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三度目!

Kokeonigumo

っはあぁ・・・暑いですよねえ。
暑いのもさる事ながら、雨が全く降りません。
この間降った雨は8月6日、
その時も本当に久し振りの雨で、その前はなんと7月12日でした。
庭が地割れしています(笑;)
とうとうトウゴクミツバツツジが1本枯れてしまいました。
他にもシキンカラマツ、サワギクなど、
乾燥+高温を苦手とする種類から悲鳴が上がり始めました。
このところ毎年夏の少雨傾向が顕著になっていますが、
そろそろ本当にまずい感じになって来ましたよ。

今朝は庭でクマゼミが鳴きました。
今年家にいて聞いた初めてのクマゼミでしたが、
庭に登場したのも初めての事です。
近所でも前後して鳴いていましたので、複数いるものと思われます。
朝の逆光で写真は撮れませんでしたが、
とりあえず間近でうるさかったです(笑)

さて、写真は先日の五色沼で帰りぎわに見つけたコケオニグモです。
じつはこのクモ、結構レアな種類で、クモを専門に見ている人でも
そうそうお目にかかれない種類らしいです。
しかしながら私はこれが三度目の遭遇!
クモばかりを見ている訳でもないのにこれは多い方だと思います。
初めて見たのは長野県の入笠山。もう20年近く前のことになります。
そして、二度目は5年ほど前に石岡市で。
私の旧知の友人でたまにこのブログにも登場する
mushizuki氏の案内で見せてもらいました。彼はキノコとクモが専門です。

この二度の出会いはいずれも若いメスで、
体色も今回のもののように緑色がハッキリしておらず、
殆ど白に近い薄緑と黒の美しいまだら模様でした。
二度目に見た個体はmushizuki氏のブログに掲載されています↓
http://spinne.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/7_1eec.html

しかし今回見たものは見事に老成したメスで、
体長も25ミリ近くはあろうかというフルサイズ。
腹部の緑色が一層鮮やかで頭胸部も赤味が差し、ちょっとカラフルでした。
見かけたのがちょうど夕方だったので、巣を張る作業に急がしそう・・・

実際に相当急いでいるのだと思います。こうして巣を張る作業中は
まだ鳥の活動が終わっていない時刻なので、動体視力に優れた彼等は
コケオニグモにとって最も厄介な天敵となるでしょう。
しかし、この時間に巣を張ってしまえば塒を探す昼光性の昆虫と
活動に出掛け始めた夜行性の昆虫の両方を狙う事が出来ます。
うまみとリスクを天秤に掛け、大急ぎで危険な作業をしている訳です。

オニグモの仲間は夜間営業型で、夕方張った巣を夜中構えて狩りをし、
朝になると巣を回収して片付けます。
そして昼間は木の幹や隙間に身を隠しているので、滅多に見つかりません。
ですから今回出会えたのは夕暮れという普通はやらない時刻に、
無理矢理五色沼まで足を伸ばした功名ってことになりますね(笑)

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フィールドノート」カテゴリの記事

コメント

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
クマゼミは水元公園でも鳴いているそうです。関東に完全に定着したのでしょうか?
以前、クモの種類がわからなくて、水元公園のネイチャーセンターに聞きに行ったことがありました。クモは専門家でないとわからないと言われて、その次の週の「クモ観察会」に先生が来るからと言われてサンプルを預けて来ました。
先生はそのクモの中でもレアな種類もわかってしまうのですね。どうやって覚えるのでしょう?3回見ただけのクモを。凄すぎます。
ファーブルの一番高いやつは、ニコンのコンパクトデジカメと一眼が装着できるそうです。それで10万6千円。ちなみに一番安い、ファーブルミニは2万円でした。絵が全く駄目な僕は、やっぱりデジカメ撮影くらいはしたいです。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月25日 (土) 20時01分

じつはですね、かぶと小僧さん
三度しか見ていないのに憶えている・・・訳ではなく
一度も見る前から図鑑で知っていた種類だったんです。
かぶと小僧さんにも経験があると思いますが、
図鑑等で見てすごく印象に残っている種類って、野外で見た時
「あっ!アレだ!!」って、すごくテンション上がるでしょう。
コケオニグモはとてもきれいなオニグモだったので、ずっと以前から
実物を見たいと思っていたクモなんですよ。

クマゼミは関東が元の気温以下に戻らない限り、このまま定着でしょうね。
土が乾燥気味な環境を好むといわれているので、関東の少雨傾向も
クマゼミにとって追い風なのかもしれません。

撮影システムになるのであれば、高いファーブルも魅力的ですね。
私の場合カメラシステムがオリンパスなので、
あまりメリットはなさそうですが・・・ざんね〜ん(笑)

投稿: ぐりお | 2012年8月26日 (日) 23時35分

先生、こんにちは。いつもありがとうございます。
そうですか、わかりました。図鑑で印象付けて、実物は後から確認したのですね。同定作業と逆になるのですね(笑)。
僕の場合はやっぱりヒヌマイトトンボですね。図鑑もそうですが、ヒヌマイトトンボ発見までの物語を何度も読んでいたので、実物を観察した時にはもう興奮しておかしくなりそうでした。K先生、E先生、他の方々も皆さん興奮してました。
☆僕のコンパクトデジカメはフジですし、一眼はペンタックスですから(なんて…親から譲られたフィルム用で、レンズは一通り揃っているようです→親の祖父が使っていたもので、大学5年の時に新宿へ一緒に買いに行ったそうですが、ほとんど使わないで亡くなったそうです)メリットないんですよね。と言うか、次に一眼を買う時にニコンにしなきゃならなくなります。
先生、つい最近押入れを整理してたら、僕のおじいちゃんが使ってたキャノンの一眼(1970年大阪万博に行くので買ったそうです)と二眼が出て来たんです(キャノンに買い替えるまで使っていたそうです)。「AIRESFLEX Ⅳ」と書いてありました。これ写るんですかね?親の話だとフィルムも違うそうなので、そもそもフィルム自体が売ってないかもしれませんね。
凄い年代物です。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月27日 (月) 16時05分

かぶと小僧さんこんばんは!
ヒヌマイトトンボですか。なるほど、そうでしょうね。
私はそういう出会いが沢山有り過ぎて、どれが一番っていう風には
なかなか言えない所です。幸せなヤツですね(笑)

アイレスフレックスは名前ぐらいしか知りません。
珍しい国産の二眼レフですよね。
たしか6×6サイズの画角なはずなので、ブローニー判のフィルムですね。
ブローニー判のロールフィルムは今でも売られていますよ。
私もペンタックスの6×7というブローニー判のカメラを持っていますが
今となってはさすがに使っていません。

私もファーブルは魅力的と思うのですが、やはりカメラがオリンパスなので
購入は躊躇してしまいますね。まあ、どうせ絶対に買えないシロモノなんですが、
オリンパスの双眼実体顕微鏡ってのがまた素晴らしく高性能なんですよねー。
いつかこれを手に入れたいという気持ちがあるので、
余計他のメーカーには手が出ません(笑)

投稿: ぐりお | 2012年8月27日 (月) 23時49分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
ヒヌマイトトンボは幻でしたから、一生あの感動は忘れられません。
あと、昆虫1種類ではなく、クヌギの樹液に集まるカブトムシやノコギリクワガタを初めて見た時も興奮しました。いつも違うタイプの採集をしてましたから。あの図鑑の挿絵のようだ!と思いました。
二眼カメラのこと、色々ありがとうございました。国産だったんですね。今度フィルムを買って、写真撮ってみます。

明日から部活をサボって一人旅に出ます。奥久慈、袋田、八溝山辺りなのですが、まだスミナガシはいるかなぁ?また報告します。

投稿: かぶと小僧 | 2012年8月28日 (火) 21時19分

かぶと小僧さんこんばんは!
明日から採集旅行ですか。すると今日は出発に向けて
早めの就寝か、はたまた興奮して眠れずか・・・(笑)
スミナガシ見つかると良いですね。まだおそらく発生期間内ではありますが、
今年は急に気温が高くなりそのまま連日暑かったせいか、
昆虫の発生がピーク時前後に集中している傾向を感じます。微妙な所でしょうかね。
健闘を祈ります!

投稿: ぐりお | 2012年8月28日 (火) 23時16分

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