« 移動する青い星団 | トップページ | 結構食べるのね »

しましま軍団

Mamushigusa1505

 

3~4年ほど前から庭のあちこちに

テンナンショウらしい実生が見られるようになったのですが、

今年ついにその中の成長の早い数本が花を咲かせました。

見た感じだとマムシグサ・・・でいいようなのですが、

まだ初花なので小葉の数も本来の姿になっていない可能性もあり、

もう数年見届けないと私にははっきり同定できそうもありません。

マムシグサなどの多くのテンナンショウ類は同種内に

普通緑色タイプの花と、紫褐色が入るタイプの花の両方が存在します。

今回咲いたのは全て緑色だけのタイプでした。

上の写真は最も大きな株で、高さが45センチ程。

画面の右端にひとまわり小さな隣の株がチラッと写っていますね。

この仲間は上手く受粉すると秋に真っ赤なトウモロコシ状の実を付け、

ジョウビタキなどの鳥がこの実を食べて種子を運びます。

我が家にもこうして種子が散布されたのでしょう。

子供の頃は、この手の花を見ると

なんて不気味なデザインなのだろうと思ったものですが、

不思議といつの頃からか、好きな部類の植物になりました。

下は花のアップ。

花と言っても花びらみたいな筒状のものは仏炎苞と呼ばれる

苞葉の変化形態で、この部分のライムグリーンと白のしましまが

とても爽やかな色彩です。

 
Mamushigusa_f
Mamushigusa_b

 

仏炎苞の背面が伸びて前向きにふたのように垂れる意匠は

この高さを水平に飛ぶ昆虫に

光のコントラストでサインを出しているという話を聞いた事があります。

この仲間はチョウやハチではなく、

ハエなどに花粉を媒介してもらうのですが、そういった昆虫にとって

この光のサインがどんな魅力となって映るのでしょう。

じつはこの花にやって来て花粉のありかまで潜り込んだ昆虫は

狭い内部で確実に受粉をさせられた後、再び外に出る事を許されていません。

ですから咲いて数日経った仏炎苞を根元まではがしてみると

この花の無慈悲な罠にかかって、

花の奥で一生を終えた昆虫たちの亡骸を見ることができます。

ちょっとコワい花ですよねぇ・・・

かつて不気味に見えたのは、子供なりの野生の直感だったのかな(笑)

|

« 移動する青い星団 | トップページ | 結構食べるのね »

庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/60062898

この記事へのトラックバック一覧です: しましま軍団:

« 移動する青い星団 | トップページ | 結構食べるのね »