« どこの狐のお孫さんか | トップページ | 描いてみたさ・・・ »

越冬ツバメ

Murasakitsubame1512

 

・・・と言っても、鳥じゃなくてチョウチョのお話。

チョウの中には成虫で越冬する種類がいます。

特にタテハチョウの仲間が多いのですが、シジミチョウの何種類かと

私たちの身近ならシロチョウ科のキタキチョウも成虫越冬です。

こうした成虫越冬のチョウたちは、冬の間もたまに見かけることがあります。

特に気温の高い日が混じる初冬や早春の晴れた日には

日なたボッコに出て来るので遭遇率もぐっと高まります。

今日の画像のチョウはムラサキツバメ。

どちらかというと南国系のシジミチョウの一種です。

小春日和の日射しが恋しいのか、

玄関のコンシンネの鉢植えにやって来たところを撮影しました。

このチョウ、温暖化とともに北へ分布を拡げている北上蝶で、

5年前には当地では見られませんでした。

4年前からは毎年見ているのですが、

庭に定着しているかどうかはまだハッキリわかりませんでした。

ところがこの夏から秋には非常に個体数が多く、

夕方になると我が家の周りを敏捷に飛び回り、追いかけっこをしていました。

あちこちでマイマイガが大発生していると聞いていたので

うちでも多いなあ・・・なんて思って見ていたのですが、

よく見るとそれが全てムラサキツバメでした。

「こりゃあいよいよ庭の木で発生しているな」と思ってはいたのですが、

越冬個体までいるようでは発生確定と見てよさそうですね。

庭では元々近似種のムラサキツバメが定着しています。

ムラサキツバメとムラサキシジミはとてもよく似ていますが、

ムラサキツバメの方がわずかに大型で、後翅に尾状突起があります。

ともに成虫越冬のチョウなので、翅の裏面はじみ~な枯れ葉色。

名前の由来であるメタリックパープルの紋は

たたんで見えない翅のオモテ面にあります。

ムラサキツバメが増えた事で、

ムラサキシジミに影響が出るのか気になるところです。

食樹はムラサキツバメがブナ科のマテバシイ、

ムラサキシジミはブナ科のカシ類と、とりあえずは競合しません。

ちなみに、昔両種を初めて見た佐賀県の神社では

どちらも毎年共存していました。

あの時は、まさか将来茨城県でこのチョウを見るとは

思ってもいませんでしたけどね・・・(笑;)

|

« どこの狐のお孫さんか | トップページ | 描いてみたさ・・・ »

庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/62965908

この記事へのトラックバック一覧です: 越冬ツバメ:

« どこの狐のお孫さんか | トップページ | 描いてみたさ・・・ »