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悩ましいマユタテ

台風11号の動きがあまりに遅く、

四国や紀伊半島は大変な事になっていますね。

こちらも台風の影響で午後から雨になる筈だったのですが、

気まぐれにパラパラっと来る程度で、

地面を濡らすほどにもなりませんでした。

さて、前回は「高崎自然の森」で小学生向けの昆虫観察会に出掛けた際に

偶然見つけたアカボシゴマダラの話をしましたが、

そんな出会いも朝のうちだけで、イベントが始まった頃には

気温がガンガン上昇し、肝心の虫たちの活動は

すこぶる鈍くなってしまいました。

別に私のせいじゃないのですが、

参加してくれた子どもたちになんだか申し訳なくなっちゃいます(笑)

申し訳ないと言えばもう一つ、

説明しながら申し訳ないな〜と思った事が・・・

このイベントに参加する子供は小学校の1〜3年生が中心です。

中にはやたら詳しい虫好きの子供もいますが、

ほとんどの子は昆虫スキルも理科スキルもまだ高くありません。

すぐにいっぱいいっぱいになってしまう子どもたちに、

どこまでの指導、説明が適当なのかを判断するのは

いつもすごく難しいなと感じます。

この時期、森の周辺では数種類のアカネ類が多く見られます。

夏を山で過ごすアキアカネは数が少ないのですが、

ノシメトンボ、ナツアカネ、マユタテアカネ、マイコアカネは

子どもたちにも捕まえやすいトンボなので、よく網に入れ

「これはなあ〜に?」とやってきます。

そんな時は同定して種名を教えてあげますが、

相手が理解できそうな場合は、見分け方も教えます。

でも、ちょっと難しいかなと判断した時は、

可能なところまで教える事にしています。

上に書いた4種類のアカネのうち、小さな子でも簡単に見分けられるのが、

そう、翅端の黒い紋がよく目立つノシメトンボ。

だからそこに注意してみてごらん・・・と教えると、

「わかった!はねの端っこが黒いのは『み〜んな』ノシメトンボ!!」

と嬉しそうに返してきます。

にっこり頷きながら、(う〜ん、ほんとは違うんだけど、まいっか・・・)

と、内心もやもや〜っとしています(笑;)

というのも、マユタテアカネのメスには、ノシメトンボのように

翅端が黒い個体がしばしば現れるのです。

大人なら顔の「マユタテ」模様や胸部の黒斑で簡単に見分けられるのですが、

この日の子どもたちには他の知識も教えるし、ちょっと無理そう・・・

幸いこの日の現場では翅端の黒いマユタテアカネは登場しませんでしたが、

この点まできっちり説明してあげられたのは、

昆虫スキルが比較的高い1人の5年生の男の子だけでした。

もやもや〜っとしたまま帰宅して庭を見ると、まるで私を責めるように

マユタテアカネの翅端が黒いタイプがやたら目立ちます(笑)

下の写真も庭で当日撮影したもの。

いつもはそんなに庭に現れないマユタテアカネですが、

今年は今のところマイコアカネより多くて、

しかもメスはいい確率で翅端が黒いタイプです。

観察会でもいっそ両方一度に出てきてくれれば

比べて説明しやすいんだけどな〜・・・

 

Mayutate1408

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