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温室の下層の住人

昨日も今日もくるくる変わるお天気で、

雨も降りましたがお天道様も顔を出しました。

気温は概ね高め。予報通りですね。

夕方の日没も17:00を過ぎるようになり、光の春がやってきました。

これからもまだまだ本格的な寒さに見舞われそうですが、

気持ちはちょっとずつ春に向いて行きます。

さて、写真は温室の植物棚の下でひっそりと暮らす住人のカットです。

種類は・・・たぶんタナグモ科に属するヤチグモの仲間なのですが、

この仲間は非常によく似た種類が30〜40種ほどいて、

正確な同定は困難を極めます。

おそらく全種類を網羅した図鑑も存在しないのではないでしょうか。

という訳で、今回の記事ではヤチグモの一種ということでご勘弁を(笑)

このクモ、正確な種名も分からない割にはとっても身近で、

よく家の中に入ってきます。

我が家では玄関、トイレ、浴室などでしばしば見かけます。

一年中侵入しますが、

どちらかというと気温が低い時期が多く侵入するように感じます。

そして、見かけるのは大抵オス。

オスは顔の両脇にある短い脚のような部分(触肢といいます)の先端が

ぷっくりと膨らんだ器官になっているため一見して分かるのですが、

とにかくオスの侵入が多いです。

メスを探してとか、新天地を求めてとか、人生を旅してるんでしょうか。

この写真の個体はメスです。

温室の床近くですから夜間は10℃前後、

晴れた日中はそれなりに暑くなりますが、

それでもこの位置だと17〜18℃程度だと思います。

きっとかなり快適なのではないでしょうか。

先日の記事でこのところ温かい日が続いたので、温室内でも

小さな虫たちの活動が見られる事を書きましたが、

きっとこのクモもそういう虫たちを捕らえているのだと思われます。

腹部がぷっくりと膨らんでいるので、

少なくともひもじい思いはしていないようですよ。

棚網の奥に自分が隠れるトンネル状の塒を設けますが、

これが非常に細い糸でふんわりと編み上げられ、

まるで極薄のシルクの様に見えます。

こんなんでよく体重を支えられるなと感心してしまいます。

私が温室内に入るとその気配をすばやく察知し、

トンネルの奥にささっと隠れてしまうのですが、

そばでカメラを構えていても、こちらがじっとしていれば

30秒足らずで様子を伺いに出て来てくれます。

ファインダー越しの彼女は、茶色系の地味な装いですが、

第三歩脚の関節部に白いリングがあって、なかなかお洒落です。

いつかここにも旅の王子様がやって来るのでしょうかね(笑)

 

Yachigumo_sp

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