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翁頭へ・・・

今年はオキナグサが沢山咲いてくれたので、

3年振りに種子を採り播きしてみようと思っています。

例年よりも早く開花したオキナグサの花は、早く開いたものから順に

花被片を落として種子の冠毛を伸ばして「輝く白髪の翁頭」に早変わり。

このタイミングの冠毛はフレッシュで、本当にピカピカに輝きます。

風が吹くとこれが揺れて美しいのですが、どうも今年は風が強過ぎてしまい

白髪の先端が地面に擦れそうなくらいに花茎をしならせています。

白髪が輝くのは冠毛の1本1本に生えた微毛が

筆先の様に軸に揃って寝ているからで、あと少しして種子が完熟すると

微毛はふわりと立ち上がり、風をはらみやすい姿になり、

冠毛全体もほんわりと白い綿毛の様に見えます。

今の白髪がちょっとウェットな印象なのに対し、

この頃の白髪はボリュームも満点で、私は文豪の川端康成とか

指揮者の小沢征爾氏を思い出します(笑)

オキナグサの採り播きで大切なのが、

この変化の瞬間をしっかりと捉えて種子の採取を行うこと。

うっかりこれを逃すと、種子は風とともに旅立ってしまいます。

さらに上級な採り播きをするには、そのもうちょっと手前の段階・・・

つまり、種子は何とか完熟したし、微毛も開きつつあるけど

まだ飛ばないよ・・・という時に種子を採取し、用土に採り播き。

これができると種子の発芽率がぐぐっとアップし、しかも

種子の発芽が早くなります。

風で飛ぶ程完成した種子を採り播きすると、多くは翌年の春に発芽しますが、

この上級編の種子採取をすると

播いた一週間後あたりから発芽を始めるものが見られ、

開花までの年数も一年短くできます。

でも、この絶妙のタイミングで種子を採取する事がなかなか出来ません。

せめて風にさらわれないように可能な限り注意したいと思います。

 

Okinagusa130410

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コメント

こちらはね、フキノトウが伸びてきたくらいかナー。
今日は霙が少し降っちゃった。
春は足踏み状態です。(--;)

オキナグサってなんかいいよね。
控えめの美しさをかんじるんだよナー。

投稿: こー | 2013年4月11日 (木) 23時58分

こーさんこんばんは!
そうですかー、開花しながらにゅうっと伸びて来た感じね。
だいたいこちらと半月ちょっとぐらいずれてるのかな。
コリダリスで言うと、うちの庭では今日エゾエンゴサクが咲き終わりました。
ヤマエンゴサクとミヤマキケマンはちょうど満開ぐらいで、
ジロボウエンゴサクとムラサキケマンがこれからピークです。

オキナグサって、そちらだとけっこうあちこちで
見られるのではないですか?
シックな花色や全体を覆う白毛も魅力的ですが、
私はちょっとうつむいて咲く感じが大好きです。
それが受粉すると空を見上げ、やがて翁頭となり・・・

うちにはでっかい株がひとつきりなんですが、
以前出掛けた菅平高原では
雪が消えたあとのスキー場のゲレンデにオキナグサが一面に咲いていて
それはそれは見事な光景でした。

投稿: ぐりお | 2013年4月12日 (金) 22時41分

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