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陸渦虫

Rikuuzumushi1509

 

温室の中にはよくコウガイビルが出没します。

今日もランのひと鉢にくっ付いて何かを捕食中だったので、

一体何を食べているのかとのぞいてみると、なんとワラジムシ。

ええっ!コウガイビルはそんなものまで食べちゃうの?と

ビックリして良く見てみると、

こちらの気配に気付いて驚いたのか、あらかたお食事が終わったのか

ワラジムシから離れて動き出しました。

するとあれあれ?這い出した体の先端部に、

あの「笄(こうがい)」型のアタマが無いぞ!!

咄嗟に頭に浮かんだのが、カタツムラーなら知っているあの外来生物、

ニューギニアヤリガタリクウズムシ。

しかし以前見たニューギニアヤリガタリクウズムシとは

色も大きさも違うので、

とりあえず記録をとカメラをとってきて大急ぎで撮影。

残念ながらワラジムシを補食しているところは記録できませんでしたが

最低限の画像は確保できました。

この画像を元に茨城県自然博物館学芸員のI先生にたずねてみたところ、

「どうやらゲオプラナ亞科Geoplaninaeのリクウズムシの一種みたいです」

とのこと。

なるほど、リクウズムシはリクウズムシなんだ・・・

ちなみに先のニューギニアヤリガタリクウズムシは

リンコデムス亞科Geoplaninaeに分類されます。

今回発見のリクウズムシがゲオプラナ亞科であるという決め手が

下の写真に写っている先端部側面にたくさん並んだ小さな眼点。

これがゲオプラナ亞科の特徴のようです。

一番下の写真は補食されていたと見られるワラジムシ。

リクウズムシの出したと思われる透明な粘液で植木鉢に貼り付いています。

リクウズムシはコウガイビル同様、普段は体に収納している咽頭を

露出し、獲物を包み込んで体外消化するという食べ方。

他にももっといろいろ知りたくてググってみたのですが、

無いですね~情報が。ほとんど注目されていない生物なんですね。

唯一、根秋私が見たのと同じ種類と思われるリクウズムシの映像が

YouTubeにアップされていました。↓

https://www.youtube.com/watch?v=ZUHqBtpvR4I

この映像ではなんとワカバグモを補食しています。

リクウズムシあなどれません・・・

 

Rikuuzumushi_head

Rikuuzu_waraji

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コメント

 こんばんは。
 こと切れてるワラジムシの姿がなんだかとってもお姫様チック・・・なんて言ってる場合じゃありませんね。
ニューギニアヤリガタリクウズムシとは違うようですが、やっぱり外来生物で、大変な脅威になる生き物なんですか?

投稿: くわでん | 2015年9月 8日 (火) 19時43分

それがハッキリわからんのですよくわでんさん。
なんか在来種っぽい気がしていたのですが、
唯一手に出来た専門書
「日本産土壌動物,分類のための図解検索(第Ⅱ版)」(青木淳一編著)によると、
ゲオプラナは新大陸のものだと書いてあるだけで、
在来種がいるという記述は見当たりません。
この本の限りにおいては外来種という解釈になりそうですが・・・
でもなんか違う気がする。
往々にして外来種が定着する場合はひっそりと・・・じゃなくて
それなりに数が出るのが普通ですしね。それにしちゃあ情報が少ない・・・
まったくなぞです。

投稿: ぐりお | 2015年9月11日 (金) 00時44分

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