« 期待に応えた洋種 | トップページ | はやいぞ台風! »

赤刺亀

Akasashigame1505

 

池畔のサワフタギの葉裏にアカサシガメを見つけました。

見ての通りのお食事中。

捕食されているのは、おそらくクシヒゲボタルの仲間あたりでしょう。

ちょっと同定が厄介な部類ですね(笑)

カメムシはセミと同じ大分類になる昆虫なので

ストロー状の口吻を持ち、これで液状の食物を摂取します。

多くのカメムシは植物体から栄養摂取を行いますが

中には動物性のエサを狩る捕食性のカメムシもいます。

タガメやミズカマキリなど、水生の種類はほとんどがこのタイプ。

図鑑によっては「口吻を差し込んで獲物の体液を吸う」と書かれていますが、

正確にはまず消化液を口吻で注入し、

内部組織を液状に消化させてから吸収する「体外消化」を行っています。

クモなどと同様ですね。

サシガメも陸生ですが捕食性。

木や草の上を歩き回り、見つけた昆虫を捕らえます。

「小昆虫を捕らえる」と言われますが、実際には自分の倍近くある

チョウやガの幼虫(=イモムシや毛虫)も捕食対象になります。

今回撮影した写真では甲虫が獲物ですが、固い外骨格に覆われた甲虫でも

外盤の継ぎ目に器用に口吻を指し当てて内部にアクセスしていますね。

甲虫が獲物の場合は大抵ここ・・・つまり、

後胸腹板と腹節の継ぎ目中央に口吻を刺し込んでいます。

はじめに注入する消化液には神経を麻痺させ、

獲物の動きを封じる効果があるので、

この部分が口吻を差し込み易いというだけでなく、

神経節や循環系に直接ダメージを与え、

消化液の効果を最短時間で最大限に使うという意味があるのかもしれません。

水生のカメムシと大きく異なる点がふたつ。

ひとつは前脚が捕獲に特化したカマ状でない事。

獲物を押えるにはカマ状が便利ですが、

陸上では「登る」や「葉から葉へ移る」などの必要性がありますから、

カマ状の前脚では不便なのかも知れません。

(その点、カマキリの前脚はカマの途中にふ節があってスグレモノです)

もうひとつは、水生のカメムシと違って

悪人ヅラでない事(笑)

つり目なタガメやタイコウチと違って、

サシガメは一見ちょっととぼけたおっとり系に見えます。

そこがかえってコワいかも。そういうヒトって、いません?(笑)

|

« 期待に応えた洋種 | トップページ | はやいぞ台風! »

庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/59992233

この記事へのトラックバック一覧です: 赤刺亀:

« 期待に応えた洋種 | トップページ | はやいぞ台風! »