« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »

2014年6月

クロイトの産卵

もう6月も末なんですね。5月に浮上したゼニタナゴの稚魚たちは、

やっと20ミリちょっとまで成長しました。

この位のサイズになるとモツゴに蹴散らされて怯えるようなことも無く

群れをつくりながら池の中層を泳いでいます。

その池では、今イトトンボの産卵がさかんです。

中でも目に付くのが数年前からぐっと個体数が増えてきたクロイトトンボ。

オスの水色がホソミオツネントンボより鮮やかで、

あまり名前の「クロ」という印象がありません。

写真は産卵中のペアですが、尾端を水中に入れて産卵中のメスは

オスと違って緑色系の配色です。

でも、オスと同じような水色系のタイプもいたりするのですよ。

こんな風に色彩のタイプがあったり、

羽化直後と成熟個体では色が違ったりしますから、

イトトンボの見分けはちょっと厄介なところがありますね。

クロイトトンボは浮葉植物が豊富な池にひときわ多い様です。

つながったままのペアが浮葉植物の葉上にとまって

産卵するスタイルが一般的ですが、

写真の場所は沈水植物のエビモの場所なので

オスは上手い具合につかまる場所が見当たらないのでしょうか、

産卵中もホバリングしながら空中で姿勢を維持しています。

なんだか疲れそう・・・ご苦労様です(笑)

 

Kuroito_sanran1406

| | コメント (0) | トラックバック (0)

池の初夏2014

Ike201306

 

あはー・・・また定点撮影をアップし忘れてしまいました。

なので6月30日の2つ目の記事としてアップします。

上の写真が現在の池の様子。下は昨年の6月です。

冬の間にクヌギやハンノキなど、撮影範囲内の高木を3本伐採した上に

いけの左手前のスダジイが積雪で折れてしまったので

木のボリュームがだいぶダウンし、少し広々としましたし、

奥の木の下がだいぶ明るくなりました。

今後も順次大きな木を伐採更新していく予定なので、

これから数年は下草部分が明るくなる方向で進むと思います。

池の中はコウホネとスイレンを積極的に少なくした分、

ジュンサイが勢力を拡大しています。これも概ね想定通り。

今年はショウジョウトンボやオオシオカラトンボに加え、

例年以上にコシアキトンボの個体数が多く感じられます。

また、晩春のホソミオツネントンボが例年より少なく、

今が盛りと飛び回っているクロイトトンボが非常に多く出ています。

5月に生まれたゼニタナゴも数を大きく減らすことなく

体長2センチ前後にまで成長しました。

確認用にテトラフィンを撒いた際には、親タナゴやモツゴに負けずに

エサをとりに来るようになりました。

クヌギを伐採した分、庭の樹液の総量は一時的に減っていますが、

コクワガタ、カナブン、スズメバチ類、チョウ類など、

樹液性の昆虫はだいぶ集まってきました。

先日、今年最初のノコギリクワガタが姿を見せました。

カブトムシもそろそろでしょう。

伐採した樹木の太枝などを積んであるせいでしょうか、

今年は小型のカミキリムシをよく見かけます。

ヘイケボタルは平年並みの数が出ましたが、庭の池での発生期は

やや短めで、6月26日以降は確認していません。

もうすぐセミとカブトムシが庭を席巻する季節。

梅雨が明ければ、暑さとともにまた一段と賑やかになりそうです。

 

Ike201306_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シロテン・・・ってことで

庭では原種バラのラストを飾るヤエヤマノイバラ(別名カカヤンバラ)が、

そろそろ満開を過ぎようと言うところ。

これが終わるといよいよ夏本番。暑さも本番!(笑;)

ヤエヤマノイバラは大きいものでは花径が10センチを超えます。

この大きなノイバラに、毎朝必ず数匹のハナムグリが張り付いています。

たいていはコアオハナムグリなのですが、それよりでかい写真の種類も

しばしば見ることができます。

これねえ・・・シロテンハナムグリ・・・一応(笑)

なんで一応かって言うと、とてもよく似たシラホシハナムグリという

近似種がいるからです。

この2種の区別点とされているものにはいろいろあって、

脛節とふ節の割合いとか、背面の白斑とか、頭楯のくぼみとか

鞘翅後端のとんがりとか鞘翅の縦稜とか・・・

もうホント色々・・・でも、それらにはいい割合で例外があって、

情けない話ですが最近マジで訳がわからなくなっているところです。

しかしこの際とりあえず、保育社の甲虫図鑑にある

『シロテンは花にも来る事があるが、シラホシは花に来ない』を採用。

明らかに花に来ていますから・・・まあ信じてみよう・・・と(笑)

鞘翅の稜や鞘翅後端のとんがりなどの説でみると、

明らかにシラホシなんですが・・・

でも頭楯で見るとしっかりシロテンだし・・・(追笑;)

誰かこのモヤモヤに、終止符を打って下さらないかしら・・・

 

Shirotenn_kakayan

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヘン虫発見!2

前回のラクダムシに続き、庭で見つけたヘン虫の話題です。

画像の昆虫、変わっているでしょう。

これまたアミメカゲロウの仲間、ツノトンボの幼虫です。

アミメカゲロウの代表種であるウスバカゲロウの幼虫と言えば

お馴染みのアリジゴクですが、ツノトンボの幼虫も

なんだかアリジゴクを彷彿とさせる容姿です。

でも、乾いた砂の中に潜っている訳ではなく、

植物の葉や茎に陣取り、出くわした昆虫を補食する生活をしています。

眼が面白い・・・突起状にぽこっと突き出した部分に、

単眼が集まっています。

自動車で最近流行の、マルチLEDのブレーキランプを思い出しますね。

成虫はぐりっと大きな複眼を持ったスマートな昆虫なんですけどね〜・・・

まるで似ても似つかない姿の幼虫です。

ちなみに、私は最近までよく把握していなかったのですが、

アミメカゲロウというのは昆虫の進化の枝分かれの中では、

割と新しい方なんですよね。

案外甲虫とそう距離感の無い昆虫群だったりします。

そういえば、この幼虫のディティールには、

ゲンゴロウの幼虫に通じるものを感じます。

ツノトンボの成虫は、しばしば灯火に飛んで来ることがあるので、

気を付けていれば年に何度も出会う事が出来ますが、

幼虫の方は前回のラクダムシ同様、偶発的な出会いになります。

庭で見つけるのはこれがまだ2度目。

夏に出てくる成虫に会えたら、また紹介したいと思います。

 

Tsunotonbo1406

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヘン虫発見!1

春から夏へ、そして夏から秋へ向かう端境期って、

気を付けていると結構ヘンなものを見つけることが多いです。

特に夏本番を前にした今の時期には、甲虫でもガでも、

珍種に出会うチャンスがあるのですよね。

今回は広義でアミメカゲロウの部類に入る珍虫、ラクダムシの登場です。

体長は20数ミリ程度と小さい昆虫なんですが、

全体が醸し出す雰囲気がとっても妙ちくりん。

網目(翅脈)が美しい4枚の翅、これは小さくて可愛いです。

頭部が平べったい・・・両端の丸い眼がぼのぼのしてます。

体はつや消しブラックに白のアクセントが入り、色は地味だけど

コントラストにやや毒気のある奇抜さを感じます。

尾端の針状の部分は産卵管。オスにはこれが無く、

この個体がメスであると判ります。

首(前胸部)がひょろっと長いところは

同じグループのヘビトンボを彷彿とさせますね。

産卵管が無ければ、全体的なフォルムも

ヘビトンボによく似ているように思います。

ラクダムシの名の由来は翅の付け根(後胸部)が膨らんでいるのを

フタコブラクダのこぶになぞらえたもの・・・という説と

首と頭を持ち上げた姿がラクダっぽいからという説がありますが、

確かに首を上げた時に真横から見るとラクダ風なので、どちらの要素も

合わせて「ラクダムシ」で良いような気がします。

幼虫には翅がありませんが、

やっぱり同じ部分にちょっとした「ラクダのこぶ」と長い首があります。

幼虫は松の樹皮に棲んで小さな生き物を食べるそうですが、

松なんて近くに無いのに庭の地面を歩いているのを見た事があります。

成虫はこれが何度目かの撮影ですが、

やはりそうそう見かけるものではありませんね。

生態の全容が見えない、謎の昆虫です。

 

Rakudamushi1406

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ウラゴマ産卵!

白い小花をたくさん咲かせ、昆虫たちで連日賑わった庭のイボタノキですが、

少し前に開花が終わり、今はひっとりとしています。

このイボタノキ、枝が伸び放題の状態なので、

そろそろ強剪定をしようかと、剪定鋏を片手にのぞき込んだところ、

白いチョウが1匹チラチラと飛び出しました。

少々翅がくたびれていますが、これは間違いなく

イボタノキを食草とするゼフィルスの一種、ウラゴマダラシジミのメス。

驚かせてしまったようなので、一歩下がって様子を見ていると、

どうやら産卵しているようです。

このチョウはほぼ毎年庭で見ていますが、

これまで庭での発生は確認していませんでした。

が、どうやら庭でも発生していた様ですね。

というか、少なくとも来年は発生しそうな気配です。

これで庭で発生確認できたチョウはこれまでの30種類から

31種類になりそうです。喜ばしいっ!(笑)

しかしその一方で、困ったことも・・・

「あ〜・・・これでヘタに強剪定できない!」

仕方無いので、とりあえず今年のイボタノキの剪定は小規模なものにとどめ、

落とした枝には細心の注意を払いつつ、

ウラゴマダラシジミの卵が付いていないか確認しなくては・・・(笑;)

 

Uragoma_sanran1406

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ナワシロイチゴの閉じた花

春から初夏は、野いちごの仲間が次々に開花〜結実を迎えます。

中でも一番最後に開花するのがナワシロイチゴ。

白い花が多い野いちごの仲間ですが、ナワシロイチゴはピンク色の花です。

ただ、残念なことに大抵の場合、その花びらは開きません。

これまでに何度か幾分開いた花を見たことがありますが、非常にまれ。

しかし、これでも立派に「開花」なんです。国語的矛盾がありますが(笑)

野いちご類の花にはたくさんの子房があって、

そのどれもが受粉しないと果実はきれいな形に実りません。

ほかの野いちごではコハナバチの仲間などが頻繁に訪花するので

これらがポリネーターとなっていることはすぐにわかります。

よく見ていると、ナワシロイチゴの花でもコハナバチはやってきます。

でも開花状態がこのありさまですから、

その短い口吻を閉じた花弁から差し込んで触れる範囲は

ごく限られていそうでした。

ゆえにきっと自家受粉に頼る率が高いんだろうな〜と思っていました。

写真は筑波山中腹でのカット。

ナワシロイチゴの花にやってきたのは、マドガという小さなガです。

マドガは昼間に活動し、花の蜜にやって来るタイプのガ。

ナワシロイチゴの例によって閉じた花にやってきたマドガは、

器用に花弁と花弁の隙間から花に差し込んだ長い口吻を

鞭のようにひょんひょんと動かしながら蜜を吸っています。

なるほど、これなら結構まんべんなく受粉できるかもしれませんね。

チョウも同じことができそうですが、

チョウがナワシロイチゴの花にやってきたところは

シロチョウ科の何種類かが来ているのをたまに見かけた程度で、

あまり見た事がありません。

ナワシロイチゴにとって、

マドガは質の高いポリネーターのひとつなのかも知れませんね。

 

Madoga

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イボタガの幼虫

少し前の画像です。

ヘンなイモムシでしょう。知っている人にはお馴染みの、イボタガの幼虫。

ガの幼虫にはいろいろとヘンな意匠が見られますが、本種もその一つです。

体の頭寄りに4本、お尻側に3本、

合計7本の、まるでヨレヨレの針金みたいな突起があります。

イボタガの幼虫はその名の通りイボタノキの葉を食べて育ちます。

しかしイボタノキに限らず、同じモクセイ科であれば、

ネズミモチやキンモクセイ、アオダモなんかでも食べる様ですね。

我が家のイボタノキでも何度か見ていましたが、

追跡できていなかったので、多分捕食されたのだろうと思っていましたが、

今回のものは大きくなるまで見ることができました。

多分、これで4令幼虫です。

終令になると、なんとこの突起は無くなってしまいます。

この姿を見てしまっていると、終令はなんだかとても平凡なイモムシ・・・

つまんないので画像はのせませんでした(笑)

イボタガって、大きなガなのですよ。

ですから幼虫も大きいです。写真のもので6センチ弱、

終令では9センチを超えていました。

そしてイボタガは、成虫を見逃しやすいガ。

年に一度3月下旬から4月に羽化し、成虫が見られる期間はせいぜい2週間。

成虫は産卵して死んでしまい、春から初夏にかけて慌ただしく成長し、

蛹で夏〜秋〜冬と寝たまま過ごし、また春に羽化します。

この幼虫もすでに木から降りました。

おそらく近くのものかげの地面で、蛹になっていることでしょう。

来春、成虫の姿で再会できないものかと期待しています。

すっごい模様のガなんですよ。

幼虫はモダンアートしてますが、

成虫はきめ細かな職人仕事を感じさせる、実に芸術的な姿なんです。

ぜひまたお目にかかりたい・・・

 

Ibotaga_youchu

| | コメント (0) | トラックバック (0)

葬儀社出店

2年くらい前からでしょうか。

庭で頻繁にオオヒラタシデムシを見るようになりました。

オオヒラタシデムシはシデムシ類の中でも最も普通種で、

いるところにはいますが、いくらさがしてみても

いないところでは1匹も見つかりません。

それは、シデムシ類が死骸食性の昆虫だからです。

昆虫やミミズ、あるいはもっとずっと大きな鳥や獣の死骸がある場所でしか

見られない昆虫・・・「葬儀屋」と呼ばれる所以です。

ですから昆虫やミミズなど、小さな生き物の死骸しか存在しない環境では

おのずと個体数は少なく、鳥や獣の死骸がしばしば発生する環境になると、

個体数だけでなく種類数も増えてきます。

我が家の庭は10年前に一度宅地造成の形でリセットされた場所ですから、

草木を植えて池を掘ってと作業した結果、見てくれこそ自然風ですが

当初の段階では本当の生態系のつながりはできていませんでした。

年月を重ねるとともに、徐々に土地に眠っていた植物が芽生え、

昆虫が増え、両生類・は虫類が増え、野鳥も常に訪れるようになりました。

つまり、いろんな生き物が庭を利用し、

その生き物たち同士のつながりが構築された訳です。

オオヒラタシデムシの定着・増加は、このことをつぶさに証明しています。

写真は先日庭の一角で撮影したカット。

4匹のオオヒラタシデムシが集まっています。

ちょっと判りづらいのですが、僅かに肉の残った白っぽい骨が見えますね。

多分ニホンアカガエルの足の部分です。

池のまわりににはニホンアカガエルが居着いているのですが、

これがしばしば補食されます。

食べているのはノラ猫かタヌキ、もしくはイタチだと思います。

毎年夏になると庭のカブトムシを食べにタヌキがやって来るので、

タヌキの可能性が高いかもしれませんね。

いずれにしてもこの捕食者は、カエルの足の骨が邪魔だったらしく、

おかげでオオヒラタシデムシは御馳走にありつけました。

多くの昆虫にとって一カ所に複数が集まる食餌の場所は

オスとメスの出会いの場所でもあります。

中央の2匹は、これがご縁で結ばれました(笑)

先述の通り、この昆虫の増加は生態系の充実の証。

増えてくれると嬉しい限りです。

 

Oohiratashide1406

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オニバスの初浮葉

晴れると暑いですね。

カッと照りつける日射しの強いこと強いこと・・・

それでも夏本番と違い、日中が30℃以上になっても

夜温がちゃんと下がってくれるので救われます。

でもそれは今のうちだけ。

梅雨が明けてしまったらそうはいきませんね。

さて、6月も半ばになろうというのに、

「今年はオニバスの葉が上がって来ないなあ・・・」と思っていたら

やっとやっと一枚目が水面に顔を出しました。

左右の楕円形の葉はジュンサイ(中央の1枚)

メダカの赤ちゃんが1匹遊んでますね。

葉の形はお約束通りのウサギさんです(笑)

これから順次、キツネ・・・ネコと変化し、最後は大きなお盆。

裏が紫色で棘だらけのとんでもないお盆です(笑)

でも、ウサギはたくさん出ても、お盆にまで達する株は限られます。

今年は何株育ってくれるでしょうか。

オニバスはお盆状の葉を出すところまで行けば開花します。

花は濃いピンクの花びらがちょぼんと開く場合と

開かずに自家受粉で実を結ぶ閉鎖花になる場合があります。

我が家では後者の方が多いですね。

オニバスは大きいなりをしてじつは一年草なので、

ここまで行かなかった場合、絶えてしまうことになります。

現在の日本の淡水域ではオニバスの生育が可能な場所は限られていますが、

その限られた場所にザリガニが入ると初期の浮き葉をもれなく切られ、

その後の生育ができなくなり、絶えてしまいます。

うちの池はザリガニがいないので

何株かはちゃんと実を付けるところまで行きますが、

それはせいぜい2〜3株なので、いつも何だか綱渡りな感じはしています。

でも巨大な水草ですから、うちの小さな池に5株も10株も生育することは

物理的に不可能です。

オニバスにとって安住の地は、

規模の大きな在来生態系の残る自然淡水域、それも高山や深山ではなく、

低地の栄養豊富な池沼です。そういう場所って、

残念ながら今の日本では、非常に限られてしまいますね。

 

Onibasu_ukiha

| | コメント (2) | トラックバック (0)

お日様のかけら

ちょっと前の話です。

梅雨入り直前の晴れ間、久し振りに洗車していました。

ちょっとサボってたもので本当に久し振り・・・

でも、私が洗車するとだいたいお天気が崩れるんですよねー。

多分、いきなり梅雨入りしたのはこの洗車のせいだと思うのです(笑)

しかし、その洗車中、嬉しい出会いがありました。

水がはねて湿った砂利の地面に、

突然目が覚めるようなオレンジ色が舞い降りました。

私が大好きなチョウ、ヒオドシチョウです。

毎年見るチョウではありますが、我が家の庭では稀な種類、

ホースもスポンジもすっぽり出してカメラを取りに走りました。

戻ってみるとあれいない?!

・・・いや、ポジションを変えてとまってました(´`)

ベール越しのような薄日に翅を拡げ、濡れた地面から吸水しています。

ご機嫌が変わらぬうちにパチリ!良かった、撮影できました。

ヒオドシチョウはギザギザカットの翅を持つ典型的なタテハチョウですが、

この鮮やかなオレンジ色は仲間うちでもナンバーワンではないでしょうか。

「緋威」とはよく名付けたものですが、

まるでお日様のような明るさとエネルギーを感じる色だと思います。

しかも、縁取りのレース模様には青紫をあしらってるんですよ〜!美っ!!

ヒオドシチョウの食樹はエノキなのですが、

うちのエノキではまだ幼虫を見た事がありません。

そもそも、エノキだったらそこらじゅうにあるのに、

どうしてこのチョウは生息密度が低いのでしょう。

でも、たまに会えるから嬉しさもひとしおです。

頑張って洗車してよかった〜っ!!(笑)

 

Hiodoshi1406

| | コメント (0) | トラックバック (0)

芹葉飛燕草

Seribahien

 

数ヶ月前のこと、同好のM氏から去年の初夏に県南部某所で、

セリバヒエンソウらしき花を見たという話を聞きました。

セリバヒエンソウ(=Delphinium anthriscifolium)は中国原産の外来植物。

日本には明治時代に渡来し、一説によると小石川植物園で栽培されていた株が

広まったものだとか・・・真偽の程はわかりませんが(笑)

東京都内とおもに西側の近郊では今やそれほど珍しくもない帰化植物です。

私自身も多摩地域や神奈川県の東京寄りでは何度か目にしているのですが、

茨城県内ではまだ確認していなかったので、M氏に案内していただき

自生状況を確認してきました。

場所はやや湿った山際の道端で、訪ねた時は日陰になっていましたが、

午前中はよく日が当たりそうな環境です。

東京や神奈川で見た自生環境によく似た場所でした。

春の花ですから開花はとうにピークを過ぎ、花そのものはちらほら程度。

早く咲いたと思われる花のあとにできた朔果はすでに開いて反り返り、

種子をこぼした後でした。

上の写真は茎の開花位置を中心に撮影した草姿。

なるほど、葉はセリバと言われればそんな風に見えますが、

キク科っぽい切れ込み方にも見えますね。

ヒエンソウの名は花型をツバメの飛び姿に例えたものです。

下の写真は花のアップ。

薄紫の涼しげな花はディルフィニウム属特有のつくりですが、

ディルフィニウム属から分けられたコンソリダ属も同様のつくりです。

我が家で栽培しているコンソリダ・アジャシス(=Consolida ajacis)も

ついでに並べてみました。花のつくりはほとんど一緒である事がわかります。

 

Seribahien_up

Consolida_ajacis1406

 

セリバヒエンソウ、ついに茨城にもやって来たんですね。

でもこの植物、種子は多少弾けるように飛びますが、綿毛も無く

ひっつき虫タイプでもなく、本来やたら広がる植物ではない筈です。

現に明治の渡来といわれながらもそれほど爆発的に広がってはいませんし、

東京西部や神奈川で話題になったのもそれほど古い話ではありません。

きっとこれ、人が意図的に広めているんだと思います。

ウェブ上でセリバヒエンソウの事を調べてみると、

この花は多くの人に愛されているというか・・・少なくとも

かなり好意的に見られている花のようです。

確かにきれいで可愛いですもんね。

種子を庭に播いた、とか近所の道端に植えてみた・・・なんていう

エピソードが書かれたサイトも実際に複数ありました。

そういう行為を全面的に否定するつもりはありませんが、

その場合は、ぜひ園芸植物として、完全管理が出来る庭や鉢に植えて

野外に広がらないようにしていただきたいと思います。

可愛いと思うのなら、どうかそうして下さいませ。

そうでないと、オオキンケイギクのように、社会的な悪者に指定され、

栽培そのものが禁止されてしまいますから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

羽化間近のエゾハルゼミ

昨日・今日と2日連続で筑波山勤務。

両日ともにひどい雨降りでしたが、暴風雨に見舞われた昨日よりは、

今日の方が幾分気持ちが楽でした。

それでも雨降りの観察会は決して楽じゃありません。

参加者の皆様も大変だったと思いますが、陸貝が活動的だったり

昆虫たちが種類を問わず集まって雨やどりをしている場所を発見したりと

雨ならではの観察も楽しめたんですよ。

中でも私自身初めて見たのが写真のセミの幼虫。

これ、どうやらこの時期筑波山の山頂付近に多く発生する

エゾハルゼミの幼虫のようです。

エゾハルゼミは成虫もなかなか見るのが大変なセミです。

頭の上で鳴いてはいても、

あまり太い幹にはおらず枝分かれの先に止まる事が多いため

枝葉に紛れて居場所を確認し辛いし、

案外こちらの気配に敏感ですぐに飛んで居場所を変えてしまうので

写真も撮り辛いセミなんです。

今まで脱け殻にもであった事がなかったので、

まさか動いている幼虫を見る事が出来るとは思っていませんでした。

みんなと雨の中頑張ったご褒美でしょうかね。

それにしても、雨は強く降りしきり、時折風も強く吹いています。

羽化・・・大丈夫なんでしょうか。非常に心配です(笑;)

 

Ezoharu_uka

| | コメント (0) | トラックバック (0)

WSでしょうか?

Ws01

 「6月6日、雨がザーザー降ってきて〜♪」

昨日当地の梅雨入りが発表されましたが、

そのとたんに絵描き歌の通りになっちゃってます(笑)

週間天気を見ると、この先もお日様マークは全く無し!

今年の梅雨はいわゆる「陽性」というヤツでしょうか。

写真の方は梅雨入り前のカット。

庭の日陰草地部分で赤く色付いた苺の実です。

コナラを伐採して例年より明るくなったこのコーナー、

いろいろと変化が起きていますが、これもその一つです。

もう4年ぐらい前から、苺みたいな葉っぱがある事には気付いていました。

葉の形だけでなく、全体に軟毛があるところや

匍匐枝を出すところを見ても、きっと苺なんだろうと思ってはいたのですが、

日当りが悪すぎるせいか、花も咲かなきゃ実もならないという案配でしたので

それほど気に留めてもいませんでした。

ところが冬の間にコナラをばっさり伐ってしまうと、

明るくなったためなのか3月末頃から白い花が咲き始め、

この度ついに結実するに至った次第です。

どう見ても苺ですが、種類がハッキリしません。

ノウゴウイチゴとか、シロバナノヘビイチゴとか、

日本にもこんな実が成る野生の苺がないこともないのですが、

どちらもほぼ高山植物、まさかねえ・・・

ということになると、俄然可能性が高くなるのが

いわゆるワイルドストロベリー。

広義のハーブの一種として、

苗や種子がホームセンターなどでも売られていますから、

近隣のどこかで栽培されているものが、

鳥に食べられ種子散布・・・という事も充分考えられます。

で、この苺、当然食べてみました。

日本の原種2種を含めて考えても、どれも立派に食用となりますから

口に運ぶのに迷う事はありません。

あれ・・・美味しいよ!(笑)

甘酸っぱくて渋味は一切無し。

我が家で育てている園芸種の苺より、ずっと美味しかったです。

こうなると、優遇してやろうなどと現金な気持ちが芽生えるのですが、

ちゃんと苗取りして、施肥して、霜よけして・・・

私が優遇してる筈の園芸種の出来が悪い!という事実を忘れてはいけません。

このまま野に置いて楽しみたいと思います。

 

Ws02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北海道が・・・!

Temp1_hokkai140604

 

北海道の気温が大変なことになっていますね。

画像は気象庁が毎日公表している全国の最高気温一覧のサイトです。

私は飼育栽培の参考になるので結構活用しているんです。面白いですよ。

アドレスはこちら↓

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tem_rct/alltable/mxtemareaext00.html

昨日最高気温37.8℃を記録した観測点がありニュースとなりましたが、

今日は北海道上川地方が、

月を問わずの観測史上最高を示す赤い標示を連ねています。

(画像をクリックすると拡大するので、ギリギリ見えるかもしれません)

ただ、右から2番目の「昨日までの観測史上1位の値」を見ると

これまでにもいくつかの観測点で35℃オーバーは記録しているんですね。

でも、ほぼ8月の記録です。

北海道の他の地域を見ても、これまでの史上最高気温は

そのほとんどが6月下旬から8月上旬の間に記録されており、

今回のように6月のしょっぱなに記録した例はありません。

やはり今回の一時的な熱波は、かなりのものだと言えそうです。

下は昨日37.8℃を記録した、北海道十勝地方の「駒場」観測点。

黄色い帯の部分です。

今日はそこまでは行っていませんが、それでも33.6℃に達しました。

農作物や家畜は大丈夫なんでしょうか?

ちなみに、当地は28℃でしたけど、蒸し暑く感じました。

明日はお天気が崩れてグッと気温が低くなりそうですが、

北海道は明日もまだ暑いみたいですね。

このまま行ったら夏はどうなっちゃうんだって話ですが、

自分の過去メモを見ると5〜6月に極端な暑さが続いた年って、

いい確率で冷夏だったりします。もちろん例外も多々ありますが・・・

今後の気温の行方がちょっと気になりますね。

 

Temp2_hokkai140604

| | コメント (0) | トラックバック (0)

万歳さん

Kataoka01

暑さ本番という季節ではないのですけど、本番ですね。

今日は28℃止まりでしたが、昨日まで3日連続で30℃超えでした。

こりゃ確かに異常です(笑)

いやいや、笑い事じゃございませんね。

実際各地で熱中症の患者さんがたくさん出ていますし、

不幸にもお亡くなりになった方もいらっしゃいます。

最近は残暑が厳しいので

わざわざこの時期にずらして運動会を行う学校も多い様ですが、

これでは逆効果になりかねません。

帽子と休憩、そして水分補給を忘れずに行いましょう。

さて、暑いと昆虫たちもワーッと出てきますが、

それに呼応するようにクモの種類が爆発的に増える季節でもあります。

中でもちょこまか動くハエトリグモは目に付きやすい存在ですね。

我が家でも庭に出るとレギュラーで5〜6種類は見ることができます。

シラヒゲハエトリ、マミジロハエトリ、ミスジハエトリ、アオオビハエトリ、

ネコハエトリ・・・・

これらに加えてヨダンハエトリ、キタヤハズハエトリ、アリグモ、メスジロハエトリなどが準レギュラー。

さらにカラスハエトリ、チャイロアサヒハエトリなんかも

たまに見かけるのですが、今日のは結構珍しい!

庭ではまだ5〜6回しか見た事が無い種類です。

写真のヤツがそうなんですが、

腕(第一歩脚)がフサフサのオレンジできれいでしょう。

カタオカハエトリっていいます。

うちでは滅多に見かけないのですが、東京西部とかには結構いるようですね。

とにかく美しく、可愛いハエトリグモです。

この種類はアオオビハエトリと同様、第一歩脚を左右同時に振り上げて

しきりに「万歳」をします。

別に求愛ダンスとかではなく、

常日頃からまるで誰かさんの貧乏ゆすりみたいにクセっぽくやるんです。

上の写真はこっちを向いて一生懸命万歳を繰り返しているところ。

・・・可愛い(笑)

下は背面が見えるカット。

胴体はグレーっぽいですが、

個体によってはややオリーブグリーンが掛かって

それはまたそれで、脚のオレンジといい取り合わせです。

写真撮影のためにちょっとの間机の上に連れてきてしまったのですが、

不機嫌にもならずにサービス満点のポーズどりしてくれました。

ご協力有り難う!またよろしく(追笑)

 

Kataoka02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »