好き嫌いはいけません
好き嫌いはいけません。
好き嫌いをいわずに何でも食べる子は大きくなれるんです。
丈夫で元気な体になれるんです。
こういうフレーズ、子どもの頃には聞き慣れたものでした。
これはこれで、40〜50年前なりの立派な食育といえない事も無い・・・
今時はこんな事あまりストレートには言いませんね。
もし言うとしたら、お母さんよりもおばあちゃんかもしれません。
まあ、私の子ども時代もお母さんだけでなく、
おばあちゃんのフレーズとしての立ち位置もあった様な気がします。
うん・・・私にとってはこれはおばあちゃんの文句でしたね。
一種時代の価値観みたいなのってありますよね。
私が子どもだった昭和40〜50年代には
まだ戦中戦後の反動みたいなのがあって、
おばあちゃんとしてはやっと豊かな時代を迎えたのだから、
できるだけ色々な物を存分に食べて成長して欲しいという気持ちが
より強かったのかもしれません。
母親には案外言われませんでした。
・・・というか、そんなに好き嫌いはなかった方ですからね。
その割には、あんまり大きくならなかったなあ(笑)
小児喘息持ちで丈夫でもなかった・・・(笑;)
海産物なんかでいくらか苦手なものもあったのですが、
私の母はそういうものはずっと食べられないものではなくて、
年齢とともに覚える味だと割り切っていたようです。
かくしてそれはその通りでした。
今どき、(よそ様の)子どもに好き嫌いはダメなんて言おうものなら
大変な事になりかねません。
食物アレルギーはホントに恐ろしいですからね。
アレルギーは昔は現代ほど沢山は無かったと思います。
知られていなかっただけでなく、本当に少なかったのではないでしょうか。
一部の人が言うように、アレルギーは公害や環境汚染、抗生物質などが
もたらした・・・というのが本当なら、
私たちは便利で化学的な生活文化と引き換えに、じつはかえって
自分たちの生き方や可能性に制限を設けているのかもしれませんよ。
なあんてね。時々思っちゃうですよ、おじさんは(笑)
写真の虫、クロウリハムシといいます。
シンプルだけどなかなかお洒落な衣裳だと思います。
名前の通りウリ科の植物を食害しますが、じつはキキョウだったり
ヤマブキソウだったりと、植物の類縁性を無視していろんな種類を食べ、
なかなかに栄えています。
今年は我が家ではキキョウはやられませんでしたが、
昨年種を播いて育てたナンバンハコベが
開花を前にして茎だけの哀れな姿にされてしまいました。
小さくて弱々しそうなのに、いろんなものに口をつけるので
まったく油断がなりません。
この虫に・・・ちょっと自分を見ました(笑)
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