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葬儀社出店

2年くらい前からでしょうか。

庭で頻繁にオオヒラタシデムシを見るようになりました。

オオヒラタシデムシはシデムシ類の中でも最も普通種で、

いるところにはいますが、いくらさがしてみても

いないところでは1匹も見つかりません。

それは、シデムシ類が死骸食性の昆虫だからです。

昆虫やミミズ、あるいはもっとずっと大きな鳥や獣の死骸がある場所でしか

見られない昆虫・・・「葬儀屋」と呼ばれる所以です。

ですから昆虫やミミズなど、小さな生き物の死骸しか存在しない環境では

おのずと個体数は少なく、鳥や獣の死骸がしばしば発生する環境になると、

個体数だけでなく種類数も増えてきます。

我が家の庭は10年前に一度宅地造成の形でリセットされた場所ですから、

草木を植えて池を掘ってと作業した結果、見てくれこそ自然風ですが

当初の段階では本当の生態系のつながりはできていませんでした。

年月を重ねるとともに、徐々に土地に眠っていた植物が芽生え、

昆虫が増え、両生類・は虫類が増え、野鳥も常に訪れるようになりました。

つまり、いろんな生き物が庭を利用し、

その生き物たち同士のつながりが構築された訳です。

オオヒラタシデムシの定着・増加は、このことをつぶさに証明しています。

写真は先日庭の一角で撮影したカット。

4匹のオオヒラタシデムシが集まっています。

ちょっと判りづらいのですが、僅かに肉の残った白っぽい骨が見えますね。

多分ニホンアカガエルの足の部分です。

池のまわりににはニホンアカガエルが居着いているのですが、

これがしばしば補食されます。

食べているのはノラ猫かタヌキ、もしくはイタチだと思います。

毎年夏になると庭のカブトムシを食べにタヌキがやって来るので、

タヌキの可能性が高いかもしれませんね。

いずれにしてもこの捕食者は、カエルの足の骨が邪魔だったらしく、

おかげでオオヒラタシデムシは御馳走にありつけました。

多くの昆虫にとって一カ所に複数が集まる食餌の場所は

オスとメスの出会いの場所でもあります。

中央の2匹は、これがご縁で結ばれました(笑)

先述の通り、この昆虫の増加は生態系の充実の証。

増えてくれると嬉しい限りです。

 

Oohiratashide1406

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