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2015年10月

池の露秋2015

Ike2015roshu_2

 

確か去年も10月ってメチャメチャ忙しかった気がするのですが、

今年はさらに拍車をかけての多忙でした。

正直、庭なんてほとんど見とりません(笑)

このブログにアップする画像もセレクトはしていたのに

何しろ書いている時間がとれない・・・

3回分はしょって月末記事になってしまいました。

秋の進行は、当初早めだと感じていたのですが、

ここへ来てだいたい去年と同じ調子です。

池の水温に関しては、まだ去年より2~3℃高めで推移しています。

やはり目立つのは集団産卵にやって来たオオアオイトトンボと

ツリフネソウ目当てのトラマルハナバチ。

それに加えて、今年は無事に大きく育ったジョロウグモがよく目立ちます。

数えた訳じゃないけど特に多いように見受けています。

池の中ではクロスジギンヤンマの大きなヤゴが沢山育っています。

背にタナゴはまだ産卵している個体もいますが、

なんだか今年はオスが少なくて、ごく少数のオスが繁殖を盛り上げています。

こんなんで世代交代がうまく進むのかちょっと心配・・・(笑;)

鳴く虫は昼間でも弱々しく鳴いているし、

カマキリの動きにもキレが無くなって、晩秋を感じます。

池の左岸のクヌギのエダアを切り落としたので、

今年はこのアングルからもガマズミの実がよく見えます。

我が家では25日に今年初めてのジョウビタキを確認しましたが、

ガマズミを目当てに来るツグミの登場もあと少しでしょう。

温室のヒーターがそろそろ稼働開始。

今年は灯油が少し安くて助かった~!今のうちに買いだめです(笑)

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決算間近のジョロウグモ

一匹のホソハリカメムシが、樹間の低空を移動中に

ジョロウグモの巣に引っ掛かってしまいました。

ホソハリカメムシにとってはこの上ない不運ですが、

一方のジョロウグモは産卵を間近に控え、少しでも栄養をつけたいところ。

人?生の総決算とも言える産卵に向け、ラストスパートです。

写真の個体はここまで順調だったようで、サイズもなかなかのもの。

成熟して尾端の赤斑も発達し、腹部そのものも沢山の卵でパンパンです。

秋が深まり昆虫たちが激減する中、手頃な獲物を手に入れラッキーでした。

しかし、これ位成熟したジョロウグモは鳥によく狙われます。

順調に大きくなった個体程、鳥にとっては美味しい御馳走。

アンラッキーも背中合わせに存在しているのです。

いつも言う事ですが、やっぱり楽な生き物なんていないですよね。

 

Jorou_hosohari

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ともに健在

この時期の庭の野草と言えば、

もうツリフネソウにノコンギクぐらいなんですが、

木陰の一角にもう一つ、コウヤボウキが咲いているのでした。

ここ数年ちゃんと見ていなくて申し訳ない次第ですが、

沢山の花を咲かせて健在でした。

そしてこの花が大好きな旬の昆虫、超ヘンテコ虫の

ヒメクチナガガガンボが、今年も登場しました。こちらも健在。

発生ピーク時だと1輪のコウヤボウキに5~6匹付いている事も

珍しくないのですが、今日は2匹だけでした。

この昆虫が成虫でない時、どこでどうやって過ごしているのか

全く知らないのですが、個体数が少なくないので

きっと近隣で発生しているのだと思います。

ひょっとしたら庭のどこかかもしれません。

池や水路の泥底でしょうか?湿った朽ち木のようなところでしょうか?

毎年この時期にしか見かけませんが、私生活を知りたいものです。

それにしてもユーモラスなう姿と動き・・・

胴体のオレンジ色もなかなかきれいです。

 

Himekuchinaga1510_2

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秋を越える

庭のチョウたちもだいぶ数を減らしました。

あんなにひらひらしていたツマグロヒョウモンも

もう1~2匹が日溜まりで弱々しく飛んでいる程度です。

一昨日庭のチョウを調べてみたのですが、

ツマグロヒョウモン以外には見つかったのは

キタキチョウ、ヒメアカタテハ、キタテハ、ムラサキシジミ、

ウラギンシジミ・・・これらはみな、成虫で越冬するチョウたちです。

写真はウラギンシジミ。

名前の通り、翅の裏面が白銀色をしているのが特徴ですが、

ちらりとのぞいた翅のおもて面にも白い紋がありますね。これだとメス。

オスはこの紋が赤橙色をしています。

庭では結構な個体数が飛び回っていますが、

このチョウにとって差し当たっての目標は秋を無事に越える事。

越冬は確かに一大事業ですが、

それも無事に秋を過ごし、冬に辿り着けたらの話です。

低温に強いこのチョウは、気温が少々低くても

チラチラと樹々の間を飛び回りますが、

見ているといい確率でジョロウグモの巣に引っ掛かっています。

秋が深まると天敵も徐々に減るとは言え、油断は禁物。

また、私はこれまでこのチョウが

花や樹液を訪れているのを見たことがありません。

湿った地面から吸水しているのは見た事があるのですが、

このチョウはほとんど羽化した時に持ち合わせているエネルギーだけで

成虫期を過ごしているように見えます。なのに、

これから春まで越冬する体でそんなに飛び回って大丈夫なのか?

もう少しゆっくり過ごせばいいのに・・・

なんて、余計なお世話でしょうけどね(笑)

 

Uragin_mesu1510

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野山で食うべし

私、野外での調査をしていると

ついつい連続的な作業に没頭して給水を忘れてしまいます。

脱水でかるーく立ちくらみがして初めて、

「ああ、そういえば全然飲んでなかった・・・」なんて。

しかし、今回はちょっと事情が異なりました。

車に飲み物を忘れてしまったのです。

今いる林の中から車までは斜面を登って12~13分、

戻れるんだけど戻りたくない実に微妙な距離です(笑)

そんな時、目の前のブッシュにアケビを発見!

どうぞ食べて下さいと言わんばかりに

今さっき割れたばっかりという感じです。

・・・美味かった。正直初めてアケビを美味しいと思って食べました。

アケビって香りがある訳でも酸味がある訳でもなく、

ただただ甘いじゃないですか。

でも、意外にも少しばかりのどの渇きを癒す事が出来ました。

勿論食べながらお礼の種子散布。

種子の数が多くて毎度ながら食べにくいもんですが。

これを家に持ち帰ると、観賞の楽しみは充分ですが、

そんなに美味しいってものでも無いんですよねー。

やはりアケビは「おおっ、アケビ見~つけた!!」って

テンション上げて、野山で食べる自然のおやつですね。

 

Akebi151015

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水を飲む蝸牛

Misuji_mizunomi

 

カタツムリが水を飲むという話をすると、

大抵の方が驚くのですが、じつはこれ、

カタツムリの飼育を長くやっている人たちの間では常識なんですよ~。

特にユーハドラ属(Euhadra)がよくやります。

もう、ゴクゴクって感じでそれはそれは美味しそうに飲むんですよね。

画像は浅水張り水槽で飼育中のミスジマイマイ。

なかなかきれいな個体でしょう。

東京南西部から神奈川を経由して伊豆にむかう一帯では

こんなトラマイマイ風のミスジを見かけることがあります。

この個体が頻繁に水飲み行動をやるんですが、

それは決まって水槽の掃除をした後。

どうやら張ったばかりの新鮮な井戸水が分かるみたいなんです。

分かってるねキミ!って感じです(笑)

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こんなん出ました

Tsumagurosanagi_ana

 

沢山の個体が蛹になったツマグロヒョウモンでしたが、

羽化するのが必ずしもチョウだとは限りません。

鉢植えのハンノキの枝にぶら下がったこの蛹、

羽化が妙に遅れているなと思ったら案の定、

あらぬところにぽっかり穴があいていました。

 

Kiashibutokobachi1

 

そして出て来たのがこちらのお方。

体長わずか5ミリあまりの小さな寄生蜂、キアシブトコバチです。

鱗翅目専門の寄生蜂ですが、幼虫時代から寄生していて

寄主が蛹になったところで羽化して出てくるという訳では無く、

蛹に産卵して蛹の中で成長し、羽化して来る種類です。

鱗翅目の蛹の期間というのは、蛹で越冬する種類を別にすると

せいぜい2~3週間、つまりとってもスピード成長なんですね。

そてにしても本当に「アシブト」ですね。

 

Kiashibutokobachi2

 

上から見るとこんな姿。

真新しい翅の虹の光彩が美しい・・・

 

Kiashibutokobachi3

 

そして、寄生蜂全体に言える事なんですが、

案外顔がかわいい・・・(笑)

とてもおっかないことして育ったとは思えぬ無垢なお顔立ちです。

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珍客来訪

ふと窓から外を見ると、真っ正面のカシワの下枝に

大きめの鳥が止まってこちらを伺っていました。

ホトトギス?・・・いや、お腹の細かい斑からしてツツドリですね。

どうやらいえkで水浴びをしたようで、細かい羽が水面に浮いています。

まだ若い鳥のように見えますが、今年生まれかな・・・

きっと渡りの途中で立ち寄ったのでしょう。

一限さんかもしれませんが、

庭の野鳥来訪リストが一行増えました(笑)

長旅の道中、お気をつけて。

 

Tsutsudori1510

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咲き始めの依存度

あちこちでセイタカアワダチソウが咲き始めました。

嫌われ者の侵略的外来植物ですが、

一方ではもはや秋の風物詩的な立ち位置を得始めています。

当初は「花粉症の原因だ」なんてぬれぎぬもありましたけど

虫媒花として大きな花粉を持つこの花は

もちろん花粉症の原因にはなりません。

実際のところ、花が急速に減り始める季節にあって、

この花は案外訪花性の多くの昆虫に頼られています。

画像は今調査のお仕事に行っている八王子市のカット。

スゴく広い法面の殆どがススキとオギ、

そしてセイタカアワダチソウに覆われている場所なのですが、

この一本が無数にある中で一番最初に咲き始めた株です。

するとご覧の通り、

待ちかねたとばかりに押し寄せたコアオハナムグリでごった返しています。

きっと平均的に咲き始めたら、こんな密度にはならないのでしょう。

困りものの花ですが、間違いなく頼られてはいます。

 

Awadachi_koao

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眼水虫

例の足が痒くなるアレとは別に、ミズムシと名のつく生き物は

昆虫にも等脚目にもいますが、

特に昆虫では甲虫目のコガシラミズムシ、カメムシ目のコミズムシなど

いろんな昆虫が名前に「水虫持ち」(笑)

今日紹介するのはメミズムシというカメムシの仲間です。

退庁ミリ程のとても小さなカメムシで、色も黒っぽくて地味なので

わざわざ気にしなければあまり目に付きません。

水辺の湿ったドロや土の上が大好きで、

我が家では庭池や排水路の岸辺でたくさん見ることができます。

半ば跳ねるようにピョコピョコを動き回るので、

一度目に付くと今度は結構気になる・・・(笑)

どんなお姿かあらためてよく拝見しようと撮影してみたら、

その黒い身体は、単純な真っ黒けじゃなくて

マットな質感の青黒い色なんですね。

そこに薄いブルーの星斑がちりばめられています。

これはなかなかきれい!

あと、顔が案外精悍!

確かに小さい昆虫を捕食するハンターではあるのですが、

アップで見るとちゃんとタガメ然とした顔つきです。

これで体長が10倍ぐらいあったら、相当な人気者だったかもしれませんね。

 

Memizumushi1510

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3種目のちびスズ

我が家の庭もこの季節になると虫の声が賑やかで、

秋が深まり気温が下がるににつれ、日中でも虫の声が常に聞こえています。

でも、庭でコオロギ系の虫の声が最初に聞かれるのは、

じつはセミよりもずっと早い6月上旬。

さほど大きくない「ジーッ、ジーッ・・・」という声が

玄関先や池の排水路あたりからたくさん聞こえて来ます。

その正体をそーっと確認してみると、

体長7~8ミリほどの小さなコオロギの仲間です。

大抵は白黒もようのマダラスズ、でも、時々薄い灰赤茶色のシバスズも。

そして最近、もう一種類いる事が分かりました。

それが画像のやはり小さなコオロギ。

一見するとマダラスズのような黒系のボディですが、

マダラスズのトレードマークである後脚腿節の白黒しましまがありません。

申し訳程度の白い細点が2つ、ポチポチッとあるだけです。

調べてみるとどうやらエゾスズのようですね。

数も結構いて、マダラスズ程ではありませんが、

ちょっと探すと複数が見つかります。

小さい虫なので何となくしか見ていませんでしたが、

きっともう何年もここで一緒に暮らしていたのですね。

もっとちっちゃい部類にも目を向けなければと、軽く反省でした。

 

Ezosuzu1510

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なんの事は無い・・・

先日も記事に書いた小町の館ビオトープ池で、

作業中にきれいなヤンマ科のヤゴを見つけました。

場所が場所なのでいったい何ヤンマかと持ち帰って調べてみると

何の事は無い我が家でも見慣れているはずのクロスジギンヤンマでした。

いわゆる「夕暮れヤンマ」とか「裏ヤンマ」と呼ばれる中の1種かと

期待していたので、ちょいガッカリ(笑)

まあ今回はハズレでしたが、あそこならきっとその手も何種類かいるはず。

今後も予断を持たずに観察を続けてみようと思います。

 

Kurogin_komachi

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打水産卵

先日管理を委託されている、土浦市の小町の館ビオトープで

オニヤンマの産卵をたっぷり観察してきました。

小町の館のビオトープ池は水車を回すために引き込んだ水路の途中にあり、

沢の水の中に混じる砂泥を沈澱させたり、落ち葉や枝などの漂流物が

水車に行かないよう濾しとる役目を持った池です。

普通オニヤンマは流れのある細流に産卵するので

池のような広くて静かな水面には産卵しないのですが、

小町の館のビオトープ池はその役割上常に沢の水が流入・流出していて

池の中には広い水面から仕切られた後ろ状の部分もあるので

晩夏から初秋の産卵シーズンには、

いい確率でオニヤンマの産卵シーンにで出くわします。

産卵に懸命なオニヤンマは、1メートル以内まで近寄っても

逃げずに・・・というか、ほとんど知らん顔で産卵を続行していました。

オニヤンマの産卵方法はホバリングから小刻みに上下し、

尾端を水面に叩き付ける、いわゆる打水産卵です。

さすがにオニヤンマぐらい大きなトンボになると

水を打つ音もパッシャッ!パシャッ!と大きく、なかなかの迫力でした。

 

Oniyanma_sanran_2

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