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2014年4月

池の薫春2014

Ike1304

Ike2014kunshun
 

20140430/池の薫春2014

基本隔日更新の当ブログですが、

去年と日付、そして天気を合わせてみようということで、

30日に書いています。月例の定点撮影です。

昨年も4月は雨天での撮影でした。昨年は午前中だけの雨降りでしたが

今年は未明から雨模様となって、夕方の今も降り続いています。

むしろ雨脚はこれから強くなるようで、

夜半に掛けて時間雨量30ミリ以上の大雨になるかもしれないとのこと。

じつのところちゃんと雨が降るのは久し振りなので、

嬉しいお湿りなのですが、何でもあまり極端はよろしくありませんね(笑)

2枚並べた写真、上が昨年の4月30日、下が今日の撮影です。

このブログでも報告した通り、冬の間に何本かの高木を伐採したため

庭はちょっとさっぱりして見通しが良くなりました。

しかしこの視点だと伐採木よりも、

むしろ左手前のスダジイが強剪定された事の方が、

景観への影響が大きいですね。

このスダジイは、どの道そろそろ強剪定しようと思っていたのですが、

2月の大雪で幹から折れてしまったものです。

バランスが悪いので他の大きな枝もほとんど落としてしまいました。

ちょっと勿体なかったのは一緒に今年咲く花も落とした事。

咲けば窓の間近で花に群がる甲虫たちを観察できた事でしょう。

まあ、2年間はガマンです。

池の水面を見ると、スイレンとコウホネを除草したのが

よく分かると思います。

コウホネはもうちょっと減らさないとです。

そういえば、数年前からこの時期に池の水が黒ずむのですが、

その原因が分かりました。

落下したクヌギの雄花です。

数年前からクヌギの雄花が非常にたくさん咲くようになりました。

これが水に落ちて分解し始めると、真っ黒な汁になるみたいです。

別に毒性は無いようですが、ちょっと気になっています。

このゴールデンウィーク中に、

はじめて池の底泥の吸い上げ清掃を行う予定です。

本当は夏に水抜きバルブを開けて泥流しすれば良いのですが、

二枚貝の繁殖期の前に底の溶存酸素量を増やしたいので

思い切って作業用の水中ポンプを購入しました。

池の中の作業って楽しいんですよねー(笑)

実施したら、またここにアップしようと思います。

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次郎坊いろいろ

Jirobou_ookabu

 

コリダリス(キケマン属)の仲間が好きなので、

手近な種類だけ何となく集めています。

3月中旬から咲き始めるヤマエンゴサクを皮切りに、

エゾエンゴサク、コリダリス・ソリダ、ミヤマキケマンなどと咲き進み、

今はちょうどジロボウエンゴサクが満開です。

ジロボウエンゴサクは花が細く小振りで、

咲き方もなんだかパラパラという印象だったので

今まであまり好きではありませんでした。

しかし皮肉な事に、

我が家の環境には最も合っているコリダリスだったらしく

いや殖える殖える・・・(笑;)

超普通種のムラサキケマン以上に殖えます。

そして中には、上の写真の様な大株に成長するものも出てきました。

こうなると庭の中にあってもそれなりの存在感です。

で、よくよく見ると、その株の周囲に芽生えた子どもたちの中には

親とは違う個性を持った花が咲いていたのです。

下の写真がそのアラカルト。

全体が明るいピンク、コントラストの効いた口紅咲き、

少し紫味の濃い口紅咲き、全体が赤紫に近いピンク・・・

面白い!こうなると俄然面白くなって来ます(笑)

数年前からは積極的に実生を残すようにしているので、

今ではこれらの中間的な性質の花も見られ、随分賑やかになりました。

そして、今ではお気に入りの野草のひとつです。

 

Jirobou_vari

 

比較的花期が長いジロボウエンゴサクですが、

ゴールデンウィークの間に、コリダリスのアンカーである

ムラサキケマンにバトンを渡すことになります。

 

Murasakikeman_1404

 

こちらがそのムラサキケマン。やっと咲き始めたところ・・・

これはこれで良い花だと思います。

水につけるとすうっと溶けてしまいそうな質感が好きです。

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ブナの出葉

 

昨日も今日も20℃超えの温かさ(暑さ?)でした。

庭の池や水路では、いよいよクロスジギンヤンマの羽化がたけなわです。

昆虫の季節ですね。

写真はブナの若葉。

ブナは冬芽からほどけるように出葉する様子がとても素敵なのですが、

この展開したばかりの若い葉も大好きです。

よく見ると銀色のうぶ毛がまばらにあって、

ほんのりと赤味が差した葉身にすっきりと抜けた若緑の葉脈も美しいです。

これから日に日にこの赤味がとれて緑が濃さを増し、

ぱりっとした葉になっていくのですよね〜・・・

夏の葉っぱはどの木も同じような緑色ですが、

この時期は木の葉も種類ごとにさまざまな個性を発揮する、

つかの間のとても面白い季節ですね。

 

Buna_shutsuyou

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エライオソーム

Fukuju_kuroyama

 

上の写真のありんこ、何していると思います?

じつはこれ、フクジュソウの果実をはずそうと頑張っているところ。

テンションが上がっちゃってるものですから、

もう脚をブンブンやってハッスルしています(笑)

アリの種類はクロヤマアリ。そのへんで見かける最も普通種のアリです。

そのクロヤマアリたちがどうしてフクジュソウの果実を

これほど一生懸命持ち帰ろうとしているのかというと、

フクジュソウの種子についている付属体が欲しくてしょうがないからです。

この付属体、またの名をエライオソームと呼ばれ、

アリにとってとても魅力的な物質を含んでいて、

アリ嗜好性が非常に高いのです。

ですからアリはフクジュソウの果実をもれなく採取して巣に持ち帰り、

付属体を食べてしまうと残った種子は巣の近くに捨ててしまいます。

これすなわち、アリによる種子散布という訳です。

フクジュソウに限らず、多くの春植物やスミレ類は

種子にエライオソームをセットしており、アリに種子散布を頼っています。

春植物の多くが果実を実らせるこの時期、

カタクリやニリンソウでも同様のアリの姿が見られます。

エライオソームに惹かれるのはクロヤマアリに限っている訳ではなく、

いろんな種類のアリがエライオソームに惹かれて

種子採取をすることが知られています。

エライオソームには発芽抑制物質が知られており、

アリが持ち帰ってエライオソームを消費することで

発芽のスイッチが入るというのですから、

これまたよくできた話ですよね。

下の写真は上の写真のもののすぐ隣の果実。

こちらにはアミメアリが集まっていました。

1匹のクロヤマアリが物欲しそうに近くで見ていますが、

手を出そうとするとアミメアリに怒られ、近寄る事ができずにいました。

体の大きさは随分違うのに、かなり弱気・・・(笑)

毎年フクジュソウの種子は私が採取し、

エライオソームを洗浄して実生していました。

ですから今までこのアリのお祭り騒ぎの観察できなかったのです。

今年はその作業をサボったので、楽しいイベントを観察できました。

これで実生も出て来るのであれば、

今後は余計な事はせずにアリまかせで良さそうです。

 

Fukuju_amime

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スリムつぐみん

このところ毎朝、あちこちで庭の表土を覆う落ち葉が

クレーター状に無くなっています。

これは落ち葉の中に潜む虫をさがして、野鳥たちがやったもの。

犯人はおもにツグミとシロハラです。

春になり昆虫たちもだいぶ動き回っていますから、

少し前に比べたら、簡単に見つかるのではないでしょうか。

もう、しなびかけたヤブランやジャノヒゲの実を食べなくても

腹ぺこにならずに過ごせそうですね。

写真は先日の昼前のカット。

ガサゴソやっていたのはツグミのつぐみんでした。

気温が高いせいか、冬の姿と違ってずいぶんスリムです。

作業中、しょっちゅう頭を上げてパクパクと觜を動かしているので

いい確率で虫を見つけられているようです。

この時期だと日中の地面にはまるまる太ったヨトウムシが隠れているし、

動き始めた昆虫を狙うクモの仲間もたくさんいます。

ツグミは冬鳥ですがだいたい5月の初め頃まで庭にやってきます。

チェックアウトがゆっくりな旅鳥ですね(笑)

 

Tsugumin1404

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新型ストレーナー

昨日も今日も風が冷たいですね。

気温もこれまでよりグッと低めですが、

風の冷たさが体感温度をさらに低めている感じです。

うっかり熱を出してしまいました。

皆様も気温の急変で体長を崩されませんように・・・

さて、そんな中、池のポンプアップ部分のストレーナーを新調しました。

もともとのストレーナーはコンクリートの升ブロックの中に

濾材を入れたネット袋をセットしたものだったのですが、

じつは2011年の震災で壊れてしまい、以降は吸水パイプの口に

濾材のネット袋を押し当てるだけという応急的な処置でした。

こんないい加減な状態を3年も続けていたものですから、

さすがに袋がずれてしまい、

隙間から侵入した大量のヒキガエルのオタマジャクシが

ポンプを通過して流れの注水口から出て来る時には

もれなくミンチになっている(汗)という悲惨な事が起こっていたのです。

これは何とかせねばなるまい・・・と思い立ち、

1時間ほどの工作で出来上がったのが写真の新型。

吸水口のパイプ規格に合わせた100ミリ管用T字ジョイントを利用しました。

中にはトリカルネットで作ったカセット式の濾材(軽石+木炭)をセット。

池をのぞいた時にちょっと目立つデザインですが、

性能とメンテナンス性は多分向上しているはず。

何よりこれでオタマちゃんの犠牲が出ません。

今までミンチになったオタマちゃんたち、ごめんなさい!合掌・・・

 

Shingata

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骨です

昨年からやらなきゃやらなきゃと思っていた

池の中に殖えてしまったコウホネの除去、遂に敢行しました。

コウホネの地下茎の成長速度ってすごいんですよね。

「あれ、去年と随分違う場所にでたなあ」とは思っていたのですが、

実際に掘り出してみると地下茎の長さにビックリ!

これ、1年で1メートル以上動きますね。

とにかく太くて重くて大変でした。

スイレンも同じですが、掘っていると手が紫色に染まるんですよ。

それが2〜3日落ちない・・・

コンビニでお金払うとき、お姉さんが思いっきり引いてました(笑)

写真は掘り出した地下茎の一つです。

ハス(レンコン)とはまた違った迫力があります。

これが川の骨に見えるからコウホネという訳です。

立派な背骨ですね。

今回、約半数のコウホネの大株を、池から除去しました。

でも、殖え方を考えると、今後これを毎年やることになりそう・・・(汗)

それ以外に実生もやたら出てるし・・・(追汗;)

大抵の水生植物は、一度調子に乗ると侮れません(笑;)

 

Kouhone140410

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353輪!!

今年も元気に開花してくれました。

わが家で一番古株のイカリソウです。

いったいどれくらいの花数なのか数えてみたら、

353輪でした!(笑)

1株でこれだけ咲いていると、軽く神格化してくる感じ。

株の直径も80センチを超え、思わず拝みたくなります(追笑)

もういい加減株分けした方がいいのでしょうけど、

コワくて手がつけられません。

・・・っていうか、掘ってみると実際はまん中の部分が衰退して

もう自然に株が分かれつつあるのかもしれません。

実生してみたいのですが、残念ながらなかなか種子はできないみたいです。

まあ、イカリソウはほかにも数株ありますから、

この一株、一体どこまで膨らむか見守るのも面白いかもしれません。

 

Ikarisou1404

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コミュニティの問題

Nagaikekouen01

 

先日、業務提携NPOであるつくば環境フォーラムさんの

視察研修に参加させてもらいました。

その視察訪問先のひとつが八王子市の長池公園。

ここの管理委託を請け負っているNPO、フュージョン長池さんに

里山公園の運営のあり方に関する貴重なお話を伺う事が出来ました。

いろいろな実例をあげて、公園を支える仕組みづくりの

もっとも大切な点を教えていただき、まさに目からウロコの思いでした。

ここで具体的な事はつらつら書きませんが、

とにかくあらためて気が付いたのは、

里山を残すとか保全するとかっていうのは、コミュニティの問題だという事。

その地域に住む全ての人たちに機能するものでなければ

本当の意味で持続的な里山保全などできないということです。

自然が大好きだとか、山仕事をしたいとか、生き物が好きだとか、

そんな人たちばかりが集まってNPOなんぞ作っても

本当の住民理解など得られないという事・・・まあ、その通りなんですが、

けっこう見失いがちな点です。

長池公園には、長池公園の流儀を感じました。

さて、上の写真は長池公園の目玉ともいえる修景ポイント、

築池(つくいけ)と姿池(すがたいけ)間から姿池方向を臨んだカット。

ここはどこでしょ!って感じですよね。

姿池の運河っぽいつくりと橋のデザインを見るとなんだか異国情緒ですが、

奥の集合住宅がセットになるとアーバンな雰囲気です。

下は同じエリアから姿池とは反対側にある築池を臨んだカット。

同じ場所とは思えないくらいに里山の原風景が広がっています。

これ、ほんとに同じ場所から見える風景なんですよ。

都市のコミュニティ機能を受け入れるところは受け入れ、

昔ながらの里山の残すべきところはしっかり残す・・・見事です。

 
Nagaikekouen02
 
Nagaikekouen03

これは築池方向に公園内を5分ほど歩いたあたりの風景。

完璧な谷津田です。これも公園内の風景。

水路にはカワニナがたくさんいました。

アカガエルのオタマジャクシもいっぱい泳いでいたし、

カタクリもイチリンソウもありました。

多摩ニュータウンの一角にある里山公園は、じつに懐が大きい場所でした。

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となり桜

今までにもしばしばこのブログにアップしていますが、

庭越しに見える隣地のヤマザクラが今年も見事見事!

2本あって、左の大きい木がちょっと早く咲いて、とにかく花が密。

素晴らしいボリュームです。

右の少し小さめの木は、花の数はややまばらですが、

葉の赤味が美しくてこれまた魅力的。

隣地の地主さんはここの地元の方ではなく、

利根川を越えて千葉県から別荘みたいに時々遊びにいらっしゃる様です。

広い土地には畑と竹林があって、畑の縁に先ほど紹介したヤマザクラや

コブシが季節の彩りを見せてくれます。

人様の土地ですから勝手な事は言っちゃいけませんが、

いつまでもここままであって欲しいと密かに願っています。

サクラの手前を毎日駆け回って鳴いているキジさんも、

きっとそう思っているに違いありません(笑)

 

Tonarizakura2014

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銀メッキなクモさん

毎年春になると庭のあちこちで目につく

腹部がアルミシルバーの小さなクモ。ギンメッキゴミグモっていいます。

ただし腹部のギンメッキの状態には個体変異があって、

黒地がメインで銀色はちょっとしかない個体もいます。

写真の個体はかなりフルにメッキ入ってます(笑)

体長6〜7ミリの小さなクモなのですが、

アミの中心で光る銀色はよく目立ちます。

こんなに目立っちゃっていいものなのでしょうかね。

ゴミグモの仲間はエサの食べかすやゴミをアミの中央部分に

タテ一直線の帯状に並べてその中に体をまぎれ混ませますが、

本種もささやかなゴミの帯を作ります。

でも、普通のゴミグモみたいに、

その中に紛れ込んでいる訳ではなく、

わりと見つけやすいポジションに陣取っている・・・というか、

自分がいるアミの中心部にはゴミの帯を掛けません。

一体どういうコンセプトなのかよく分かんないクモです(笑)

もひとつ分かんないのが、丸アミを張るクモって

大抵中央に下向きに構えていますが、ゴミグモの仲間って

ほぼ完全に上向きにいます。これがどうしてなのか分からない・・・・・

もっとも、ほかの多くのクモが下向きにとまるのも、

理由には諸説あるけれどよく分かっていないみたいですね。

やっぱりクモって不思議な生き物です。

 

Ginmekki

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今年も撮り逃し

Kobushi1404

 

コブシの花です。

我が家の庭のはまだ咲き始めなのですが、

我が家のものは「ワダスメモリー」という、コブシとタムシバの交配品種。

純系のコブシではありません。

春にコブシの花を見かけるようになると、

里山に咲く本物のコブシを撮影したいと思うのですが、

これがなかなか難しくて・・・

コブシの花は高い位置に開くし、平開しないし、

被写体としても簡単ではないのですが、

撮影のタイミングが難しいんですよね〜

コブシやモクレンの花が咲くこの時期は、

激しい雨の痕に乾いた冷たい強風が吹き荒れる事が多いでしょう。

花そのものが良いコンディションを保つのが難しいですよね。

離れて見ると白くきれいに咲いているように見えても、

アップにすると花びらが折れていたり傷んで茶色くしみになっていたりと

残念な姿で咲いている事が多いです。

写真は一昨日のカットですが、この日は雨上がりの空が真っ青だったので

白いコブシがよく映えるだろうと撮りに行ったら、

やはり雨風で花が傷んでおり、これ以上のアップは無理でした。

近くの林にコブシはいくつもあるのですが、

結局今年も満足の行く写真は撮れませんでした。

コブシやモクレンの花って、春の嵐の時期に咲くには、

ちょっと場所が高くて大き過ぎる木がします。

これは、この仲間・・・マグノリア属が

飛ぶのがへたくそな甲虫向けに花を用意した・・・という

進化の歴史の背景を伴っているからなのですが、

雨が降る度、風が吹く度、何とも気の毒になってしまいます(笑)

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春の遠山田んぼ

Touyama

 

今日は空気が冷たかったですが、

昨日の雨のお陰で空気がとっても澄んでいました。

ずいぶん久し振りに近くの谷津田に出掛けてみました。

我が家の近くには、とってもすてきな谷津田があります。

人呼んで「遠山田んぼ」。

遠山田んぼには2つのアプローチがあって、

一つの入口は車でも10分ちょっと掛かるのですが、

もう一つの入口は我が家から自転車で7〜8分。

歩いても15分掛からない程度です。

上がその谷津田「遠山田んぼ」、いいとこでしょう。

たまに行くと必ず、

「こんなにいい場所が近所にあるのに、なんでたまにしか来ないのだろう」

と思ってしまいます。

近過ぎるとついついいつでも行けると思っちゃうんですよね〜。

それともう一つ、それは30年前の遠山田んぼを知っているから・・・かな。

さすがに、30年の歳月によって失われたものも少なくありません。

じつは、はじめて遠山田んぼを訪れた頃には、

ニホンイモリ、ニリンソウ、そしてタガメとの出会いもありました。

これらは、正式な記録もないまま、今日では姿を消してしまいました。

でも、風景として見る谷津田の素晴らしさは、今でも充分にたたえています。

 

Yamazakura140405

 

斜面林を彩る大きなヤマザクラ。遠山田んぼのあちこちで見られます。

今年は遅れて咲いたコブシとのデュエットも随所で見られました。

今日のところはまだ開花していませんでしたが、

我が家で特に気に入っている大きなヤマザクラがあります。

愛称「遠山桜」。どこかで聞いたような名前ですね(笑)

この「遠山桜」は満開の頃に近くに寄ると、

桜餅の良い匂いがします。他の木よりもクマリンが強いみたい・・・

あと数日で、今年も良い匂いを楽しめそうな感じでした。

風が冷たくて昆虫たちの動きはほとんど目にする事が出来ませんでしたが、

唯一、ミヤマセセリが元気に飛び回っていました。

下の写真はヒメオドリコソウの花で吸蜜しているところです。

私、ミヤマセセリは毎年何個体も見ていますが、

花で吸蜜するところは今日初めて見ました(笑)

周囲からはもうたくさんのカエルの声が響いています。

ほとんどはシュレーゲルアオガエル。

ニホンアマガエルの声もちょっと混じっています。

昔はアカガエルもいて、最初に産卵するカエルだったのですが、

ここしばらくアカガエルは確認できていません。

今のところ遠山田んぼで最初に繁殖するカエルはシュレーゲルです。

でも、これから昆虫も賑やかになって来て、

時期になるとゼフィルスやヘイケボタルも多く見られるところです。

今までちょっと放って置き過ぎたので、

今年はもう少し頻繁にここへ足を運んで、

今の遠山の自然を見つめ直したいと思っています。

 

Miyamaseseri140405

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今年は3輪きり

Kikuzakiichige1403

 

庭のキクザキイチゲです。

今日は一日雨降りの予報でしたので、昨日のうちに撮影しておきました。

以前にも書いた通り、今年の庭の春植物は全体的に作落ち傾向でした。

原因は多分昨年夏の猛暑と少雨による乾燥でしょう。

キクザキイチゲはたくさん葉を出しましたが、

花はたったの3輪きりでした。

写真の花はその中でも一番大きくのびのび咲いてくれたものです。

キクザキイチゲはもともとあまり花付きが良い種類ではありません。

多く自生している場所に出掛けても、花のたくさん咲いた株は

条件が特に良い場所に生えた限られたものだけで、

葉ばかりがまとまった株もそれよりずっと多く存在しています。

我が家の庭においてのもっともマイナスな要素はやはり水不足でしょう。

キクザキイチゲやニリンソウの地下茎は乾燥に対する防御が非常に手薄で、

開花生育期に充分な水分が確保されているだけでなく、

休眠中も常に充分な湿り気が必要です。

自生地をよく観察すると、キクザキイチゲが生えている場所は

沢の畔など、常に土壌が流水を吸い上げる事が可能な場所や、

一見ただの斜面に見えても

すぐ下に豊富な伏流水が存在する場所であることに気が付きます。

今後、こうした春植物に機嫌良く庭で暮らしてもらうには、

何らかの工夫が必要だと感じています。

我が家に来訪されたお客様によく

「水はけが良さそうな場所で羨ましいですね」と言われるのですが、

じつのところ主には、それが悩ましかったりするのです(笑)

上手く行かないもんだ〜・・・

 

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Kの植え替え4

K140402 

久し振りにこのタイトルの記事を書きます。

どのくらい久し振りかというと・・・

最初が2008年の9月末。2回目が2009年の4月末、

3回目が2009年10月中頃・・・それ以来です。

でもこの記事、過去3回は記事個別のアクセス数がすごかった!

今でもこの過去記事は、キーワード検索で見に来る方が多いみたいです。

Kというのは南米ペルーに産する原種洋ラン、

フラグミペディウム・コバチィ(Phragmipedium kovachii)の事です。

このフラグミペディウム・コバチィは、

2002年に南米ペルーで新発見された、フラグミペディウムの常識を覆す

直径15センチ近い巨大な花を咲かせる原種です。

とにかく暑がりで停滞水を極度に嫌い、土壌もpH7.2以上を好むという

気難し屋さんで、栽培はかなり厄介な部類です。

で、私も栽培していた訳ですが、これだけ長い間記事にしなかったので、

枯らしたと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

いやいや・・・栽培はずっと続いていたのです。

でも、記事にするほど目覚ましい生長が見られなかったのです(笑)

実際、こりゃヤバいなと思った時期もありました。

芽数ばかりがふえたので、2011年の春には株を3つに割って、

ぜひ挑戦してみたいというお二方にお分けしました。

その後、なんとなく管理のツボみたいなのがおぼろげに見えて来て、

前よりはしっかりした株になって今に至っています。

現在のリーフスパンは50センチあまり。

さほど大きくなっていませんが、以前よりも葉幅が出て

ずんぐりむっくりの一応コバチィらしい形にはなりました。

下に以前ブログにアップした写真を載せてみます。

上が2008年9月、中が2009年4月、下が2009年10月の状態です。

根の長さが現在と全然違うでしょう。

今の作り方にしてから、根が長く伸びるようになりました。

 

K080929

K090430

K091014

 

でもね、ここだけの話、

この株、本当はコバチィじゃないんじゃないか?・・・と疑ってもいます。

噂によればコバチィは、気温27度以上に耐えられないらしいですから。

うちでは35度でもなんとかなっていますし・・・

それに、これまでいくつかのコバチィを見てきましたが、

どの株にも葉縁に幅1ミリ前後のペラッとした

薄いテープ状の部分が回っていたのですが、うちの株にはありません。

株を分けたお二方の栽培ではどんな具合かたずねたところ、

残念ながらどちらの株も夏に枯れてしまったそうです。

この株、独特な株のプロポーションからして、

コバチィの血が入っている事は間違いないと思うのですが・・・

もちろん、できればコバチィであって欲しいと思っているのですけどねー。

「一向に咲かない」という本来ネガティブな要素が、

皮肉にもかすかな希望を繋いでいます(笑)

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