« オオシオカラの産卵 | トップページ | 久し振りの雨! »

沢の生きもの観察会

Kansatsukai0804

連日の酷暑ですが、今日は筑波山麓で沢の生きもの観察会の仕事。
冷たい沢の水に触れて、ちょっとは暑さを忘れる事が出来ました。

この観察会、つくば市の宿泊もできる自然体験施設、
筑波ふれあいの里が行っている「筑波山麓自然学校」のプログラムです。
実際の運営をまかされているのは
つくば市のNPO法人、つくば環境フォーラムで、
私もこれまでいくつかのプログラムの講師を担当させていただいてますが、
沢の生きもの観察会は今回初めて担当しました。

正直言うと流水性の水生昆虫はあまり得意ではないのですが、
概ね何の仲間なのかぐらいはわかるので、
半分自分も勉強する感じでお引き受けしました。
もちろん予習はしましたですよ。
過去の観察会で出た種類はリストで把握し、
ほかに出そうなものの見当も付けておきました。

おかげで種類が確定可能なものは種名を記録し、
種の判定にまでは辿り着けないものも「○○の仲間」程度はわかりました。
あとは・・・専門家でも難しい部類ですからねえ(笑)

それにしても、子どもたちはサワガニが好きですね。
捕まえて歓喜して、そのあともこわごわ触りながら大喜びでした。
最後のまとめに観察した生きものの中から気に入った種類をスケッチし、
私がホワイトボードに描いたロケーションのイラストに
どんな場所で見つけたか・・・を貼り付けるミニワークショップをしました。
今回は小さい子の参加が多く、生きもののスケッチは大変そうでしたが、
みんな根気よく一生懸命描いてくれました。
上がそのスケッチを貼り出したところですが、
やっぱりサワガニが人気ですね(笑)

下はいろいろ見つけた水生昆虫の中の2種類、
左がオオカワトンボ(ニホンカワトンボ)のヤゴ、
右はヨツメトビケラの幼虫です。
ほんとはこの機会に出て来た種類を全部撮影したかったのですが、
講師が参加者をほったらかしてそんな事できる筈も無く(爆)
他の皆さんのデジカメだとそもそも広角変形が掛からすに
被写界深度がとれるマクロ機能も無かったので、なかなか難しいところです。
やはり一度撮影目的で採集を敢行するしかないでしょうかね。

それにしても、いつも「あ〜・・・冷たくていい気持ち!」
なんて足を浸けてくつろいでいるその足元に
これほどの命が暮らしているのかとあらためて驚いた観察会でした。

Sawanoikimono

|

« オオシオカラの産卵 | トップページ | 久し振りの雨! »

フィールドノート」カテゴリの記事

コメント

先生、おはようございます。
いつもありがとうございます。
沢の生き物観察会、楽しそうですね。サンショウウオは観察できたのでしょうか?マゴタロウムシは出ましたか?
僕の1年後輩のジュニア養成講座は裏筑波でサンショウウオ観察がメインでした。僕は林間学校から戻ってうちに帰らないで裏筑波へ直行したんです。
やっぱりサワガニは人気者ですよね。筑波のサワガニは特徴があるのですか?手賀沼近くの湧水のサワガニは青いんです。千葉県のサワガニは青いのが特徴と教わりました。
でも僕は絵が下手くそだから恥ずかしいことになってしまいます。初めて参加した頃の雪入山は午前中採集して午後は絵を描いてました。僕があまりにも苦しんでいたので、H先生がバッタの絵を描いてくれました。僕の宝物です。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月 6日 (月) 07時21分

かぶと小僧さんこんにちは!
じつは筑波山の南麓にはサンショウウオが見られません。
桜川市側だとハコネサンショウウオが見られますよね。
最近はすっかり数が減ってしまいましたが・・・

でもね、南麓にはいないとされているサンショウウオですが、
私が学生の頃・・・およそ30年前にはいたんですよ。
記憶しているのはハコネよりも黒っぽいサンショウウオでした。
場所によっては、ひしめくようにかなりいましたよ。
ひょっとするとトウホクかクロだったのかもしれません。
誰も信じてくれないのですが、本当です。

ヘビトンボの幼虫(マゴタロウムシ)も出ましたよ。
「ポケモンのギラティナみたいでしょ」と紹介したら、
何人かの子どもが非常に関心を持ってみていました(笑)

筑波山のサワガニは関東地方で広く見られる
暗紫褐色系の個体ですが、おっしゃるような
青いタイプは個体群同士が孤立した場所で多く見られる気がします。
千葉は開発が進んでいるので、個体群同士の横の交流が遮断され気味なのでしょう。
こういう場所では、千葉に限らず青い個体が見られるようです。

スケッチって、得意不得意や好き嫌いがあるので、
やるべきか迷う事も多いんです。
でも、描こうとするとただ見ていたのでは
見落としている部分も積極的に見ようとするので、気付きが多くなるのも確かです。
まあ、そういう訳ですから、上手いヘタはまったく問題じゃ無いのですが
人によっては辛いですよね。H先生は上手いのでしょうね。見てみたいな・・・

投稿: ぐりお | 2012年8月 6日 (月) 19時27分

先生、こんばんは。
いつもありがとうございます。
マゴタロウムシの姿は引きますよねぇ。妹は最初から平気で触って喜んでました。それに咬まれたいと言ってました。実は咬まれ王なんです。よく咬まれて泣いてます(笑)。
サンショウウオって可愛いですよね。大好きです。実はジュニア学芸員養成講座の次の週も個人で観察に行きました。持ち帰りたい気持ちを抑えるのが大変でした(笑)。
筑波山南側にサンショウウオはいないのですか。先生が発見された場所もすでにいなくなってるのですね。やはり温暖化による水温の関係なのでしょうか?
雪入山にアカハライモリはいるんですけどね。
最近「むし学」と言う本を読んだのですが、研究者に絵は絶対に必要と書いてあって自信無くしていたところです。益々遠のいた感じです。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月 6日 (月) 22時07分

かぶと小僧さんこんばんは!
あのての水生昆虫って、以前はあまり好きじゃなかったんですけど
体のつくりが見事にきれいな沢の環境に適応していて、
よく見るとなかなかメカニカルなかっこ良さがあると思いました。
特にパタパタと動く鰓は種類ごとにいろいろなデザインがあって、
非常に繊細に出来ているなと感心します。
あー・・・でも咬まれるのはやだな〜(笑)

サンショウウオは顔だけ見るとカエルっぽいですよね。
イモリもカエルっぽさがありますが、イモリ以上に愛嬌があると思います。
(オオサンショウウオを除く:笑)
南斜面から消えたのは多分採集圧か沢水の減少が原因だと思います。
昔は男体山の直下に「御海(みうみ)」という有名な湧き水があったのですが
そこも今は涸れてしまいました。
南麓の湧水量は以前に比べると極端に少ないと思います。

研究していると、学会発表の資料画を描きおこす必要がありますよね。
これができると確かに相当な武器になると思います。
絶対・・・とまで言えるかわかりませんが、正確な線画が起こせるだけでも
大幅な戦力アップになるでしょう。
でも、現代はパソコンを使って、絵心がなくても描きおこす方法はありますよ。
興味があるなら、いろいろな方法を伝授しますよ。
ただし、ウインドウズよりマックがあるとベターですが。

投稿: ぐりお | 2012年8月 8日 (水) 00時15分

先生、おはようございます。
いつもありがとうございます。
今日は遠征出稽古です。昨日は博物館行きで休んだので絶対に遅刻できません(汗)。
妹は両生類・爬虫類に異常に燃えるんです。あのオオサンショウウオでも突進して捕まえると思います。
それでとにかくよく咬まれてます。外国産オオヒラタクワガタ、オニヤンマ、ゴマダラカミキリ、虫ではないですがミニブタが特に痛かったそうです。他にもたくさんです。何でもかんでも鷲掴みするから、咬まれるに決まってます。
最近、ウナギの餌(金魚、メダカ)を買いにホームセンターに行くと、ウーパールーパーが売ってるんです。可愛くて可愛くていつもしばらく見とれてます。裏筑波で観察したサンショウウオのオタマがまた可愛いと思いました。
それで先生、11日土曜日に裏筑波行きが決まりました!!手賀沼のK先生と動物研究室のN先生と一緒です。メインはサンショウウオですが、僕は虫をやってくれと言われました。また報告します。
筑波山の湧水は渇れてしまったんですか。渇れてしまったらサンショウウオは生きられませんものね。水温上昇より深刻な問題なんですね。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月 9日 (木) 05時22分

かぶと小僧さんこんにちは。
ミニブタに咬まれたら痛そうですね。
私は小学校4年生のとき、やっとの思いで捕まえたヒラタクワガタに
指をはさまれ、大変な思いをしました。
ポタポタ血がたれているというのに、一向に放してくれず、
ちょっとでも手で放そうとするそぶりを見せると気配を察して
ググッと一段とはさむ力が強くなるんです。
40分間でしたが、今になっても人生の中でもっとも過酷な40分だったかも(笑)
あろ、以前飼育していたフクロモモンガに咬まれたときも痛かったです。
げっ歯類が本気で咬むとハンパ無いですよね。

筑波山の湧水は、北麓では今でも豊富です。
南麓の600メートル以上とより西寄りの南麓が
以前と比べ湧水量が減ってしまっている様です。

投稿: ぐりお | 2012年8月 9日 (木) 19時27分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
フクロモモンガですか、飼いたいなぁ。うちは親が苦手だし、情が移るからやめた方がいいって言うんです。
我孫子野鳥を守る会のM先生が、四季の手賀沼(先生に頂いたものと同じもの)手賀沼に暮らす生き物、手賀沼の鳥Ⅲなどを送ってくれたのですが、M先生のお宅のワンちゃんが亡くなってかなりガッカリしてました。親は固まってましたが、中型犬で年老いてヨタヨタしてて、目が可愛かったんですよね。確かに死んでしまったりしたら悲しいでしょうが、飼ってみたいんですよ。フクロモモンガなら吠えないし。
実は僕もヒラタにやられた経験あります。ヒラタだけに力まかせに振り払う訳にも行かずに、やっぱり時間かけてはずしました。ゆっくり上り木に置いてやるとすぐに離すとか聞いたことありますが、そんな余裕なかったです。先生もですか…。少し安心してしまいました(笑)。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月 9日 (木) 20時07分

フクロモモンガの飼育は楽しかったですよ。
名前の通り有袋類ですので、子どもをお腹の袋で育てる様子も
ばっちり観察しました。
もう20年位前のことですが、その頃はまだ
ポピュラーな生き物ではなかったので、国内での繁殖例はとても少なく、
いろいろと試行錯誤の連続でした。
今では専用フードまで売られているお馴染みのペット動物になりましたね。

ヒラタクワガタにはさまれて一年半後、東京(東久留米市)に引っ越しましたが、
驚いた事にここではヒラタクワガタが普通種でした。
川沿いの1本の木で一度に10匹以上採ったこともあります。
いわきに住んでいた当時は手に入れるのがとても困難なクワガタだったので、
拍子抜けしてしまいました。
それから数年後、さらに九州の佐賀に引っ越し、オオクワガタを沢山採りました。
とても貴重で贅沢な経験でしたが、現在では佐賀でも
あまり簡単に採れなくなった様です。

投稿: ぐりお | 2012年8月11日 (土) 00時00分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
ヒラタクワガタが普通種ですか。東久留米市に行ってみなければなりません。僕の活動範囲では、コクワとノコギリばかりです。今年はノコギリが多いような気がします。博物館野外でもノコギリは多いです。
そう言えば、我孫子のM先生は、今年はカブトムシが大発生していると言ってました。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月12日 (日) 20時07分

かぶと小僧さんこんばんは!
そ、意外でしょ。私も意外でした。あの東京都でねー・・・
でも、コクワやノコがいる様なところにはいません。
川沿いの木や倒木の下、大ヒットだったのが、東京電力が
使い古した電柱を積んでおいたところ。
その中のボロボロの電柱をくずすと結構採れました。
電柱って、基本的に針葉樹ですからいそうもないはずですが、
腐り方によっては嫌いじゃないみたいです。コカブトも同所で採れました。
メスは灯火の下でも時々拾いました。

今年は我が家でもカブトムシがとても多いですよ。
こうしている今もクヌギでけんかに負けたオスが
網戸に2匹やってきています(笑)

投稿: ぐりお | 2012年8月13日 (月) 00時17分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
電柱って木だったんですね。そこからですか。僕はそもそもクヌギかコナラ以外の木は割ったことないので、全く知りませんでした。今度やってみます。
先生、1つ聞きたいことがあるのですが、ホソカタムシって茨城にもいるものなのですか?朽木にいるとか、ライトトラップに来るとか読んだんですが、見たことないんですよね。正直言って存在自体知りませんでした。熊楠賞を取った研究者の方に論文を頂いたのですが、それは英文でした(汗)。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月13日 (月) 17時31分

かぶと小僧さんこんばんは!
そっかー!木の電柱を知らない世代なんですよねー!!
そう、私が小学生の頃は、東京都内でもまだあちこちにありましたよ、木製電柱。
コールタールやクレオソートで防腐処理されていて、暑い夏は
薬品がやける様な独特の匂いがして・・・懐かしいなあ(笑)
それにくっ付いている電灯も傘型のセードに白熱電球がセットされたもので、
暗いけど、あったかい色でした。トトロのバス停のシーンに出て来ますよ。

ホソカタムシとはまたマイナーな・・・(笑)
よく知らないけど知っていますよ。とりあえず南方系の甲虫ですよね。
この辺にも何種類かいるけど南西諸島なんかですごく種類が多いんじゃなかったかな。
で、案外マニアックなコレクターが多い昆虫でもありますね。
たしかにいろんなヤツがいて面白いですね。
最近このホソカタムシの図鑑が出るとか出たとか・・・なんか高そうだな(笑)
私もガタガタしたまだら模様のヤツを朽ち木で見つけた事がありますよ。
茨城県内(たしか石岡市の八郷)の話です。
甲虫にはへんてこりんなマイナーやつがいて面白いですよね。
そういえば今年はナガヒラタムシを沢山見ます。あれも変な虫だ〜(笑)

投稿: ぐりお | 2012年8月13日 (月) 23時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/46589154

この記事へのトラックバック一覧です: 沢の生きもの観察会:

« オオシオカラの産卵 | トップページ | 久し振りの雨! »