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輻射熱

 
Noshime_hinatabokko
 

朝、トンボが地面に降りていることが多くなりました。

それだけ、冷え込むようになったという事ですね。

シオカラトンボやシオヤトンボなど

トンボの中でももともと地面によくとまる種類もいますが、

写真のノシメトンボをはじめとするアカネ類は、

コンクリートを打設した様なところにはしばしばとまりますが

普通の土の地面には、普段あまりとまりません。

しかし、秋が進んで冷え込んだ朝などには、

やっと出て来た太陽の輻射熱を頼って地面にとまります。

なんだか無防備に見えますが目的はその逆で、

俊敏な動きを一刻も早く取り戻すために、翅を動かす筋肉を温めるのです。

空気も草木も冷えきった朝に最初に温かさを得られるのは

なんと言っても大きな面積で受けた太陽光の輻射熱のある場所です。

公園のベンチや住宅の軒の小屋根も良い場所ですが、

そういうものが無いところでは地面が一番手っ取り早いという事でしょう。

冷え込み始めるこの時期

輻射熱を利用する昆虫たちの行動はトンボ以外にも見られ、

建物の外壁や大木の幹、果ては石碑に至るまで、

気を付けてみるとじつにいろいろな昆虫が利用しています。

この時期に家の壁にカマキリがはり付いているのをよく見かけますが、

彼等もまた、自分が温まったり産卵場所として選んだりという以外に

日当りの良い外壁で待っていれば

輻射熱を利用するエサを効率よく狩れる・・・ということを

知っているのかも知れませんね。

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