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結構食べるのね

Tsuchihan_koushoku

 

アップしそびれていた画像があるので、ちょっと貼っておきました。

これ、先月の末に撮影したものなんです。

写っているダークメタリックな昆虫は、マルクビツチハンミョウ。

幼虫時代にハナバチの巣に寄生し、

ハナバチの卵や蜜などの収集物を食べて育ちます。

でも、この昆虫がハナバチの巣に産卵する訳では無く、

土の上で生まれた幼虫のそばにたまたま花があればそこまでよじ上り、

その花にたまたまハナバチが来たらしれっとしがみつき、

ハチに落とされずにたまたま巣まで辿り着いてはじめて

成長のステージに立つことができる・・・という超狭き門。

なのでツチハンミョウ類のメスは膨大な数の卵を産むのですが、

その中に果たして当たりくじがあるかどうかも怪しいところです。

しかし、膨大な数の卵をお腹の中に納めて移動するメスはご覧の体型。

いつもこのメスの姿を見る度に、

「これはもう産卵のためだけに成虫になった究極の姿だな」

と思って見ていました。

こういう昆虫って、交尾相手と巡り会って産卵だけしたら

すぐに死んでしまうのだろうと思っていたのですが、

ちゃんと摂食行動もするんですね。私は初めて見ました。

食べているのはヤエムグラの葉で、

アゲハの幼虫がミカンの葉を食べるときのように

すごい勢いでムシャムシャやっていましたよ。・・・っていうか、

そもそもその存在に気付いたのはシャクシャクという食べる音でした。

このカットを撮影した周囲には

他にも何匹ものマルクビツチハンミョウがいて、

触角の中央付近が翼状に広がったオスも数匹いました。

マルクビツチハンミョウの後食を見たのは初めてでしたが、

これほどの密度、個体数のマルクビツチハンミョウに出会ったのも

初めてのことです。

毎年必ず見る昆虫ではあるけれど、

大体1匹か多くても数匹しか見ない昆虫でもありましたから

ちょっとビックリな経験でした。

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