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成虫になったね!

オンブバッタにショウリョウバッタ、

クルマバッタモドキにイボバッタ、コバネイナゴ・・・

我が家で見られるそこそこ大きめのバッタたちです。

といっても土地が小さいですから、大きい草はらや川原をすみかとする

クルマバッタやトノサマバッタはさすがにいません。

この時期、バッタたちは繁殖のフィナーレを迎えつつありますが、

そんな中、かなりゆったり目に成虫が登場して来るバッタがもう一種います。

それが毎年庭で最後に現れる大型バッタ、ツチイナゴです。

ついひと月前までは短い翅を背中にちょこんと付けた幼虫でしたが、

今日見かけた個体は既に立派な翅を備えた成虫になっていて

熟したトウガラシで一休みしていました。

真っ赤なソリッドカラーのトウガラシと一緒では

イヤでも目立ってしまいますが、

少し赤紫がかった褐色の体には、ちょっと複雑な細かい紋様があります。

枯れ草の中に紛れたら、ちょっと探すのが難しそうですね。

ツチイナゴがこんなに遅いタイミングで成虫になるのも、

褐色系の細かな模様を持っているのも、

彼等が秋を繁殖期としていないからです。

ツチイナゴは、成虫のまま越冬し、

無事に冬を乗り切った個体が翌年の初夏に掛けて繁殖を行うのです。

バッタの中ではかなり特異なタイムシェアリングですが、

キリギリスの仲間にも同じような戦略をとる

クビキリギスという昆虫がいます。

少数派ではあるけれど、ずうっとこれでやっている・・・ということは、

それなりにメリットもあるのでしょうね。

繁殖が初夏になるという事は幼虫期が他の種類より遅れますから、

最も恐ろしい天敵であるカマキリが一足先に大きな幼虫になっていて

獲物としてはちょっと小さいので襲われにくい・・・とか

やはり重大な天敵である小鳥たちの多くが一足先に子育てをし、

ヒナのエサに利用されるタイミングを免れる・・・

ということはあるかもしれません。

しかし一方、冬に成虫が存在している事は、

秋に渡来して来て、枯れ草や枯れ葉の中の昆虫を上手に見つける

ツグミ類の脅威にはさらされるかもしれませんね。

(でも、ツチイナゴの成虫はちょっと大き過ぎるかな?)

どちらにしても、やはりそう楽な生き物なんていない・・・という

いつもの結論に辿り着きますけどね(笑)

 

Tsuchiinago_on_pepper

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