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ヘンリィの先祖帰り?

Cyphenryi2015

 

今年も中国産の緑花アツモリソウ、シプリペディウム・ヘンリィが

たくさん花を付けてくれました。

昨年大きく3つに株分けしたのですが、

昨年の1.5本立ち(花付き1本+葉のみ1本)から

たった1年で花付きの3本立ちになってくれるあたり、

コイツはやはり丈夫なアツモリソウです。

ところが、株分けの反動か栄養バランスのせいかわかりませんが、

今年は花にちょっとした異変が見られました。

ラン科の花の多くは6枚の花被片を持ち、そのうちの1枚は

唇弁(リップ)という特殊な色や形に変化したもので、

この唇弁の存在こそがランの花をいかにもランらしく見せています。

そしてそれ以外の花被片は6-1=5ですから、通常5枚あるのですが、

アツモリソウ亜科のランは下向きの外花被片2枚が合着しているので

5枚ではなく4枚になっています。

特にアツモリソウ亜科の中でもアツモリソウ属(=シプリペディウム属)は

合着した2枚の先が僅かに割れ、

元々は別々の2枚の外花被片だった痕跡を残しています。

 

Henryi_up01

 

上が正常なヘンリィの花。オレンジ色の矢印の部分に、

外花被片の合着の痕跡である「割れ」が確認できますね。

ところが今年は下のような花が2輪混じりました。

合着部分の割れが大きくなって、燕尾服状になっているのです。

 

Henryi_up02

 

そしてさらに下のような花も・・・

 
Henryi_up03
 

もう完全に合着が消え、別々の花被片になっています。

これで唇弁が袋状でなくフリフリの舌状になっていたら、

よく見慣れた一般的なランの花になってしまいますね。

どういう訳でこんな姿になったのか分かりませんが、面白いことです。

一種の先祖帰りなのでしょうかね。

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