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2015年9月

池の初秋2015

Ike2015shoshu

 

初秋という題名ですが、

実際のところ、今年はもうかなり秋が進んでる雰囲気も・・・

朝晩の気温もグッと下がりましたしね~・・・

毎年同じ事を言っている気がしますが、

今年は本当に庭のメンテ・管理作業ができませんでした。

林の部分も池の部分もです。

もう反省しきり・・・

特に池の中がスゴい事になっていますね。

ジュンサイ、トチカガミ、オオカナダモ、コウホネ。

この3種のはびこり方がハンパ無いです。

おそらくこれではドブガイの生育が思わしくないでしょうから、

当然ゼニタナゴの産卵にも影響が出ていることと思います。

落ち葉の前に一度草刈り、そして落ち葉が入ったら

大掛かりな落ち葉さらいを実施せねばなりません!

林のエリアは草刈りが必要ですが、

お盆以降雨が多いので土の状態はまずまずです。

とにかくもうちょっとで仕事が一段落つきそうなので、

「庭の日」を何日か作る事にしましょう。

晴れて少し気温が上がるとまだツクツクボウシが聞こえますが、

夜の庭に降り注ぐアオマツムシの音量も

ちょっと小さくなって来たような気がします。

池の左岸のガマズミが実を赤く染めました。

昆虫や植物の活動もそろそろフィナーレに近づいています。

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成長の記録

今年は雨が多かったせいか、

いつもより庭のカタツムリの個体数が多めな感じがします。

それでも思い返せば7月の暑さと乾燥は厳しいものがありました。

今庭にいるカタツムリたちは皆、

あの猛暑とカラカラ天気を乗り越えた個体たちです。

画像は玄関先の紅梅で見かけたミスジマイマイ。

あと半巻き程度で成貝になりそうな大きめの幼貝です。

右巻き(時計回り)に成長した殻の色や模様を観察すると

成長の履歴が見て取れます。

この個体は昨年生まれで、黄色い矢印は去年ここまで成長し

越冬中に成長が止まっていた部分です。

今年の春はここからスタートしています。

次の山吹色の矢印は、7月の猛暑と乾燥で一時休眠していた際の痕跡。

この個体は巻きの中心よりの部分が、

時間経過で赤っぽい褐色に変化するクセを持っている様ですが、

ちょうどここまで色が変化している事から、

長い日数ほとんど成長しなかった事が伺えます。

あの猛暑と少雨はキツかったですもんね~。

しかし、そのあと結構スゴい勢いで成長した事がわかりますね。

オレンジ色の矢印は雨と雨の間にちょっとまとまった晴れがあった部分。

よく見るとオレンジの矢印前後には他にも同じように

成長脈がやや濃い色になっている部分があり、

夏以降一週間から10日単位でお天気が崩れた事が成長に現れています。

こんな風にカタツムリの殻には成長の軌跡が記録されています。

こうして成長を遂げたカタツムリは同じロットの卵から孵った中の

ごく少数の生き残りでもあります。

多くの苦難を乗り越えた、誇るべき成長の証ですね。

 

Misuji1509

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蜘蛛肥ゆる秋

庭中で今一番目立っているジョロウグモ。

ここぞという樹々の間隙には、必ずいくつもの巣が掛かっています。

エサの昆虫も急激に減り始める季節ですが、晩秋の産卵期に向け

しっかり栄養を付けなければなりません。

画像は仕事部屋の窓のすぐ外に見えるジョロウグモの巣。

地上5メートルほどの場所ですから、巣の位置としては高い方ですね。

順調に成長しているメスは只今お食事中。

捕まったのは、一見ガのように見えますが、翅の模様からすると

サトキマダラヒカゲみたいです。

こういうシーンを見ていると、夏から秋への主役交代、

そしてその少し先にある寒い季節が

確実に近づいていると実感します。

今年は庭の虫たちを、あまり見る時間がなかったなあ・・・

 

Jorougumo1509

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ツマグロ羽化ラッシュ

今年は数が少なめに推移しているなと思っていたツマグロヒョウモンですが、

夏の終わり頃から沢山の幼虫が目に付きはじめ、

ちょうど今蛹から羽化するピークに差し掛かっています。

画像の中には蛹のぬけがらが4つ写っていますが

これは部分的に画角を切り取っただけの事で、

この周囲にも同じような密度でぶら下がっているので

ぱっと見ただけで20近くはありそうです。

蛹が付いているのは自分が幼虫時代に葉を食べた

アリアケスミレの葉の主脈です。

スミレの株が、やはり主脈だけを残し

全体的に丸ボウズになっているのがわかるかと思います。

群がって幼虫たちが葉をむさぼる光景はすさまじいモノがありましたよ(笑)

今年同じように夏の後半から幼虫が増えたチョウがもう1種います。

それはウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハ。

これも発生する時は大量に発生するのですが、

そうするとウマノスズクサが地下の根茎を残してなくなってしまいます。

それが元のボリュームに再生するのに2~3年掛かるので

ジャコウアゲハの発生もそれとリンクして増減します。

ところでジャコウアゲハの幼虫は同じ株を食べる同胞に対して

とんでもない意地悪をします。

自分が蛹になるぐらいの大きさまで成長した幼虫は、

ウマノスズクサを根元から噛み切って上の葉をすべて枯らしてしまうのです。

やはり今年も大きく育った幼虫ガ目立ち始めたなあと思っていたら

喰いちぎられたウマノスズクサがいっぺんに枯れて

成長途中の多くの幼虫が路頭に迷っていました。

しかし、ツマグロヒョウモンはどんなに幼虫の密度が高くても、

そういう事はやらないようです。

食べる葉が無くなってうろうろしている幼虫は見ましたが、

ジャコウアゲハよりはずっと多くの個体が羽化しています。

でも、これって食草の量と個体数のバランス次第では

全員共倒れの可能性もありますよね。

生存戦略としては、一体どちらがすぐれているのでしょう。

 

Tsumaguro_nukegara

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こんな食性も!?

庭でゴマダラカミキリを見つけました。

それ自体は別に珍しい事ではないのですが、

シーンがちょっと思いがけないものでした。

ゴマダラカミキリの成虫は新梢の樹皮や芽を齧って食べます。

我が家でもゴマダラカミキリに齧られてぼさぼさに傷ついた

ヤナギ類やクワ、ハンノキの枝をしばしば目にします。

でも、今日見たゴマダラカミキリはご覧の通り、

キノコ(アラゲカワラタケ)を夢中で齧っていました。

まさかキノコに産卵でもないでしょうけれど、

ひょっとすると食べている訳ではないのかな・・・と疑い

よ~く観察しましたが・・・うん、間違いなく食べています。

その後気になっていくつかの文献やサイトを調べたのですが、

ゴマダラカミキリのキノコ食については記述が見当たりませんでした。

まあこの時期ですから、樹木の新梢は少なくなっています。

カミキリムシなりに、旬の食材を美味しくいただいてるって事でしょうか?

でも、本当に美味しそうに齧っていました(笑)

 

Gomadara_kinoko

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攪乱要求植物

今年もヤクシソウの開花がスタートしました。

ヤクシソウは多くの昆虫の蜜源であるだけでなく、

私的には何となく気持ちが寂しくなりがちな秋の庭を

黄色で活気づけてくれる重要な役どころ。

しかしここ数年、特に今年はちょっと本数が減ってしまいました。

この植物は人為的に種を播いたり移植管理している訳では無く、

勝手に生えて来たものを抜かないように見守っているだけです。

それでも庭仕事をサボると数が減ってしまうのは

ヤクシソウが攪乱された地表に好んで生える

ややパイオニア性の高い植物だからです。

ですから庭を必死になって形づくっている頃は、

ヤクシソウには天国みたいな環境でした。

やがて庭の植生が安定して来ると

ヤクシソウは以前程どこにでも生えると言う事はなくなり、

庭の木を植えたり穴を掘ったり石をどかしたりと、

表土に何等かの改変をした所に芽生えるようになりました。

しかし昨年から今年のように何かと忙しくて極端に庭仕事が減ってしまうと、

ヤクシソウもまたぐっと数を減らす事になりました。

こういう性質の花は他にもあって、我が家で言うなら

アリアケスミレやケマルバスミレも似たようなところがありますね。

でもスミレ類は体が小さいので、

植木鉢の中にちゃっかり居候する事で世代がつながっています。

わずかな空間でやっと咲いたこの花を見ていると、

なんだか「もっと庭をいじってよ。最近サボりがちじゃない?」

と言われているような気がして来ちゃいます(笑)

 

Yakushisou_kaika

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9月の樹液

Jueki1509

 

♯6クヌギの樹液です。

8月までは日参していたクロカナブンもいつしか姿を消し、

今は昼間はスズメバチ類とチョウ、夜はコクワガタの貸し切りです。

今年は残念ながら一番樹液昆虫の種類が多くなる7月に

クヌギ樹液が出揃いませんでした。

たぶん雨が全く降らなかったせいでしょうね。

9月に入ってから今までの借りを返すように雨続きですが

やっぱり晴ればっかり雨ばっかりというのではなく、

ほどほどの加減でお天気のサイクルが回ってくれないと

みんな困っちゃいますよね。

この時期のスズメバチはとってもガツガツしていて、

集められる食べ物ならなんでもありったけ・・・という勢いです。

秋に羽化する来年の女王と短命なオス蜂が、卵から孵った頃でしょうからね。

一年限りで営巣をおしまいにするスズメバチにとっては

大切な次世代をしっかり育てなければななりません。

なのに野外の食べ物は徐々に減って来るこの時期、かなり必死な訳です。

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鈴の正体

日没と同時に鈴の音が降り注ぐ庭の初秋。

鈴の正体は写真のきれいな樹上性コオロギ、アオマツムシです。

とにかく沢山いるので本当に「降り注ぐ」という表現がピッタリ。

まあ、ハッキリいうと相当うるさいです(笑)

このアオマツムシはアメリカからやって来た外来種。

近年続々と外来種が確認されていますが、

アオマツムシは明治期にはいたようなので、

外来種としては古参な方かもしれません。

いる所ではとにかく個体数が多く、この声に邪魔されて

在来の鳴く虫たちの繁殖がままならないようだ・・なんて声もありますね。

その真偽を確かめた事はありませんが、このアオマツムシ、

一斉に鳴くのはだいたい夜8時半過ぎ位までで、

以降は鳴く個体がぐっと少なくなります。

ですから毎夜就寝近くには、

コオロギ類やスズムシ、カンタン、カネタタキなど、

アオマツムシ以外のコオロギたちの合唱がちゃんと聞こえて来ます。

それにしても今年の夏は猛暑から一転して

残暑知らずの低温になってしまったので、

ウマオイ、ツユムシ、クツワムシなどの声があまり聞こえなくなりました。

例年なら今頃が全盛なのですが・・・

秋が深まる・・・というより、いきなり深い秋がやって来た感じです(笑)

 

Aomatsumushi1509

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ちびやも

家のあちこちでヤモリのチビ助を見かけるようになりました。

夜の窓には毎晩ファミリーで現れますが、

まだ警戒心の弱いチビ助は、真っ昼間でも姿を見せることがあります。

9月とは言えこのところ最低気温がだいぶ下がり始めましたから、

既に冬越し前の栄養摂取に躍起になっているのかもしれません。

夜の網戸にはメイガやウンカが来ているので

それなりに食欲を満たしているとは思うのですが、

ちょっとでも秋のうちに大きくなっておきたいチビ助たちには

昼間外壁をちょこまか動いている小昆虫やハエトリグモも

ハンティング効率の良い獲物なのでしょう。

写真はベランダの梁で見かけたおチビさん。

体に対してやたら頭がデカイあたり、いかにもおチビさんらしいですね。

少し離れた場所にいるシラヒゲハエトリを慎重に狙っていますが、

うちの梁や柱は黒いので、肝心の保護色効果がほとんど効いていません。

シラヒゲハエトリに感づかれて逃げられる位ならまだいいのですが、

ヘタをするとヒヨドリ等の野鳥に襲われそうです。

危なっかしい~っ!(笑)

 

Chibiyamori1509

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クモも北上

Suzumugumo_su

 

昨日、玄関前のウラジロモミの周囲にたくさん住み着いている

ジョロウグモの成長具合を観察していた時です。

たった1匹だけ妙に大きく、変わった網を張っている個体に気付きました。

笠型の大きなドームが空中に浮かんでいるようなその網の、

内側の頂上部分に、ぶら下がる形でクモが静止しています(上の画像)。

 

Suzumigumo1509_2
 

おやあ・・・これはジョロウグモじゃないぞ!

網の主をあらためて良く見ると、とても美しいクモでした。

この形、この色、画像的には見覚えがあるのですが

どうにも名前が出て来ない・・・

クモの図鑑をめくってみると、すぐに答えが見つかりました。

スズミグモ・・・ずっと以前に幼体を西表島で見たことがありました。

図鑑で成体の写真を見て、いつか会いたいと思っていたクモでしたが、

当時の文献では岐阜、三重のあたりが分布の東端とのことで、

私が普段動き回っている範囲で見つけるのはちょっと難しそうでした。

ところがやがて静岡県内で目撃例が頻発するようになり、

数年前には神奈川、東京では定着したような情報も入って来ました。

ヨコヅナサシガメやナガサキアゲハ、最近だとアカボシゴマダラが

そうであるように、こりゃあこのスズミグモも

遠からぬうちに当地に辿り着くのでは・・・なんて考えていた事、

すっかり忘れていました。茨城県まで到達していたんですね~。

しかも、そのクモに今こうして庭先で会えるとは・・・感無量であります。

下にアップのカットを掲載しました。クモが苦手な方にはごめんなさい。

それにしても、派手なクモですよねー・・・

腹部は白地に赤と深緑の模様があり、

ポイントで黒のアクセントが入っています。

色合いには個体差があって、緑色の面積がもっと広いものや

赤い部分が発達しているもの、白地が多いものなど様々です。

第4歩脚の腿節が真っ赤なのも目立ちますね。

体長は図鑑等のスペックより少し大きく、27ミリ程でした。(脚含まず)

ここまで大きく育っているメスなので、近くにオスがいるかもしれません。

今後、注意深く探してみる事にします。

でも、クモって大きく育つと良い割合で

ヒヨドリに食べられちゃうんですよね。

喰われるなよ~!!

 

Suzumigumo1509_1

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県内被害甚大

Yahoo_keihou

 

昨夜から今朝に掛けてものすごい豪雨となりました。

まるでベルトコンベアの生産ラインに乗ったかのように、

発達した雨雲の帯が栃木、茨城を中心とした関東エリアを直撃したのです。

当地牛久市はさほど大きな被害は出ませんでしたが、

それでも上のヤフーのトップにある通り、大雨の特別警報が出されています。

ニュースでも大きく報じられている常総市をはじめとする県西部には、

上流にやはり被害が大きかった栃木県を控える川が流れています。

小貝川と鬼怒川、どちらもと追い昔から水害と恵みをもたらして来た川。

小貝川は私が当地に来て間もない頃、二度に渡り大きく決壊しましたが、

今回は鬼怒川の方でした。

TVの専門家の先生も驚いておられましたが、鬼怒川は一級河川として相当の

それなりに立派な堤防整備がされていた川です。

多分、今回降った雨の方が、

今までの水害をもたらした雨を超えるものだったのだと思います。

残念ながら今回も複数の死者、行方不明者が出てしまいました。

浸水家屋も相当な数に上るでしょうし、

稲刈り直前の水田が台無しになってしまいました。

考えてみれば今年は、

風と水蒸気と気圧の条件が揃い、強力な雨雲が次々に発生して

ベルト状に集中攻撃を仕掛けて来る・・・というパターンが

日本のあちこちで見られました。今回と同様のパターンです。

これからこういう豪雨が増えるのでしょうか?

夕方遅く、お隣の阿見町の基地から

自衛隊のヘリ部隊が常総市の方へ向かって飛んで行きました。

氾濫した泥水の中に浮かぶ島の様になった家屋で

まだたくさんの人が救助を待っている状態です。

夕闇が迫る中、かなり難しい救助作業になる筈です。

頑張って!何としても助けて上げて下さい!

皆さんの技術と精神と装備は、こんな時のためにある筈です。

無事、任務を遂行されますように!!

 
Jieitaiheri150910

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空色恋しや

9月に入ってから、毎日毎日雨ばかり・・・

最近では土曜日に少しだけ晴れ間がありましたが、

これからしばらくはまた雨降りみたいです・・・

勢力は弱いですが、雨台風が近づいていますね。

毎度の事ながら、被害がありませんように。

写真は雨の止み間に撮影したヤマトシジミ。

灰色の空ばかり続いていると、

こんなちっちゃな空色でも愛おしいですね。

 

Yamatoshijimi1509

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陸渦虫

Rikuuzumushi1509

 

温室の中にはよくコウガイビルが出没します。

今日もランのひと鉢にくっ付いて何かを捕食中だったので、

一体何を食べているのかとのぞいてみると、なんとワラジムシ。

ええっ!コウガイビルはそんなものまで食べちゃうの?と

ビックリして良く見てみると、

こちらの気配に気付いて驚いたのか、あらかたお食事が終わったのか

ワラジムシから離れて動き出しました。

するとあれあれ?這い出した体の先端部に、

あの「笄(こうがい)」型のアタマが無いぞ!!

咄嗟に頭に浮かんだのが、カタツムラーなら知っているあの外来生物、

ニューギニアヤリガタリクウズムシ。

しかし以前見たニューギニアヤリガタリクウズムシとは

色も大きさも違うので、

とりあえず記録をとカメラをとってきて大急ぎで撮影。

残念ながらワラジムシを補食しているところは記録できませんでしたが

最低限の画像は確保できました。

この画像を元に茨城県自然博物館学芸員のI先生にたずねてみたところ、

「どうやらゲオプラナ亞科Geoplaninaeのリクウズムシの一種みたいです」

とのこと。

なるほど、リクウズムシはリクウズムシなんだ・・・

ちなみに先のニューギニアヤリガタリクウズムシは

リンコデムス亞科Geoplaninaeに分類されます。

今回発見のリクウズムシがゲオプラナ亞科であるという決め手が

下の写真に写っている先端部側面にたくさん並んだ小さな眼点。

これがゲオプラナ亞科の特徴のようです。

一番下の写真は補食されていたと見られるワラジムシ。

リクウズムシの出したと思われる透明な粘液で植木鉢に貼り付いています。

リクウズムシはコウガイビル同様、普段は体に収納している咽頭を

露出し、獲物を包み込んで体外消化するという食べ方。

他にももっといろいろ知りたくてググってみたのですが、

無いですね~情報が。ほとんど注目されていない生物なんですね。

唯一、根秋私が見たのと同じ種類と思われるリクウズムシの映像が

YouTubeにアップされていました。↓

https://www.youtube.com/watch?v=ZUHqBtpvR4I

この映像ではなんとワカバグモを補食しています。

リクウズムシあなどれません・・・

 

Rikuuzumushi_head

Rikuuzu_waraji

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豆あらためドブ

前回書いたアオグロハシリグモと同じ場所で見つけた小さな二枚貝。

殻の長辺は6ミリ強といったところ。

別にベビーと言う訳では無く、これでほぼ成貝です。

有機底泥を手ですくって水で洗うと、たくさん出て来ます。

以前からいる事は知っていたのですが、

この部類に付いてはことのほか門外漢だし、

きっとマメシジミの仲間あたりだろうと思いつつ

特に調べたりもしませんでした。

しかしひょっとするとこの存在が、

水質や水環境を指標するようなものではないかと気になって

ちょい調べてみました。

そしたらこれ、マメシジミではなくドブシジミという貝のようです。

この場所は水が流れる場所ですが、

ドブシジミはマメシジミと違い、より止水に近い環境に多く、

ある程度溶存酸素量が少なくても生きてゆける種類みたいです。

類縁的にはシジミやマメシジミよりも

海にすむマルスダレガイに近い分類だそうで。

それにしても、ちっこくてかわいい・・・

で、ひょいひょいとよく動くんですよ。

うちの池の放水路に入れたら増えるかなあ・・・

数がいれば水質浄化に一役買ってくれるかもしれませんね。

 

Dobusijimi

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実質的水蜘蛛

Aogurohashirigumo

 

今日は昨日に引き続き極めて不安定な空模様の当地、

これまでの低温多湿傾向が昨夜当たりから高温多湿傾向へと変わり

午後から晴れ間が出た事もあって一気に蒸し暑さがぶり返しました。

気温はそうでもないんですが、湿気がスゴい!

フル木造の我が家はあちこちのドアが

閉まらなくなったり開かなくなったりと、もう大変です(笑)

さて、今日の画像は見づらいのですが、水中に潜っているクモです。

このクモ、アオグロハシリグモといって、

イオウイロハシリグモに次ぐ大きさを誇るかなり大型の徘徊性のクモです。

写真のものはまだ幼体で、脚を拡げた大きさはだいたい4センチ弱ぐらい。

しかもこの個体は右の第3・第4歩脚以外の

6本の歩脚全てを過去に失った経歴を持っているようで、

再生しているものの長さがまだ足りていませんね。

このクモ、見つけた時には板の水面の高さにいたのですが、

私の気配を機敏に察知し、高速でさらに下に移動。

そう、こいつは水の中を自由に駆け回れるクモなんです。

クモの体が銀色に見えるのは毛に覆われた体表が

空気をともなっているからです。

多分水中にいる時はこの空気内の酸素と

空気に触れた水から酸素供給を受けて呼吸しているのだと思います。

原理としてはガムシの水中での呼吸法に似ています。

画像ではよく分かりませんが、口にエサをくわえています。

エサはなんと水生昆虫の、コマツモムシの幼虫でした。

おそらく水中で捕まえたのですよ。

城里町のとある水路にこのクモが群生している場所があります。

そこで私は大きなアオグロハシリグモが

ハゼの稚魚(たぶんヨシノボリ)をくわえているのを見たことがあります。

怪しい男が何を見ているのだろうとやって来た農家の方に話したところ、

その方もこのクモをよく見ていらして、

「クチボソのちっさいのなんかも捕まえんだよね」と仰っていました。

まじか!

壁寄り性の強いのハゼ類ならともかく、遊泳魚まで捕まえるのか!!

事実なら本当にびっくりです。

その水路にクチボソ(モツゴ)はいないので

多分タモロコあたりだと思いますが、にわかに信じられません。

是非この目で見てみたいと思いました。

それにしても不思議なのは、抵抗の大きな水中で、

しかも空気のコートを着た状態で、

なぜにあんな高速で動き回れるのかという事。

水草の隙間に空気カプセルの住居をこしらえる「ミズグモ」という

クモは別に存在しますが、このアオグロハシリグモもまた

群を抜いて水中での活動に適応したクモだと思います。

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