« 今年の七草 | トップページ | 今日はコゲラの日 »

真冬ベリー

この季節、筑波山麓周辺を散策していると

地際に散らばるように赤い実がなっているのをあちこちで目にします。

実をよく見ると楕円形の腋果が球状に集合した姿に、

それが野いちごの仲間であるとすぐにわかります。

その名もフユイチゴ。

フユイチゴはさらに細かくいくつかの亜種に分かれていますが

とりあえず冬に赤い実を付ける野いちごはこのフユイチゴの仲間です。

美味しそうですよね。食べてみましょうか。

期待はまずまず裏切られません。

アマミも酸味も弱いのですが、ナワシロイチゴのような渋味は無いので

そこは安心して口に放り込めると思います。

しかし、個体差があるのはもちろん計算に入れておかないと・・・

ナワシロイチゴに、酸味も渋味も少ない「当たり」があるのと同じで、

フユイチゴにだって「はずれ」もある訳ですね(笑)

ジャムにすると色がきれいです。

作るときは、目が少し細か目のザルでつぶすのと

種子をとり除くのを兼ねてこします。

成分濃度が低い分、ペクチンが期待できませんから

スライスレモンを一緒に入れて煮ます。

色が悪くならない様、煮る時間は短めに。

私は煮込みの途中で、つぶしていない、へたを取っただけの実を加えます。

ベースのペーストの中にごろっとした実が混じって、面白いですよ。

フユイチゴのもうひとつの見どころは常緑の葉。

丸くつやつやしていて、実に負けずよく目立ちます。

フユイチゴは明るい雑木林などよりも

社寺林や日当りの良くない常緑樹が多い谷筋に多く生えています。

野鳥や動物たちにとっては、冬の貴重な食べ物ですね。

実を採取するときは枝や葉柄の細かいトゲに注意して下さい。

そして、持って帰るのとは別に、一つか2つその場で味見して

種子はお行儀悪く「ペッ!」その場に捨てちゃいましょう。

これがフユイチゴへの謝礼であり、森のたしなみなのでした(笑)

 

Fuyuichigo_mi

|

« 今年の七草 | トップページ | 今日はコゲラの日 »

フィールドノート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/63450768

この記事へのトラックバック一覧です: 真冬ベリー:

« 今年の七草 | トップページ | 今日はコゲラの日 »