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一斉挙手

この時期の林床、一斉に挙手してる植物があります。

他の多くが眠りについてしまった中で

まっすぐに手をあげている姿はよく目立ちます。

フユノハナワラビ・・・花と付いてますが、

シダの仲間ですから、花のように見える一斉挙手は胞子葉です。

これとは別にもっぱら光合成を担当する栄養葉も傍らにあります。

栄養葉は胞子葉よりもずっと低くて、

ロゼットといえば大げさかもしれませんが、

地面に貼り付くように展開しています。

胞子葉も栄養葉も夏場は見られず、秋の後半から冬に出現するので

冬の・・・と付いた訳ですね。

細かくみるとこの手のシダには数種類があって、

写真のものは葉の細部の形状から判断するに

オオハナワラビという種類だと思います。

胞子葉にびっしりと並ぶ胞子嚢はほぼ球形で、

まるで魚卵を何かとあえた加工品の「子持ち●●」的な雰囲気です。

まあ、中に胞子が入っているので実際に「子持ち」なんですが(笑)

子どもの頃、友達のお父さんに盆栽や山野草の栽培をしている人がいて、

お家の裏庭にいくつものシダの鉢植えが並んでいました。

その中にはフユノハナワラビの姿もあり、

「とっても珍しい植物なんだよ」と教えてくれました。

以来ずっと私の中では「珍品」扱いだったのですが、

大人になってからあちこちでその自生に気付くようになり、

「そんなに珍しくもないよなあ・・・」と思ったものです。

でも、そのお父さんは他のシダの説明もいろいろしてくれていたので、

今になって思えば、「生活史が珍しい」というお話だったのかもしれません。

いずれにしても、動くものにしか興味が無かった当時の昆虫少年には

ちとめんどくさい話でした、ごめんなさ〜い(笑)

 

Oohanawarabi

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