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2014年8月

池の晩夏2014

Ike2014banka

 

今日は池の定点撮影。

そう言えばこの夏は本当に出掛ける仕事がひっきりなしで、

正直庭なんかほとんど出る暇がありませんでした。

撮影しながら、「もう一ヶ月も経ったのか」と感じている次第。

それでも季節の移ろいはしっかり伝わってきます。

まだまだセミの大合唱が続いていますが、

夜になればいつの間にやらアオマツムシの音のカーテンに包まれます。

耳をすませば下草のあたりからはスズムシ、ミツカドコオロギ、

エンマコオロギ、ウマオイなどの声も聞こえてきます。

一昨年から登場しているクツワムシは、今年も庭の隅で

ガシャガシャガシャガシャ・・・・・・やっと定着したかな?

ずっと暑いばかりのカラカラ天気が続いた当地でしたが、

一週間前からぐずついた日が続き、気温は10月並み。

あまりに極端な天候の変化に面食らってしまいます。

それでも猛暑の頃よりは昆虫の姿が戻ってきました。

池の中では今年生まれのゼニタナゴがすくすく育っていますが、

どういう訳か成長が早いグループと遅いグループにまっぷたつ。

早いグループは体長3センチを超えて、

ひょっとするとこの秋の繁殖に参加するかもしれません。

一方遅い個体の方はなんとまだ体長12〜13ミリしかなく、

どうしてこんな差が出たのか皆目分かりません。

貝から浮出したのはすべて5月中で、それ以降は無い筈なのですが・・・

それにしてもこの天候不順、

当地ではまだ災害に繋がるものではありませんが、

全国的に見ると、広島や四国をはじめ本当に大変な夏になってしまいました。

今日も異常気象に関する特番がTV各局で組まれている様ですが、

それほど変化が著しくなってきたという事なのでしょう。

昨年の今日も「池の晩夏2013」という記事でしたが、

振り返ってみると、その中にこんな記述がありました。

>少雨と高温のせいなのか、この夏はチョウの姿が少ない様です。

>いや、チョウだけでなく、全般的に昆虫は少なく感じられます。

>我が家だけでなく出掛けた先でもそう感じるし、

>自然観察仲間のみなさんも同じように感じておられる様です。

>振り返ってみればいろんな気象現象で記録を塗り替えた夏でもありました。

>「これからこんな事が増えるのかな・・・」と心配になってしまいますね。

>たまたま今年は振り子が強く振れただけ・・・だといいのですが。

・・・そうでした。でも昆虫に関しては、その去年よりも

少なく感じますし、気象現象の被害もずっと際立っているように思います。

心配な方向に一歩進んだ気がしてなりません。

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身辺警護

Murasaki_youchu

 

ちょっと分かりづらい画像ですが、

とりあえずアリがたくさんいるのはすぐに分かると思います。

そしてそのアリにたかられちゃってるのが、

葉っぱと同じような薄緑色の幼虫・・・ムラサキシジミの幼虫です。

普通はアラカシの葉を食べるのですが、今食べているのは

同じブナ科のミズナラの若い枝です。ほとんど丸ボウズですね。

一見、せっかくここまで大きく育ったのに

とうとうアリに襲われちゃって・・・という絵に見えますがさにあらず。

このムラサキシジミの幼虫、好きでアリにたかられています。

アリの方もまた、好き好んでたかっているのです。

ムラサキシジミの幼虫は、

体節の分泌腺からアリが好む甘い液体を出します。

アリはそれが欲しくてたまらないので、

ひっきりなしに幼虫に寄ってきます。

じつは自然界にはアリを嫌う昆虫は意外に多く、

結果的に、アリに常時身辺警護をさせることで、

ムラサキシジミの幼虫は天敵から身を守っている訳です。

大きな捕食者に対してこの方法がどこまで有効かは分かりませんが、

どんなチョウにもいる寄生バチなどの天敵に対しては

有効であるという研究結果が出ています。

なにもこのムラサキシジミに限らず、シジミチョウの仲間には

幼虫時代に何らかの形でアリに頼った生活をする種類が少なくありません。

共通なのは、その際にアリが好む甘い液体を分泌し、

アリを手なずける点です。

甘い汁を分泌するためには、

食べたエサの何割かをその製造に費やさなくてはならないのでしょうけれど、

アリ警備保障と契約する事には

それでもおつりが出るだけのメリットがあるのでしょうね。

興味深い共生関係です。

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狙いはいいが・・・

オミナエシの花に隠れて虫を待つハラビロカマキリの幼虫です。

体色はオミナエシの花序の柄によく似ていて、

狙いとしてはなかなか良いと思うのですが、

ここでこれをやるにはちぃとばかり大き過ぎやしませんかね(笑)

2脱皮ぐらい遡った大きさじゃないと、

ここでこの作戦は上手く行かないような気がします。

多分じっとしてさえいれば、虫はやってくると思います。

不用心なセセリチョウなんかいいカモじゃないでしょうか。

でもこれだとカマ状の前脚を拡げて捉えるアクションに移るまでに、

気付かれるんじゃないかなあ・・・(笑)

花序につかまる脚の格好なんか、相当無理がありますよ。

もしコイツに捕まったら、それはもうしょうもないドジって事で、

厳しい淘汰の世界では致し方ない事ですね。

本来樹上性のハラビロカマキリは、

普通ならもうだいぶ高い木の上にいます。

時期的にアオマツムシやカネタタキなど、やはり樹上性のコオロギ類が

だいぶ目立って来る時期ですから、

高木の枝にいる方が効率よくエサにありつけるような気がします。

まあ、生き方はそれぞれですから私は応援するだけですが(追笑)

 

Harabiro_omineshi

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湿原は秋

Benihikage140824

 

昨日は池の平湿原のガイドツアーのお仕事でした。

今年は3回目ですが、これが最終。

前回行った7月中旬からわずか1ヶ月余りですが、

高層湿原はすっかり秋の空気に変わっていました。

お天気が心配されましたが、現地に到着してバスを降りた時こそ

小雨模様でしたが、その後は急速に回復して途中は陽が射す場面も

幾度かありました。

行程のほとんどが明るい曇りの状態で、花の撮影には最も好条件。

私以外の皆様はきっと行いが良いのでしょう(笑)

おかげさまで楽しめました。

花期の長いヤナギランやハクサンフウロはなんとかまだ咲いていましたが、

グンナイフウロやニッコウキスゲ、カラマツソウは全く見られず、

シャジクソウやトモエシオガマはまだたくさん咲いていました。

目立ったのはアキノキリンソウやキリンソウ、マルバダケブキなどの

黄色い花とワレモコウ、それに涼しげな薄紫のマツムシソウ。

マツムシソウはチョウに好まれるようで、

ちょうど発生期のベニヒカゲで賑わっていました。

もうちょっと季節が進むともう一気に草モミジ、そして紅葉・・・

真っ白な季節を目前に控え、カラフルなフィナーレを迎えます。

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夏エビネ

夏の温室内は暑い上に花が少ないので、

最低限のお世話だけやって、ついつい花を見過ごしてしまうのですが

今年は夏の開花もできるだけ撮影しようと気を付けています。

写真の花はナツエビネ。日本の野生ランです。

ナツエビネはその名の通りエビネ(カランセ属)の1種ですが、

花の形はエビネと少々趣を異にしており、

なんだかイカとかタコとかの赤ちゃんみたいな形の花です。

きっとむいたホオズキの皮みたいにまとまって反り返った外花被片と

妙に細くてひゅんと横に突き出た側花弁が層見せているのでしょう。

ナツエビネの花はピンクから淡い青紫まで変化がありますが、

我が家のものはやや淡い青紫系です。

すっと以前に、ランの愛好家の方から

とても青味が強いナツエビネを見せてもらった事があります。

すっごくクールな色合いで、

洋ラン的に言うなら、セルレアとでも呼べそうな個体でした。

我が家のナツエビネはそれには遠く及ばない淡い色ですが、

涼しげな印象は共通している感じです。

でも、今まで一度もブログには掲載していませんでしたね。

やっぱりちゃんと見ていなかったんだな〜・・・

暑い中毎年ちゃんと咲いてくれているのに・・・

ちょっと反省です(笑)

 

Natsuebine1408

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ほぼとけ込んでる

まん中にクモが写っているのですが、見づら〜い・・・

見づらいということは、クモが上手に隠れているということですね。

ワカバグモという名のこのクモ、本当に全身が鮮やかな緑色です。

しかも透けるような独特な色味なので、周囲の緑色と干渉し合い、

余計にとけ込んで見えます。

多分、表面の色だけではなく、

体液、あるいは組織の色構成も関係しているのですね。

このワカバグモはまだ幼体のメスです。

幼体といってもあと1回の脱皮で成体になれそうな大きさですから

亜成体という方が正しいのかもしれません。

ついている葉はスイカズラ科のカンボクの葉ですが、

最初に気が付いた時には葉の裏側にいて、

葉の縁から一番後ろの脚の先端だけが僅かにのぞいていました。

私がウエストポジションでカメラの操作をした動きに反応し、

機敏に表側に移動したのです。

でも、そこには間近でのぞき込んだ私の顔があったので、

今思いっきり移動した事を後悔しているかもしれませんね(笑)

網を張るクモ、徘徊するクモ、

どちらも成長が進んで目に付きやすい季節になってきました。

クモが面白い季節の到来です。

 

Wakabagumo_youtai

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難しいもんだ!

じつはこの夏、我が家では4本のトマトを栽培しています。

ミニトマトは今までにも栽培した経験があるのですが、

レギュラーサイズは初めて。

ドキハラもので育てております。

とりあえず方針としては地植えであまり雨に当てず、

灌水は控えめにして肥料はそこそこ、日照は長く多く・・・ということで、

家の南側の軒下に地植えしてみました。

生育そのものはすこぶる順調だったのですが、

まず結実が悪い!葯に花粉が充実したタイミングで

毎度筆でもしょもしょやっているつもりなんですが、

始めのうちはそこそこそれで実が付いていたものの、

一番美味しいと言われる2段目、3段目の開花では

2個しか結実しませんでした。

こりゃやっぱり結実促進剤の「トマトトーン」を使うしか無さそうですね。

写真は収穫間近の1段目の実です。

一見そこそこ上手い具合に見えますが、この色の段階で

もう皮の張りがいっぱいいっぱいな感じ。

これは間違いなく割れますね。

美味しければ少し位割れてもさほど気にしませんが、

この感じだと、多分食感的に皮がかたいと思います。

実に日光が当たりすぎるとよくないらしいのですが、

そうは言っても葉っぱは日を欲しがる植物ですしねー・・・

上手な方は葉で実に日除けをする感じで育てると聞いた事がありますが、

う〜ん、そう都合の良い場所に葉っぱないし、できそうにない・・・(笑;)

月並みかつ当たり前ですけど、

売ってるトマトって、よくできてますよね〜!

みずみずしい獲れたてを楽しむイメージだったんですけど、

いやいや、なかなか難しいもんだー!(笑)

 

Tomato140816

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しばしの共生関係

Mayutate_osu1408

 

昨日と今日はいきなり気温が低くてビックリ。

特に昨日の当地の最高気温は26.7℃と、今月9日以来の涼しい曇天でした。

お陰で今朝の最低気温は20.5℃と、

寝ていて足先がちょっと冷たく感じる位でした。

今日は午後から日射しが戻り、気温は27℃を超えました。

もうちょっと上がりそうな感じですから、明日は暑さが戻るのでしょうね。

写真はマユタテアカネ。

マユタテアカネと言えば先週翅端が黒いメスを紹介しましたが、

今回はオスです。

この時期のオスは明るいオレンジ色をしていて、

メスのような黒っぽい濁りが無い、クリアな色合いです。

秋になるとこれが茜色に色付く訳ですね。

翅端は透明ですが、前回書いた通りマユタテアカネには

メスにもこういう全透明タイプがいる事をお忘れなく(笑)

きれいな個体なのでいろいろな角度で撮りたくて

蚊が寄って来るのをガマンしてじっとカメラを構えていました。

枯れたアヤメの実に止まった彼、ここを定位置と決めているようで

時々ひょいといなくなるのですが、またすぐに戻って来てくれます。

こまめにいなくなる度に、私の頭の後ろの方から

トンボ独特の乾いた羽音がするなぁと思ったら、

どうやら彼は、じっとカメラを構える私の首筋にたかっている蚊を

ハンティングしている模様。

・・・これは助かる!(笑)

写真の個体の口元からぺろっとベロみたいにのぞいているのは、

私の血を吸おうと寄ってきたヒトスジシマカの翅です。

「サンキュー」と言ったら、くりくりっと首を動かしてこたえてくれました。

お陰で蚊に刺されずにすんだけれど、

私を刺した蚊を食べたら、もっと栄養満点かもよ・・・

そうなったら血を分け合った兄弟だねえ(笑)

 

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男一本

写真はテーブル状に花序を拡げる白い小花、オトコエシです。

我が家の庭にはオトコエシとオミナエシの両方があるのですが、

今年はオトコエシの大きな株がことごとくシンクイムシにやられてしまい、

開花に至ったのはたった1本きり。

一方オミナエシの方はオトコエシ以上に株数が多い上に

どういう訳かシンクイムシにやられたのは数本で、

ほぼ例年通り庭のあちこちで咲いています。

どうやらシンクイムシはこの両者の間では、

圧倒的にオトコエシが好きみたいです。

それにしても今年はシンクイムシの被害が甚大でした。

ヤマユリやユウスゲやワレモコウなどの野草ばかりではなく、

ヤマウグイスカグラ、ヤマアジサイ、ブッドレア、ヤマブキ、カマツカなどの

低木類もたくさん倒されてしまいました。

シンクイムシの正体はおしなべてガの幼虫のようですが、

種類の確認はできていません。

もしかしたら複数の種類が並行して被害を出しているのかもしれません。

毎年発生する被害ですが、今年見たいに多かったのは初めての事です。

やっぱり今年は何かおかしいですね。

ところで写真のオトコエシのバックにぼやけて写っているのは、

黄色い方・・・オミナエシです。

さながら両手に花のオトコエシにも見えますが、

一本きりのまさに孤軍奮闘。

花の咲かない小株はまだあるのですが、

この辺でそろそろ採種実生の作業が必要かもしれません。

 

Otokoeshi1408

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またよってたかって(泣)

今年は芽出しから開花までキキョウが順調でした。

毎年開花前にクロウリハムシが大挙して食べに来るので

まともに花が見られないと言う状況だったのですが、

久し振りに薄紫の美しい星形を堪能できました。

この分なら今年は種子の実生もできるかなあと

結実を楽しみにしていたのですが、数日前から写真の有様!

ひどいなー・・・

6つあった実がぜ〜んぶやられてしまいました。

やって来たクロウリハムシは殆どがメスで、そのお腹は

卵でパンパンに膨らんでいます。

産卵を前に栄養価の高いエサを食べたいのでしょうけど、

限度ってもんがありますよねえ・・・

これでキキョウの実生はまた先送りですが、

今年は花を見ることができたので、まあ一歩前進というところでしょうか。

どこかのサイトでクロウリハムシの顔が

可愛いと書いてあったのを思い出しました。

う〜ん・・・そうかもしれないけど、私には悪魔に見えます(笑)

 

Kurourikikyo

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順調に成育中

Zeni_chigyo1408

 

当地では、すでに過ぎ去った今頃になって

最も台風11号の影響を感じた一日でした。

南風が強いにもかかわらず蒸し暑く、

日向では久し振りに降ったせっかくの雨のお湿りも

カラカラに乾いてしまいました。

5月27日に、今年浮上したゼニタナゴの稚魚の記事を書きましたが、 

今日はその続報です。

今までゼニタナゴの稚魚の続報を書きませんでしたが、

それは池での追跡画像がなかなか撮影できなかったからです。

今年は稚魚の一部を、

里親さんになっていただく隣町のJ小学校に届けるため水槽飼育しているので

つぶさに観察する事が可能なのです。

しかし、水槽飼育をすることで何らかのデメリットが発生しないよう

水槽の水換えの際には半分を池の水、もう半分を新鮮な井戸水とし、

藻類食性が強いため池の藻類がたくさん付いた

オオカナダモやエビモを数日おきに入れています。

おかげさまで上の写真の通り、

稚魚は前回紹介した時の約2倍の体長にまで成長しています。

平均すると25ミリちょっとでしょうか。

細長い稚魚体型から、上下の体高も出てきて

少しずつゼニタナゴらしくなってきました。

ギラッとする鱗の強い金属反射はまさに「ゼニ」。とてもきれいです。

このまま順調に生育すれば、予定通りJ小学校ビオトープへの

里子放流ができそうです。

放流はこの秋の予定。

上手く行けば繁殖能力を得た当歳魚も出てくるかもしれません。

・・・楽しみです!

★下は5月の記事で掲載した、まだ浮出から日が浅い稚魚の姿です。

 

Zeni_chigyo1405

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悩ましいマユタテ

台風11号の動きがあまりに遅く、

四国や紀伊半島は大変な事になっていますね。

こちらも台風の影響で午後から雨になる筈だったのですが、

気まぐれにパラパラっと来る程度で、

地面を濡らすほどにもなりませんでした。

さて、前回は「高崎自然の森」で小学生向けの昆虫観察会に出掛けた際に

偶然見つけたアカボシゴマダラの話をしましたが、

そんな出会いも朝のうちだけで、イベントが始まった頃には

気温がガンガン上昇し、肝心の虫たちの活動は

すこぶる鈍くなってしまいました。

別に私のせいじゃないのですが、

参加してくれた子どもたちになんだか申し訳なくなっちゃいます(笑)

申し訳ないと言えばもう一つ、

説明しながら申し訳ないな〜と思った事が・・・

このイベントに参加する子供は小学校の1〜3年生が中心です。

中にはやたら詳しい虫好きの子供もいますが、

ほとんどの子は昆虫スキルも理科スキルもまだ高くありません。

すぐにいっぱいいっぱいになってしまう子どもたちに、

どこまでの指導、説明が適当なのかを判断するのは

いつもすごく難しいなと感じます。

この時期、森の周辺では数種類のアカネ類が多く見られます。

夏を山で過ごすアキアカネは数が少ないのですが、

ノシメトンボ、ナツアカネ、マユタテアカネ、マイコアカネは

子どもたちにも捕まえやすいトンボなので、よく網に入れ

「これはなあ〜に?」とやってきます。

そんな時は同定して種名を教えてあげますが、

相手が理解できそうな場合は、見分け方も教えます。

でも、ちょっと難しいかなと判断した時は、

可能なところまで教える事にしています。

上に書いた4種類のアカネのうち、小さな子でも簡単に見分けられるのが、

そう、翅端の黒い紋がよく目立つノシメトンボ。

だからそこに注意してみてごらん・・・と教えると、

「わかった!はねの端っこが黒いのは『み〜んな』ノシメトンボ!!」

と嬉しそうに返してきます。

にっこり頷きながら、(う〜ん、ほんとは違うんだけど、まいっか・・・)

と、内心もやもや〜っとしています(笑;)

というのも、マユタテアカネのメスには、ノシメトンボのように

翅端が黒い個体がしばしば現れるのです。

大人なら顔の「マユタテ」模様や胸部の黒斑で簡単に見分けられるのですが、

この日の子どもたちには他の知識も教えるし、ちょっと無理そう・・・

幸いこの日の現場では翅端の黒いマユタテアカネは登場しませんでしたが、

この点まできっちり説明してあげられたのは、

昆虫スキルが比較的高い1人の5年生の男の子だけでした。

もやもや〜っとしたまま帰宅して庭を見ると、まるで私を責めるように

マユタテアカネの翅端が黒いタイプがやたら目立ちます(笑)

下の写真も庭で当日撮影したもの。

いつもはそんなに庭に現れないマユタテアカネですが、

今年は今のところマイコアカネより多くて、

しかもメスはいい確率で翅端が黒いタイプです。

観察会でもいっそ両方一度に出てきてくれれば

比べて説明しやすいんだけどな〜・・・

 

Mayutate1408

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ついにお出まし!

昨日は、すぐお隣のつくば市南部にある「高崎自然の森」で

小学生向けの昆虫観察会を担当しました。

開会式の前に散策コースの下見をしていたところ、

森の中でひらひらと軽やかな羽ばたきをしながら旋回する

1匹のチョウを見つけました。

見慣れない・・・しかし見覚えのある羽ばたきです。

捕虫網ですくい取ってみると、「あ〜っ、やっぱり!!」

ここ数年、関東で増加傾向が著しい外来種、アカボシゴマダラでした。

徐々に北上傾向のこのチョウ、私自身は3年前に所沢で、

2年前に我孫子市で、昨年はついに利根川を越えた取手市で確認しています。

ここまで来たらうちの近隣でも

間もなく確認するだろうとは思っていましたが、ついにお出ましです。

きっと牛久でもどこかで飛んでるんだろうなー・・・

アカボシゴマダラは日本では奄美大島に生息しているチョウですが、

これが昨今話題の地球温暖化、

都市温暖化にともなう北上をしているという訳ではなく、

現在関東周辺で見られるアカボシゴマダラは

中国大陸のタイプなのだそうです。

要するに、人為的に持ち込まれた物っていう事ですね。けしからん事です。

この移入アカボシゴマダラが在来の生態系にどの程度影響を与えるのかは

まだ不明ですが、同じエノキを食樹とするゴマダラチョウやオオムラサキと

競合する可能性は否定できませんね。

持ち込まれた当初の個体数がどれほどなのかは分かりませんが、

おどらく何百何万という個体数ではないのでしょうから、

日本の環境に比較的上手く適応し、

着実に定着・生息拡大しつつあると言えそうです。

ひとたび定着・拡散した外来種をいなくする事などほぼ不可能。

せめて在来のゴマダラチョウ、オオムラサキに影響が及ばないよう

祈るばかりです。

 

Akaboshigoma140806

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青龍の朝露

Asatsuyu_at_seiryu

 

酷暑の日が続いていますね。

関東地方は雨も、もうずーっと降っていません。

被害が出ているのであまり言えませんが、

四国や東北、北海道の雨を少し分けて欲しいくらいカラカラです。

ここ数日は熱帯夜も続いており、朝目覚めても空気がもわ〜ん・・・

早起きしても爽やかさが無いって、損した気分ですね(笑)

そんな朝でも葉から蒸散した水分が作る水玉には癒されます。

いつ見ても、みずみずしくて、ホントにきれい!

気温が上がるとすぐに消えてしまうので、

こればっかりは早起きしないと見れません。

写真の水玉はこの春入手したバラ品種「青龍」の若い葉に付いたもの。

これが並んでいるのは葉が元気で活動的な証拠です。

青龍はちょっと油断するとすぐに先端に蕾を付けてしまうので

こまめに様子を見て秋までは新梢の剪定が欠かせません。

今咲かせたら秋の本調子の花が小さくなり、発色も鈍るみたいです。

バラ独自の青色色素「ローズシアニン」を持つ唯一のバラだそうですので

それを最大限に引き出してあげないとです。

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最小のオトギリソウ

Kokeotogiriyubi

 

我が家の玄関はすぐ目の前に池からの排水路が迫っていて、

石畳の隙間の土はいつも湿っています。

この場所は何も植栽していないのですが、

クグ類やカヤツリソウ類、ハナヤスリなど、明るくて湿っていて、

尚かつ他の大きな草が生えない場所を好む連中が勝手に生えてきます。

コケオトギリもそういった植物のひとつ。

いつの頃からかたくさん生えて来るようになりました。

オトギリソウの仲間といえば、トモエソウやキンシバイなど、

華やかな黄色が印象的ですが、コケオトギリの場合

同じようなスタイルの花なのにあまりにも小さい!

一緒に写っている人差し指の先と比べてみると、

その小ささが分かると思います。

それでも、対生に出る葉や、茎が上の方で枝分かれするところ、

古い葉が赤く色付くところ、さらには

花の後にできるつやつやした赤い実まで、ちゃーんとオトギリソウしてます。

これで雄しべの数もてんこ盛りだったりすると

ますますオトギリソウらしいのですが、あまりに小さな蕾の中に

束になるような数の雄しべはちょっと無理だったのでしょう(笑)

小さな花にはやっぱり小さなポリネーターさん。(下の写真)

アブの仲間ですが、名前はなんと言うのでしょう。

体型を見るとヒラタアブの仲間にそっくりですが、

真っ黒な色の身体をしています。

この花も赤い実をつける事ができそうですね。

 

Kokeotogiriabu

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スネ夫の脱皮

スネ夫ことオンブバッタです。

こいつは今年も相変わらず多くて、庭中で栽培植物の葉を食べてくれます。

普通に自生している植物の葉より、

なんかわざわざ栽培しているものばかり食べるので

正直あまり快く思ってません(笑)

特にアサザとかミズキンバイとかトチカガミとか・・・

水生植物がお好みみたいです。

うちの息子は小学校の頃からバッタとカマキリがやたら好きで、

彼にとってオンブバッタはいまでも憎からぬ昆虫みたいです。

しかしそんな息子も今年の夏は気まぐれにアサガオを育てていて、

そのアサガオの葉が穴だらけにされ、さすがに唸っておりました。

写真は水路のエキノドルスの葉で脱皮した直後の幼虫です。

オンブバッタは他のバッタよりもちょっと遅れてふ化して来るので、

この幼虫もあと2回以上は脱皮しないと成虫にならないでしょう。

そのかわり、オンブバッタは

他のバッタがガクンと数を減らす11月に入ってもまだまだ健在です。

エキノドルスの葉裏に付いている白いものは脱皮した脱け殻。

こんな我が物顔のバッタでも脱皮はこっそりしたいらしく、

たいてい葉裏や物陰で脱皮します。

身体も一応固まってきて、動けるようになったのか

のそのそと葉の表側に移動してきました。

他のバッタも同様ですが、脱皮してすぐは色が未完成で

この個体はおそらくバックの葉と似たような黄緑色になるはずですが、

まだ透明感の残るエメラルドグリーンですね。

葉を噛み切るアゴもまだ充分に固まっていないでしょうから

もうしばらくはお食事もできません。

いっぱい生えてる雑草食べてちょうだいな。

あんまり作ってるものばっかり狙って食べると

マルコの幼虫のエサにしちゃうからね(笑)

 

Onbu_dappi

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