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あっさり解決

週のスタートが師走のスタートと重なりました。

不思議とやっぱり気忙しいですね。やる事多いですもんね、12月って・・・

毎年これを何とか分散させてやろうと目論むのですが、

上手く行ったためしがありません(笑)

さて、もう何年も前からいろんなカタツムリの飼育をしていますが、

本当にまだまだ分からない事だらけです。

飼育底床、産卵床、エサ、カルシウムの摂取法、温度管理、通風管理・・・

どの種類にもおおよそ共通している事項もあれば、

極めて近い種類同士でも決定的に好みが分かれる事項もあります。

試行錯誤からそれを探し出すのが飼育の醍醐味でもあるのですけれど、

短命種などでは上手く行かない事が続くと非常に焦りが募ります(笑)

現在飼育2年目のシラユキヤマタカマイマイもそんな一種でした。

シラユキヤマタカマイマイはオキナワヤマタカマイマイのグループに属し、

沖縄本島中部から北部と伊江島、伊計島、沖永良部島などの離島に産する

丸っこい殻がかわいらしいカタツムリです。

飼育中の個体は沖縄本島産のものですが、沖縄本島産の場合、

酷似するオキナワヤマタカマイマイが同所的に生息しており、

外見で見分けるのは非常に困難です。

しかし、我が家のものは親世代を解剖して生殖腺で同定しているので

まずシラユキで間違いないだろうと思います。

で、このシラユキヤマタカ、通常の個体飼育は特に問題ありませんでしたが、

どうにも産卵してくれず困っていました。

交接は確認していますし、行動を観察していても

「ああ、産卵がしたいんだな」という雰囲気は充分感じられたので、

つどつど産卵床をセットするのですが、なかなか産卵に至りません。

産卵床も、ソイル系、サンゴ砂、牡蛎殻、大磯砂、昆虫マットなど、

思いつく限り試してみたのですが、どれもダメ・・・

産卵しようと頭部を潜らせるところまでは行くのですが・・・

ところが先日、何となく思いつきで生ミズゴケを入れてみたところ、

わずか1時間足らずで産卵を始めました。

長い間悩んでいた問題は、気が抜ける程あっさり解決してしまいました。

考えてみればミズゴケは柔らかいので頭部を潜り込ませるのが容易ですし、

独特の細胞と鱗片構造で多量の水分を含みつつ、

下の方まで水の無い隙間が保てますから、

カタツムリの産卵環境としては、非常に具合がいいのかもしれません。

ミズゴケにはもう一つ良い点があります。

それは、ミズゴケ自体に殺菌・防カビ力があること。

産みつけられたカタツムリの卵はそのまま取り出さずとも

清潔な状態が保たれるのです。

う~ん・・・どうして今まで気付かなかったんだろう。

これは、ほかの種類でも

もうちょっと積極的に試してみる価値があるかもしれませんね。

じつは、今までブログには書いたことがありませんでしたが、

生ミズゴケは他にもいろいろと使い道があるため、

毎年トレー何枚分か栽培しているんです。

湿生ランや食虫植物を植えたり、ホタルの産卵床にも使えるし、

水生昆虫を採集して持ち帰る時の緩衝材&保水マットにもなりますしね。

それにトレー一面に生えたミズゴケって、見た目も案外美しいんですよ。

来年は、さらに栽培トレーを増やさなくてはなりませんな(笑)

 

Shirayuki_sanran

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