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虫取菫

Esseriana_shomen

 

ここ数日3月並みの気温になっています。

でもまだ1月末、

なんだかツケが来そうでコワいなあ・・・絶対来ますよね(笑)

寒い時期は温室がハッピーですが、そんな訳でここ何日かは

中にいると暑くてたまりません。

温室内に忍び込んでこっそり冬越ししている昆虫やらクモやら、

ちっちゃい連中も動き回っています。

栽培植物の方はカトレアやデンドロキラムがもうちょっとで咲きそうですが、

それより一足早く、ムシトリスミレが可愛い花を開きました。

昨年ラン屋さんにいただいたもので、

私自身ムシトリスミレの栽培は初めてです。

このムシトリスミレはメキシコ原産の種類で

ピングィキュラ・エッセリアナ(=Pinguicula esseriana)。

もちろんその名の通り食虫植物です。

日本のムシトリスミレよりも小型で葉の枚数が多いため、

株全体がおまんじゅうのように丸っこいフォルムになります。

我が家の株はこのおまんじゅうの直径が38ミリほどです。

 

Esseriana_up

 

花のアップです。

花は可愛いピンク色で、5裂した花弁が上向きに2つ、

下向きに3つに分かれている様子はたしかにスミレを連想させますね。

でも、花の裏側へ抜ける距に注目すると、

スミレが尻上がりに上向きなのに対し、ムシトリスミレは下向きに降ります。

花の弁質もそこそこ肉厚感があり、これらの点はスミレよりもむしろ

ランの花を連想してしまいます。

こうした長い距を持っているという事は、この奥に蜜腺があるのでしょうか?

下向きの花弁の中心付近に軟毛が密生している点を見ても、

特定のポリネーター(受粉者)に依存しているのかもしれません。

昆虫を食べちゃう上に受粉でもアテにしてるんですね。

虫から見たら相当ずうずうしい植物かもしれません(笑)

 

Esseriana_ha

 

葉は拡大してみると、モウセンゴケやイシモチソウ同様、

昆虫を絡めとる粘液球がびっしり。

すでに次の花の蕾が出て来ていますが、この花の花茎や萼にも

「虫取り」の仕掛けが見られますね。

ピングィキュラ・エッセリアナは夏の暑さにも比較的強いため

ムシトリスミレの仲間では栽培が簡単な部類です。

殖すのも葉挿しで簡単に行けちゃうとの事なので、

春になったらやってみようと思っています。

唯一の注意点は、多肉質で乾燥に強い反面、水はけが悪く

じゅくじゅくしているのを嫌う事・・・意外と言えば意外ですよね。

同じ食虫植物の仲間であっても、完全な湿生植物の

モウセンゴケやミミカキグサと一緒の扱いにしたら大失敗。

ここだけは押さえておかないと・・・!

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