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2013年11月

「騙し」見抜いたり!

Kobukanidamashi

 

先週末に出掛けた貝殻拾いの成果品を塩抜き洗浄している最中に

死んで打ち上げられた写真の生き物を一緒に拾った事を思い出しました。

貝殻とごっちゃにして傷まないよう、別の復路に入れていたものです。

カニ?・・・いいえ、これが違うんですよ〜。

これ、カニダマシっていう生き物です。

どちらかというとカニよりヤドカリ寄り。

今回のこいつは小さいんですよ。甲羅の幅が6.3ミリ、

脚まで含めても2センチちょいといったところです。

一見して「こいつカニじゃない、きっとカニダマシってヤツだ」

とすぐに思いました。

別にこの手の生物に詳しい訳じゃないのですが、

カニに「似て非なるもの」にはいくつかあって、

例えばカイカムリとか、よく知られているところでは

タラバガニやヤシガニなんかもそうですよね。

子どもの頃、そんな連中に興味を持った事があったのです。

それで、何となく「カニダマシ」という名前が頭の片隅にありました。

カニダマシがもっとも一見して分かるカニとの違いは

歩く脚・・・歩脚が3対(=全部で6本)である点だといいます。

カニは4対(=全部で8本)でしたよね。

でも、よーっく見るとカニダマシにも4対目の脚があります。

極端に小さいため歩く役には立たず、もっぱら甲羅の内側の鰓や

尾部のそうじなんかに使う様です。つまようじみたい(笑)

私がこれをカニダマシだと思ったのはエビみたいに長い触覚です。

カニにも長い触覚を持つ種類がいますが、

磯や海岸で見られる種類ではありません。

赤っぽい色をしていますが、これは乾燥標本にする過程で変色した結果で、

拾ったときは少し黄色味がかった灰茶色でした。

多分甲殻類を茹でると赤くなっちゃうのと同じ様な事が起きたのでしょう。

肉眼では気付かなかったのですが、アップで見ると

甲羅の表面やハサミの雰囲気がヤドカリやヤシガニを彷彿とさせます。

今回のは小さかったので「そのまま乾燥標本にしちゃえ!」と

えいやで展脚だけして乾かしちゃいましたが、

大きいと中身が腐敗しちゃうのでそうはいきませんよね。

右のハサミに白い海面が付着していますが、これもOKとしましょ(笑)

で、種の同定ですが、どうももっともポピュラーな

イソカニダマシではないみたい・・・サイズ、形状、

そして左右のハサミの大きさが不揃いな点から

コブカニダマシとしましたが、あんまり自信はありません。

ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さいませ。

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体色も枯れる?

この時期に草はらや雑木林の下草の間を歩いていると

ぴょんと飛び跳ねる昆虫・・・

たいていは越冬バッタのツチイナゴなんですが、

まだギリギリで命を灯している他の種類のバッタに出会うこともあります。

つい先日はイナゴにあう事が出来ました。

イナゴは体に対しての翅の長さで

コバネイナゴとハネナガイナゴの2種に区分されていますが、

写真の個体は翅の端っこが腹部の先端より短いのでコバネイナゴです。

イナゴはとても明るくてハッキリとした

パーマネントグリーンの体色が特徴の昆虫なのですが、

初冬になってから見かける個体の多くが、緑色の鮮やかさを欠いています。

なるほど、周囲の草も枯れて来るからそれに合わせて・・・と

言いたいところですが、どうやらそうでもない気がしています。

老齢化なのか食べ物のせいなのか、低温による代謝不全なのかは

わかりませんが、どうも生理的に色が枯れてきちゃってる感じがするのです。

「体色が枯れる」現象は、他の昆虫でも

この時期になるとしばしば見受けられます。

ポピュラーなところでは赤トンボの体色が褐色に沈んだようにくすみますね。

バナナ虫ことツマグロオオヨコバイや緑色が鮮やかなカメムシ類も、

鮮やかだった黄緑色がウソみたいに黄ばんでくすみます。

ただ、ツマグロオオヨコバイは成虫で越冬し、

春に活動を再開するとまた黄緑色が復活するのを確認していますので

老齢化の線は無さそうです。

越冬明け後に体色が鮮やかになる例で知られるのが

オツネントンボやホソミオツネントンボ。

春を迎えると越冬時の枯れ葉色から鮮やかな水色に変貌します。

こちらは他のトンボ類でも見られるのと同様、いわゆる性成熟ですね。

一方、チョウや甲虫は翅や体表の構造的性質から

外的な影響で色彩が変化する事は殆ど無いようです。

こういう虫たちは標本にした後も変化が少なく、保存性が高いと言えます。

それでも、ゲンゴロウの体側の黄色いラインや

テントウムシの赤や黄色の部分は色がくすんで鮮やかさが失われます。

そう言えば、越冬中のテントウムシやゲンゴロウにも

同じ現象が見られますから、ヒントとしては体液が透けて見えやすい部分が

色彩変化の影響が顕著な部分と考えられるかもしれません。

するとやはり、原因はともかく、体内の代謝が関係しているのでしょう。

いずれにしても霜が降り、落葉がつもり、くすんだ色の昆虫を見ると

過ぎ行く季節とともに命の儚さを感じずに入られません。

 

Inago131126

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池の初冬2013

Ike2013shotou

 

庭もやっと樹々が色付き始めましたが、

左手前のスダジイがホントに大きくなっちゃって・・・

何ヶ月も前からハードピンチをするすると書いていながら

いまだに実現していません(笑)

それどころか他の木の小枝打ちや落葉掃除も全然できなくって・・・

じつは半月程前に利き手の左手親指を突き指してしまいました。

普段の生活ではべつに支障はないのですが、

剪定ばさみや枝切り鋸がイタくて使えない・・・(笑;)

ここ数日、やっと力を掛けても痛みを感じない程度に回復しました。

今年は昆虫が相相に姿を消してしまい、池の初冬は寂しいものになりました。

春の昆虫の出現もかなり遅めでしたから、

昆虫たちにとっては短い一年でしたね。

池の中のお魚たちはまだまだ活発ですが、

ゼニタナゴの産卵は完全に終了しました。

先週あたりは夜になると池のあちこちでアカガエルのコココココッが

聞こえていました。もちろんまだ産卵ではありません。

アカガエルは晩秋から初冬に掛けて池の周囲で目立ちます。

多分、越冬前に産卵場所を下見して、

そこから越冬場所までのルートをナビにインプットし、

繁殖の時期にはとれを逆トレースするんじゃないかと思います。

それにしても、この時期に鳴く事は珍しいですね。例年は見られません。

池の右の紅葉、自然実生で勝手に生えて来たイロハモミジなんですが、

昨年まではまともに紅葉しませんでした。

今年はちゃんと色付いてくれましたが、くすんだ緑色から

いきなり赤になっちゃう紅葉で、私好みの黄色〜オレンジ色が

一切無いところがなんとも残念!

どうしようかな〜・・・切っちゃおうかな・・・

クヌギ、コナラが黄色からオーカーイエローに変わる途中できれいです。

でも、この風景は今年までで、来年はちょっとだけしか見られないかも。

じつは割とご近所に薪ストーブを楽しんでおられる方がいて、

切った木を薪にくれるならという条件で

クヌギとコナラを伐採更新してもらえることになりました。

全部伐採ではありませんが、半減する予定です。

萌芽更新したら、ウラナミアカシジミが来てくれないかな〜・・・と

庭森の若返りに乗じて、ちょっとだけ変化に期待しています。

 

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館山で貝殻拾い

131123iwahama

 

昨日の事ですが、千葉県は房総半島の先端、

館山市の海岸に、貝殻拾いに行ってきました。

元々出掛ける予定など無かったのですが、息子の部活が急に中止になり

せっかくお天気もいいのでいっちょ行ってみるかと・・・

そんな訳ですので取り立てて早くもなく、午前8時前に出発。

いつもは房総というと東金の方を回ってゆっくり行くのですが、

今回は遅く出た分ちょっと巻いていこうと高速でひとっ走り。

午前10時過ぎに現地に到着しました。高速だと案外近いのね(笑)

館山市周辺は岩浜と小〜中規模の砂浜が交互に連なっている感じです。

上の写真はその岩浜の方です。

よーっく目を凝らすと右端にごくうっすらと富士山が見えます。

青空をバックにトビが気持ち良さそう〜・・・

でも、こういう場所では貝殻はあまり期待できません。

じゃあ何で寄ったのかというと、こういうところは

コウイカの甲羅が拾えるんです。運がいいとまとまって有ります。

カタツムリのカルシウム源だい!(笑)買えばそれなりにしますのでね。

20本(枚?)程拾えました(^_-)-

地元漁師さんの直営とうたっている食堂に寄ったら

トイレにこんな↓ピクトが、

131123toilepict
 

なるほど、おかみさんと漁師さんっていう訳ですね。

ユニバーサルデザインを逆手に取ったご当地アイデンティティ、いいですぞ!

結局お昼を食べた以外はずーっと、親子3人で怪しく腰を屈めながら

ほぼ砂浜をうろついてました。ちょっと首が痛い・・・(笑;)

5カ所程の砂浜でシェルコーミングを遂行し、

最後に寄った沖ノ島公園で日が暮れました。

あっという間の一日。一年で一番日暮れが早い時期ですもんね。

下の写真はすっかりシルエットになった沖ノ島。

それでもまだ結構人影が見えますね。

 

131123okinoshima

 

正直、この時期は端境期で、あまり貝殻拾いには適していません。

これから迎える冬から春にかけての強風の後や、初夏の一時期、秋口の方が

貝の種類も数も多く、運がいいと珍しい一品をゲットできます。

まあ、今回は下見ってことで・・・

でもだいたい様子はわかったから、次は2月か3月かな。

で、下が今回の収穫物。

アクセサリーや小物工芸に使いたくて、小さいヤツを狙いました。

一緒に写っているペットボトルのフタと比べると、

どんだけ小さいのかが分かると思います。

子どもの頃から好きだったホタテ貝系のイタヤガイやナデシコガイも

見逃せませんでした。

みんなのアイドルタカラガイも拾えましたが、

状態は今ひとつのものばかりでした。

写真は私一人の分ですが、これでも40種類以上ありました。

3人分を持ち寄ると、スゴい事になりそうな気がします・・・

これから親子3人で、拾った貝殻の自慢大会です(笑)

 

131123shukaku

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越冬バッタ今年も

季節もここまで来るとさすがに昆虫探しが厳しくなってきますね。

もちろんまだまだ活動している昆虫もいますが、

種類がかなり限られてきます。

日本チョウ類保全協会の「庭のチョウ調査」にも参加中ですが、

いくら時間を掛けて目を凝らしても、確認できるチョウは

10種類を下回っています。

トンボも庭で見られる種類は、

アキアカネとノシメトンボ、オオアオイトトンボぐらいに

なってしまいました。

足元にはまだ頑張っているオンブバッタが少々と

やっとこさか細く泣いているコオロギ。

でも、今日は元気なバッタにも出会いました。

成虫で越冬する変わり種バッタのツチイナゴです。

庭に居着いている種類なので毎年少数を見かけますが、

今年も枯れ葉が目立つようになってようやく見つけられました。

今日見かけた写真の個体はやや赤味が強い茶色です。

今まで庭で見たものはほとんどが枯れ草の様な白っぽい茶色でしたので

この個体は新鮮な印象でした。

ツチイナゴのシンボルとも言える眼の下の涙ラインは

きれいなダークグリーンでした。

名前に「イナゴ」と付いていますが、

顔つきもフォルムも翅型もトノサマバッタやクルマバッタに似た

「本格派」のバッタ体型ですね。

この虫は真冬にも見かける事がありますが、

じっとしていると分からないのに、動くから見つけられるんですよ。

真冬に出会うのも楽しいものですが、

鳥に見つかりやしないかといつもハラハラしてしまいます(笑)

 

Tsuchiinago1311

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秋色の落ち葉

Mokurenkouyou

 

私が住む茨城県南部の平地でも

だいぶいろんな葉っぱが色付いて来ました。

外出時に歩いていても、

足元に散らかっている葉っぱの表情が気になります。

今日は上の写真の葉を見つけました。

欠けていて全体像が分からないのですが、色と質感がすごく目を引きました。

なんだか普通の紅葉の葉っぱと、

えらくアプローチが違う気がしまして・・・(笑)

この葉っぱの種類、はじめはマンサクあたりかと思ったのですが、

モクレンの類いにも見えます。結局のところわかりませんでした(笑;)

それにしても味わい深い複雑な色合い・・・

基本的に「紅葉」なんですけど、赤以外に黄色やオレンジ、茶、紫など、

いろんな秋色が含まれています。

モミジみたいなグラデーションでもないんですよね。

油彩画のような粗いタッチですが、全体的にはよく調和しています。

漆黒に沈む葉脈や枯れ切った部分の灰色も絶妙な感じ。

陶器のようでもあって、色だけでなく質感も重厚です。

ひびや穴まできれいだと感じました。

じいっと見ているとなんだかこの中だけの世界があって、

気付かぬうちに入って行ってしまいそう・・・

一瞬鞄に入れようかと思ったのですが、やめました。

この美しさは、土へ還って行く美しさなんだろうと思います。

これが色褪せて、崩れて行く様もきっと美しいのでしょう。

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クリアパーツ

Ichimonjikamenoko

 

写真の甲虫、面白い形をしているでしょう。

イチモンジカメノコハムシっていいます。

好きな甲虫の一つなのですが、

今年はなぜかお目にかかる機会に恵まれず

また来年かなあ・・・と諦めかけていました。

ところが先日思いがけず、ひょいと顔を見せてくれました。

この平滑な形状を「亀の子」と例えているわけですが、

近似種に「ジンガサハムシ」というのもいて、

こちらもなかなか良い見立てだなあと思います。

注目すべきは前胸部と鞘翅の周縁がまるでプラスチックの様な

透明なシールドになっているところ。

ハチやハエ、カゲロウ、トンボなど、

飛翔する翅が透明な昆虫はたくさんいますが、

この虫の様な大掛かりなクリアパーツをもっている例はほとんどありません。

脚をたたんで葉上にいる場合など、この形状が葉にフィットするのは

よく理解できるのですが、果たしてクリアである必要があるのでしょうか。

唯一、クリアが活きるという点では眼を塞がないという事ですかね。

クリアであれば上面からの光の情報は活かす事が出来ます。

そんな甲虫なら他にもいますよ。

クロマドボタルの名前についた「マド」がそうです。

クロマドボタルは眼を覆う部分だけが透明なマドになって抜けています。

でもイチモンジカメノコハムシは一周ぐるりと透明ですもんね。

とまっている下の素材が透ける事で擬態を助ける効果があるのでしょうか。

まあ何にせよ、図版を描く際、その表現に悩みそうな虫ではあります(笑)

 

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無事枯れました(´-`);

昨日と今日はまずまずの小春日和。

昨日は温室の遮光シートを保温ビニールカバーに換装。

今日は宿根草の植え替え。

どちらも例年に無く遅い作業となってしまいましたが、

本格的な寒さがやって来る前にメドがついて、ひと安心でした。

写真は植え替え前のシプリペディウム(アツモリソウ類)たち。

まだ青々している株もあれば、

完全に地上部が枯れてしまった種類もありますが、

とりあえず秋の到来と関係なく、不健康で枯れた株はありませんでした。

かといって良くできた!というほどの成績でもありませんでしたが、

あの夏の暑さを思い返せば、無事に来年の芽を作って一年の活動を

終える事が出来ただけでも有り難い話かもしれません。

どの株もあの地獄のような酷暑を耐え切って、

本当によく頑張ってくれました。

この手の植物を相手にしていると、 

毎年じわじわと栽培が困難になっているのが、実感できるです(笑)

10年前とか考えてみると、「まだ随分楽だったな〜」という感じ。

だからもうこの仲間は、極力増やさないようにしています。

温暖化って、単純に温かくなるだけじゃないんですよね。

いろんな事が起きちゃいそうです。

先日フィリピンのレイテ島を直撃した台風30号の被害、

本当に凄まじいものでした。

見た目東日本大震災の津波の傷痕とほとんど変わらないですものね。

確かにあちらに向かうと海水温も高いままなので、

条件が揃えばあれだけ発達することもあるのでしょうけど、

日本だって全体的に海水温が高くなって、

魚の漁場なんかも急激に変わっている位ですから、

中心気圧が800台とまで言わなくても、

900とか910hPaで直撃してくる可能性は充分考えられそうです。

その時はきっと60とか70mといった最大瞬間風速を記録するのでしょう。

この間伊豆大島に大変な被害をもたらした

時間雨量120ミリ超の豪雨も、記憶に新しいところです。

これまでにあり得なかった気象が現実になった今、

災害への対応は個人でも地域でも国でも、早急に見直さないと行けませんね。

「どんな事が起きても影響が無い様な対策」というより

「どんな事になっても命だけは守れる」というレベルで考えないと・・・

今年来たよりもずっと大きな台風は、もう来年に来るかもしれません。

 

Cyp131116

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ぶくぶくもくもく

Enokidake_takasaki

 

今朝はまた冷え込み更新!

-1℃まで下がって、早くも初氷です。

明日と日曜日は雨が降るようですし、肌寒い日が続きそうです。

お互い、風邪引かないようにしないとですね。

ちょこちょこ雨が降るせいで、森ではキノコがまだまだたくさん見られます。

上の写真はエノキに生えた、まさしく野生のエノキダケ。

よく売られているものとは色もフォルムも違いますね。

このキノコは低い気温に強く、

湿り気があれば雪が降る時期でも顔を出す事があります。

ああ、美味しそうだ・・・(笑)

よく見ると幹の樹皮が縦に裂けたところからぎっしりと生えています。

結構太いエノキですが、もう枯れてしまっていて、

上の方には他のキノコも数種類見られます。

樹皮の裂け目の下の方には、これから大きくなりそうな部分も見えますね。

群体全体の形が、マンガの吹き出しみたい。

んん〜?・・・待てよ、最近こんな形見たよなあ・・・デジャビュ!?

・・・ああ、コレでした↓(笑)

 

Todayusuke2

「雨引の里と彫刻 2013」より

戸田裕介作 「水土の門/天地を巡るもの」

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意外や紅一点

今朝は冷え込みが強くて、うっすらですが初霜が降りました。

各地の紅葉の名所はだいぶ見ごろになって来た様ですね。

平野部でも木によってはハッキリと色付いて来ています。

我が家の紅葉の見ごろは例年だと今月下旬あたりからなのですが、

一本だけ気が早いヤツがカラフルに目立っています。

写真の木がそれです。

池の奥に植えてあるコハウチワカエデなんですが、

紅葉の際のオレンジが好きで植えました。

でも、この樹種はちょっと山間の方が好きな暑がりさんなので、

いつも夏場に葉が傷んでしまい、

植えた当初はなかなかきれいな紅葉を見ることができませんでした。

しかし、まわりのクヌギやハンノキが大きく成長すると

程よい日陰になって、数年前からはようやく黄色からオレンジへと変化する

きれいな彩りを見せてくれるようになりました。

ところが今年は夏の暑さがハンパ無かったでしょう。

ですからコハウチワカエデの紅葉は諦めていたんです。

そしたらどういう訳か、今までに見た事が無い真っ赤な色に紅葉しました。

夏の暑さで確かに葉先は枯れ込んでいますが、発色そのものは見事です。

この色は近くに2本植えてあるイロハモミジで期待していた色。

コハウチワカエデで見るとは思ってもいませんでした。

で、当のイロハモミジはと言えば、例年の通り月末に色付く予定らしく、

知らん顔して青々としています(笑)

うーん、もうちょっと足並みが揃うと嬉しいんですけどね〜・・・

 

Kouitten

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ビオラいろいろ

つい先日、お隣土浦市で

小学生向けの水環境教育の講座を担当しました。

毎年やっている講座なのですが、

この講座で植物による保水の働きを調べる実験をするため、

実験用の植物の鉢植えを作っています。

昨年はパンジーだったのですが、今年はビオラ。

大きさこそ違いますが、パンジーとビオラってよく似た花ですよね。

もちろんどちらもスミレ科の園芸植物なのですが、

最近ではより表現の豊かな新品種を創り出すために

お互いに掛け合わせて毎年新しい交配品種が登場しています。

一昔前だとパンジーの多様さに比べればビオラは

限られた色合いしかありませんでしたが、ここ4〜5年の

新品種の多さには目を見張るものがあります。

昨年、一昨年は絵画の様なアインティークな色合いが流行りましたが

現在の最新品種で「目玉」なのは、発色が豊かな

ソリッドカラーの品種だそうです。

今回栽培した中にも黄色〜オレンジ系でそういったものがありましたが、

出て来たばかりの最新のものはとにかくその発色が素晴らしく、

花弁も大きい様です。

私自身は園芸品種にとんと興味の無い「原種派」と通していますが、

こうしてたまに手にする機会があると新鮮なものですね。

力強く次から次へとポンポン咲いてくれるので、

もっときれいにもっとたくさん咲かせたいと言う気にもなりますしね。

園芸品種の魅惑です〜(笑)

普段うちにこの手のお花がないせいか、来訪された方にも

「あれ、はなやかなお花が・・・」としばしば言われました。

あまりそれを言われると、普段うちで咲いているお花って、

やっぱりよほど地味目なのね〜・・・って、

あらためて思っちゃったりして(笑)

まあでも、やっぱり私は野生のタチツボスミレの方がお気に入りかなー。

 

Viola_hybrid

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雨引の里と彫刻2013

Todayusuke

 

今日は晴れのち曇りの予報でしたが、残念ながら朝のうちに

ちょっと晴れていただけで、日中はドンヨリ・・・

しかも明日は雨も風もつよまるようで、また残念な週末になりました。

しかしぐりお、今週は前半に桜川市の旧大和村地区の足を伸ばしてきました。

筑波山・加波山から連なる山々は旧大和村に伸びて

雨引山(あまびきさん)をたたえます。

雨引山には楽法寺(らくほうじ)という山院があり、一年を通じ

参拝客で賑わいます。いわゆる雨引観音ですね。

ここがいいとこなんですよ〜。私のお気に入りスポットです。

雨引山楽法寺はまた書く機会があると思いますので、

今日はこの雨引山のふもとに広がる里山集落で開催されている

「雨引の里と彫刻 2013」という芸術展を紹介します。

1996年にはじまり、各年で開催されたこの芸術展も今年で9回目。

彫刻をはじめとした大型の造形作品が雨引の里山と一体になって

完成する野外アートミュージアムです。

参加作品は38点に及んでいます。

ちゃんと見ると半日では足りないぐらいです。

空いている平日ならクルマで回る事も不可能ではありませんが、

ちょうどいいのはやはり自転車。

シトラスという施設に課し自転車が用意されていますから

ここにクルマを止めて、自分のペースでゆるりと楽しむのがおすすめです。

下の作品の作家さんって、じつはぐりおん家の超ご近所の方なんですよね〜。

鉄のアーティストさんですが、今回もらしい作品です。

 
Satorutakada
 

作品と一緒に雨引の里山風景、そして空気感を楽しみたいですね。

集落と農地、そしてバックの山並みが織りなす風景はなごみますよー。

 
Shioyaryota
 

作品は開放的な場所、林内、水路、池など、

いろいろな風景の中で出会う事が出来ます。

その風景も含め作品な訳で、それぞれの気配や面持ち、佇まいといった

ニュアンスな部分を、五感をバランス良く使って受け入れると

非常に深く楽しめますよ。

「雨引の里と彫刻 2013」は、11月24日まで開催されています。

お問い合わせは、桜川市教育委員会生涯学習課(月曜休み)

■TEL:0296(23)8521まで

 
Amabiki2013

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紅のアンカー

Yamarakkyou00

 

秋は黄色い花が多い・・・とよく言いますよね。

我が家の庭でもオミナエシ、ヤクシソウ、キバナアキギリなど、

秋の黄色がよく目立ちます。

でも、ピンク系も結構いろいろあって、我が家の庭でも

ヤマハギ、サクラタデ、ツリフネソウ、コシオガマなどなど・・・

それらが順に咲き進み、

ツリフネソウがもういくつも蕾を残していない頃になると

今日の写真の花、ヤマラッキョウが小さな花を咲かせます。

一つ一つの花は小さくて大した事ないのですが、

ぼんぼり状になって集団演技的に咲くので、

開花のピークを迎えると案外存在感が出てきます。

でも、その「いい具合のピーク」は長くはないので

うっかりしていると撮影のタイミングを逃してしまいます。

そしてやっぱり今年も・・・(笑)

上の写真はほぼ開花終了の状態。

満開時にくらべちょっと個々の花が寄り気味になって、

子房が充実して太ってきました。花の中心の緑色の部分です。

虫に好まれるこの花は良く受粉し、結実率も良好です。

下は開花のピークを少し過ぎたあたり。やや紅紫色が濃い個体ですね。

我が家の個体ではこれが一番濃色な株ですが、

野山に咲く中にはもっと色が濃い個体も少なくありません。

 

Yamarakkyou01

Yamarakkyou02

少し引いたカットです。

この株の奥にはサルトリイバラが実をつけていて

カラフルなデュエットになっています。

斜めの低い陽光に照らし出されて咲く姿は

いかにも晩秋の風情を感じます。

春のカタクリから始まったピンクのたすきをここまで受け継いだ、

晩秋を駆け抜ける紅のアンカーです。

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お接待成功!

 

この3連休はまん中は晴れましたが、

残念ながら前後の2日は雨模様でした。

関東だとちょっと山の方へ足を伸ばして

ぴったりキレイな紅葉に出会えるタイミングだったのに・・・

しかし、私は昨日ちょこっとスケジュールを抜け出して

我孫子市の手賀沼の畔で開催されている

ジャパンバードフェスティバル2013を覗いて来れました。

例年通りの盛り上がりで賑わっていました。

人は昨年よりたくさん出ていたような気がしました。

会場で、時々このブログにも来て下さるらくだむしさんに出会ったり

お世話になっている日本チョウ類保全協会のブースにお邪魔したりしました。

久し振りにお日様の下でぶらぶらできて楽しかったです。

さて、写真は少し前にこのブログに登場したクモ、

お茶に誘いそびれたマミジロハエトリの彼女さんです。

パソコンに向かっていたら

視界の右端で何かがぴょこんと動いた気がしたので、

ふと顔を向けるとまた目が合ってしまった・・・(笑)

今回はちょうど目の前に飲みかけのスポーツドリンクがあったので、

急いで綿棒と水をもって来て、

約3倍に希釈したものを綿棒につけて差し出しました。

すると、たかたかたかっと進み出て、綿棒に食い付きました。

「おお!お接待成功!!」

10分ぐらい飲んでからゆっくり離れてペン立てのハサミに跳び移ったので

そっと窓の外に放しました。

マミジロハエトリは、進んで家の中に入ってくるハエトリグモではないので

外でエサを探す方がうまく生きてゆける種類です。

うまくエサをたくさん捕まえてしっかり越冬してくれい。

また来年!

 

Haetori_osettai

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シクラメンまた新居へ

 

11月ですね。小春日和を楽しんでいるうちに

あっという間に霜が降りちゃうんですよね〜。

飼育栽培も体調管理も、要注意な季節です。

さて、写真は長年栽培している原種シクラメンの

シクラメン・ヘデリフォリウム(C.hederifolium)。

昨年久し振りに植え替えをしたら、調子良く成長し、

また球根の直径と鉢の直径が同じになってしまい(笑)、

急遽2年続きの植え替えとなりました。

でも鉢が大きくなると鉢の高さもアップするので

小さいこの花のフォルムにちと合わない・・・

そこで、ボウルっぽいデザインの、高さが今までと大体同じで

直径が1.5倍ほどの鉢を選びました。

やっぱりスペースがのびのびすると、草姿ものびのびして見えます。

昨年は120輪だった花ですが、今年は咲き始めの現段階で46輪。

まだ開花初期なので、トータルでは昨年の倍以上の開花を期待しています。

さぁーバンバン咲いとくれ〜!!(笑)

 
Chederifolium2013

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