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2013年5月

ツインズ!

Kurimaru_twins01

 

昨日、当地も梅雨入りしました。早いな・・・(笑)

でもって今日はいかにもという感じのじっとりむあ〜&ドンヨリシトシト。

とってもわかりやすいお天気となりました。

我が家で飼育しているカタツムリたち、完全な室内飼育なのですが、

どうやらこういうお天気の変化は室内に居てもわかるらしく、

今日はなんだかとっても活動的でした。

そんなカタツムリたちの多くが繁殖期を迎えているのですが、

上の写真もそんな種類の一つ、

大型キセルガイのクリイロマルテンスギセルの卵です。

今まさに卵殻が割れて稚貝が誕生する瞬間なのですが、

画面中央(一番右端)の卵がどうもヘン。

他の卵は容積一杯の稚貝が窮屈そうに入っているのですが、

この卵だけは隙間が多いように見えます。わかります?

もうちょっとわかりやすいように、バックライトを当てて撮影してみました。

下の写真がそれです。

 

Kurimaru_twins02

 

まだちょっとわかりにくいかもしれませんが、じつはこの卵には

ひとつの卵殻の中に他より小さな稚貝が2匹入っていたんです。

これはアレですね。鶏の卵を割ってみたら、

中に黄身が2つ入っていたというプチラッキーな・・・(笑)

2匹とも心臓の脈動が確認できますので、ちゃあんと生きていますよ。

クリイロマルテンスギセルの孵化は何度も見ていますが、

こういう双子ちゃんなケースは初めて見ました。

この後この2匹は無事に活動を開始し、成長出来るのでしょうか?

注意深く見守っていきたいと思います。

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池の新緑2013

Ike2013shinryoku

 

今年はいつまでも寒気の流入があり、低温傾向が繰り返し見られましたが

この一週間は概ね時期相応か、やや高めの気温で推移しています。

池もすっかり初夏の装いです。

毎月1回同じアングルで撮影していますが、

今回初めて左手前のスダジイの木がうっとうしいと感じました(笑)

だいぶ枝が伸びてきましたね。

展望のためには剪定すればいいのですが、

新しく伸びた枝の先の方につい4〜5日前まで花が咲いていました。

その花に多くの甲虫類がやってくるので切れなかったのでした。

さらにひょっとしたら椎の実が結実するのではないかと思い、

香ばしい実を食べたくてどうも切る気になれません。

生でもクセやえぐ味が無くて美味しいんですよねー。

池の周りでは昨日27日からヘイケボタルが舞い始めました。

ちょっと早めに感じたのですが、調べてみたら昨年とぴたり一緒でした。

ゼニタナゴは稚魚の浮出初認が5月10日で、その後少しずつ数を増やし、

約170匹までカウントできています。

そして今年は池でも排水路でも、ニホンイモリの産卵数が多い様です。

風で舞い込んだ落ち葉を掃除すると、良い割合で卵がくっ付いています。

早い時期に産卵された卵の中ではもうウーパールーパーみたいな外鰓を

立派に付けた幼生の姿が確認できます。

うっかり捨ててしまわないように注意しなくては・・・(笑)

水生植物の茂るペースが昨年より早いようです。

沢山のつやつやした抽水葉を突き出して拡げるコウホネを見ていると

一段と暑い夏がやってきそうな気がします(笑;)

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地上26センチの生活者

Oohimegumo_kousetsu

 

モの話です。

嫌いな方には冒頭からちょっと絵的にキツいでしょうかね(笑)

このクモ、オオヒメグモといいます。

名前はそれほど知られていませんが、とにかく見かけるクモなので、

皆さんもこの姿には見覚えがあるのではないでしょうか。

上の写真は繁殖期初期のペア。

まだ交接には至っていませんが、メスがオスの接近を受け入れているようで

なんだかいい雰囲気ですね(笑)

あ、ちなみに体色が黒っぽい左のがメス、赤っぽい右のがオス。

オスの方が華奢に見えるのは、クモではお馴染みのパターンですね。

オオヒメグモは自然の環境では

木のうろや大きな石が複数ある場所の隙間等にその姿を見かけますが、

どちらかというと人工的な環境の方が沢山の個体がいます。

代表的なところでは縁の下、住宅基礎の通風口付近、物置の床下の隙間など

なんとも辛気くさい場所に巣を構えています。

こうした場所は雰囲気的にはジメッとした場所に思えますが、

空気が湿っぽくても物や地面はそれほど湿り気が多くない環境ですので、

このクモ、案外さらさらした乾燥した環境が好きなのかも知れません。

共通しているのは雨が当たる様な場所にはいないということでしょうか。

巣も自分も濡れるのを嫌うクモですね。

コーナーっぽい3方が壁になった場所に不規則に糸を張った巣を作るので、

結果的にそういう場所が選ばれるのかもしれません。

ポジション的にも大人の膝より低い位置にいることが多い様な気がして、

実際どんなもんかと家の周りを調べてみたところ、

敷地内で27個体が見つかり、

その平均的なポジションレベルは地上26.2センチでした。低いですね。

こんな位置で昆虫が網に掛かるのか心配ですが、

大丈夫、それなりに喰えてるみたいです・・・というか、

痩せている個体などまず見かけないので、むしろ

この低いポジションどりは良い捕食戦略なのかもしれません。

網に掛かった獲物をみてみると、ダンゴムシ、ワラジムシ、アリ、ヤスデ、

小型のゴミムシなど徘徊生の生物がほとんどで、

飛行していて掛かったと思われる獲物は小さなガを1匹見ただけでした。

しかし歩く連中がごく低いながらも上方の空中の網に掛かるものでしょうか。

この点はちょっと不思議に感じるのですが、

もしかしたら彼等は壁を登った際等に

うっかり落下するケースが少なくないのかもしれません。

そんなうっかり者を気が利いた位置でふわりと受け止めるのが

オオヒメグモの巣?・・・・とんだセーフティネットですね(笑)

地面に落ちて痛い方がなんぼ良かったかわかりません。

下の写真はまだ幼体のオオヒメグモ。アリを捕食中です。

クモは体外消化の生物なので、麻酔を兼ねた消化液を獲物の体内に送り込み、

消化した獲物の組織を再び吸い取ります。

写真ではこもが口をつけているのは1本の脚の関節ですが

こんなローカルな部位でも吸収できるのですね。

アリはもう全く動いていませんでした。

ところでこのクモの、比較的小さな頭胸部に対し

バルーンのような大きな丸い腹部のプロポーション・・・

どこかで見覚えがありませんか?

じつはオオヒメグモの属するヒメグモ科には、あのセアカゴケグモがいます。

オオヒメグモとセアカゴケグモ、

色や模様は違いますが、形はとてもよく似ています。

おかげでこのクモを見つけた人から保健所などに

「毒蜘蛛ではないか?」という問い合わせがたまになるとか・・・

大丈夫ですよ。オオヒメグモには人に有害な強毒はありません。

咬まれて消化液が入ったら、そりゃちょっとは痛いかもしれませんけどね。

 

Oohimegumo_youtai

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うるさい木の花

今日は暑くなりましたね。

当地は当初の予報値を上回る28.5℃に達しました。7月中旬並みです。

毎日よく晴れるのは気持ちがいいのですが、

またそろそろお湿りが欲しくなりました。

今週は月曜日にたっぷり降ってくれたのですが、

その後の晴天続きで空気は再びだいぶ乾いて来ています。

地面の方はまだ表面にも湿り気が残っていますが、

このままだとあと数日でまたカラカラになってしまいそう・・・

さてさて写真は庭のエゴノキの花。今年はとても沢山咲いています。

当たり年・・・という事なのか、近所の里山のエゴノキも

今年は軒並み大開花となっています。

一昨年の事、まだチビ助だった姪っ子が庭のエゴノキを指差して、

「あの木のお花はうるさいんだよ」と言いました。

「お花がみんなでウーウーブーブー言ってるの。ほら、きこえるでしょ」

・・・皆様はもうお分かりかと思いますが、彼女が言っているのは

エゴノキにやって来るミツバチやハナバチたちが出す羽音のことです。

身長110センチの彼女が見上げたエゴノキの花は

頭上遥か上で一斉にこちらを向いて咲いているのですが、

そこから聞こえるウーウーブーブーが、

ハチの出している羽音だとはわからなかったのでしょう。

「お花はなんでブーブー言ってるのかな?」

「喧嘩してるんだよ。負けたら落ちるの・・・ほら落ちた!」

なるほど、エゴノキの花は見ているそばからポロポロ落ちます。

5裂合弁の花弁がまるごとすっぽりと落ちるため、

まるで花が自らの意思で落下しているようにも思えますね。

樹下の地面と水路には落ちた花弁が敷き詰められています。

小さい子って限られた経験や知識の中でものごとを理解・判断し、

これまたごく限られたボキャブラリーからそれを精一杯表現するので、

大人から見るととんでもなくすっ飛んだ事を言い出したりしますよね。

余計な知識が邪魔しない分、

時にそれはすごく研ぎすまされた表現になります。

空想ではなく、そう理解しての言葉だから

極めてまっすぐに飛び込んで来るし・・・

多分これから先もエゴノキの花を見る度に思い出すであろう出来事です。

子どもたちと対峙していると、こういう話はしばしばごちそうになれます。

だから子ども向けの自然観察会はやめられないのですよねー(笑)

 

Egonoki_hana1305

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走る花たち

Hotarukazura1305

 

庭の地際に点々と咲く写真の青い花・・・

ムラサキ科の野草、ホタルカズラです。

どちらかというと4月の花ですが、いよいよ最後を飾ろうかという数輪が

まだ元気に愛想を振りまいています。

じつはこの花、走るんですよ。

もちろん花が足を出してタッタカ走る訳じゃなく(コワいですがな:笑)

茎が走るように地面を這って伸び、場合に寄っては一年のうちに

1メートル以上も移動するのです。

我が家のホタルカズラは植えたものではなく自生なのですが、

最初に出て来た場所の近くにコナラの苗を植えました。

最初は仲良く生えていたのですが、数年が経ちコナラが成長すると

ホタルカズラの生育環境は段々暗くなり

どうやらそれが気に入らなかったらしく、スパーンと離れた2方向に

走出枝を伸ばし、どちらもコナラの中心から同じぐらい離れた場所に

翌年の株を設けました。

走出枝や匍匐枝を英語ではランナーといいますが、

まさにその通りだと思います。

こういう現象は他の植物にも見られます。

我が家ではシソ科のラショウモンカズラとオドリコソウが

群落を移動させて互いに段々近づき、

ついに今年は合戦の如く双方入り乱れる形になりました。

多分来年以降はすれ違うようにそれぞれの方向に進むのだと思います。

これは近くのクヌギを1本切ったことで、互いの好み環境が入れ違ったため

このような現象が発生しました。

植物は動物の様に動けないため、沢山の種子を風や鳥に委ねて

新天地に移動する事を企てますが、

種子散布の力が弱く、栄養繁殖に頼っている植物にとっては

ランナーを出す事は必死の生存戦略なのでしょう。

でも、数年で別のポジションに動いちゃう訳ですから

植物のレベルで見たら、まさに高速ランナーと言えるのかもしれませんね。

 

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チョウチョ飼育中4

Shijimi2shu_sanagi

 

今日は予報がはずれ、一日中雨降りでした。

でも、恵みの雨です。

今年の5月はここまで非常に乾燥していました。

雨が全く降っていなかった訳ではないのですが、

降ったあとにすぐ強風の日が来たり、度々流れ込む寒気が

低温だけでなく非常に乾いた空気を連れて来たので、

せっかくの潤いが直後に帳消しになってしまったからです。

身の回りでも、冬も過ぎ去ったというのに肌や喉の調子が悪い人が

今年はとても多い様です。皆様は大丈夫でしょうか?

さて、以前紹介した飼育中のチョウ、キリシマミドリシジミですが、

2匹が病死してしまった以外は、みんな蛹になりました。

庭から食草のアラカシの葉を調達した際にくっ付いて来た

庭のムラサキシジミも、ついで飼育の結果ほぼ同時期に蛹になっています。

写真がその2種の蛹です。

左がムラサキシジミ、右がキリシマミドリシジミです。

ムラサキシジミの蛹が、ずいぶん真っ黒けに見えるでしょう。

はじめはキリシマと同じ様な・・・むしろキリシマよりも

ちょっと明るめの色でした。

それが昨日から急激に黒く変色してきました。

この変化は別に死んでしまったのではなく、その逆・・・羽化が近いのです。

早ければ明日の朝にはチョウに変身するかもです。

ほぼ同時期に蛹になったのに、キリシマよりはずい分早く羽化しますね。

キリシマミドリシジミは、蛹の期間が長いシジミチョウみたいです。

ムラサキシジミの蛹は2個体あって、下の写真がもうひとつの方。

わかりますか?翅になる部分に自慢の青紫色が見えています。

こちらの方がより早く羽化が始まりそうです。

羽化も見てみたいけど、徹夜も出来ないしなあ・・・(笑)

そういう事が躊躇無くできた学生時代が恋しいです(追笑)

明日の朝、華麗に変身したこの子と対面するのを楽しみに

しばし夢路を辿って参ります。

 

Murasaki_sanagi

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あらやだ!

Subakohebi

 

またまた先日と同じ森での出来事です。

ホソオビヒゲナガの写真を撮影した場所から数十メートル進んだあたりに

コナラの木に巣箱が掛けてあるのですが、

何気なくその巣箱を見ると入口から変なもんがにゅっと出ています。

「・・・あらやだ!」

それが何であるかはすぐに分かりました。

そして何が起きているのかも・・・(笑;)

まず、巣箱の入口から出ているのはアオダイショウの頭。

こういった巣箱の入口直径は28ミリ程度ですから

そこから推し量ると、さほど大きな個体ではなさそうです。

そしてこの時期、森の木に掛けられた小さな巣箱には小鳥が営巣しています。

平地の里山の場合、おそらくそのほとんどはシジュウカラ。

多分このアオダイショウは中の御馳走・・・つまりはシジュウカラのヒナを

まるっと頂いて一服しているところです。

それも好きで一服しているというより

ヒナを呑み込んでお腹が膨れているので出るに出られない状態なのでしょう。

近づいた私に気付いても、首を引っ込める事ぐらいしか出来ません(笑)

ヘビは大きな獲物を呑み込んだ後、消化するまでの暫くの間・・・時には

一週間以上も同じ場所に留まる事があります。

ここは考えようによってはとても安全な休憩場所ですね。

シジュウカラは一回の営巣で複数のヒナを育てますから

少なく見ても3〜4羽はいたと思います。

大変な御馳走をお腹いっぱいに・・・まさに至福の一時です。

じつは過去にも似た様なケースに遭遇した事があります。

中学生の頃、飼っていたハムスターがやはりゲージ内に侵入した

アオダイショウに呑まれてしまったのです。

ハムスターのゲージは普段自分の部屋に置いてあったのですが、

あまり気温が上がりそうな日には窓の外の軒下につり下げていたのです。

アオダイショウにはまさにこの隙を突かれました。

その日学校から帰宅すると、ゲージ内に2匹いたハムスターの姿は無く、

代わりにとぐろを巻いた大きなアオダイショウがいました。

私は大変なショックを受けましたが、同時に

「コイツはこのあとどれくらいここに留まらざるを得ないんだろうか?」

とも思い、内心このままにしておいてみようかと思っていたのですが、

事態に気付いた私の母がアオダイショウをタタッ殺して

口から中に手を突っ込み、呑まれたハムスターを引きずり出しました。

(こえ〜よ〜!かーちゃんヘビよりこえ〜よ〜っ!!)

まあ無理もない話でしたが、あのとき事後の経緯を観察出来ていたら、

いろいろ今回の参考になっただろうなと思った次第です(笑)

 

Subakohebi_up

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森の木陰でヒゲ自慢

Hosoobihigenaga

 

先日オガタオニグモの記事で紹介した場所では、

林の下草のあちこちで白髪の髪の毛みたいなものが

ひょんひょん揺れていました。

よく見るとそれは小さな蛾の触覚。

毎年決まってこの時期に姿を見せるホソオビヒゲナガです。

うちの庭の木陰でも見かける蛾ですが、ここはとても数多くいるので

久し振りにオスとメスの写真を撮影する事が出来ました。

上の写真がオス。まさに「髭長」ですね。

よく見ると髭が白いのは途中からで、付け根の3割ちょっとは黒いです。

最近ぐりおは体長の変化ですぐに白髪が増えるのですが、

その後休養がとれたりすると、白髪の付け根は普通の髪の色に戻ります。

それがちょうどこの蛾の触覚みたいな感じで、親近感〜(笑)

ホソオビヒゲナガは体長1センチ足らずの非常に小さな昆虫ですが、

自慢の触覚を頻繁に振り回しているので、

気にして探すと案外簡単に見つかります。

個体数が多い場所だと、オスメス同時に観察する事も可能。

下が近くで見つけたメスの写真です。

 

Hosoobihigenaga_2

 

オスにくらべ、触覚の長さは3分の1強といったところ。

それでもバランスとしたら長い方ですよね。

オスの触覚はフラットにスーッと伸びていますが

メスの触覚は付け根寄りの黒イブ分が起毛でフサッとしています。

きっと何か特別な意味があるのでしょうけど、何なんでしょうね。

長い触覚に目を奪われてしまいますが、この蛾は

渋い色調のメタリックな鱗粉を輝かせる

大変洒落た翅を持っていて、これがまた非常に美しいものです。

しかし残念ながら大抵暗いところにいるので

撮影時にフラッシュを点灯してしまうとこの輝きを上手く表現出来ません。

みなさんも近くの林でひゅんひゅん動く髭を見つけたら

この蛾の美しい姿を是非観察してみて下さい。

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赤い個体でした

先日隣町の「高崎自然の森」を散策中、

ヤマユリの葉上にとても小さな赤いクモを見つけました。

体長は4.5ミリほど・・・ホントに小さいでしょ。

しかし、小さいながらもその姿は立派にオニグモしてます。

このクモの名前はオガタオニグモ。

特徴はこの小さなサイズと、

「ぴょん!」と中央が前方に突き出た腹部の形です。

オガタオニグモは元々南方系のクモで、昨今の温暖化の影響なのか

ここ数年でちょいちょい見かけるようになりました。

しかし今までに見た個体はみな、

腹部もそれ以外の部分と同じ様な赤紫褐色のものばかりで、

腹部に白い斑紋が入るものは見ましたが、

今回見つけた個体の様に腹部の地色が鮮やかな赤色をした個体は初めてです。

小さくてもこの色ですから、はじめはてっきり熟して落ちた実かなにかが

ヤマユリの葉の上に引っ掛かっているのかと思った程です。

このクモ、オスは殆ど見つかっていないんですって。

最近になって数例発見されたんだそうですが、

それまでは、オスはいないとさえ言われていたとか・・・

全く見つかっていないのなら、

「じゃ単為生殖なのかな」って納得しそうになりますが

非常にまれながらもオスがいるという事であれば、

今度は一体どうやってオスとメスが出会うのか不思議に思います。

やっぱりクモって不思議がいっぱいの生き物ですね。

 

Ogataonigumo1305

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ヘンリィ開花2013

なんだか今年の夏も暑さが厳しくなりそうだとか・・・

何だか今から憂鬱・・・

人間も辛いけど、我が家のいろんな飼育栽培種も辛い事になりそうです。

昨年の夏って、やっぱりそれなりに暑かったじゃないですか。

だから暑がりな植物はあまり好結果を期待していませんでした。

特にシプリペディウムは暑がりの代表なので、

まともな芽さえ出来ていないのではと相当に覚悟をしていたのですが、

この春の植え替えで確認したところ、

幸いにも全ての株がちゃんとした芽を立てていました。

しかも半分の鉢で芽数が増えていました。

特に「緑花アツモリソウ」の名で知られるシプリペディウム・ヘンリィ

(=Cypripedium henryi)は一昨年2本立ちだった株が昨年は3本、

今年は5本となりました。

そのうちの3本には花が3輪ずつ、2本には2輪ずつ咲いたので、

合計13輪の大開花です。

写真だと花が黄色っぽく見えますが、これはもう咲き終わりに近いことと

黒い壁をバックにして撮影したせいだと思います。

本当はもっときれいなうちに撮影すればよかったのですが、

まごまごしているうちにシミだらけになってしまいました(笑;)

この種はアツモリソウの中でも暑さに強いと言われていますが、

案外デリケートな一面もあって、毎年の植え替えをさぼると

あっという間に消えてしまう様です。

今年の春の植え替えでは、芽数が5本の複雑な株に育っていたので

植え替えが少々面倒でした。

本当はもう切り分けた方がいいんでしょうけど・・・

コワくてなかなかできません(笑)

病気の治療方針の相談で医師から手術を勧められても

「先生、どうにか切らない方向で治す訳にはいかないでしょうか」

と言ってしまうあの感じですね。

まあでも、ここらが限界でしょう。

これ以上切らずに置くと、逆に力が分散して花数が減ってしまいそうです。

今年も無事に夏を乗り切る事が出来たら、

その時は思い切って3つぐらいに株分けする事にします。

 

Cyphenryi2013

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チョウチョ飼育中3

Kirishima_dappi

 

今日は日射しに少しばかり暑さを感じましたが

お天気そのものは下り坂みたいですね。

当初の予報では日曜日に傘マークでしたが、一日早まりそうです。

さて、飼育中のキリシマミドリシジミですが、

順調に成育中です。上の写真はちょいわかりづらいですけど幼虫の脱皮。

2令から3令に進令するところです。

脱皮といっても羽化などのように大きく変態する脱皮と違い

進令の脱皮お気軽なもんです。頭の部分が割れて皮を脱ぎ終わるまでに

10分ぐらいでした。

この脱皮直後の食欲がスゴいんですよ。

しゃくしゃくしゃくしゃくと実に豪快に葉を齧ります。

そして数時間後には早くもひと回り大きくなった感じ(笑)

キリシマミドリシジミはバラバラと時間差がついた孵化になるので

やっと3令になる幼虫がいる一方、

下の写真の様にいよいよ蛹になろうかという幼虫もいます。

2匹写っているでしょう。色がずいぶん違いますね。

右の黄緑色の方がノーマルな色。

左のピンクの方は蛹化が近づいて来た時の特徴です。

この色の変化にどういう意味、あるいは効果があるのかわからないのですが、

蛹化の直前になると、このピンク色の姿に変わります。

それにしても成長が早くて、子育てを楽しむ暇がありませんでした。

卵のまま一年のうちの9ヶ月近くを過ごすくせに、

ひとたび動き出すと実にせっかちな昆虫です(笑)

 

Kirishima_pink

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2匹いたんだ!

Onshitsu_misuji1305

 

我が家の温室の中にはいろんなカタツムリが住み着いています。

ウスカワマイマイ、ニッポンマイマイ、パツラマイマイ、コハクガイ・・・

そして写真の大型種、ミスジマイマイなど。

ヒダリマキマイマイやヒタチマイマイは、

庭にはいますが温室内には入ってきません。

温室は何かしら好みと違う環境なのでしょうね。

温室ですから、当然真冬でも熱帯植物が枯れないだけの温度と、

乾いた北風が吹く外からは考えられない湿度が保たれているので

ここに侵入したカタツムリたちは冬の間もしばしば活動をしているようです。

写真のミスジマイマイも冬の間時折姿を見せていました。

でも私、ミスジマイマイは一匹だけだと思っていました。

そしたら同じ様な大きさで、同じ様な模様のミスジマイマイが

どうやら2匹いたみたいです。

この写真を撮影した一昨日の朝に、初めて気が付いた次第です。

ちょっと画像からは分かりづらいですが、

2匹は互いの交接器を挿入し合って遺伝子のとりかえっこをしています。

外はまだ最低気温が10℃を下回る日が続いていますが、

温室の中に居る分にはそんな事とは無関係。

春らしい営みと相成った訳ですね。

温室内にカタツムリなどと言うと、植物の愛好家さんたちは眉をひそめます。

まあ、もっともですよね(笑)

でも、ミスジマイマイやニッポンマイマイに

栽培植物が食害されることは案外少ないです。

中の一角にクズ野菜を置いてあるので、ほぼそちらを食べてくれます。

石灰岩も転がしてありますのでカルシウムの補給もOK!

一方パツラマイマイとコハクガイは植木鉢内に住み着いて

大切なランの根や新芽を食べてしまう厄介者。こちらは駆除対象です。

でも、捕っても捕っても居なくならないですね・・・(笑;)

写真のミスジマイマイがくっ付いているのは

大事なパフィオペディラム・デレナティの鉢です。

・・・・・絶対齧るんじゃねーぞ(笑)

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風車開花!

不遇?のカザグルマがやっと開花しました。

カザグルマとはキンポウゲ科センニンソウ属のつる植物です。

画像を見ると「なんだクレマチスじゃないか」と思われるかもしれませんが、

センニンソウ属とは即ちクレマチス属(=Clematis)で、

カザグルマの学名はクレマチス・パテンス(=Clematis patens)。

クレマチスの園芸品種の多くには、

中国産のテッセンとこの日本のカザグルマの血が受け継がれているのです。

以前住んでいた家に植えていた時には毎年普通に咲いていたのですが、

今の場所に引っ越して植え込んですぐに大幅に株を小さくしてしまいました。

多分土が合わなかったのと、何も無いさら地の頃は

やたら風が強く当たり乾燥してばかりでしたから

カザグルマもすっかりご機嫌を損ねてしまったのだと思います。

2〜3年が経過してからようやく元気を取り戻してやっと1輪花が咲き、

「ようしこれなら来年はまた何輪もの花が見られる」と思っていたら、

草刈りをした際、うっかり根元から前年枝を切ってしまいました。

カザグルマは前年枝に花が付くクレマチスです。

決して当年枝には花芽が付かないので、来年の開花は前年の枝が

いかに良い状態で残っているかがカギを握っています。

その時は勢いよく伸びていた当年枝が別に残っていたので、

来年の開花に期待し、それを大切に育てることにしました。

ところが数ヶ月後、今度は隣地の地主さんが草刈りの際に

その当年枝を刈り払い機でカットしてしまい、来年の開花も絶望!(泣)

まあ自分の土地からこちらにアズマネザサが侵入しては申し訳ないと

ギリギリまで丁寧に草刈りして下さったご厚意の結果なので

これはいたし方ありません。

もともと丈夫な植物ですから、案の定翌年の春には株元から新枝が出て、

これを昨年大切に育てて今回の開花にこぎ着けました。

たった2輪のみの開花ですが、1輪の直径が約14センチもあるので

遠目にもよく目立ちます。

来年こそ沢山の開花を実現したい!もし実現出来たら

前の家に居た時以来ですから、まる10年振りの快挙となります(笑)。

 

Kazaguruma130504

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鬼の居ぬ間に♥中

ようやく晴れベースの嬉しい日和が続いていますが、

空気はまだちょっとヒンヤリしています。

気温もGWのうちに尻上がりになるとのことでしたので、

明日明後日と期待も高まりますね。

我が家の池と水路は恒例の

クロスジギンヤンマの羽化ラッシュが見られましたが、

そのピークが過ぎようと言う頃に次のトンボの動きが見られ始めます。

写真のイトトンボがそれ。

珍しい成虫越冬するトンボ、ホソミオツネントンボです。

無事に冬を乗り切ったホソミオツネントンボはちょうどこの時期、

多くの個体が水辺に集まって繁殖行動をさかんに行います。

越冬中のホソミオツネントンボは目立たない薄茶色の体色をしていますが、

春を迎えると美しい水色の婚姻色に姿を変えます。

この水色はオスではもれなく現れますが、メスでは控えめで

殆ど薄茶色はら変わらない個体もいます。

写真では下にいる方がメスですけど、やはり上のオスに比べると

うっすらとした水色ですね。

5月らしくショウブの葉で交尾体勢の一休み。

組み体操よろしく2匹でアクロバティックな♥マークを表現しています(笑)

このトンボがもっとも盛んに繁殖するタイミングは

羽化したクロスジギンヤンマが交尾を終え、

産卵に返ってくるまでの間隙を縫って展開されます。

それがちょっとずれて2種が鉢合わせになると、

華奢で小さいホソミオツネントンボは

大きくて運動能力に勝るクロスジギンヤンマに食べられてしまいます。

じつに際どい恋の季節ですね・・・

 

Hosomi_koubi1305

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青いオダマキは今年も

いやいや寒い寒い・・・予報で言われていたから覚悟はしてましたけど

昨日も今日も朝の冷え込みが強く、日中も風が冷たく感じられました。

東北北部や北海道では完全に冬に逆戻りして、

吹雪いたところさえあったみたいですね。

明日の朝も今日以上に冷え込む様なので、

心配な植物を玄関に取り込みました。

写真は昨年の5月にも紹介した青一色のオダマキ、

アクイレギア・アルピナ(=Aquilegia alpina)です。

昨年実生で作った苗が早くも発芽して、

こぼれタネもあったようなので今年はあちこちで青い色が揺れています。

えっ?昨年の実生発芽でどうして今年開花するんだって?

ふっふっふっ・・・それにはちょっとしたコツがあるんですよ〜(笑)

オキナグサなんかも同様なのですが、キンポウゲ科の花は

種子が若いうちに採り播きすると、早期に多くの種子が発芽するので

それをその年のうちに充分肥培し、しっかりとした苗に作れれば、

翌年の春には難なく半数以上が開花にこぎつけるのです。

本種アルピナに限らずオダマキはこの性質が強いようで、

朔果が割れるか割れないかのタイミングで採種し、即行で播く!

発芽したらひたすら肥培!

これで開花までのプロセスが一年以上早まります。

青い花があちこちに散らばってるのっていいものですよね。

青い花はピンクや黄色の他の花をぐっと引き立てる効果を発揮してくれます。

きっとこの花が咲き終わる頃に、今度は同じキンポウゲ科の

コンソリダ・アジャシス(ヒエンソウ)の青い花が咲き始めると思います。

少しダブってデュエットしてくれると嬉しいな・・・(笑)

 

Aquialpina1304

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