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重装甲の代償

庭のいつもの一角でシロコブゾウムシを発見。

シロコブゾウムシはマメ科植物の葉が好物ですが、

おそらくこの一角はヤマハギやトキリマメ、フジカンゾウなど

マメ科が多いので、この昆虫を見かけるのだと思います。

一般的にはクズの葉が一番口に合うようです。

シロコブゾウムシはゾウムシ・・・と呼ぶのも微妙?・・・という程度の

やや短めの口吻を持っています。

白っぽく分厚い重装甲も相まって、ゾウムシと言うよりは

サイムシと呼びたくなる風貌。顔までちょっとサイっぽくありません?

実際、シロコブゾウムシは重いです。

いや、別にあらためて体重測定した訳ではないのですが、

手に乗せた感じで「この大きさの昆虫はだいたいこんな重さ・・・」という

私の相対的感覚からすると、間違いなく重い昆虫です。

そして、脚のしがみつく力もなかなか強いです。

この辺は見た目通りな感じがします。

身体を覆う装甲板の継ぎ目なんかもじつにカッチリしていて、

付け入る隙を感じませませんよね。

それでも大きな網を張るコガネグモやオニグモだったら

網に掛かった彼の装甲の僅かな隙間に牙状の大顎を刺し、

消化液を麻酔毒も兼ねた消化液を注入して消化吸収することが可能でしょう。

でも、シロコブゾウムシはクモの網に掛かりません。

だって、飛べないんですもの。

クモの大きな網に引っかかるのは、基本、飛行する昆虫たちです。

重装甲と引き換えに飛ぶ能力を失ってしまったシロコブゾウムシは

クモの網には引っ掛かりようがないのです。

失った・・・と言ってしまえばなんだかネガティブですが、

多くの昆虫にとっての最大のリスクから逃れられるのであれば

飛べない重装甲は案外ポジティブな選択なのかもしれません。

 

Shirokobuzou_1506

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