。
当地でミンミンゼミというと別に珍しいセミではありませんが
アブラゼミにくらべると個体数は多くありません。
でも、今年は良い勝負と言えるほど、
市内のどこに行ってもミンミンとたくさん鳴いています。

写真は池の定点撮影。晴れるとコントラストがキツくて
木の葉が白飛びしてしまうので、太陽に雲がかかった瞬間に撮影しました。
樹木も池の水生植物もなんだかぼうぼうのもじゃもじゃですね(笑)

池畔では乾燥からクヌギの樹液の出方が非常に悪くなっています。
今日現在でまだ虫が集まるクヌギはとうとう2本だけになってしまいました。
集まっている虫も少数のカナブンとクロカナブン、
そして夕方以降はそれこそうじゃうじゃと言って良いほどのコクワガタ。
カブトムシやノコギリクワガタはパタリと来なくなりました。
これらの昆虫、今年は7月前半までの低温で出てくるのが遅かったのですが、
その後の猛暑で急激にピークを迎えました。
どうやら発生期が短期間に集中し、出るのが遅く減るのが早かった感じです。

池のイトトンボにちょっとした変化が見られました。
モートンイトトンボとクロイトトンボが登場し、
アジアイトトンボはちょっと少なめでした。
今年だけの事なのか、今後注視したいと思っています。

毎日の暑さは一向に衰えませんが、
池の中ではゼニタナゴのメスのお腹が少し膨らんで来ています。
オスの婚姻色はまだ出ていませんが、魚の世界はちょっと秋めいて来ました。

この時期になると昼間のセミに負けない位、
夜の虫の音も盛り上がって来ます。
エンマコオロギはすでに全盛。今年は早かったです。
ツヅレサセコオロギやミツカドコオロギも沢山鳴いています。
クヌギの周りではスズムシ、その樹上ではカネタタキやハヤシノウマオイが
それぞれのビートを刻んでいます。
どうしたことか、例年ならもう大合唱となるアオマツムシが
今年はようやく鳴き始めたところで、数を増やすまでには
もうちょっと時間が掛かりそうな気配・・・
7月までの低温と、その後の少雨が関係しているのかもしれません。

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おおっ!燃費が・・・

Nenpi120815

そうそう、山形旅行の記事で触れる事ができなかったんですけど、
車のネタを2つほど・・・

この旅行において、私のエスクード2.4XGは
グワッと平均燃費が伸びました。
さすがに高速道路の長距離をエコドライブ気味に走ると結果が出ますね。
写真が良くないので見づらいと思いますが、
平均燃費はなんと12.5km/Lを表示しています!

じつはこの時、もうこんな数字にはお目にかかれないかもしれないと思い、
信号停車中に無理して撮影したのですが(アブネってば:笑)
この翌日には12.7km/Lに到達しました!!
この時は逆にもっと伸びるかもと思い撮影しなかったのですが(欲張り)
じつはこれが最高で、帰宅時には12.5km/Lに戻っていました(笑)

その後普通の街乗りが続いているので、
今日現在は12.4km/Lに下がっています。
でも、思ったよりずっと早く12km/L超えが実現しました。
今後はやはり頻繁に長距離ドライブしない限りは
徐々に下がり続けるのでしょうね。
出発前の11.8km/Lまで戻るのかどうか・・・
今後も気持ちエコドライブ気味で頑張ってみたいと思います。

ついでにエスクードがらみでもう一つ。
上杉城史苑の駐車場に車を止めた時、隣にも色違いのエスクードがいました。
じつはこれがなかなか珍しい車両でして、3ドアのショートボディでした。
私はまだ4回しか見た事がありません。それもそのはず、
この3ドアタイプは国内に300台あまりしか走っていない希少車。
確かこのタイプはエンジンが1600ccだったと思います。

こんなレアものと偶然にも隣り合わせになったので、
オーナーさんに断りも無く記念撮影してしまいました(笑)
左の白い方が私の5ドア、右が今回出会った3ドアです(下の写真)
やはり3ドアはホイールベースが短くてスポーティですね。

できれば、初代エスクードに存在した
Bピラーを生かしたコンバーチブルなんてスタイルも
すごく似合いそうだと思うのですが、
スズキさんさすがにそこまではやってくれませんでした。
(ひょっとすると海外向けにはあるのかも・・・)
・・・ってどうでもいい人には全くどうでもいい、
極めてマニアックな話でした。すいませーん(笑)

Esc2type

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半世紀の群鷺


Sagisou1208

日本が世界に誇る湿生ラン、サギソウです。
時期になればホームセンターでも沢山売られているありふれた種類ですが、
数あるハベナリア属の中でも花姿・草姿とも素晴らしく
おそらくこれを上回る容姿の湿生ランは世界にも無いと思います。

それにしても大きなサギの群れでしょう(笑)
本当はもう一週間早く撮影すればもっときれいな状態だったのですが・・・
ついつい撮影しそびれ、咲き終わって枯れた花が混じってしまいました。

このサギソウ、じつは蕾の状態で頂いたもの。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館の企画展をお手伝いしている時に
お知り合いになった日本のカタツムリの第一人者、
さいたまのK先生に鉢ごとそっくり頂戴したものです。

大きな角平鉢にめいっぱい育っている状態だけでもビックリですが、
さらにビックリなのがこのサギソウの歴史。
K先生が学生時代に恩師からいただいたものなのだそうで、
K先生自身による栽培歴がすでに50年以上になっているとのことです。
・・・すごいですよね。
半世紀に及ぶ付き合いの愛培株をいただいてしまいました(笑;)

じつは今月の初頭にK先生が我が家を訪問してくださいました。
その際、庭のビオトープを案内させていただき、工事中の一角について
「ここは背が低めの植物で構成する湿地にしたいんです」
と説明したのをしっかり憶えていて下さって、
翌週今度は私が先生のお宅にお邪魔した時、
「今度できるという湿地コーナーにこれを是非・・・」と
分けて下さったという次第。
サギソウはこの部分の植栽計画にも入っている種類ですから
願っても無い頂き物です。K先生、本当に有り難うございました。

しかし、これはもうしっかりと湿地づくりをせねばなりません(笑)
本当はミニ田んぼにするか湿地にすべきかを
ずっと迷っていた所だったのですが、日照時間やスケールメリットを
考えた場合、田んぼの管理よりも背が低い湿地として維持した方が
生物の利用には貢献しそうかなと結論づけたところです。
気温がもうちょっと下がったら、工事を再開しようと思います。
工事が終わる頃には、サギソウも休眠に入って移植適期になるはずです。

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三度目!

Kokeonigumo

っはあぁ・・・暑いですよねえ。
暑いのもさる事ながら、雨が全く降りません。
この間降った雨は8月6日、
その時も本当に久し振りの雨で、その前はなんと7月12日でした。
庭が地割れしています(笑;)
とうとうトウゴクミツバツツジが1本枯れてしまいました。
他にもシキンカラマツ、サワギクなど、
乾燥+高温を苦手とする種類から悲鳴が上がり始めました。
このところ毎年夏の少雨傾向が顕著になっていますが、
そろそろ本当にまずい感じになって来ましたよ。

今朝は庭でクマゼミが鳴きました。
今年家にいて聞いた初めてのクマゼミでしたが、
庭に登場したのも初めての事です。
近所でも前後して鳴いていましたので、複数いるものと思われます。
朝の逆光で写真は撮れませんでしたが、
とりあえず間近でうるさかったです(笑)

さて、写真は先日の五色沼で帰りぎわに見つけたコケオニグモです。
じつはこのクモ、結構レアな種類で、クモを専門に見ている人でも
そうそうお目にかかれない種類らしいです。
しかしながら私はこれが三度目の遭遇!
クモばかりを見ている訳でもないのにこれは多い方だと思います。
初めて見たのは長野県の入笠山。もう20年近く前のことになります。
そして、二度目は5年ほど前に石岡市で。
私の旧知の友人でたまにこのブログにも登場する
mushizuki氏の案内で見せてもらいました。彼はキノコとクモが専門です。

この二度の出会いはいずれも若いメスで、
体色も今回のもののように緑色がハッキリしておらず、
殆ど白に近い薄緑と黒の美しいまだら模様でした。
二度目に見た個体はmushizuki氏のブログに掲載されています↓
http://spinne.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/7_1eec.html

しかし今回見たものは見事に老成したメスで、
体長も25ミリ近くはあろうかというフルサイズ。
腹部の緑色が一層鮮やかで頭胸部も赤味が差し、ちょっとカラフルでした。
見かけたのがちょうど夕方だったので、巣を張る作業に急がしそう・・・

実際に相当急いでいるのだと思います。こうして巣を張る作業中は
まだ鳥の活動が終わっていない時刻なので、動体視力に優れた彼等は
コケオニグモにとって最も厄介な天敵となるでしょう。
しかし、この時間に巣を張ってしまえば塒を探す昼光性の昆虫と
活動に出掛け始めた夜行性の昆虫の両方を狙う事が出来ます。
うまみとリスクを天秤に掛け、大急ぎで危険な作業をしている訳です。

オニグモの仲間は夜間営業型で、夕方張った巣を夜中構えて狩りをし、
朝になると巣を回収して片付けます。
そして昼間は木の幹や隙間に身を隠しているので、滅多に見つかりません。
ですから今回出会えたのは夕暮れという普通はやらない時刻に、
無理矢理五色沼まで足を伸ばした功名ってことになりますね(笑)

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おまけの五色沼

山形行きの帰り道、お昼は喜多方ラーメンにしようという事になり、

米沢から峠を超えて喜多方入り。
しばらく来ない間にこの峠道がまったく新しくなっていてビックリでした。
ラーメンは駅でもらったラーメンマップを見ながら決めた春月食堂で。
うす味のスープに最初はビックリでしたが慣れると魚貝系のコクも
ほどよく感じるやさしい味で、逆にスープをたっぷり飲めました(550円)

その後、だいぶ陽も西に傾いていたのですが、
せっかくここまで来たのだからと五色沼に立ち寄りました。

Bishamonnuma01

上の写真は五色沼の正面玄関ともいうべき毘沙門沼。
エメラルドグリーンの湖面と、
沼というには少々広々したスケールは相変わらずでした。
ちょうど上空に雲が広がってしまい、
五色沼の作者である磐梯山がぼんやりとしか見えず残念。

下は来ると必ず撮影する緑陰越しの毘沙門沼。
樹々と水の微妙な緑のコントラストがお気に入りの場所です。

Bishamonnuma02

Akanuma

赤沼は多分鉄分が沈殿した色から付いた名前だと思うのですが、
時刻が夕方だったせいかちょっと分かりづらい絵になってしまいました。
それにしてもヨシ群落の根元に広がるオオミズゴケの絨毯が
随分衰退してしまったような気がします。
同じ事は毘沙門沼でも感じました。


Tochunonagare

ここもお気に入りの場所で、沼を繋いで流れる川が
道とだいたい同じレベルに迫って、道に隣接している場所です。
流れの音が気持ちよくていつまでもいたい場所なのですが、
今回は夕方だったためか蚊の襲撃に見舞われ、早々に退散です(笑)


Bentennuma

いつ来ても大人の女性の様に静かな佇まいの弁天沼。
日中なら毘沙門沼よりも明るいスカイブルーの沼なのですが、
ちょっと陽が傾きすぎました。

五色沼は小学校3年生の時に初めて訪れて以来、
すでに30回は来ているお気に入りの場所ですが、今回は14年振りです。
しばらく見ない間に、畔の植生が少し変わっていました。
水から陸へ徐々に変化するエコトーン(移行帯)が貧弱になったと思います。
今年は特にそうなのかも知れませんが、乾燥も進んで見えました。
加えて周囲の観光施設や店舗の充実振りにビックリ!
ちょっと大げさに言うと軽井沢か菅平みたいな賑わいでした。

一方で景観条例による看板表示等の制限も見られ、
遊歩道のネイチャートレイル的な整備も以前よりしっかりしていて、
何より立派なビジターセンターが出来ていました。
自然と折り合いをつけながら観光地としても魅力を維持する姿勢は
いろいろな面で感じられました。
この一帯には希少な動植物も多いので、これらの生育・生息が
今後も損なわれないで欲しいと願います。

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上杉神社から

Uesugijinja

我が家の息子はほんのちょっとだけ歴史好き。
山形旅行では、彼の希望により上杉神社を訪ねました。
私自身は過去に米沢を訪ねた際にたいてい立ち寄っていた場所なので、
特に目新しいという訳でもないのですが、
城址に建てられたこの神社は
適度な緑陰と開放感が楽しめる気持ちの良い場所です。

久し振りの上杉神社は相変わらずの佇まいでしたが、
石碑や案内板などがいくつもリニューアルされていて、
新しい銅像等も設置されていました。
おそらく大河ドラマの「天地人」を契機に整備されたものでしょう。
その「天地人」で上杉家を知った息子ですが、
彼の関心はどちらかというと謙信公ではなく鷹山公。
今の米沢基質にもいきづく彼の藩政改革が好きみたいです。
という訳で鷹山公の銅像と記念撮影・・・

Youzannkouto

・・・って、同じポーズはせんでもいい!(笑)
事前に銅像を見ていたらしく扇子まで用意してやんの(笑)
撮影する方が恥ずかしいんですけどっ・・・

この後お隣の上杉城址苑のお土産屋さんの一角にある軽食テラスで
米沢牛の肉を使用したコロッケバーガーのブランチセットを食べました。
750円也は観光地価格ですが、見た目よりボリュームがあり、
意外にも食べ足りない感じではありませんでしたよ。


Gobyousho01

次に向かったのが上杉家代々の御廟所(墓苑)。
上杉神社から約1キロのところにあり、歩いても15分程度。
入るには大人300円の拝観料が掛かります。
ここは初めて訪ねたのですが、立派なのに驚きました。
大きな杉木立を抜けるとずらりと並んだ神殿造りの御廟が
正面の謙信公を中心に、右に偶数代、左に奇数代の当主という配置。
左右とも、中心の謙信公寄りから外に向かって古い順に並んでいます。
左から3番目に位置する鷹山公の廟前には、沢山の花が・・・
やはり鷹山公は米沢市民に愛されているのですねえ。

Gobyousho02

これ、常陸太田の瑞龍山(徳川家墓所)より立派なんじゃないでしょうか。
真夏の太陽が容赦なく照りつけているのですが
しんとした空気にあまり暑さを感じなかったほどです。
ここは来てみてよかったです!

で、この場所で特にポイントが高かったのが下の写真のカエルさん。
灯籠に居場所を見つけてお昼寝中だったのですが、
体の色と模様がちゃあんと灯籠の御影石になりきっています。
さすがは米沢のアマガエル!
歴史的景観に配慮してるねっ(笑!)

Touroukaeru

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山寺へ


山形旅行の最初は県中東部に位置する山寺を訪ねました。
山寺とは通称で、正式には宝珠山阿所川院立石寺といいます。
長いのでとりあえず以下、「立石寺(りっしゃくじ)」とします。
開山は860年と言いますから、歴史は古いですね。
しかしお寺そのものがどうこうというよりも、
広く一般には松尾芭蕉の蝉の句で知られている所です。

私は小学校6年生の時に一度行った事がありました。
それまでお寺なんて近所の町中にあるようなところしか知らなかったので、
「とにかくやたら登るところだな」という記憶しかありませんでした(笑)

Rsj_hondou


現地に到着したのは朝の8時過ぎ。
さすがにまだ人が少ないだろうと思ったのですが、
そうでもありませんでした。
とにかく気温が上がらないうちに登ってしまおうと急ぎ足で進むと、
最初に本堂が姿を見せます(写真上)。

ここだけ見るとそんな深くも高くも見えませんが、
ここを過ぎて程なく道は石段の上り坂となり、森の中を縫うように進みます。
湿った森の空気が朝の涼しさと相まってなかなか気持ち良い行程です。
途中にも磨崖の石碑やお堂がいくつもあり、全山これでもかというほど
お寺の施設が配置されています。
あらためて見るとこの山は基本的に凝灰岩(大谷石)が多く露出しており、
軟らかい石面への文字の刻印はたやすかったのではないでしょうか。
途中で景色を楽しみながら登り、約25分で山の上にある奥の院(写真下)に
辿り着きました。

Rsj_okunoin

Rsj_goshoguruma

奥の院に向かって右側の袖方向にはおそらく水子供養と思われる一角があり、
おびただしい数の卒塔婆が並んでいます。
よく見ると中に滑車の様な構造が組み込まれた種類もあります。
どうやらこれは卒塔婆ではなく、後生車のようです。
後生車というと普通見かけるものはもっとずっと大きな柱状か、
石でできたものだったりしますが、
こういう風にお供えするタイプもあるんですね。知りませんでした。

Rsj_godaidou

Rsj_tenbou

お参りのフィナーレは谷間の麓を望む五大堂。
せり出した舞台上の床から見下ろす景色は
まるでミニチュアのジオラマみたいでした。
仙山線の線路が鉄道模型に見えます(笑)

この日は谷全体に湿った空気が降りていたため、
向かいの麓から吹き抜ける風もしっとりしていて不思議な雰囲気でした。
行った事は無いですけど、チベットの山岳寺院って、
こんな感じなのかなあ・・・なんて思ったりして。

ところで山寺と言えば蝉の声・・・ですが、
芭蕉が詠んだ句に登場するのは詠んだ時期からして
ニイニイゼミだろうと言われています。
しかし訪ねた当日は全山ミンミンゼミ。アブラゼミもいましたが
圧倒的なミンミンゼミの声に隠れてしまい、
耳をすませないと聞き取れないほどでした。
こっちの方って、こんなにミンミンゼミ多かったかなあ・・・
もう少し少なくて、代わりにエゾゼミがいたような気がするのですが。
ひょっとしたら東北のセミ勢力マップも、
温暖化で少しずつ変化して来ているのかもしれません。

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蛾のなる木

・・・とタイトルをつけてしまいましたが、
これはちょっと大げさでしたね(笑)
でも、たくさんいましたよ。
本州最大の蛾であるヤママユガが11匹もいたので、
余計にそう感じたのかもしれませんが・・・
撮影してみるとどうってことはないカットになってしまいましたが
クリックで拡大すると多少は見えるかもしれません。

この写真を撮った場所は先日の山形行きで休憩をとった、
東北自動車道の福島松川パーキングエリアです。
パーキングエリアには水銀灯の照明がいくつもありましたが、
この松の木に接した1本にだけ、なぜか沢山の昆虫が飛来していました。
通常、同じ水銀灯であれば白い壁などに接した所や
周囲により広く光が届く所の方が昆虫が集まるというのがセオリーですが、
ここでは一見狭苦しくて周囲に光も拡散しない様な
松の木に隣接した灯火が一番人気でした。
どうしてなのでしょう・・・

●推測1:雨
地面が軽く濡れていたので、
多分、少し前に短時間の強い雨が降ったのだと思います。
そういえば宇都宮あたりを走行しているとき、那須〜本宮雨走行注意
という表示が出ていました。その区間は確かに雨が降っていましたが、
それより北のこの場所でも通り雨があったのかもしれません。
松の木が茂るこの場所だけが、雨をしのぐ事が出来、
結果的に灯火に集まった昆虫が残ったのではないでしょうか。

●推測2:電球のコンディション
水銀灯は比較的長寿な電球ですが、
使用するうちに光の成分構成は多少変化すると聞いた事があります。
私たちの目には同じように見える光でも、紫外線などを敏感に感じ取る
昆虫にとっては、この一カ所の電球がとても魅力的だったのかもしれません。

とまあ、これはあくまで推測ですが、とにかくこの一カ所にだけ
意外な位沢山の昆虫が見られました。

暗闇の中にダウンライトを浴びて浮かび上がる松の木はなんだか
襖か屏風に描かれた日本画の様でしたが、
そこに散りばめられたいく種類もの蛾が、また幽玄さを醸し出していて
とても印象に残る光景でした。

Ganonaruki

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これから山形へ

今晩から出発して山形県に行って来ます。
一泊だけの小旅行ですが、山寺(立石寺)を見る以外は
特に具体的な予定も無く、気になるところをぶらっとするつもりです。
まあ、息子の夏休みにあたっての
申し訳的な旅行という色合いが濃いのですけどね・・・(笑)

その息子さんですが、最近少しだけ日本史に興味が出て来たらしく、
上杉神社と上杉家御廟所を見たいとのこと。
どうも上杉鷹山と直江兼続が贔屓のようです。
そういえば彼、大河ドラマの「天地人」は、割と熱心に見ていました。

山寺は山形市、上杉神社は米沢市、
宿泊はその2点間上の南陽市は赤湯温泉です。
個人的には、山形と言えば「たかはたファーム」。
ジャムやドレッシングで馴染みの深い会社なのですが、
うちの近隣だと全製品が揃ったお店は少ないので、
ずらっと並んだ中からジャムやフルーツソースを選ぶのが楽しみです。

今夜出発するのは日中の混雑を避けつつ高速道路のETC割引をフル活用し、
気温が上がる前に「立石寺」の石段登りをクリアしようという作戦です(笑)
徹夜運転でヘロヘロの状態で
果たして登れるのか・・・という問題はありますけどね(笑)

気になるのが天気予報。
関東は相変わらずカラカラで暑い日が続く様ですが、
東北は週末までぐずつくみたいなのです。
でも、向こうもこのところ雨が降らない天気が続いているようなので、
あんまり降らない様な気はしていますが。
こと山形県南部に関しては、日中はこちらより暑いみたい・・・
これが一番心配です。

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とまった!鳴いた♪

Semikasaden

当初、明日までの3日間は時々雨の予報だったのですが、
今のところ降ったのは昨日の明け方だけで、あとは蒸し暑いだけ・・・
ここらでもうちょっとちゃんと降って欲しいのですけどねー・・・

上の写真、昨日の朝のカットです。
ね、雨に濡れたじつは塩ビ管製のなんちゃって木製電柱に、
とまってるでしょ(笑)
このあとジリジリジリジリ・・・ちゃんと鳴いてくれましたよ。

このなんちゃって木製電柱&傘電灯を作るとき、
2つのイメージがありました。
その一つがセミがとまって鳴く・・・という情景。
アブラゼミ君、君ならきっとやってくれると期待してました(笑)
設定イメージその1はこれで達成です。

これをやってくれるとしたら
多分アブラゼミかミンミンゼミだろうと予想していました。
ニイニイゼミやヒグラシはこれが本物の木製電柱であっても
なかなかとまらないと思います。
ツクツクボウシはどうかな・・・ひょっとするととまるかもしれません。

設定イメージその2は夜に点灯した状態で、
オニグモが巣を張り蛾等が群れ飛ぶという情景。
これはこの夏も節電中なため、未だ達成の見込みはありません。
でも、毎晩夜間点灯さえすれば多分実現するのではないでしょうか。

また暑い昼間にでもセミがとまって鳴いてくれたら、
下の縁側で声を聞きながらかき氷でも食べようと思います。
あ、スイカの方がいいかな・・・(笑)

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謎のヒル

世の中にはあまた多くの図鑑が出版されていて、
これら多くの図鑑を調べれば自分が見つけた「なにか」がわかるはず。
・・・そう思いたいのですが、じつはそうでもないんですよね〜(笑)

身近でポピュラーで、研究者も多い「昆虫」という分野ですら、
アブ・ハエやハチなどはまだまだ情報不足で、
私たちが調べたいと思ってみても、
一通りの種類が網羅された図鑑が存在しません。
ましてやダニ、土壌動物、線虫類などのマイナーな生物だと
種はおろか属や科に辿り着く事すら難しいのが現実です。
これだけ科学が進み情報が氾濫していても、謎だらけなんですよね・・・

今日の写真の生物もなかなか調べるのが難しい生物群です。
これ、先日記事にもアップした「沢の生きもの観察会」で
登場した生物で、ヒルの一種です。
まあ、あんまり気持ちの良い姿ではありませんね(笑)
このヒル、サワガニの成体にくっ付いていました。
参加者の方が見付けたものですが、
同様のものがほかにもう2匹確認されています。
この場所でサワガニを捕まえるプログラムはもう10年以上も前から
いろいろと行っていますが、私は今回初めて見ました。

けっこう大きいのですよ。
写真のような縮んだ状態で4センチ余りあります。
伸びるとこの倍以上になりますね。
サワガニにくっ付いている時は餅みたいに丸くなって
ペットリ引っ付いていて、先端部が甲羅の継ぎ目のところ
(サワガニの脱皮の時に割れる部分)に密着していました。
当然そこからサワガニの体液を吸って栄養摂取していたのでしょう。
この大きさのヒルに寄生されているのですから、
サワガニはたまったもんじゃありません。
もうヘロヘロで、動く事もままならない状態でした。

このヒルの事を調べてみたのですが、冒頭に書いた通りの状況で
何しろ参考資料がありません。ネットで海外の論文等まで調べましたが
引っ掛かったのは下の2件です。

http://www.kounotori.org/bbs/cyclamen.cgi?tree=s55

http://blog.goo.ne.jp/inpre-anac/e/cb728035d228f8b5b360b859644e5590

1件目は文字情報のみのコメントでしたが、
同じものである可能性は高そうな気がします。
2件目の方はかなりそのものズバリ!しかしヒルの体表の模様は
ちょっと違う感じがします。記事の場所が奄美大島とのことなので
近縁種なのかもしれません。サワガニの方も近縁種のサカモトサワガニです。

私が一番知りたいのは、このヒルが筑波山麓に元々いたのかという点です。
じつは同所には10年ほど前からヤマビルが現れ、4〜5年前からは
個体数も非常に増え、完全に定着した感じです。
ヤマビルはこのあたりだと房総半島にはいましたが、
もともと筑波山麓にはいなかったものです。
やや不確定な情報ですが、千葉のイノシシを民間で種苗放獣した際に
一緒に付いて来た可能性があるとのこと。

サワガニに付いていたこのヒルが、どういう生態でどんな分布なのか、
非常に興味があるところです。
ヒルなんて今日それほど身近な生きものではありませんが、
それにしても情報が少ないのに驚きました。
まあ、人間の生活や産業にはそれほど関係がない生きものなので、
ほとんど研究対象にもならないのでしょうね(笑)

Haemopis_sp

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4輪行けるか!?


いきなり涼しくて調子が・・・(笑)
まあ、一息つけることはつけるんですが。
先ほど外に出たら、夜の空気が少し肌寒く感じます。
明日までこの空気で、明後日以降はまた暑さが戻るようですね。
今のうちに、高原気分の避暑を自宅で楽しみましょう(笑)

写真は昨年の8月にもアップした洋ラン、
パフィオペディルム・ニベウム(Paphiopedilum niveum)です。
昨年は2つ付いた蕾を両方とも咲かせちゃった事を記事にしましたが、
株はそれで疲れてしまう事も無く
むしろ立派な新芽を2本も出してくれたので、
今年はその2本にそれぞれ2つ・・・計4つの蕾ができました。
今、ご覧の通りそのうちの3つまでが咲いたところです。

残りの一つもあと一週間ほどで開花に至りそうですが、
その頃には最初に開花した1輪(右の横向きの花)が
終わってしまうかもしれないので、今のうちに記念撮影です。
4輪揃い咲きとなったら、また撮影しますけど(笑)

しかし、花が終わったら、そろそろ株分けを兼ねて植え替えです。
調子のいい株を植え替えするのって、つい
ちょっとためらいがちになるのですよね。
でも、それで植え替えしそびれると、より深刻な事態になってしまいます。
ここはひとつ勇気を出して「ガッ」といかなくては!やるぞー(笑)

Paphniveum1208

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久し振りの雨!

久し振りに降ってくれました!
もう3週間以上全くお湿り無しでしたから、まずはホッとしました。
雨の振り出しは午前9時ちょっと前。バラバラって音がしたので
外を見ると、大粒の雨がまばらに落ち始め、茶色く乾いた地面が
ヒョウモンチョウの模様になっていました。
程なくどしゃ降りになり、やがて雷鳴も混じり始め、本格的な雨。
植物も昆虫もでんでん虫も、みんな喜んでいる事でしょう。

雨は午後2時過ぎには完全に止みました。
このタイミングで止んだのでその後は非常に蒸し暑く、
30℃の最高気温よりもずっと暑苦しく感じました。
こういう時山に行ってライトトラップをやると凄い事になりそうです(笑)

写真は数日前の庭クヌギです。
雨があまりに降らないので、樹液の出方が悪くなり、
昆虫たちが充分な樹液にありつけるのは、
この♯6クヌギだけになってしまいました。
昼間なのにカブトムシが姿を隠さなくなり、
右側には夏後半を象徴する種類、クロカナブンの姿も確認できます。
いよいよ夏もピークを迎え、徐々に下り坂に差し掛かろうとしています。

今回の雨で樹液が流されてしまうかと心配でしたが、
先ほど覗いたらやはり♯6クヌギは賑わっていました。
むしろ、樹液が出なくなった他のクヌギも、
今回のお湿りで盛り返して来るかもしれません。
命の水が天から施され、多くの生き物が助かりました。

Kunugi120803

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沢の生きもの観察会

Kansatsukai0804

連日の酷暑ですが、今日は筑波山麓で沢の生きもの観察会の仕事。
冷たい沢の水に触れて、ちょっとは暑さを忘れる事が出来ました。

この観察会、つくば市の宿泊もできる自然体験施設、
筑波ふれあいの里が行っている「筑波山麓自然学校」のプログラムです。
実際の運営をまかされているのは
つくば市のNPO法人、つくば環境フォーラムで、
私もこれまでいくつかのプログラムの講師を担当させていただいてますが、
沢の生きもの観察会は今回初めて担当しました。

正直言うと流水性の水生昆虫はあまり得意ではないのですが、
概ね何の仲間なのかぐらいはわかるので、
半分自分も勉強する感じでお引き受けしました。
もちろん予習はしましたですよ。
過去の観察会で出た種類はリストで把握し、
ほかに出そうなものの見当も付けておきました。

おかげで種類が確定可能なものは種名を記録し、
種の判定にまでは辿り着けないものも「○○の仲間」程度はわかりました。
あとは・・・専門家でも難しい部類ですからねえ(笑)

それにしても、子どもたちはサワガニが好きですね。
捕まえて歓喜して、そのあともこわごわ触りながら大喜びでした。
最後のまとめに観察した生きものの中から気に入った種類をスケッチし、
私がホワイトボードに描いたロケーションのイラストに
どんな場所で見つけたか・・・を貼り付けるミニワークショップをしました。
今回は小さい子の参加が多く、生きもののスケッチは大変そうでしたが、
みんな根気よく一生懸命描いてくれました。
上がそのスケッチを貼り出したところですが、
やっぱりサワガニが人気ですね(笑)

下はいろいろ見つけた水生昆虫の中の2種類、
左がオオカワトンボ(ニホンカワトンボ)のヤゴ、
右はヨツメトビケラの幼虫です。
ほんとはこの機会に出て来た種類を全部撮影したかったのですが、
講師が参加者をほったらかしてそんな事できる筈も無く(爆)
他の皆さんのデジカメだとそもそも広角変形が掛からすに
被写界深度がとれるマクロ機能も無かったので、なかなか難しいところです。
やはり一度撮影目的で採集を敢行するしかないでしょうかね。

それにしても、いつも「あ〜・・・冷たくていい気持ち!」
なんて足を浸けてくつろいでいるその足元に
これほどの命が暮らしているのかとあらためて驚いた観察会でした。

Sawanoikimono

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オオシオカラの産卵


Ooshiokara_sanran01

あ〜・・・暑いですよね(〜_〜;)
日中はともかく、ここ数日は夜も気温の下がり方が鈍く非常に辛いです。
ショウジョウトンボもお尻を直角に近い角度に立てて止まっています。
朝早くにはあんなにブッドレアに群がっていたチョウたちも
どこかの木陰で一休みしているのか、姿が見えません。

でも、そんな猛暑の中でも元気に活動するトンボがいました。
写真のトンボ、オオシオカラトンボです。
シオカラトンボにくらべオスはより青く、メスはより黄色い
色合いのハッキリしたトンボです。
シオカラトンボよりも少し早く出て少し早く姿を消すオオシオカラは、
今頃が産卵のピーク。そう、上の黄色いトンボは
産卵中のオオシオカラトンボのメスです。

場所は池からの排水路、水面をはうヒシモドキの間には
アオミドロが膜状に浮かんでいて、水面にふたをする格好になっています。
どうやらそこが気に入ったようで、乾いた羽音を立てながら
盛んに打水産卵を繰り返しています。
そしてそのもう少し上空にはもう一つの羽音・・・
濃いブルーに粉白を帯びた、立派なオスです。

オオシオカラトンボの産卵では、たいていメスの産卵行動を
オスが少し上空で見守っているのです。
下の写真がペアの様子です。
天敵に産卵中のメスが狙われるのを防ぐためなのか
他のオスにメスをとられないようにしているのかは不明ですが、
こういうシーンでなくてもオスは他のオスをしきりに追い回しますから
なんとなく後者の様な気がします。

アオミドロの隙間から静かに水底に沈む卵からは
来年の池を賑やかに飛び回る命が育つ事でしょう。
でも多分孵化したチビヤゴのほとんどは、待ち受けるイモリの幼体に
食べられてしまうのだと思います。
春に透明なカプセルの卵から泳ぎ出たばかりのイモリのベビーが
外で待ち受けるオオシオカラトンボの大きなヤゴに食べられるのと
ちょうど逆の関係になります。
お互いに食い合いながら数を適正化し、支え合っているのですよね。
みんなみんなそうなんですよねー・・・

Ooshiokara_sanran02

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