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2014年11月

池の初冬2014

Ike2014shotou

 

師走を目前に控え、庭の樹々が色付きました。

やはり例年よりもちょっと早めだと思います。

以前はこの季節と言うと空気がカラカラに乾燥し始め、

晩秋頃にしばしば発生する濃霧も少なくなる印象でしたが、

寒さの到来の早さとは対照的に、ここへ来て雨や霧が多くなっています。

我が家は太陽光発電を導入しているので

晴天の日数はいつもなんとなく気にしているのですが、

今年の11月は例年に比べると晴天日数も少なかったように感じます。

庭の小さな生き物たちはもうすっかり姿を消してしまい、寂しいものです。

入れ替わるようにやって来るジョウビタキやツグミ類も

まだあまり頻繁には訪れず、庭のガマズミやムラサキシキブの実は

ヒヨドリが独り占めしています。

庭の数カ所から実生発芽したモミジがだんだん育って来たので

こうして上から見下ろすと、赤い部分がぽつぽつ見えるようになりました。

池の向かって右岸のモミジが赤く目立っていますが、

これも植えたものではなく勝手に生えて来た実生です。

普通のイロハモミジより葉の切れ込みが深いので

イトモミジ系の交雑が考えられますが、

今のところ自力で育っているので存在を容認しています(笑)

ただ、紅葉が緑からいきなり赤に変化するところが残念なんですよね~。

できれば緑→黄色→オレンジ→赤と経由していただきたい(追笑)

左岸の赤はガマズミです。

きれいなのですが、これも残念な事にこれ以上は色付かず、

ここまで来るともう一気に葉を落としてしまいます。

あとは裸ん坊の木に頭を足れた赤い実がついているだけ・・・

それも程なく鳥たちがたいらげます。

今年は朝の冷え込みが最初どーんと強く来ましたが、

このところはそれほどでも無いせいか、池の牛音が低くなっていません。

だから、景色の割にはまだ魚たちが活発に動いています。

とはいえここまで暦が進むと、連日霜が降りるのももうすぐでしょう。

フクジュソウの開花までの3ヶ月ちょっと・・・

ぐっすりと庭が眠りに就く季節です。

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雨中の釣り師

Aosagi141126

 

一昨日、昨日と冷たい雨が降り続きました。

家の中にいても底冷え感があって、あまり動きたくありませんが、

こういう時に動かないとかえって代謝が低下して寒さがこたえますね(笑)

昨日は朝から池に珍客が現れました。

写真の大きな鳥、アオサギです。

大きいと書きましたがじつはアオサギとしては非常に小振りな体格で、

おそらく今年巣立ちしたばかりの若い個体だと思います。

アオサギはこれまでにも数回庭に来た事がありますが、

それこそ本当に大きな成鳥でしたから、この個体ではありません。

その時は横に張り出したクヌギの太い枝で、休憩しただけでした。

ところが今回登場のアオサギは、池の魚を狙ってやってきました。

ちらりとこちらを振り返ったその觜に、何かくわえているでしょう。

これ、枯れ葉なんです。

サギの仲間は、枯れ葉や草の茎、自分の羽毛などを水面に落とし、

それを水面に落ちたエサと勘違いして浮上して来た魚を

俊敏に捕らえる・・・という漁法をやってのけます。

まさに疑似餌で魚を釣る釣り師です。

この行動、ゴイサギなどがやっているのは何度か目にしましたが、

そう言えばアオサギがやっているのは初めて見ました。

サギがこの漁法を行うのは、自分の長い脚でも立てない位

水深が深い場合に多いような気がします。

浅い水域ではくらくらと水の中を移動し、

見つけたドジョウやザリガニを上手に捕まえて食べます。

さくら上池の水深はアオサギが立ち入れない80センチ程ありますから、

疑似餌の漁法となったのでしょう。

でも、なかなか魚は捕まえられないみたい・・・

こういうお天気だと、魚も不活発ですからねー。

アオサギもきっとお腹が空いているんだろうけど、

この池だとカワセミの「ダイブ銛突き漁法」の方が

合ってるような気がします。

せっかく来てくれたんだから、魚にありつけるといいんですけどね・・・

それにしても、すぐ目の前のリビングから撮影しているのですが、

ぜんぜん逃げる気配無しですね。

きっと窓の奥の人間はガラス窓が開いてからでないと来ない事、

ちゃんとわかってるんでしょうね。

車に乗っている時もそうですもんね。

パワーウインドウを開けるまでは逃げない事が多いです。

鳥って、本当に眼も頭もいいですよね~

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あ〜あ

Ikeochiba141125

 

昨日はそれまでの2日間ほどのお日様はありませんでしたが、

わりと温かかったので午後から池の落ち葉をさらいました。

ほとんどはクヌギとハンノキの落ち葉です。

一通りきれいにして一夜明けたら雨が予報より早く降り出し、

これがまた冷たい北東の風まじりで、

ふと窓の外を見るとクヌギの落ち葉が舞うこと舞うこと・・・

さっき見たら池の水面は見事に「あ〜あ」な事に・・・

もちろん、この時期落ち葉さらいは何回もやらなくてはならないのですが、

濡れて落ちた落ち葉ってはじめから水を含んでいるので

晴れた日の落ち葉と違って案外早く沈んじゃうんですよね。

沈んだ落ち葉をすくいあげるのって、

水面のヤツをかき集めるよりはるかに重労働。

おまけに乾いて浮かんだ落ち葉なら微弱な風でも岸に打ち寄せられるので

例え沈んでも岸からすぐそばの水底なのですが、

こういうお天気だと池のまん中に落ちた落ち葉は

容赦なくまん中に沈んでくれるのですよー(泣)

さらに明日は今日より強い雨だとか(追泣)

師走目前に池に入って落ち葉さらえってか〜(号泣)

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キブシも準備完了

春早くに花を咲かせる植物たちの中には、

この時期からこっそり花芽を隠し持っている種類がありますが、

中には隠し持たずに丸出しにして見せて

来春の開花を高らかに予告する植物もあります。

このブログではハンノキの雄花序を何度か紹介していますが、

写真のキブシもやはり「見せて宣言派」。

暗い赤に渋く紅葉する枝には既にひも状の花序がぶら下がっていて、

その花序にびっしり並んでいるひとつひとつを見ると、

これはもう花芽とか言うより蕾そのもの。

このキブシは挿し木で得た苗を植えたもので、

あっという間に私の背丈を超え、昨年初めて開花してくれたのですが、

今年はどの枝にもまんべんなく花序をぶら下げレギュラー開花を宣言。

頼もしく待ち遠しい、春の開花です。

 

Kibushi_tsubomi1411

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ガマズミ準備完了

前々回、庭の高木の萌芽更新の話を書きましたが、

高木層が伐採によって無くなると、当然その下層にも影響が出ます。

特に顕著なのが下草の種類が変わることで、

今まで半日陰だった時にはあまり侵入して来なかった

ハルジョオンやブタナ、メヒシバなどが旺盛にはびこり、

それまでそこを居場所にしていた

ホタルブクロやチゴユリが勢いを失います。

また、低木たちも、多少の木陰に耐える種類がほとんどですが、

それでも上が暗くなるにつれ徐々に開花や結実の域音が無くなるものですが

伐採で明るくなると開花も結実も非常に良くなります。

写真のガマズミもここ数年は上空をクヌギのヨコ枝に制圧されて

あまり実付きが良くなかったのですが、今年はたくさんの実がなり、

どの枝も実の重さで頭を垂れる程になっています。

ここ数日の冷え込みを受け、

一足先に真っ赤に熟した実に追いつけとばかりに

葉の紅葉も急速に始まりました。

こうして下から煽って見るとオレンジ色ですが、

実際のところ赤いのが葉のおもて、うらはどちらかと言うと黄色っぽくて、

逆光気味に見るとその両者が干渉し合ってオレンジ色になります。

真っ赤な丸い実は鳥たちの大好物。

ガマズミ的にはこれで鳥たちへの準備完了をアピールしていますが

今年はこのガマズミを好むツグミ系の獲りたちの来訪がちょっと

遅れているように思います。

早く来ないと無くなるぞー!と心配したくなるほど、

連日ヒヨドリがついばんでいます。

 

Gamazumi1411

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越冬組の日なたぼっこ

今日は良く晴れたけれど朝の冷え込みが強く、

県内の観測点のほとんどの地点で今季最低を記録。

一番冷え込んだ下館では-2.1℃まで下がりました。

さすがにこの季節、昆虫もすっかり姿を消してしまいましたが、

越冬組のちょうちょたちが

ちょっとした日だまりに顔を出すようになってきました。

キタテハ、ルリタテハ、アカタテハ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ・・・

彼等は真冬であっても風が無くて晴れると

しばしば日だまりに顔を出してくれます。

写真は南側の家の外壁にとまったルリタテハ。

枯れ葉の意匠の裏面からは想像し難い

美しい瑠璃色の帯を表面に隠し持っていますが、

日射しで体温を上げる際には、それを惜しげも無く見せてくれます。

でも、照れがあるんだか警戒してるんだか(いや、勿論後者でしょうが)

この時の撮影ではなかなか翅を全開にしてくれませんでした。

冬越しはどんな生き物にも難儀でしょうが、

何とか春まで元気でいて欲しいものです。

 

Ruritateha1411

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伐採その後

昨冬、このブログでも書いた通り、庭の木の一部を根元から切りました。

処分ではなく、里山管理の萌芽更新の伐採です。

クヌギ、コナラ、クリ、ハンノキなどをばっさりカット。

どの木も直径が15〜20センチに育ってましたから、

いわゆる萌芽更新の適期だったと思います。

そして一年が経過。

結果的に、1本のクヌギだけはそのままになってしまいましたが

他の全てが萌芽更新に成功しました。

写真は池の中の島状の埋め立て地に植えたハンノキ。

小さい苗を植えたのですが、遥かに大きい池畔のもう1本を追い越し、

庭で一番高い木になっていました。

見ての通り、元気のいいひこばえがたくさん出ました。

これでも第一次の萌芽選択(もや分け)を終えた状態です。

ほかの木も同様に元気に復活してくれているので、

今後は株立ちの姿に育つのがとても楽しみです。

だけど、復活しなかった1本のクヌギが

どうしてダメだったのか気になっています。

見た目朽ちて来ていないので、ひょっとしたら来年あたり

ひょっこり新しい芽をだしてくれないかなと期待しています。

切り株からは樹液がたくさん出て、

夏の間はカナブンやクワガタで賑わってたんです。

是非、復活していただきたい・・・

 

Hannoki_houga

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湖岸の枯れ草色

Karekusairo1411

 

毎年この時期になると思うのですが、

紅葉とか黄葉ってのももちろん美しいのですが、

枯れ切った植物の色というのも、

どれも温かくて好きなトーンだと思うんです。

写真は霞ケ浦の湖岸で撮影したヨシ原のカット。

碧い湖面をバックに、奥がヨシ、手前は多分ウキヤガラ。

背の高い群落が枯れてもそのままの立ち姿で

タガイの枯れ色を競っています。

まあ、どれも茶色系と言ってしまえばそれまでなんですけど、

その中にも白っぽいのや赤っぽいのや、

稲ワラなんかだと多分もっと黄色っぽいですよね。

近所の空地の草むらなんかも、あらためて見ると

クサ同士の生き様が交錯したまま枯れ色になっていて

しばしば美しさに見とれたりして・・・変な人でしょうか(笑)

雨で濡れると、これがまたスゴいことになったりするんですよね。

お互いの個性が余計に際立つと言うか・・・

枯れ草なんて冬の間はずっと見られると思う方もいらっしゃるでしょうが、

じつは葉がちぎれたり茎が折れたり倒れたりして

見ごろは意外と短いんですよ。

だいたい年内一杯が見ごろかな〜(笑)

皆様もご近所の枯れ草ウォッチング、ぜひお楽しみ下さい!

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晴れの湖面は碧!

Tsukubaenbou1411

 

今週はお仕事で霞ケ浦の湖岸にいます。

気持よく晴れていますが、北よりの風がちょっと冷たいですね。

久々に足を運んだ湖岸はもうすっかり初冬の装いで、

ヨシが枯れかかって乾いた音を立てていました。

昨日雨が降ったものの、湿り気は北風にすっかり吹き飛ばされて

カラッカラの冬晴れ。遠くに筑波山がよく見えます。

この写真を撮影した近くには

人工的に砂の流失を防ぐための突堤が設置されていて、

とても小規模ですが、砂浜があるんですよ。

でも、背の高いヨシ原に隠されていて、

堤防からはその様子を見ることができません。

さらに一般の立ち入りも制限されています。

今回はヨシ原の調査のお仕事なので、

ぐりおはこの砂浜を見ることができました。

小さな小さな砂浜ですが、弓なりの波打ち際には

一面に白いものが散らばっていました。

それらはみな、波で打ち寄せられた湖の貝殻・・・

マシジミっぽいのが多いですが、

多分タイワンシジミとか外来の種類なんでしょうね。

ほかにタニシ、カワニナ、イシガイ、

それに問題の外来種、カワヒバリガイの貝殻も見受けられました。

一見ロマンチックなこんな風景にも今の霞ケ浦の現実の一端が・・・(笑;)

それにしても、晴れた日の霞ケ浦は美しくて気持がいいですね。

一面に空をうつして碧い湖水をたたえています。

この風景だけ見ていると、CODが8mg/L以上とか、

透明度が60cmとか、うそみたいです。

ここは阿見町の湖岸なのですが、

ここにも昔は子どもたちが泳いで遊んだ砂浜の風景があったそうです。

女の子は後ろのヨシ原で着替えたんだとか(男子はどうした?)

近所から散歩に来たおじいちゃんが楽しそうに話してくれました。

再現された小さな砂浜にもそんな風景を何とか重ねることは出来ますが、

今の湖岸は、子供が遊ぶ場所とはほど遠い位置付けになっています。

いつかみんなの手にきれいで身近な霞ケ浦が

取り戻せるといいんですけどね〜・・・

ほんとは手前に砂浜も入れて写したカットを出したかったのですが、

立ち入りが制限されているところなので、アップは控えました。

 

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今年もトリのトンボ

今年はすぱっと思い切りよく夏が終わり、短い秋を挟んでもう冬です(笑)

セミもアオマツムシもカネタタキも、ダラダラと盛り返すこと無く

一気に姿を消してゆきました。

池の周りで産卵を繰り返していたアカトンボの仲間もいつしか姿を消し、

最後の最後で数多く見られるのは、

毎年決まってトンボのトリをとるオオアオイトトンボです。

毎年このトンボを撮影しているのですが、

なかなか見ている通りに写せないトンボです。

横から見ると胸の部分がツートンカラーで、

下半分は絵の具の緑に白を混ぜて明るく濁らせたような薄緑、

上半分はややゴールド味を感じるメタリックグリーンです。

メタリックな輝きを出そうと思うと薄緑がグレーっぽくくすんでしまうし

薄緑を見せようと思うとせっかくのメタリックな輝きが沈んでしまう・・・

だけど、今回撮影したカットはまあまあ両方とも出てくれたかな・・・

胸の部分だけの話ですけどね。

今回は木漏れ日の中でとまってくれたので、

胸部背面にちょうど葉っぱの影の縁が微妙に当たり、

いい感じで反射をセーブしてくれたんです。

なので残念ながら顔が日陰になってつぶれてしまっています。

逆に腹部はまともに日が当たってすっ飛んじゃってるし・・・(笑;)

ホント、撮影が難しいトンボですよね。

 

Ooaoito1411

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初めての展足

Hanmyou_tensoku

 

息子が初めて甲虫の展足をしました。

今年中学3年ですから、

そこそこ虫に関心があった割には遅い展足デビューですよね。

どうも彼はあくまでも飼育のみに関心が強いらしく、

標本にしたいとか、標本を集めたいという方向には向かいませんでした。

多分、今後もそれは変わらないでしょうし、

ひょっとすると飼育も含めてそろそろ虫からは離れて行くのかもしれません。

では、今回なぜ展足デビューに至ったかと言うと、

初めて採集し、飼育に挑戦したハンミョウが思いのほか苦戦で、

適切なエサを充分に確保できないまま、

あっさり死なせてしまったからです。

上の写真がそのハンミョウ2匹。実にきれいな甲虫ですよね。

ハンミョウは、同じカラフルなメタリックでもタマムシとは違った

エキゾチックな魅力があります。

あまり大きな虫ではありませんが優秀なハンターです。

しかもなかなかの大食漢。

しかし昆虫が劇的に少なくなるこの季節、

ちょうどいいエサの確保が難しかったという次第です。

ハンミョウには大変気の毒なことをしてしまいましたが、

息子がはじめて昆虫の色彩や模様に魅力を感じたようなので

亡骸をただ見つめているだけでなく、

きちんと標本にして残しておいたらどうかと進めたところ

初の展足チャレンジとなりました。

展足の出来の方はちょっと残念な感じですが、

初めてにしては頑張った方かな・・・(笑)

死んで2日程経過していたため、細い脚が固まってしまったようで

右の個体は後脚が脱落!取り合えす曲がり方だけ整えて

後で接着するしかないですね。

それにしても、彼はどうしてハンター昆虫にばかり引かれるのでしょう。

飼育は一番厄介な部類なんですけどねー。

まあ、カッコいいのかな、何となくわかる気もします。

その上、この美しさですもんね・・・仕上がったら大切に保管しましょう。

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成就

今日の画像はジョロウグモのアップ。

下に貼り付けてますので、苦手な方はご注意下さいませ。

秋の深まりが早い早いと言い続けている今年ですが、

ジョロウグモの産卵もちょっと早く見られ始めました。

我が家では今日が初認。家の外壁の腰壁板に産んでいました。

なんかあんまり有り難くないのですが、まあしょうがない(笑)

ジョロウグモにしては珍しい産卵場所です、

たいていは木の枝の混んだあたりに産卵することが多いです。

お腹の卵を充実させるため、

この母蜘蛛もこれまで大きく高く網を張って、

昆虫たちを捕らえていました。

数日前に見た時には、パンパンに膨らんだお腹が重たそうなくらいでしたが、

大きな卵塊を産んだあとのそのお腹は

なんだか空気が抜けかかった浮き輪みたいにしぼんでいます。

あまり気温が下がらなかった昨夜のうちに産卵した様ですが、

それから半日以上経ってもほぼ写真の状態で

卵塊を守るように動きませんでした。

もう大きな網を張ることもエサを食べることもないでしょう。

最後の体力を使い切っている筈ですから、あとは自分の命がある限り、

こうして卵塊を守るだけだと思います。

いろんな生き物たちが命をつなぎ、受け渡す季節ですね。

いつもいつも、儚さ、切なさを感じてしまいますが、

私はむしろ大役を見事に果たした生き様の方に目をやることにしています。

このジョロウグモ、8本の脚がきちんと生え揃っています。

なかなか上手に生きて来た証でもあるし、幸運にも恵まれたのでしょう。

来年の晩春、この卵塊から生まれ出てまどう仔グモたちの中からも

きっとこの母親のような逞しく優秀な個体が現れることでしょう。

 

Jorougumo_sanran

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発芽率超良!

プランターを埋め尽くすがごとく発芽したこの三つ葉の植物、

なんだかお判りになります?

一見イタリアンパセリとか、そういう系のハーブ苗みたいでしょう。

じつはこれ、6月10日の記事で紹介したセリバヒエンソウの発芽苗なんです。

あの時の記事にはしっかり栽培には要注意とか書いておきながら、

自分ではちゃっかり実生を試みていました(笑;)

でも、ちゃんとプランターで管理していますし、上手く育っても、

開花後の種子は確保する分以外は早摘みしてしまうつもりです。

しかしながらじつのところ、

これほどの数が生えて来るとは思ってもみませんでした。

自生地で弾ける前のさく果から採り播いた種子数は42粒。

そのうちの半分以上は、まだ青味が残っている未完熟の種子で、

丸く充実していてこれなら発芽しそうだな・・・と思ったものは

せいぜい15〜16粒ほど。

それだって本来の発芽率がどれほどのものか未知数なので

まあ7〜8本目が出れば上出来ぐらいのつもりでした。

・・・まさかこれほどの発芽数に及ぶとは!

これはもう一見未熟なものも含め、

ほとんどもれなく発芽したっていう状況です。

やっぱり侵入して来るほどの外来種って、

こういうところが強いですよね。あなどれません!

残念ながらこのままでは過密で共倒れになってしまうので、

間引くか移植するかしか術がありませんが、

同属の他の種類はみな移植を嫌う傾向があるので

間引くのが間違いなさそうですね。

ちなみに左上にちょこっと見えている隣のプランターは、

同じキンポウゲ科のカナダオダマキの実生苗。

こっちも過密ですが、これは苗のうちならそれほど移植を嫌いません。

上手く育てば来年の5月には両種揃って咲いてくれるはずです(笑)

 

Seribahien_hatsuga

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一斉落葉が始まった

今日は最高気温がちょい高め。

昨日ほどではないですけどね。

でも、北西の風が吹いています。

北海道の西岸にある低気圧がメチャメチャ発達していて

北国はかなりの暴風に見舞われている様ですね。

970hPaを下回ったとか・・・すごいな。

多分明日からはこのあたりでも気温が下がって来ると思います。

さて、そんな風に吹かれて、庭のクヌギが落葉を始めました。

室内から見ていると、風が吹く度カラカラパラパラと

柄千葉が降るように舞っています。

これもまた、今年は随分早い!

例年だと木枯らし一号が吹いてから見られる現象なんですが・・・

落ち葉がまとまって落ちるということは葉柄にある離層が

機能しているということ・・・これすなはち

木が枝葉にそういう指令を出して、体の水分量を絞り始めた証です。

だから、こうして落ちる葉は、緑色のものでも乾き気味です。

これは燃やしてみると一目瞭然で、夏の緑の葉はバチバチシュウシュウと

湯気と煙を一緒に出して燃えるのに比べ、

たとえ緑でもこうして落葉した葉はパチパチめらめらとあっさり燃えます。

しかし葉っぱが落ちてしまったのでは、

クヌギの樹上に生き残っていたアオマツムシたちも

居場所が無くなってしまうなあ。

クヌギの枝の間に巣を張ったジョロウグモたちも

産卵直前のかき入れ時だと言うのに

落ち葉が網に引っ掛かって迷惑していることでしょう。

いろんな不都合を巻き込みながら、秋が足早に回っています。

 

Kunugi_ochiba1411

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園芸種の花色

Salvia

 

気付かぬうちに秋の深まりが随分進んでいて、ちょっと戸惑い気味です(笑)

庭もすっかり寂しげな空気に包まれていますが

公園などに出掛けると花壇の花がまだまだ元気で、なんだかホッとします。

それにしても、今まであまり関心も無く見過ごしてきましたが

公共の花壇や公園に植えられている定番の花の色って、

本当に鮮やかなものですよね。

上の画像はお馴染みのサルビア。

私の世代だと、これはマリーゴールドと並んで「国体の花」です。

多分誰に聞いてもサルビアといえば

「赤」という答えが返ってくると思いますが、

サルビア属の中ではこのような真っ赤な花は少数派です。

この赤いサルビアの元になっているのはサルビア・スプレンデンス

(=Salvia splendens)というブラジルの原種。

花だけでなく萼筒や花茎まで真っ赤なので、まさに色彩花壇の定番ですね。

ふと考えてみると、日本在来の草花にはこういう色の花ってないですね。

そもそも、真っ赤とまで言わなくても赤っぽい花というだけで

もうほとんど思い浮かばない・・・

ヒガンバナもマルバルコウソウも外来種ですしね・・・

鮮やかなオレンジも少ないですよ。

黄色い花たくさんありますが、オレンジとなると

キツネノカミソリとかノカンゾウなどがありますが、

下の画像のオレンジコスモスやハナビシソウ(カリフォルニアポピー)

のような鮮やかなオレンジ色の花はやはり思い浮かびません。

きっとこれまでのところ、鮮やかな赤やオレンジ色って、

花の色としては日本の風土色ではないのでしょうね。

でも、これらの花が都会の公園や街路樹下の植え込みに限らず

田舎の農家の庭先に咲いていても、

私たちはさほど違和感を覚えないと思います。

これも一種のグローバル化・・・なんでしょうね〜

 

Kibanacosmos

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