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初冬の樹液

この時期に雑木林に出掛けると、まるで夏の日のように

たくさんの樹液をあふれさせている樹に出くわす事があります。

樹種としてはやはりクヌギやコナラなのですが、

私はコナラの方でこうしたケースを多く目にします。

それが樹の生理状態によるものなのか、

材の食害などによるものなのかはよく分かりませんが、

こんなに寒くなってからでは利用する昆虫もごく限られて来ますね。

大抵はスズメバチが陣取っていますが、稀にヨツボシケシキスイや

小さなコクワガタの姿を見ることもあります。

今年は、この現象が庭のコナラの樹で起きています。

写真はその様子ですが、この樹液を出している部分は根元近くで、

シロスジカミキリに派手に食害されているため、

実際は夏の頃から樹液が滲み出していました。

その頃は周りのクヌギの方がよほど多くの樹液を出しているため

ここはあまり人気がなかったのですが、

クヌギもうたた寝を始める10月後半になってから、

どういう訳か樹液の量が格段に増え、樹液自体の発酵も順調みたいです。

ここをひっきり無しに訪れているのはやっぱりスズメバチ。

大きな羽音をさせて次々にやって来ては

樹液をたくさん口に含んで巣まで運んでいます。

この時期ではおそらく新女王も巣を飛び立っているでしょうから、

遠からず消滅してしまう運命のファミリーなのですが、

そんな事はお構い無しに仕事を続けるのが働きバチの性分です。

高温期に比べて動きが緩慢に見えるため、

つい良く見たいと思って接近してしまうのですが

本当はこれは大変危険な事。

じつはこの時期のスズメバチは少なくなってしまったエサを

ファミリー同士で奪い合い、互いの巣を襲う事までいとわない

抗争中の里山マフィアと化しているのです。

ただでさえぴりぴりしている状態ですから、

「触らぬハチに刺され無し」です。くわばらくわばら・・・(笑)

ちなみに、こうした働きバチが姿を消した頃

よれよれと飛んでいるひときわ大きなスズメバチは、

来年の繁栄を託され越冬場所を探す新女王です。

新女王は産卵をするため、ご自慢のはずの毒針を

本来の姿の産卵管として有しているため、刺される事はありません。

でも、すすんで触る様な事はやっぱりやめておきましょうね(笑)

 

Konara_jueki1211

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コメント

こっちにも失礼します。
うちのシロテンハナムグリ君に見せたら喜ぶだろうな(笑)。成虫はケースの中で元気に動き回ってます。餌の食いもいいですよ。8月に三郷公園の樹液で採集してずっと飼っています。妹が数えたのですが、幼虫は71匹いるそうです。幼虫も凄まじい勢いで餌を食べてます。ケースの中はすぐにフンだらけになってしまいます。世話は妹なので、毎週土曜日は幼虫のケースの土をふるいにかけて掃除しています。カブトムシの幼虫も大量にいるので。
早く夏の樹液の時期になって欲しいです。

まだ終わったばかりかぁ…

投稿: かぶと小僧 | 2012年11月17日 (土) 00時07分

かぶと小僧さんは今でもシロテンハナムグリを飼育していたのですね。
あれは確かに良く殖えますね。
他のカナブンと異なり、朽ち木やクヌギマットでに限らず
腐葉土やたい肥でも簡単に育ってくれますから楽です。
でも牛久の方では最近なぜか数が減った昆虫です。
樹液ではむしろカナブンの方が目立つようになりました。

夏が恋しい気持ちはよ〜く分かりますよお(笑)
あ、でも今年みたいな夏は勘弁だなぁ・・・
もうちょっと雨が降ってくれて、最高気温も30℃前後止まり程度で・・・
以前は当たり前だったこんなことが、贅沢な願いになってしまいました。
つくづく温暖化も深刻ですね。

投稿: ぐりお | 2012年11月17日 (土) 23時14分

こちらにも失礼します。
うちのシロテンハナムグリはクワガタの幼虫飼育をするマットで育ててます。サラッサラの土です。これだと蛹になる時にマユができませんか?来年になったら、マユを作れるように腐葉土を入れてあげた方がいいですかね?

投稿: かぶと小僧 | 2012年11月18日 (日) 20時17分

カナブンの仲間の幼虫はいわゆる「腐植食性」ですが、
シロテンハナムグリはエサの適応幅が広いので、畑地のたい肥や
花壇からも幼虫がみつかりますよね。
逆に純然たる朽ち木では、見た事が無いように思います。

もちろん、朽ち木ベースのマットでも充分飼育できると思いますよ。
でも、たくさんいるなら何パターンか違うエサで育ててみて
違いがあるか見てみるのも面白そうですね。
おそらく園芸肥料として売られている牛フンや鶏糞でも
飼えるのではないでしょうか?

投稿: ぐりお | 2012年11月19日 (月) 17時14分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
そうですね、その手ですね。今は衣装ケースで飼っているのですが、大きめのプラケース3つくらいに分けて飼うのも面白いですね。早速やってみます!
クワガタマット、マット+腐葉土、腐葉土+ミミズでどうでしょう?
こう言うのは妹がやります。手を出すと怒ります(笑)。71匹だと3で割れないからかなり悩むと思います。徹底的にきちっとやらないと気が済まない性格ですから。
ちなみにカブトムシの幼虫は腐葉土+ミミズで飼ってます。

投稿: かぶと小僧 | 2012年11月19日 (月) 23時33分

かぶと小僧さんこんばんは!
いいですね。結果に興味津々です。
ちなみにクワガタやカブトの幼虫もそうですが、
カナブン(ハナムグリ)の幼虫はセルロースを溶かす消化液を
持っていて、これで周りの腐植を溶かして繭を形成するようなので、
腐植が比較的サラサラでも問題ないと思います。
私の飼育経験では、むしろ水分量が多過ぎてベタベタな方が
失敗しやすいと感じました。

投稿: ぐりお | 2012年11月21日 (水) 00時37分

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