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ふえてる陸貝1

庭の工事に初めて手を付けたのが、

まだ家の建築工事が入る半年以上前の2003年5月。

最初の作業は敷地内のどこをどう使うかを考え、

庭ビオトープの顔であるミニ雑木林をつくる場所に

どんぐりから育てたクヌギやコナラの苗木を植える事でした。

その時はまだ樹高2メートルに満たない鉢植えの樹木も

13年目を迎えて軒並み10メートル超えです。

その樹木が毎年落とす落ち葉が分解され、庭の表土には

まだうっすらとですが、腐植層ができています。

土壌・地層学でいうところの「A層」ですね。

このA層には数え切れないくらいのちんまい生物がいて

生きた地表を構成するようになります。

庭も10年が経過したあたりから、そういう生き物たちのつながりが

少しばかりですが垣間見えるようになりました。

そしてここ数年、庭ではカタツムリの仲間が増えて来ています。

種類数・個体数ともにです。

・・・・と、ここまで長々書いておいてナンですが、

今日掲載する種類はそれとはあんまり関係なく増えてる陸貝(笑)

でも、造成直後の更地だった頃には間違いなくいなかった種類です。

名前はオカチョウジガイ。

別に珍しい種類でもなく、というかむしろ人為的な環境下では

もっとも身近なカタツムリで、高層住宅のベランダにもいたりします。

ひょっとしたらあなたのおうちにもいるかもしれませんよ。

一番いる確率が高いのはベランダや玄関の外に置いた植木鉢の下です。

殻長5ミリ前後のとても小さな巻貝ですが、

軟体部があざやかな黄色をしています。

写真の場所はやはり玄関脇に置いた大きな植木鉢の下です。

鉢をどけてみたら、大きいのから(と言っても5ミリ以下)

チビちゃんまで、ひと家族が一家団欒してました(笑)

おそらく周辺の土地から時間を掛けて(多分何代にもわたって)

やってきたのでしょうが、

うっかり私が前の家から連れて来た可能性も否定できません。

でも、そんな人為的環境が得意なオカチョウジガイでも

表土が造成直後のまっさらなものだとあまりお好みではありません。

じつはこの貝、アリの巣の中でよく見つかります。

また、ミミズが掘って土を食べながら移動した空間なども大好きです。

つまりアリやミミズが利用した環境のニッチに入り込む訳です。

だから、ただ植木鉢があるよりも、植木鉢が何年も置かれて

その下がいろんな生き物に利用されるようになると、俄然増えて来ます。

オカチョウジガイが増えて来たという事は、

私がこの場所に生活の拠点を移してから

ようやく土地の仲間入りをさせてもらったという証しなのかもしれません。

  

Okachouji

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