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伊平屋ベビー誕生

Iheya_baby

 

写真の赤ちゃんカタツムリ、

種名をイヘヤヤマタカマイマイといいます。

鹿児島県と沖縄県の島ごとに隔離分化の道を辿り全11種類に分かれた、

オキナワヤマタカマイマイグループの一種です。

イヘヤヤマタカマイマイは伊平屋島の森林のみに生息し

その生息密度も低いため、

陸貝の手練が探索してもなかなかお目にかかれないとのこと。

ところが幸運な事に、この貴重なカタツムリを飼育する機会に恵まれました。

しかも、しっかり繁殖もしてくれたのです。

生まれた稚貝は今のところ元気に成長を始めていて、

生まれた時点で持っていた殻(胎殻といいます)から

半回転分巻いた程度、直径5〜6ミリの大きさです。

殻は全般に淡い赤紫色をしていますが、これはおそらく今だけで

成長が進むと帯が現れたり、地色が塗り分けされたりと

本来の表現型である個性を発揮してくるでしょう。

いったいどんなカラーパターンになるのか楽しみです。

イヘヤヤマタカマイマイはとても貴重な種類なだけあって、

画像・映像の露出がとても少ないカタツムリ。

限られた資料から確認できたカラーパターンを整理して見ると

概ね下の図のようになります。どうも白っぽいタイプが多い様ですね。

 

Iheya_cp

ちなみに、今回の繁殖親である飼育個体は、aタイプとbタイプです。

さて、今回誕生した稚貝たちの中から

上に示した4パターン以外のカラーパターンは登場するでしょうか。

カタツムリの色帯は成長が進んでから出現する事も多いので、

判断に足り得る結果が出るのは半年から8ヶ月程度先の事になりそうです。

もしも上に示した以外のパターンが出現したら、

またこのブログで発表したいと思います。

それにしてもビジュアルも文献も少ないカタツムリです。

皆様の中でもしも上の4パターン以外のイヘヤヤマタカマイマイを

ご存知の方がいらしたら、是非コメントをお願いします。

さらに画像を見せていただけると、もう最高に嬉しいです!

補足:1枚目の画像で稚貝たちがくっ付いている白いものは・・・

   そう、チョークです(笑)最近これがカルシウム源として

   有効であると気付きました。ただ、チョークには硫酸カルシ

   ウム(石膏系)と炭酸カルシウム(貝殻系)の2種類あって、

   適しているのは後者です。

 

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