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オスの挑戦

 

Osu_try01
 

今日の画像はバックが温室の遮光ネットなので、ちょっと見づらいです。

お許し下さいませ。

さて、これなるクモはナガコガネグモ。

これから秋に掛け、草むらなどで丸まる太ったメスがよく見つかるクモです。

上の写真には色々と写っていますが、とりあえず一番目立つデカいのが

この巣の主であるメス。じつは脱皮直後で体が柔らかく、まだ動けません。

メスのすぐ上に見える影が薄いクモは今までメスの体だった脱け殻。

スゴい大きさの違いでしょ。脚の太さがまるで違っています。

一回の脱皮でこんなにも大きさがジャンプアップするのですね。

そしてその上にいる茶色っぽい小さいのがオスになります。

今、この小さなオスはメスに交接を挑もうとしています。

脱皮直後の動けないメスに交接しようとするセコい手口は

この手のクモでは割と常套手段です。

元気なメスにうっかり近づこうものなら食べられちゃったりしますから

まあ仕方がありませんよね(笑)

オスは自分の精子が入った袋状の塊を触肢(カニでいうハサミに当たる部分)

に抱え、それをメスの腹部の付け根に押し込められれば完結するのですが、

メスの脱け殻が間に挟まってどうも上手くいきません。

数回のトライの後、この小さなオスは巣の端っこに退いてしまいました。

そして続きが下の写真。

今度は先ほどよりも少し大きなオスが交接にトライしていますよ。

上の写真で右下にちょびっと脚先だけが写っていた個体です。

メスも若干ポジションを変えているのですが、やはりこのオスも

今回は交接を成功させる事は出来ませんでした。

う〜ん、なかなか難しいものですね。

でもね、2枚の写真とも中央付近に

白い綿菓子みたいなものが写っているでしょう。

じつはこれ、通常のナガコガネグモのものと比べるとかなり小さいですが、

一応卵塊なんですよ。

つまり、どちらかのオスはすでに一度、交接に成功していたんです。

私、軽く驚きました。

クモのメスが複数回産卵する事は知っていましたが、

このナガコガネグモのメスは、

一度産卵した後に脱皮して大きくなっています。

これを「完全に成長しきる前の亜成体で産卵した」と捉えるべきか

「成体になって産卵を始めた後にも脱皮してさらに成長する」と

捉えるべきか迷うところですが、昆虫ではありえない事です。

やっぱりクモって、まだまだ謎だらけです!

 
Osu_try02

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