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ついにお出まし!

昨日は、すぐお隣のつくば市南部にある「高崎自然の森」で

小学生向けの昆虫観察会を担当しました。

開会式の前に散策コースの下見をしていたところ、

森の中でひらひらと軽やかな羽ばたきをしながら旋回する

1匹のチョウを見つけました。

見慣れない・・・しかし見覚えのある羽ばたきです。

捕虫網ですくい取ってみると、「あ〜っ、やっぱり!!」

ここ数年、関東で増加傾向が著しい外来種、アカボシゴマダラでした。

徐々に北上傾向のこのチョウ、私自身は3年前に所沢で、

2年前に我孫子市で、昨年はついに利根川を越えた取手市で確認しています。

ここまで来たらうちの近隣でも

間もなく確認するだろうとは思っていましたが、ついにお出ましです。

きっと牛久でもどこかで飛んでるんだろうなー・・・

アカボシゴマダラは日本では奄美大島に生息しているチョウですが、

これが昨今話題の地球温暖化、

都市温暖化にともなう北上をしているという訳ではなく、

現在関東周辺で見られるアカボシゴマダラは

中国大陸のタイプなのだそうです。

要するに、人為的に持ち込まれた物っていう事ですね。けしからん事です。

この移入アカボシゴマダラが在来の生態系にどの程度影響を与えるのかは

まだ不明ですが、同じエノキを食樹とするゴマダラチョウやオオムラサキと

競合する可能性は否定できませんね。

持ち込まれた当初の個体数がどれほどなのかは分かりませんが、

おどらく何百何万という個体数ではないのでしょうから、

日本の環境に比較的上手く適応し、

着実に定着・生息拡大しつつあると言えそうです。

ひとたび定着・拡散した外来種をいなくする事などほぼ不可能。

せめて在来のゴマダラチョウ、オオムラサキに影響が及ばないよう

祈るばかりです。

 

Akaboshigoma140806

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