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2012年10月

池の露秋2012

 

Ike2012roshu
 

朝晩が一段と冷え込むようになりましたね。

もう10℃割れの最低気温が当たり前になりました。

今年は池の秋の進行も早い様な気がしていましたが、

あらためて定点写真を見てみると、やはり例年の今頃に比べ、

全体的に植物の葉がちょっと黄色っぽいです。

残暑からの季節の移り変わりが少々急だった影響かも知れませんね。

じつは今月の初旬に池の中の水生植物を大幅に整理しました。

ですから池の開水面が大きくなっています。

特にここ数年もの凄い勢いで増えているスイレンを約半分除去しました。

このスイレン、池を作った翌年にここを臨時の置き場として投入した

鉢植えのスイレンがルーツなんです。

その年の秋にはもう地下茎が鉢から逃げ出して伸び、

あっという間に池の手前部分を占領してしまいました。

その後純白の花が非常に好評だったため

池から持ち出すのを何となく見送っていたのですが、

来年は完全に池から除去し、原種のヒツジグサと交代です。

他に外来種のオオカナダモも繁茂していましたが、

こちらも他の水生植物が育つまで生き物の水中ブッシュにするという

当初の目的を達成したため、やはり在来種のエビモと交代です。

ヒメガマとハリイも大幅に減らしました。

この作業により池の底に太陽光が降り注ぐ面積が大きくなりました。

魚たちはちょっと落ち着かなくなったかもしれません(笑)

その魚たちですが、ゼニタナゴの産卵が今月上旬にピークを迎え、

少数ですがまだ産卵が続いています。

今年は見た目にも繁殖参加個体数が多いのですが、一部のドブガイが

産卵され過ぎて鰓が詰まったのか、大量のゼニタナゴの卵を吐き出して

パンクしてしまいました。

池の中でドブガイも少しずつ殖えてはいるのですが、

ゼニタナゴの増加率についていってない状態です。

このまま行くと今後数年でゼニタナゴの総数は減るものと思われます。

今よりもう2〜3割少ない位が、

この池のゼニタナゴのキャパなのかもしれません。

先週から池の周りでジョウビタキが鳴いていましたが、

今朝、一羽のオスが姿を見せました。

アオマツムシやコオロギが日に日に減る一方、

鳥たちの声や姿が目立つようになって来ました。

いよいよ昆虫たちの活動のフィナーレを飾る、

オオアオイトトンボの集団産卵が間近に迫っています。

あっという間に秋も終わっちゃうんですね〜・・・

 

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うさぎの学校

Usagi_koutei

 

昨夜から未明まで降り続いた雨が早朝に上がり、濃霧の朝でした。

しかし午前10時頃から太陽が顔を出すと、爽やかな秋晴れが戻りました。

そんな気持ちの良い空気の中、今日は久し振りにJ小学校のビオトープへ。

ビオトープの経年変化と季節の変化を観察しながら

子どもたちの植物名札を設置しました。

一通りの作業を終えて校庭を見ると、あれれ・・・写真の黒マメが

あっちにぽろぽろ、こっちにもぽろぽろ。

これはご存知ノウサギさんの落とし物。

以前から見かけてはいたのですが、なんだか今日はやたらに多い!

どうやらこの校庭を駆け回っているのは、

人間のお子さんだけじゃないみたいですね(笑)

素晴らしいぞ!J小学校!!

そういえばPTAのお母さんたちが

ピオトープの境界に植えたブルーベリーの若枝が、

スパッと切られたみたいに無くなってました。

給食の時間もあったのかあ〜(追笑)

 

今夜はまあるいお月様。

夜中にそぉ〜っと覗きに行ったら

耳の長い子どもたちの体育の時間が見られるかもしれませんよ。

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輻射熱

 
Noshime_hinatabokko
 

朝、トンボが地面に降りていることが多くなりました。

それだけ、冷え込むようになったという事ですね。

シオカラトンボやシオヤトンボなど

トンボの中でももともと地面によくとまる種類もいますが、

写真のノシメトンボをはじめとするアカネ類は、

コンクリートを打設した様なところにはしばしばとまりますが

普通の土の地面には、普段あまりとまりません。

しかし、秋が進んで冷え込んだ朝などには、

やっと出て来た太陽の輻射熱を頼って地面にとまります。

なんだか無防備に見えますが目的はその逆で、

俊敏な動きを一刻も早く取り戻すために、翅を動かす筋肉を温めるのです。

空気も草木も冷えきった朝に最初に温かさを得られるのは

なんと言っても大きな面積で受けた太陽光の輻射熱のある場所です。

公園のベンチや住宅の軒の小屋根も良い場所ですが、

そういうものが無いところでは地面が一番手っ取り早いという事でしょう。

冷え込み始めるこの時期

輻射熱を利用する昆虫たちの行動はトンボ以外にも見られ、

建物の外壁や大木の幹、果ては石碑に至るまで、

気を付けてみるとじつにいろいろな昆虫が利用しています。

この時期に家の壁にカマキリがはり付いているのをよく見かけますが、

彼等もまた、自分が温まったり産卵場所として選んだりという以外に

日当りの良い外壁で待っていれば

輻射熱を利用するエサを効率よく狩れる・・・ということを

知っているのかも知れませんね。

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城跡ゆえ?

Koike_torikabuto1210

去る日曜日に野草観察会を行った阿見町の小池城址公園では、

トリカブトの花が見ごろを迎えていました。

このトリカブト、じつはまだちゃんと名前を調べていません。

ヤマトリカブトかツクバトリカブトでいいはずなのですが、

私自身がいろいろな両種の区別点に納得できていない点があり、

正直なんとも言えないのです(笑)

だから観察会では「とりあえずヤマトリカブトって言う事にしときましょ」

・・・ってごまかしてます(追笑)

下小池城の跡地に広がる雑木林のこの公園には

あちこちにトリカブトが自生していますが、

上の写真のようにまとまって咲いているところは3カ所。

そのうちの2カ所で紫色の花が弓なりにしなった茎に

沢山咲いているのが見られました。

残る一カ所は今年はちょうど草刈りを行ってしまったため、

きれいに刈り取られて姿が見えませんでした。

でも、大丈夫。長年にわたって栄養を蓄えた地下茎が

ちゃんと来年の準備をしている筈です。

それに、そういうかく乱がたまにあると、

翌春には主旨から発芽した小さな実生たちが、

ジャンプアップするチャンスになります。

だから毎年場所を変えて丁寧な草刈りをし、

同じ場所が数年に一度きれいに草刈りされるのは、

放置されてアズマネザサがぼうぼうに繁茂するよりずっと良い事です。

ところで、古城の跡にトリカブトの群生が見られる・・・という話は

時折耳にします。以前この小池城址公園で歴史の話を伺った際にも

やはりそういう話が出て来ました。

そう、矢毒に使うため、

人為的にトリカブトを植えていたのでは?という事です。

どうなのでしょうね。

それが本当なら、あちこちにある城跡に

もっとトリカブトが咲いていても良さそうな気もするのですが・・・

城跡の中で、その後の土地利用がトリカブトの生育に向いていたから

適地生育の結果としてみられる様な気もしなくもない・・・

でも、城跡のトリカブトにそんな戦国史的な背景があったら、

それはそれでロマンをかき立てられますよね。

それにしても、ひっそりと木陰に群れ咲くトリカブトは

城跡が似合う美しい紫色をしていました。

 

Torikabuto_up1210

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これから嵐?

昨夜からちょぼちょぼ降っていた雨ですが、朝には一旦止んでいます。

雲ごしにうっすらとですが日射しの明るさも感じられます。

でも、これから荒れるみたいです。

つい先ほどから、南の風がざわつき始めました。

予報通りであれば、風速10メートル以上の風が吹くかもしれません。

写真は池の奥に咲いた日本のインパチェンス、ツリフネソウです。

ほぼ満開の状態ですが、お天気次第ではだいぶやられるかもしれませんね。

今はまだ嵐の前。静かな佇まいの中で、

この花にやって来るトラマルハナバチの羽音が聞こえます。

ハチの写真が撮りたかったのですがなかなか難しく、

狙ってカメラを構えたた花に限ってやって来てくれませんでした(笑)

すいません、後の方でボケてます(追笑)

ツリフネソウの花はトラマルハナバチ用のオーダーメイドと言っても良い程、

この丸っこいハチに特化したデザインになっています。

花奥の距に溜った蜜までの距離はトラマルハナバチの吻の長さにピタリ。

筒状の膨らみもトラマルハナバチのボディサイズにピタリ。

何もかもがこのハチを受け入れ、

このハチに受粉してもらうための仕掛けです。

トラマルハナバチの方もその期待に応えるべく

朝から夕方のかなり遅い時間までせっせとツリフネソウを訪れます。

でも、予報通りならあと数時間で両者とも今日は店じまい。

雨だけでなく風も強く吹く様ですから、トラマルハナバチのためにも

何とかツリフネソウの花が残ってくれるように祈っています。

皆様も・・・特に北日本、西日本のみなさまは風雨にご注意下さいね。

 

Tsurifunesou1210_2

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緑の「コ」

今日は不意打ちの暑さでした。

朝から小池城址公園で植物観察会の仕事だったのですが、

始めた頃は参加者の皆さんも私も軽く防寒モードだったのですが、

午前10時頃にははおっているものを脱いでも汗ばむ位でした。

しまいにはツクツクボウシまで鳴き出しちゃって・・・(笑)

それを裏付けるかのように当地の最低気温は8.5℃だったにもかかわらず、

最高気温は25.5℃に達しました。

ちょいと暑い秋の雑木林は意外に花の種類が少なかったものの、

このところ小刻みに降る雨のお陰で、

いろんなキノコを見ることができました。

また、気温が上がったお陰で昆虫たちが活発になり、

植物よりも昆虫で盛り上がった観察会でした。

そんな中、今日は秋の定番オオカマキリに出くわしませんでしたが

ハラビロカマキリ、コカマキリの2種類のカマキリが登場。

私が「ハラビロカマキリにもコカマキリにも、それぞれ体色が緑色タイプ、

茶色タイプの両方が存在しますが、ハラビロカマキリはまずほとんどが

緑色タイプで、コカマキリはほとんどが茶色タイプです。」

と説明したのを参加者の方が憶えていて下さって、

観察会が終了した後、遠くの方で私を手招きして呼んでくれました。

行ってみるとそこにいたのが写真のコカマキリ。

見事に緑色タイプ。けっこう珍しいですよね。

コカマキリは体色が緑色のタイプでも、前脚の「かま」の内側には

黒と白の模様が入ります。茶色タイプだとこれに淡いぶどう紫も加わり、

何とも上品なトリコロールになるのですが、

この個体にはぶどう紫の部分がありませんでした。

この個体は左脚のかまの先端(ふ節)部分が欠損しているのが残念。

オオカマキリにでも出くわしてやられたかな?

でも、今年は緑色のコカマキリをまだ見ておらず、

「見ずじまいかな・・・」と思っていたので、ラッキーでした。

教えて下さったみなさん、有り難うございました!

 

Kokama_green

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出店は場所で6割

Nagakogane_up1210
 

天高く ジョロウグモ肥ゆる秋・・・字余り(笑)

失礼しました。

この時期ジョロウグモは調子の良い個体ほど高い梢に大きく網を張り、

アカネ類やチョウをバンバン捕らえ、ますます肥える。

一方不景気なヤツは今いちシケた場所に網を張って

時折ひっ掛かるヒラタアブかなんかで飢えをしのぐも

人が通る度に網を壊されその都度張り直し・・・

勝ち組負け組みというのも今更な表現ですが

二極化という現象は何も人間社会だけのものじゃないようです。

上の写真はジョロウグモではなくナガコガネグモ。

ジョロウグモより一足早く大きく育つクモですが、

写真のこの個体は他の成熟した個体に比べふた回りほど小振りです。

一ヶ月ほど前から注目している個体なんですが、

どうもこう・・・場所選びのセンスが今ひとつ(笑)

しかしこの度新しい場所に出店し、ここはなかなかヒットだったようです。

連日目にする糸を絡めて包んだエサにありつく姿は、

他の大きな個体同様にイキイキしています。

しわっぽくやせ細っていた腹部も、まだパンパンとは言えませんが

だいぶ本来の長楕円形になってきました。

お店は出店場所で6割方結果が決まると言われています。

・・・というか割合には諸説ありますが、

6割という表現はその中でも少なく見積もった方です。

今回この個体が出店したのは下の写真のようなロケーション。

なるほど、ここならバックにエゾノコンギクが沢山咲いていて

これからの時期、少ない蜜源を求めて昆虫が集まりますね。

これからの追い込みでどれだけ充実した体格となり、

産卵する事ができるでしょうか。深まる秋と競争です。

 

Nagakogane_basho

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今日は「オオ」の勝ち

網戸の縁で何かの気配がしたので覗いてみると

あ〜あ、やっちゃってます。カマキリがカマキリを・・・

よく、交尾の後でメスがオスを・・・みたいな話が聞かれますが、

今回のこれは、どちらもメスです。

ただし、カマキリの種類は異なります。

食べている方はオオカマキリ、食べられている方はハラビロカマキリです。

よ〜く見るとオオカマキリがしっかりと獲物を抱えている右前脚の内側に

ハラビロカマキリの特徴である翅の小さな白い紋が見えています。

この両者が出くわしたら、ひと回り体格の大きなオオカマキリに

分があると見るのが妥当ですよね。

でも、私はこの逆も見た事があります。

それはある公園の桜の木の幹でしたが、

確かにハラビロカマキリがオオカマキリを食べていました。

じつはこの時は両者のにらみ合いの場面から見ていたのですが、

ハラビロカマキリが上方で下向きに、

オオカマキリが下方で上向きににらみ合っていました。

オオカマキリの方はからだをゆらゆらと揺らしていましたが、

ハラビロカマキリは割とじっとしていました。

やがて一瞬の攻撃をハラビロカマキリが仕掛け、

オオカマキリは少し後に引いたように見えましたが、

次の瞬間、ハラビロカマキリは

オオカマキリの首の様な前胸とカマを自分の両前脚でしっかりと押さえ込み、

前胸を齧り始めていました。

もっと沢山のケースを見ないとハッキリとした事は言えませんが、

カマキリが体を揺らすのは枝葉の揺れを模したものと言われていますが

カマキリの攻撃スイッチが入るのは相手の動体視をした時ですから

オオカマキリの「揺れ」が逆効果になった可能性はあると思います。

また、より上方にいる事が有利に働くのかもしれません。

あとは、押さえ込みが一発で上手く行くかどうかがカギですよねー。

ここで失敗していたら逆の結果も充分に考えられます。

今日のケースはにらみ合いから見れませんでしたので

ここまでの経過はわかりませんが、

このオオカマキリが得たものはじつに大きかったですね。

ほぼ自分の体に必要な栄養が、

そっくりワンセットで摂取できる獲物ですから。

食べられてしまった方は、これまで何ヶ月もの間沢山の獲物から得た栄養を

たった一度の負けで全部提供したばかりか、

来年に命をつなぐ事も出来ませんでした。・・・厳しいものです。

 

Oo_vs_harabiro

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春を待つべし

我が家のユズには毎年複数の種類のアゲハが産卵するのですが、

植えてある場所の問題かはたまた好みの問題なのか、

一番多いのがクロアゲハです。

今日久し振りにユズの幼虫をチェックしてみたところ、

大きく育ったクロアゲハの終令幼虫が3匹いるだけでした。

9月の上旬には小さな幼虫が30匹近く付いていたので、

ここまで生き残ったのはわずか一割に過ぎないという事ですね。

その3匹にしたって、じつは体の中には

沢山のハチの幼虫がいたりするかもしれません。

いつもながら1匹のアゲハチョウが無事に羽化するという事が

いかに大変なのか思い知らされます。

写真はそのうちの1匹で、体長55ミリ近くもあろうかという大物です。

ここまで大きくなるのは高温期に羽化するタイプに多いのですが、

今年は夏の暑さが9月に入っても一向に納まる気配がなかったので、

結果的に夏仕様のサイズになってしまったのだと思います。

この夏仕様の幼虫も遠からず蛹になるはずですが、

その蛹は冬を越して来週の羽化となるのか、

それとも秋のうちに羽化するのか、ちょっと興味深く思っています。

私は秋遅くまで幼虫でいて越冬する蛹は、夏の大型のチョウになる蛹とは

中身がちょっと違うのではないかと思うのです。

例えば凍らずに越冬するため体液濃度が高いとか・・・

ちょっとサイズがコンパクトなのも越冬に有利なのかも知れません。

真夏サイズの幼虫が作る蛹に、それが出来るのでしょうか。

できれば追跡して確かめたいのですが、こいつらは育った木をはなれた後、

思いがけない場所に移動して蛹になるので、難しいかもしれません。

でも、今から蛹になってそれが通常通りの2〜3週間後に羽化するとなると、

それはまたそれで大変ですよね。

訪ねる花も結婚相手ももう見つからないかもしれません。

できるのであれば越冬をお勧めしたいのですが、

ご本人の意向は如何なものでしょうね(笑)

 

Kuro_shurei1210

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頑張るブッドレア

朝晩寒いですよね〜・・・

今朝は茨城県北部では最低気温が軒並み10℃を下回りました。

当地でも10.5℃まで下がりましたよ。

そろそろ本気で冬支度、そんな事を思ってしまいます。

さて、初夏から昆虫たちで賑わい続ける蜜源木のブッドレアですが、

今年はそのうちの1本にちょっと管理の手を加え、様子を見ています。

ブッドレアはロングランで咲き続ける植物ですが、

さすがに9月の後半あたりともなると息切れし始め、

新しい花が充分に咲かずに

黒くなった花の枯れ穂ばかりが目立つようになります。

これでは虫が呼べないばかりか見た目にもあまりよろしくないので

咲き終わった花穂をこまめに切り落とすようにしてみました。

すると、切ったところよりもひとつかふたつ下の葉の付け根から

ス〜ッと対生する新梢を伸ばし、

その先端にもれなく新しい花穂が生まれます。

かなり面倒な作業ですが、これでこの一本だけが今でも沢山開花していて、

朝から夕方まで多くの昆虫で賑わっています。

しかし咲いてばかりでは木の方が疲れきってしまいますので、

他のブッドレアより短いスパンでちゃんと施肥していますよ。

手間を掛けた分きっちりとした好結果ですが、

さすがに7本あるブッドレアの全てでこれをやるのはちょっとムリ!

だから毎年順番に1〜2本をローテーションしようかと考えています。

写真は活動のピークを過ぎたはずのスズメガの一種、オオスカシバです。

透明な翅とカラフルな毛に覆われたボディが自慢ですが、

さすがにこの時期はちょっと色褪せ、くたびれてますね(笑)

花にとまってじっくり蜜を吸う様な事はせず、

せわしなくホバリングしつつ、足は添える程度に使っての吸蜜です。

アゲハの仲間もそうですが、

こういういつでも飛び立てる状態で蜜を吸う連中は、

花の陰で待ち構えているカマキリにとって

なかなか捕まえられない憎らしい存在なのでしょうね。

それにしてもオオスカシバの胸のあたりの毛並み、

なんだか柴犬の首のあたりを思い出します。さわりた〜い!(笑)

 

Oosukashiba1210

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櫓煙管

このところ最高気温が22〜23℃で推移していますね。

まあ平年並みな訳ですが、いきなり涼しくなったものだと感じてしまいます。

こんな時こそ体長に気をつけねばとわかっていても、

やっぱりちょっと風邪気味です(笑)

さて、先日書いた秩父行きの目的となった陸貝ですが、

今日の写真のヤツがそれです。

ヤグラギセルというキセルガイの一種。

殻のお尻が丸くてずんぐりむっくりな形をしています。

この貝は東京都奥多摩の一部と埼玉県秩父の部分的な石灰岩の山域にのみ

生息している非常に貴重な種類で、

レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類にカテゴライズされています。

奥多摩と秩父っていうと

とても離れた2カ所みたいに感じる方もいるかもしれませんが、

じつは地図で見てみるとひとつの山のあっちとこっち、

直線距離で10キロ前後しか離れていない背中合わせなんです。

そのひとところにひっそりと暮らしているキセルガイという訳です。

以前紹介したハブタエギセルもそうでしたが、

このヤグラギセルもほとんどビジュアルが存在しない貝です。

ネットで検索しても、まず標本画像しかでてきません。

軟体部が写った画像って、ひょっとしたらこれが最初かも(笑)

アップの写真なのでサイズが分かりにくいですが、

殻の長さ12〜13ミリのとても小さなキセルガイです。

殻皮がとても薄く弱いため、殻に光沢が殆ど無く、

老成した個体等はほとんど完全に剥げてしまっています。

以前この貝に殻皮が無いと解説した文章を見た事がありますが、

決して無い訳ではありません。とても薄いですが確かに殻皮は存在します。

面白いのは通常こういう小さな貝だと、ひとたび殻皮が無くなると

殻は真っ白になってしまうのですが、ヤグラギセルの場合

殻そのものに淡橙黄色からサーモンピンクの色味があることです。

軟体部を抜き取ってしまった標本だとこれが顕著で、

いろんなキセルガイを並べた中にヤグラギセルを置くと、

そこだけほわっとカラフルな感じがして、一種桜貝的な存在です。

今日の写真はろくにクリーニングもしないで撮影しちゃったので、

とてもそんな風には見えませんけどね(笑)

陸貝標本コレクターでもないぐりおが今回ヤグラギセルを入手したのは、

もちろん飼育に挑戦するためです。

あまりにも情報が乏しいこの貝を飼育し、できれば卵、稚貝、そして

成貝になるまでの過程をしっかり記録したいと思います。

あまり飼育しやすい種類ではなさそうな気がしますが、

ハブタエギセルの繁殖が上手く行ったので、もしかしたら思いのほか

楽に行くんじゃないかと期待しています。

でもとっても貴重な貝なので、遠慮がちに3ペア分の6個体だけ採集。

卵は一個ずつ産むタイプなのか?

稚貝・幼貝に光沢はあるのか?

成貝までの期間はどの程度なのか?

食性の傾向は?

一体どんな生態を見せてくれるのか、もうワクワクです。

ついこの間、飼育数が多くてどうとか言ってたくせにね・・・(追笑)

 

Yaguragiseru

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巨大ハコベ発見!

昨日は三連休の最終日。お天気もそう悪く無さそうなので、

余り出掛けたことがない秩父方面へ行ってきました。

小学生の頃は西武線の沿線住民でしたから、

学校の遠足でも家族のレジャーでも、秩父方面へはよく出掛けたものです。

しかし茨城に住み始めてからは、

どうも東京周辺の混雑を乗り越えないと行けない様な印象があって

なかなか足が向きませんでした。

久し振りの秩父路は、なかなかよかったですよ。

国道140号線に沿って秩父鉄道が走っているので、

あのSL列車「パレオエクスプレス」が見られると期待していたのですが、

名物機関車C58-363が分解点検中とのことでがっかり・・・

でも、これまた貴重な旧型電気機関車の重連運転による

パレオを見ることができました。

秩父路はヒガンバナが多いですよね。ちょうど咲いていていい感じでしたー。

秩父行きにはちょっとした目的がありました。

秩父古生層の石灰岩地帯にピンポイント生息する陸貝をさがすことです。

これについては機会があったらまた書く事にしましょう。

さて、そんな秩父のドライブ中に写真の植物に出くわしました。

初めて見る野草ですが、直径2センチ前後はあろうかというその花は

大きさこそ違っているもののまさにハコベ。巨大なハコベです。

自信はないけどピンと来た植物名がありました。ナンバンハコベ。

そういう名前のでっかいハコベがあると以前聞いた事があったのです。

帰宅後調べてみたらビンゴでした。

それにしても意外だったのが「ナンバン」なんて付いた名前なのに

れっきとした在来植物である事。

てっきり帰化植物かと思いました。

まあ、ナンバンギセルなんて在来植物もありますけどね(笑)

ハコベ同様ナデシコ科の植物ですが、ハコベとは違う属で

ナンバンハコベ属にわけられた1属1種だそうです。

学名だとCucubalus baccifer var.japonicus

しかしマンテマ属に含む分類もあって、この場合は

Silene baccifer var.japonicusとなります。

それにしても、造作がでかくて、花の構造の勉強にはうってつけの教材です。

種子が熟していたらちょっといただいて育ててみたい草でした。

 

Nanbanhakobe

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ヤマガラに異変!

昨日の午後から雨が降る筈だったのですが、

約半日遅れて今日は午後4時近くまで弱い雨が降っていました。

ちょっと肌寒い位の気温ですが、おかげで汗は全くかきませんでした。

さて、先月の中頃からだったでしょうか。

庭でひっきりなしに

ピピッピピッピピッ・・・・ジェーージェーージェーーという声が聞こえ、

こんな季節なのになんだか連日シジュウカラが騒いでるなあ、なんて

思ってふと見ると、それはシジュウカラではなくヤマガラでした。

ええっ!ヤマガラ!?この季節に!!??

例年我が家でヤマガラを見かけるのは樹々が葉を落とした冬の時期、

よくシジュウカラ、エナガ、コゲラなどと混群になって立ち寄ります。

それも毎日見かけるというほどの頻度ではなく、

どちらかというと「おっ、今日は見たぞ。ラッキー!」てな感じです。

それが朝6時過ぎから夕方5時前後までの間、

多い時間帯だと1時間に2〜3回くらいの頻度でやってきます。

一体どうした事でしょう?

じつはこの現象、何も我が家に限った話ではなく、

メーリングリストに参加させていただいている

「我孫子野鳥を守る会」のメンバーさんたちからも例年にないこの時期の、

しかも例年見ない場所でのヤマガラ出没が報告されています。

さらに会員である山階鳥類研究所の平岡先生の情報によれば、

中国各地や韓国でもこの秋、

普段みられない場所でヤマガラが観察されているようです。

一体どういった要因でこうした事が起こるのでしょうね。

夏の高温?

その前の初夏まで続いた超低温?

これから起こる冬の異変の前兆?

いずれにせよ、要観察です。

ちなみに撮影した個体が加えているのは、

葉が早く落ちた枝に付いたエゴノキの実です。

長い絵の部分を器用にプチッと切って持ち去りましたが

サポニンたっぷりのまずい実を好んで食べるとは思えませんので、

実の中にいる昆虫・・・おそらくチョッキリの仲間の幼虫が目的でしょう。

それにしても、他にどのあたりまでこのヤマガラ出現現象が見られるのか、

とても気になるところです。


Yamagara121006

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緑色の蜘蛛2

タイトルに2と付けましたけど、1がいつだったのか定かでない・・・(笑)

でも、確かに以前書いていた筈です。

その時はアオオニグモのことだったかな。

今回の緑色のクモは、やはり同じオニグモグループのクモで、

ワキグロサツマノミダマシっていいます。長いですね。

漢字で書くと「脇黒薩摩の実騙し」。

ワキグロのワキはまあるい腹部の側面(=ワキ)ということで、

ここが黒くないサツマノミダマシという近縁種のクモがいるので

それに対しての区別点が本種のネーミングに用いられたということです。

サツマノミとは「薩摩の実」で、ハゼノキの実の事なのですが、

別にハゼノキを「薩摩の木」って言う訳じゃないんですよね〜。

あくまでも「薩摩の実」で一体のものとしてハゼノキの実を指します。

ダマシ・・・は「騙し」。薩摩の実に掛かっています。

では何が「薩摩の実騙し」なのかというと、やはりこのクモの腹部の事です。

美しい緑色をしたぷっくりと長丸いこのクモの腹部は

確かに青いハゼノキの実に似ていない事もない・・・てな訳です。

さっきもチラッと書きましたが、腹部の側面の下半分が黒いのが本種で、

上半分とはちょっと違う緑色をしているのが

近縁種のサツマノミダマシという事になります。

どちらもよく似た環境で見られますが、当地ではワキグロの方が多いかな。

写真ではちょっと見えにくい角度ですが、

腹部の黒い部分がちょっとだけ見えています。

このワキグロサツマノミダマシも、ほかの多くのオニグモたち同様、

夕方に網を張って朝には回収して片付け、

日中は近くの葉陰などに塒を設けて潜り込んで隠れているのですが、

秋になって気温が下がり始めるとあまり積極的に網を片付けなくなります。

そのお陰で寝坊の私でもこうして朝の明るい状況で

このクモの写真が撮れるのですが、

まあそれだけ秋も深まって来たということでしょう。

おそらくあと少しで産卵して、活動を終了するのでしょうが、

そういえばこのクモの産卵や卵嚢は見た事がありません。

ちょうど玄関の正面で見やすいところにいるので、

今年はちょっとこの個体に注目してみる事にします。

Wakiguro1210

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マイマイ飼育・・・

Maimai_shiiku

ご存知の通り、私はカタツムリの飼育をしておりまして

沢山の種類ではありませんが、

仕事部屋に置いた室内型温室(ワーディアンケース)には

それなりの数の飼育ケースが並んでおります。

最初は数種類をこじんまり飼育していたのです。

しかし、飼育しているうちに繁殖により数が増えたり、

私がマイマイ飼育をしているのを知った知人が

旅行等の出掛けた先で捕まえたマイマイを「おみやだよ〜ん」と

持って来てくれたりで、いつの間にやら4段あるワーディアンケースの棚が

いっぱいになってしまうほどになりました(汗)

先ほどエサを与えたのですが、

まず与えるエサの野菜をカットするのがひと仕事。

それをいっぱいに入れたステンレスのボールを両手に持った姿は

そこだけ見たらどこかの施設の飼育員みたいです(笑)

すべての飼育ケースにエサを入れ、同時に古いエサやふんを掃除したり

霧を吹いたりといった事をしていると、

一時間ぐらいなどあっという間に経ってしまいます。

好きでやっている事なので苦にはならないのですが、

近頃こじんまりやっている時の様な楽しさが無くなった気がします。

なんていうか、カタツムリを見てウフフ・・・とじっくり対面していません。

ペット的なふれあいという表現が適切か分かりませんが、

とにかくそういう事ができなくなっています。

これでいいのか!?

しかし、繁殖にチャレンジするというのは、これまた飼育の醍醐味でして、

産まれた稚貝をじっくり育て上げるのも非常に面白い・・・

要するに、欲張りなんですよね〜(笑)

でも、これもやりたくて突き進んだひとつの方向ではあるので、

やめたいと思うこともありません。

実際、繁殖までチャレンジする事で、多くの事を学びました。

設備のキャパに達したので、さすがに今後の方向性を考えねばなりませんが

以前これを見た実家の母が

「あんたはカタツムリ屋でも始めるつりか」と言っていたのが

妙に引っ掛かっています。

それも面白いかもね・・・なんて(笑)

そういえば、カタツムリのちゃんとした飼育マニュアルってものを

私は見た事がありません。

まずはそれをまとめてみようかと、ぼんやり考えています。

はたして形に出来るかな・・・?

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十六夜

Izayoi121001

台風一過の晴天となりましたが、空の青さの秋らしさと裏腹に
最高気温は30℃ちょい超えとなった10月の入りでした。
昨夜は雨もいい加減降ってましたが、風がすごかったですね。
今回の台風で茨城県内の最大風速を記録したのはお隣の龍ケ崎市で、
30.8m/secでした!
我が家は牛久市でも最も龍ケ崎寄りのエリアなんですが、
そういえば日付が変わる少し前に一段ともの凄い突風が吹いて
自転車置き場が屋根ごとひっくり返りました(笑;)

まあ、幸いそれが何かに当たって来られるとかいう被害は無かったのですが、
朝、外に出てみるとそこらじゅう葉っぱやらこっぱやらゴミだらけ!
背が高い植物の植木鉢も軒並みひっくり返っていました。
どこかで風雨をしのいでいたチョウたちがブッドレアの花に戻っていましたが
翅が傷んだ個体が多く見られ、気の毒でした。
昨日はみんなピカピカだったのに・・・

さて、台風で十五夜どころではありませんでしたけど、
今日の十六夜は美しい月光に恵まれました。
写真は先ほど撮影した十六夜のアップ。
十六夜らしく右側の輪郭がクレータークレーターしてますね。

今回は伝家の宝刀ズイコー350mm/F2.8っちゅう白レンズですが、
さすがにいつも月の撮影で使っていた500mmのへたれレフレックスと違い
手すりに寄り掛けてのいい加減な撮影だったのに解像度が良くて驚き!
今後はこれで月を撮ることにします(笑)
レンズだけで4kgあるんですけどね、これ・・・(追笑;)

今年はススキもお団子も用意できませんでしたが、
庭を青く照らし出すお月様には、なんとなく手を合わせました。
上手く理由が綴れませんが、有り難いものです・・・(笑)

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