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森の木陰でヒゲ自慢

Hosoobihigenaga

 

先日オガタオニグモの記事で紹介した場所では、

林の下草のあちこちで白髪の髪の毛みたいなものが

ひょんひょん揺れていました。

よく見るとそれは小さな蛾の触覚。

毎年決まってこの時期に姿を見せるホソオビヒゲナガです。

うちの庭の木陰でも見かける蛾ですが、ここはとても数多くいるので

久し振りにオスとメスの写真を撮影する事が出来ました。

上の写真がオス。まさに「髭長」ですね。

よく見ると髭が白いのは途中からで、付け根の3割ちょっとは黒いです。

最近ぐりおは体長の変化ですぐに白髪が増えるのですが、

その後休養がとれたりすると、白髪の付け根は普通の髪の色に戻ります。

それがちょうどこの蛾の触覚みたいな感じで、親近感〜(笑)

ホソオビヒゲナガは体長1センチ足らずの非常に小さな昆虫ですが、

自慢の触覚を頻繁に振り回しているので、

気にして探すと案外簡単に見つかります。

個体数が多い場所だと、オスメス同時に観察する事も可能。

下が近くで見つけたメスの写真です。

 

Hosoobihigenaga_2

 

オスにくらべ、触覚の長さは3分の1強といったところ。

それでもバランスとしたら長い方ですよね。

オスの触覚はフラットにスーッと伸びていますが

メスの触覚は付け根寄りの黒イブ分が起毛でフサッとしています。

きっと何か特別な意味があるのでしょうけど、何なんでしょうね。

長い触覚に目を奪われてしまいますが、この蛾は

渋い色調のメタリックな鱗粉を輝かせる

大変洒落た翅を持っていて、これがまた非常に美しいものです。

しかし残念ながら大抵暗いところにいるので

撮影時にフラッシュを点灯してしまうとこの輝きを上手く表現出来ません。

みなさんも近くの林でひゅんひゅん動く髭を見つけたら

この蛾の美しい姿を是非観察してみて下さい。

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