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2013年7月

池の潤夏2013

Ike2013junka

 

毎月の定点撮影、今月は忘れずに撮りました。月末ですが(笑)

しかも、剪定作業に使っていた脚立を片付けずに撮影してしまいました。

じつは毎年7月には、池の中の水草整理と大掃除を行うのですが、

今年は全く手が付いていません。

今月しょっぱなの猛暑でくじけてしまい、様子見しているうちに

夏の自然観察イベントラッシュに突入してしまったのです。

クヌギの伐採なんかもしましたしね〜・・・最近ちょっとお疲れです(笑)

そんな訳で池の方はもうぼうぼうです。

水面も水中も岸も周りの樹々も・・・こりゃ大変だ(笑)

8月中に少し池の中と周囲の草だけでも整理しないといけません。

それでも、手前のスイレンだけは中旬に一度完全に葉も花も刈り取りました。

旺盛なスイレンは早くも回復しつつありますが、

このおかげで手前の水面には少し空きがあります。

池の周囲のクヌギは2本が樹液を出していましたが、

つい先日まで雨が降らなかったので涸れ気味になっています。

完全に涸れる前にやっと雨が降ってくれたので、回復するかどうか・・・

回復してくれないとカナブンもカブトムシも困ってしまいますね。

先日から、アブラゼミとミンミンゼミが鳴き始めました。

いよいよ夏も後半戦です。

居座る前線による不安定なお天気もどうやら今週までとか。

本格的な暑さが到来したら、またカラカラ天気になるのでしょうか。

暑くても毎日夕立ちが来た、子どもの頃のあの夏が懐かしいです。

 

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土用蜆

Hinuma130729

 

28・29と、たった一泊ではありますが、羽鳥湖に出掛けてきました。

ただ、これまで雨と縁が無かったのにここへ来てどうして・・・という程

降られっ放しの旅行となりました。

当然ながら不完全燃焼!(笑)

そこで半ばやけっぱちになって、先の土用の丑に食べそびれたうなぎでも

食べてかえろうと、茨城が誇る・・・割には知名度が無い(笑)汽水湖、

涸沼(ひぬま)まで足を伸ばしました。

やっぱりここでも雨降りで、

しかもそろそろ暮れなずもうかという時刻でもあったため、

なんともモノトーンな景色が広がっていました。

でも、雨にけむる湖面の向こうに突き出した広浦の赤い鳥居は

なかなか風情があって悪くありませんでしたよ。

上の写真がそれですが、この写真を撮影した場所が今回食事に立ち寄った

湖岸の料理屋さんのその名も「うなぎや」。

幾度となく訪れたお店ですが、久し振りに行ったら

建物がリニューアルされていてだいぶ様子が変わっていました。

でも、うなぎの美味さは相変わらず。

変わったのは値段の方かな(爆)

まあ、今時レッドデータにも載ろうかと言うニホンウナギの上物を

丁寧に調理して食べさせてくれるのですから、仕方がありません。

うな丼にシジミ汁がついて2,200円。

値段は張りますが間違いなく美味しいです。

そのへんで中途半端なうな丼に1,000円出すくらいなら

間違いなくこちらの方が満足出来ますよ。

もちろんうなぎだけでも納得の美味しさですが、

ここで是非堪能したいのが一緒について来るしじみ汁!

基本味噌汁なのですが、味噌はごくごく僅かしか入っていません。

ですから、見た目で味噌汁には見えません。

涸沼名産のヤマトシジミの出汁を全面に押し出した一品です。

これが超美味い!!

このしじみ汁は非常に好評なため、プラス200円で

どんぶり一杯にサイズアップできるというバリエーションもあるんです。

しかも丼ものであれば、カツ丼でも親子丼でもこのしじみ汁が付いています。

これは是非一度みなさまにも味わっていただきたいです。

ちなみに、しじみの旬といえば「寒蜆」が知られていますが

初秋の産卵を目前にした「土用蜆」も味が濃くなるもう一つの旬なんです。

ちょっと早めのお昼のつもりで午前中にお店に入ると

目の前で一斉に出漁したしじみ漁の小舟が大きなじょれんを立てて

しじみ漁をしているのを見ながらの食事もできます。

店内の涸沼側の窓は大きなつくりになっているので、展望もいいんです。

ですからお食事しながらいろいろな水鳥ウォッチングを楽しむ事もできます。

水戸方面にお出かけの際は、ちょっと寄り道して

汽水湖涸沼の独特の風情と美味しい湖の魚貝を楽しむ・・・

これ、ほんとおすすめです。

 

Unagiya130729

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蝶は来ずとも・・・

Yabukanzou_kuru

 

庭では今、あちこちでオレンジ色が揺れています。

この時期を代表するヘメロカリス、ヤブカンゾウです。

庭のヤブカンゾウには3系統あって、一つ目は元々この土地にあったもの、

もう一つは前に住んでいた家の庭から持って来たもの・・・これは、

ニッコウキスゲとして売られていた苗を咲かせたら

何の事は無いヤブカンゾウだったといういわく付き。

ひどいっす、京都にあった(←つぶれた)某山野草通販店。金返せ〜(笑)

そして3つ目は近隣の雑木林である小池城址公園の株。

これまた現地では「ノカンゾウ」といわれていたものの、

現地の群落は林内で光量不足のためいつまで待っても咲かないので

草刈りの際小苗を一本もらって来て検証栽培した結果です。

ノカンゾウはこのあたりではちょい少ないので

実際の開花を楽しみにしていたんですが・・・残念!

ヤブカンゾウは雄しべの一部が花弁化し、

八重咲きになる点でノカンゾウと区別できます。

この雄しべの花弁化はちょっと不安定な性質で、

同じ株でも何本の雄しべが花弁化するかはやや不確定ですし、

より多くの花弁化がみられる株と1本(一枚)しか花弁化しない株が

あるようです。

上の写真の株は見ての通り、1本の雄しべしか花弁化していません。

外花被片3枚+内花被片3枚というノカンゾウのフォルムに

1枚花弁が追加された格好です。

一方下の写真の株は2〜3本が花弁化するため、

花はぐちゃっとした独特のボリューム感を持っています。

この違いはどうやら花弁の形状の違いだけにとどまらないようで、

花弁化する数が多い株は、蜜腺の発達が弱いか見られないみたいです。

上の写真の株にはクロアゲハがしょっちゅう訪れるのに

下のような株ではチョウの訪花を見た事がありません。

ところでこのヤブカンゾウ、遺伝子的には3倍体なので種子ができません。

え?それなのにどうしてこうもあちこちにあるの!?という話ですが、

基本的には古くに中国から持ち込まれ、栽培されたものが

逸出して野生化した帰化植物とされています。

ぐりおが思うには、きっとヒガンバナなどと同様、

飢饉の際の非常食として農耕とともに広がったのではないでしょうか?

田畑の縁や林縁など、いかにもそういう場所によく生えてますし、

実際ヤブカンゾウの若い芽や蕾はクセが無くて美味しいし・・・

種子を稔らせる事が出来ないのに、人が増やして拡げたので

結構な大繁栄ですよね。

しかし、ちゃんとした虫媒花のノカンゾウより、各地で優占しているのは

ちょっと皮肉な気がします(笑)

 

Yabukanzou_konai

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木陰で一休み

昨日は久し振りに午後から夜までの雨降りでした・・・が、

パラパラの小雨でほんのお湿りとなったものの、

今月当初の高温と日照を考えると、水収支的には大赤字のままです。

降るところにはもう勘弁してというほど降り続いているのに、

まったく上手い事行きませんよね。

とうとう利根川の10%取水制限が始まってしまいました。

今日は気温はさほど高くありませんでしたが、

湿度が高くてちょっと辛い一日でした。

こんな日は生き物たちも無駄にハッスルせずに

のんびりとやり過ごすようです。

写真は庭のセリ田の畔に植えたヒサカキの枝で

昼下がりの涼をとるアオダイショウの仔。

ここは程よく風が通り、蒸散冷却が効いて涼しいポイントなのですが、

さすがにそのへんはよく分かっていらっしゃる(笑)

まだ全長40センチ程のサイズ、去年生まれた仔です。

ちょいちょい見かけるせいか、向こうもあまり私を怖がっていないようで、

至近距離でカメラを構えても平然としています。

もっとも、元々大胆な性格なのかも・・・

だってこのヘビとの初対面は、

息子の靴の中でとぐろを巻いているところでしたから。

息子の方は自分の靴の中でちょろっと舌を出しているおチビさんを見て

えらいパニクってましたけどね(爆)

 

Aodaisho1307

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ヤマユリ激減

先週はやや低温傾向でしたが昨日と今日は暑さが戻りました。

先月の22日以来、一ヶ月以上もまともな雨が降っていませんが、

未明と夕方にパラッと来ました。これが「兆し」だと良いのですけどね。

ちなみに明日は午後から完全な雨になる予報です。

写真は庭のヤマユリです。

今年も見事な花を見せてくれましたが、開花本数が激減しています。

じつは半月程前に、もう随分蕾も大きくなったヤマユリの株が

根元からバッタリ倒れる被害が続出したのです。

倒れて折れた根元部分には必ず穴とそこからこぼれ出した虫のフンがあり、

昆虫の食害に遭った事は明白です。

まだ犯人を特定していませんが、きっとシンクイガあたりでしょう。

これで何より厄介なのが根元から枯れてしまう事です。

蕾が食べられてしまうのならまだ「ああ残念!」で済むのですが、

根元から地上部がそっくりやられてしまっては、葉も茎もありませんから

来年の栄養を蓄える事ができません。

根茎(球根)も消失するか、残っても矮小化してしまい大打撃です。

防ぐ方法はあるのでしょうか・・・

あっても農薬なのであれば、ちょっと使うのに抵抗があります。

一応ビオトープエリアですしね。

それよりも実生を繰り返し、

常に絶対数を増やす事を心掛けた方が良いかもしれません。

ヤマユリには強烈な芳香があり、その香りの強さは

花を見ずとも朝、窓を開けただけで開花を知る事が出来るほど。

夏の一時期、庭中がこの香りに包まれたらさぞや素敵だろうと思います。

そんな日を夢見て、今年は種子採取と播種を

絶対に忘れないようにしたいと思います。

 

Yamayuri1307

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旅人来訪

4日前の事なのですが、昼下がりのブッドレアに

珍しいお客さんが来てくれました。

旅するチョウ、アサギマダラです。

見逃さなければ毎年1〜2回は現れてくれるのですが、

そうそういつも庭のチョウばかり眺めている訳にはいかないので

見なかった年というのは、おそらく見逃してしまった年ということです。

たいていは見ることができていますけどね。

この時期に当地で見るアサギマダラは、多分旅の往路です。

概ね南の方からやって来て、北へと去って行きます。

今回はブッドレアでの吸蜜でしたが前回初夏に見たのはもう少し早い時期で、

イボタノキの花で吸蜜していました。

でも、我が家で多く見るのは10月〜11月のはじめ頃で、

これは旅の復路なのでしょう。

アサギマダラの移動経路は各地で調査されているため、

アサギマダラの翅には調査時にマーカーでつけられた

マーキングが見つかる事があります。

でも、今回の個体はマークはされていない様です。

前翅の翅端が欠けているのですが、写真は「武士の情け」で

トリミングしておきました(笑)

まだまだ続く長旅なのでしょうが、どうぞご無事で良い旅を。

そして、帰り道はまたこちらにお寄り下さいませ。

フジバカマを沢山用意しておきますので・・・

 

Asagimadara130717

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夜の部開店直前

3130718

 

当地、今日は涼しいです。

朝晩なんかちょっぴり肌寒い位ですよ。最高気温も28℃でした。

最低気温は18.5℃と、こちらも20℃を下回っています。

でもって、相変わらず雨が降りません。

一昨日の夜に気休めみたいなのがパラッと来ましたが、

雨らしい雨が最後に降ったのは6月22日の夕立ちです。

なんと!もうひと月近くもちゃんとした雨が降っていませんね(笑;)

そんなことですからさすがに庭のクヌギ樹液も涸れかかっています。

全部で7本ある庭クヌギのうち、(ホントは8本ですが♯7は更新伐採)

今日現在樹液が出ているのは♯1、♯3、♯6の3本だけ。

樹液の出方も今ひとつですが、♯3クヌギはそこそこの分泌量です。

上の写真は♯3クヌギの夕方の様子。

場所が暗いのでストロボ撮影ですが、まだ空が明るいのが分かると思います。

居残りのカナブンが沢山いますね。

カブトムシはメスが1匹。このメスは日中からずっといました。

コクワガタも2匹いますが写っているのは1匹だけ。

幹から枝が出ている又のあたりにいるのですが、分かりづらいですね。

このクヌギは樹液の量があるため、夜は沢山のカブトムシで賑わいます。

仕事部屋にいてもバチッというケンカの音が聞こえてくる程です。

しかし、この時間はまだ大きなオスたちは登場していません。

きっと間もなくだと思いますが・・・・

下の写真は♯6クヌギ、時刻は上の写真とほぼ同じですが、

ここは明るい南東角なのでストロボを使用せずとも撮影できました。

こちらもまだ主役はカナブンですが、

一番良いポジションにちょっとした大物がいますね。

そこそこサイズのノコギリクワガタのオスとその下にメスもいます。

オスは詳しい方が仰るところのいわゆる「中歯型」。

大アゴがまだ直線的でありながら、少しだけうねって湾曲しています。

下に隠れているメスの方は、ノコギリのメスにしてはかなり大きい方です。

食事中のメスをオスがガードする、理想的な関係になっていますね。

でも、これもあと少しの間の天下で、クヌギが夜の部の営業に入ると

大口のお得意さんであるカブトムシがどっと集まって、

ノコギリクワガタのご夫婦も、これほど優雅には過ごせない筈です。

今日はこれから用事があって続きを見られないのですが、

ノコギリクワガタがカブトムシに対して

どれくらいどんな風に抵抗するのか、見てみたいところです。

やっぱり彼女の前では良いカッコしたいでしょうしねー・・・(笑)

 
6130718

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ぎょ・魚・漁展OPEN!3

Gyo51

 

昨日も今日も気温が低く、一体どうしちゃったんだろうという感じですが、

先週の猛暑から一転この低温ですから、体の方も大変です。

私の周りにもにわか夏風邪をひいてしまった方が急増中!

皆様もどうかご自愛下さい。

さて、ミュージアムパーク茨城県自然博物館の第58回企画展、

「ぎょ・魚・漁 -淡水魚の知られざる生態を追って-」の紹介も

これで完結です。

今回は企画展示の最終章、第五部「追われ 守られ」です。

淡水魚が私たち日本人の暮らしと大きく係ってきた事は

前回紹介した第四部にわかりやすくまとめられていますが、

これは見方を変えると、人間の活動が魚の分布や生息の状況に

極めて大きな影響を与えているということでもあります。

第五部では、おもに人間活動の結果、本来の生息環境を追われてしまった

貴重な淡水魚と、それを守ろうとする活動や研究について紹介しています。

 

Gyo5kunimas

 

展示の目玉は話題の「幻の再発見魚 クニマス」(上の写真)

かつて田沢湖だけに生息していたクニマスですが、

湖水の水質変化によって絶滅してしまいました。

それが富士五湖のひとつである西湖で再発見されました。

この過程で「サカナくん」の活躍があった事が報道されたので

ご存知の方も多いと思います。

今回飼育展示されている個体はまだ幼魚なので、

背中にスポットが目立ちます。

私的には無地の印象が強い魚だったのでちょっと意外でした。

ヤマメなど他のマス類にくらべると、体に対して各ヒレが小さく感じました。

また、さすがに飼育水温が低いので水槽の外側が結露していましたよ。

そして是非紹介したい飼育展示がもう一つ、

現在霞ケ浦で野生絶滅が心配されている在来魚、ゼニタナゴの展示です。

現在までに確実に霞ケ浦系統である事が確認されている県内のゼニタナゴは

霞ケ浦市民協会が琵琶湖博物館から譲り受けた個体だけ。

これが野外で個体数を増やしている場所がたった一カ所、

うふふふ・・・そう、ぐりおの家の「さくら上池」です。

つまり、今回展示されているゼニタナゴは「さくら上池」の個体なのです。

 

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先月の28日に池からゼニタナゴを採集する作業が行われました。

作業は今回の企画展のチーフ学芸員であるM学芸員と

アクアワールド大洗のスタッフOさん、そして私の3人で行いました。

池からゼニタナゴを上手く採集する方法は・・・・・・ナイショッ!(笑)

でも、ちょっとコツがいるので直前に3人で作戦会議を行い、

全ての手順を決めて実行しました。まあまあ上手く行きましたよ。

写真は採集後、搬送用にパッキングしている作業です。

じぶんちの玄関先で、

アクアワールド大洗のスタッフが魚をパッキングしている光景というのも

なんかすげーなと思っちゃいました(笑)

で、下の写真が展示されているゼニタナゴたちです。

池育ちなので馴れない水槽内でちょっとシャイになっているようでしたが、

みんな元気にしていました。

皆様も機会があったらさくら上池で生まれ育ったゼニタナゴたちを

是非ご覧になって下さいね!

 

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ぎょ・魚・漁展OPEN!2

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前回に続きミュージアムパーク茨城県自然博物館の第58回企画展、

「ぎょ・魚・漁 -淡水魚の知られざる生態を追って-」の紹介です。

企画展の第三部は「なかま」多岐にわたる淡水魚のグループを

魚類剥製、標本そして貴重な魚類図譜を使って紹介しています。

地元茨城県の淡水魚についてまとめたコーナーもありますよ。

 

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後半は世界の熱帯域を中心とした淡水魚を大陸別に紹介しています。

熱帯域には巨大魚・古代魚と称される興味深い淡水魚類が生息していますが、

展示ではこれを魚類剥製と標本で紹介されています。

本当は水槽で生体展示したいところでしょうが、

さすがに設備的に困難ですから、実物はアクアワールド大洗で・・・ですね。

さまざまな淡水魚類の系譜を学んだ後、

次の第四部の展示に移動するとビックリの展開。

企画展示室内にいきなり大きな「やな」が現れます。

やなとは流れる川の中に丸太と竹を組んだすのこ状の「うけ」を設けて

魚をとる巨大な仕掛けです。

 

Gyo41

 

第四部のテーマは「人とともに」

私たちの暮らしと淡水魚のかかわりについて展示したコーナーです。

魚種や地域ごとに発達した漁具や、

各地に伝わる淡水魚の料理が一同に介していて、これまた興味深い展示です。

私は子どもの頃にあちこちに引っ越してその地域特有の淡水魚の料理を

味わって育ったので、懐かしいものも沢山ありました。

今日のような商業流通が実現する少し以前には、

内陸部において、淡水魚はとても重要なタンパク源だった筈です。

漁法にも調理にも人の智恵や工夫が凝らされていて、これはもう文化ですね。

展示の中核を成す第三部、第四部はボリュームがあるので

しっかり見るとあっという間に30〜40分かかってしまいます。

しかしとても面白くて、時間を忘れて見入ってしまいました。

次回はぐりおも特別なかかわりを持つことになった

最終の第五部について紹介します。

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ぎょ・魚・漁展OPEN!

ミュージアムパーク茨城県自然博物館の第58回企画展、

「ぎょ・魚・漁 -淡水魚の知られざる生態を追って-」が

本日午後より一般公開となりました。

この企画展、ブログでも以前チラッと触れた通り、

ぐりおもちょっとばかり係っています。

そんな訳でぐりおは一般公開前のオープニングセレモニーと

プレオープンから参加、皆さんより一足先に

企画展示を拝見しました。

下はオープニングセレモニーで挨拶する企画展スタッフの皆さん。

今回は魚の企画展ということで、博物館スタッフに加え

技術協力という形で魚の飼育展示を担当される

アクアワールド大洗のスタッフの方も並んでおられます。

 

Gyo_pre_ev

 

いよいよプレ公開の企画展を拝見!

企画展示室の入口には今回の目玉の一つである

ウナギのレプトセファルス幼生魚が飼育展示されています。

透き通った幻想な体と動きがとても美しかったのですが、

ちょっとアップ出来るような画像は撮影は出来ませんでした、残念(笑)

 

Gyo11

 

第一部は淡水魚の体について学べる、ずばりテーマも「からだ」。

展示されるサケの体内構造モデルはぐりおが企画展ガイドに描いた

解剖図を元にしてくださったそうで、光栄っす。

ボタンの箇所が光る分かりやすい展示になっているのですが、

欲を言えば開いたふた側に手前のメス生殖腺(=卵巣)を

加えて欲しかったなあ・・・絵では他の臓器を見せる都合で

割愛せざるを得なかった器官なので・・・

 

Gyo12

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「うおっ!すげ〜!!」と思ったのが

上のコイ1匹分の鱗を全てはずしてきれいに並べた展示。

I学芸員の労作だそうで、この作業を一日中掛けてやっても

まる10日掛かったそうです・・・本当にお疲れさまでした。

 

Gyo21

 

第二部のテーマは「生きる」

生息環境のお話です。

ここで、私が個人的に見てもらいたいと思ったのが

下のペットボトルを使った展示。

地球上の全部の水(バックの青いペットボトル)に対して、

淡水として利用出来る・・・つまり

海生生物以外の全ての命が分け合う0.009%しかない水は、

小さな10ミリリットルのプラ容器で表現されています。

これ、水環境学習の講師をする時いつも子どもたちに話すテーマなんです。

この展示を見るととてもわかりやすいなあ!

 

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淡水魚のすみかの流域鳥瞰図はぐりおが描いたもので、

企画展ガイドにも掲載されています。

大きく伸ばした壁面展示での画質が心配だったのですが、

思った程荒れていなくてホッとしました。

次回はこの続き、第三部以降をレポートします。

乞うご期待(笑)

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うわ早っ!!

Amagaeru_egg1

 

連日の猛暑でございます(笑)

しかも全然雨が降らない・・・

日中猛暑でも、せめて夕立ちが来てくれればいいのですが。

子どもの頃って、暑い日は大抵夕方前に空が真っ暗になって、

雷とどしゃ降りが来たものでした。連日という事もしょっちゅうでしたよね。

降り始めの大粒の雨がアスファルトにボタッと黒いドットを描くと、

ほこりっぽいようなくすぐったい匂いがして、

「こいつはヤバい!」と家路を急いだのを思い出します。

まあ、急いでも間に合わない事もしばしばでしたが(笑)

ところでアマガエルが鳴くと雨が来ると云いますが、

我が家のアマガエルたちは一向に雨が降らないのに毎晩大合唱です。

アマガエルはちびちびと、そして長々と繁殖行動を続けるので

家の周りのあちこちに、卵やオタマジャクシが見られるようになりました。

上の写真は玄関に置いたキクモを植えた容器です。

昨日(7/10)に産卵されました。

まん中に3個つながった卵が見えますが、こんな風に

数個から10個前後をちびちび産卵するのがアマガエルの特徴です。

で、同じ容器の卵を今朝(7/11)の同時刻に撮影したのが下の写真。

見て下さい!たった24時間で丸い粒がここまで成長しました。

もうほとんどオタマジャクシになりかけています。

いくら容器だから太陽の熱で水温が上がるとはいえ、

(というか多分40℃近くまで上がっているので良く大丈夫だと思いますが)

この発生進行の早さは驚きです。

夕方に見たらすっかりオタマジャクシになっていて、

もうちょっとずつ泳ぎ出し始めていました。

ウシガエルの卵の発生が早いのは知っていましたが、それ以上の早さです。

アマガエルが好んで産卵する水たまり規模の小水域は

存在が不安定なのでこんなに早いのでしょうか。

いやはやビックリです!

 

Amagaeru_egg2

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マルコ孵化スタート

 

Maruko1rei1307
 

いろんな意味であんまりきれいじゃない画像ですね。すみません。

このちょっとおっかない顔をした昆虫は、

マルコガタノゲンゴロウの1令幼虫。撮影の少し前に孵化したばかりです。

体長は2センチ余り。孵化直後でこのサイズというのは

大型種のゲンゴロウならではです。

マルコガタノゲンゴロウは長く累代飼育をしているのですが、

昨年は比較的沢山の成虫が羽化してくれたので

今年は繁殖させる個体数が非常に多くなりました。

当然生まれる幼虫も一段と多いだろうと安易に期待していたのですが

残念ながら期待は大きくはずれ、ここまでに生まれた幼虫は5匹のみ。

じつは産卵するメス成虫の数が多過ぎたみたいなんです。

大型種のゲンゴロウは柔らかい水生植物の組織に産卵するのですが、

メス成虫が多いと相対的に産卵する場所が少なくなり、

どうしても同じ場所に産卵が重なってしまいます。

すると植物の組織がぼろぼろになって崩れ、

せっかく産卵した卵が水中に脱落してしまうのです。

脱落した卵は成虫が食べてしまうため、

結局産んだ卵のほとんどがダメになり、孵化する幼虫も少ないという訳です。

もっと大きい、あるいは沢山の水槽で繁殖させてあげられればいいのですが、

現状では場所的にもメンテの面でもちょっと無理。

だれか好きな方に成虫を差し上げられればいいのですが、

マルコガタノゲンゴロウは「特定希少種」に指定されているため

移動も譲渡も、そして指定された後の新規飼育も不可能なんです。

本当は、先祖の生まれ故郷の「秋田県内の某ため池」に

戻してあげられるといいのですけどね〜・・・

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常緑ベリー満開

 

ガッと真夏が来ましたね(笑)

当地も最高気温が34℃に達しました。

明日はひょっとしたらこれ以上かも・・・とのこと(笑;)

身体が慣れてませんから、ホント危険です。皆様お互い注意しましょう。

夜は晴れました。七夕の夜に星空・・・というのは

なかなかありそうで無いんですよね。

家族揃って久し振りに星空ウォッチングしました。

天の川がわかるような星空はのぞめませんでしたが、

織り姫もひこ星も天頂付近でよく見えました。

さて、写真は池の北側の畔にひっそりと生えている

常緑の在来種のブルーベリー、シャシャンボです。

昨年かなり思い切った剪定を試みたのですが、

それが良かったのか今年は花が鈴なりです。

シャシャンボの花は基本的にブルーベリーのそれとよく似ていますが、

多数の花が並ぶかなりハッキリした花穂(総状花序)になります。

近縁の落葉在来種のナツハゼもこんな感じですが、

シャシャンボの方が花の数が多くなります。

やがてなる暗赤紫色の実は甘酸っぱくて魅力的ですので

これが全部実になると楽しいのですが、なかなか結実してくれません。

元々西日本に多い木なので、

当地では適切なポリネーターが少ないのかもしれませんね。

東日本では知名度の低い木ですが、

この木は案外皆さんの身近で活躍しているかもしれません。

じつはシャシャンボは根張りがよく、乾燥にも比較的強いため

ブルーベリーの苗木の台木として多用されているのです。

お宅のブルーベリーも地面近くから下はシャシャンボだったりするかも・・・

今年はお仲間のナツハゼも花が沢山付いてくれました。

秋の結実も楽しめると最高なんですけど、さてどうなりますか(笑)

 

Shashanbo1307

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9年掛かって

Amagaeru130705

 

「あ”wwwwwwwwwwwwwっ、やかましいっ!!」

夜中に家人が飛び起きて叫びます。

あんたもやかましいと思いつつ、同感なのであえて知らんぷりしてます。

原因は6月中旬から庭で鳴き続けているニホンアマガエル。

最初は1匹のオスが鳴いているだけでしたが、

3日ほどで3匹に増え、さらに3〜4日後には5匹になりました。

たった5匹とお思いになるかもしれませんが、

これが想像以上にやかましいのです(笑)

ゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッ・・・・・・・

この声がじつにデカい!

ニホンアマガエルはみなさまご存知の通り、とても小さなカエルです。

しかし、声は相当にデカイです。

それもそのはず。

写真の通り、彼等は下あごにお腹とおなじ位にまで膨らむ

巨大な鳴嚢(めいのう)を持っていて、

声をとんでもなく大きく響き渡らせることができるのです。

ゲゲゲの目的はもちろん繁殖のためにメスを呼び寄せる事。

だからとっても一生懸命に鳴き続けます。

しかも1匹が堰を切ると残りのオスも負けじと鳴き出すので

決まって大合唱になります。

大合唱の成果は確かな様で、日中おんぶのペアや水路やスイレン鉢に

卵とオタマジャクシが見られます。

ニホンアマガエルは指先に吸盤を持っていますよね。

だから立体的な移動能力に優れ、

住宅団地内などでも巧みに生きていけるカエルと言われています。

しかし、大規模な造成を行うという自然リセット状態の当地には

意外にも今までこのカエルは繁殖にやってきませんでした。

今年が初めてなんです。

昨年もオスが1匹だけ鳴いたのですが、結局繁殖には至りませんでした。

繁殖に利用するまでに9年掛かったことになります。

池を作った翌春にはもうニホンアカガエルが産卵し、

その年の夏には早くもウシガエルが侵入し、

さらに翌年にはアズマヒキガエルのガマ合戦も始まりましたが、

本当に意外なほどニホンアマガエルは現れませんでした。

しかし、これで来年以降も繁殖地として定着しそうです。

ただ、これ以上増えたらどうしようかという心配もあります。

いくら家同士の間隔に余裕があるとはいえ

ご近所の手前もあるしなあ・・・(笑;)

とかいいながら、もう一つ楽しみなのが、

やはり昨年から庭の木の枝で第五のカエル、

シュレーゲルアオガエルの姿を見かけるようになっていること。

池の畔に、あのメレンゲの様な卵塊が見られる日も来るのかもしれません。

・・・ただ、あいつも声がデカいんだよな〜(汗)

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♯7クヌギ伐採

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暑さもじわじわ来ていますが、今のところはむしろ湿度。

とにかくムシムシするったらありません。

やや強い南風が吹いているのが唯一の救いです。

しかし、週末はこの風が強いまま気温が上がり

日射しも出る予報なので、かなり覚悟が必要です(笑;)

さて、庭の樹木がそれなりの樹高になってきたので、

兼ねてからの計画通り今年はクヌギの間引き伐採&萌芽更新を実施します。

手始めに♯7クヌギと♯8クヌギを伐採しようと思うのですが、

この2本は隣家に接したところにあるため、危険な倒し方はできません。

そこで脚立で上に登って、まず枝を払い落としてから

幹を何段階かに分けて切り降ろそうと思います。

どちらもせいぜい7〜8メートルの樹高ですから、

エンジンやらモーターやらの機械でガーッと切っちゃえばわけないのですが、

狭い場所で少しずつ進めるためにあえて手仕事でやってみました。

さすがにクヌギ1本分となると枝葉のボリュームだけで相当なもの。

切る作業も大変でしたが、山積みになった伐採枝を見ると、

これをどうしてくれようかと途方に暮れそうになります。

上の写真がそうなのですが、これ、♯7クヌギ1本分だけです。

ズームレンズを広角側にしても全体が写りきらない程のボリュームです。

当市のルールでは長さ60センチ以下にまとめて束にすれば

資源ゴミの日に収集してくれるのですが、そこはケチんぼなぐりおさんの事、

良い腐植になるクヌギの伐採枝は何とか手元でリサイクルしたい(笑)

ハサミと枝切りノコを駆使して細かくして森の中に積みましたが、

この作業に4時間掛かりました(笑)

ここまでで本日分のエネルギーが切れ、

後に残った幹の下半分は後日切る事に・・・(追笑)

下の写真がここまでの状態。左が♯8クヌギ、右が♯7クヌギです。

右の♯7クヌギの幹が

地上3メートルあまりの位置で終わっているのが分かると思います。

この残った幹を地表すれすれのあたりで切るのが

関東風というか武蔵野風というか、ここらで一般的な切り方です。

しかし、今後萌芽したひこばえをあまり太くせずに切る方が

この狭い場所で維持管理しやすいので、

関西の一部や山梨、山形あたりで時折見かける「高台場」という

萌芽点のポイントを高くするスタイルにしようかと思います。

オオクワガタの産地に見られる形ですね。

隣の♯8クヌギはもうちょっと内側でスペースもあるので、

関東風の低い切り株にしようかな・・・

その方が庭見学にいらっしゃる方にも、

違った管理形態をお見せできますしね。

いずれにせよ、切った幹はもちろんシイタケ用の原木です。

セシウム?いや、これまでのところ数値は大丈夫なので気にしません。

まあ、もちろん人にはあげないですけどねー。

あ、でも納得の上で・・・という方には差し上げますよ〜。

(・・・って、まだ菌も植えてないですが:笑)

 

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未草咲いた!

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いただいたヒツジグサの種子から育った苗が

昨年あたりから開花し始めたのですが、

大きく育った3株を仕事で受けたビオトープに分けてあげなくてはならず、

結果手元に残った株は小さいものばかり・・・

しかし、その中の一つをたっぷり目の鉢に植え替え、

大きな陶器の植木鉢の底をふさいでこしらえた水鉢に沈めて育てたところ

ぐんぐんと育って花が咲き始めました。

池の白花のスイレンをまんま小さくした様な花は

その名の通り「未の刻(午後2時頃)」に開きます。

1輪が2〜3日、決まった時間にだけ開いて閉じてを繰り返し、

花の命が終わる頃には次の蕾が準備されます。

以前福島県内で見た自生状態のヒツジグサの花は

花被片がもっと細く尖って星の輝きみたいな形でしたが、

我が家のこの株はずいぶん丸っこくてやや抱え咲きっぽい開き方です。

スイレンと同じ様な花なので想像がしづらいかもしれませんが

小さいのですよ。花径はだいたい500円玉ぐらいです。

もちろん株全体もスイレンに比べればずっとコンパクトなので

そんなに大きな水鉢でなくても栽培出来ます。

我が家では玄関のアプローチに置いていますが

それほど邪魔にならずにちょっぴりの涼を楽しめます。

でも水中をよく見たらちっちゃいボウフラがダンスしていましたから

メダカを動員せねばなりませんが・・・(笑)

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