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今日は「オオ」の勝ち

網戸の縁で何かの気配がしたので覗いてみると

あ〜あ、やっちゃってます。カマキリがカマキリを・・・

よく、交尾の後でメスがオスを・・・みたいな話が聞かれますが、

今回のこれは、どちらもメスです。

ただし、カマキリの種類は異なります。

食べている方はオオカマキリ、食べられている方はハラビロカマキリです。

よ〜く見るとオオカマキリがしっかりと獲物を抱えている右前脚の内側に

ハラビロカマキリの特徴である翅の小さな白い紋が見えています。

この両者が出くわしたら、ひと回り体格の大きなオオカマキリに

分があると見るのが妥当ですよね。

でも、私はこの逆も見た事があります。

それはある公園の桜の木の幹でしたが、

確かにハラビロカマキリがオオカマキリを食べていました。

じつはこの時は両者のにらみ合いの場面から見ていたのですが、

ハラビロカマキリが上方で下向きに、

オオカマキリが下方で上向きににらみ合っていました。

オオカマキリの方はからだをゆらゆらと揺らしていましたが、

ハラビロカマキリは割とじっとしていました。

やがて一瞬の攻撃をハラビロカマキリが仕掛け、

オオカマキリは少し後に引いたように見えましたが、

次の瞬間、ハラビロカマキリは

オオカマキリの首の様な前胸とカマを自分の両前脚でしっかりと押さえ込み、

前胸を齧り始めていました。

もっと沢山のケースを見ないとハッキリとした事は言えませんが、

カマキリが体を揺らすのは枝葉の揺れを模したものと言われていますが

カマキリの攻撃スイッチが入るのは相手の動体視をした時ですから

オオカマキリの「揺れ」が逆効果になった可能性はあると思います。

また、より上方にいる事が有利に働くのかもしれません。

あとは、押さえ込みが一発で上手く行くかどうかがカギですよねー。

ここで失敗していたら逆の結果も充分に考えられます。

今日のケースはにらみ合いから見れませんでしたので

ここまでの経過はわかりませんが、

このオオカマキリが得たものはじつに大きかったですね。

ほぼ自分の体に必要な栄養が、

そっくりワンセットで摂取できる獲物ですから。

食べられてしまった方は、これまで何ヶ月もの間沢山の獲物から得た栄養を

たった一度の負けで全部提供したばかりか、

来年に命をつなぐ事も出来ませんでした。・・・厳しいものです。

 

Oo_vs_harabiro

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コメント

ぐりお先生、こんにちは。

いつもありがとうございます。

オオカマキリの前脚や、オオスカシバの毛並み(?)を見ていたら、
「ケラ」を思い出しました。

前脚の強力さと、スベスベの体。

私が幼少時(1970年代)、よく遊んでいました。
(今から思えば、よく遊んでもらいました。)

たぶんその存在すら知らない我が子に見せたいというよりは、
私がもう一度触りたいんです。

茨城県南部でも見ることはできますか。

この間、座り込んで地面の生き物を見ていたら、
気分が悪い人だと間違われたので、通りすがりの方にご心配かけないよう、
気をつけて探したいと思います(笑)。

投稿: マリ | 2012年10月18日 (木) 15時43分

マリさんこんばんは!
先日は貴重な、そしてとても興味深い資料を有り難うございました。
後日私信します。

手に入れると指の間を前脚でこじ開けようとするケラのあの感覚、
私も忘れられません。
産毛に覆われた体は水をはじき、器用に泳ぐ事もできる
田んぼの万能選手ですね。
ケラは多分土浦市でも、そうですね・・・田中あたりの田んぼや
桜川の河川敷で出会えるのではないでしょうか。
ちなみにいつの頃からか、うちの庭にも居着いています。
ついこの間まで地面の中から ジィーーーーーーーーーーン、という
鳴き声が聞こえてました(笑)

気分が悪い人だと思われたのはマリさんが素敵なご婦人だからであって、
私が同じ状況ならただの怪しいおっさんです(爆)
でも、お互い気を付けて観察しましょう(笑)

投稿: ぐりお | 2012年10月19日 (金) 01時55分

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