MY WORKS

モノクロ標本画 -日本のハチ13種-

予報の通り気温が高めでしたが、一日中暗い曇天でしたので
カメラの出番がありませんでした。
こんな日は古ネタを引っ張り出してごまかします(笑)

画像はミュージアムパーク茨城県立自然博物館で
「ハチ展」をやった時に描き起こしたもので、
展示チーフの久松主任学芸員(ハチをはじめ昆虫の専門家!)からの依頼で
日本にすむ様々な生活史を持つハチの中から
代表的な13種をピックアップして標本画にしました。

実際のところ、ハチは画像の資料が少ない昆虫です。
ミツバチやスズメバチなど、よく知られたものは一般の昆虫図鑑にも
もれなく掲載されていますが、形態的、生態的に特徴がある種でも、
マイナーな種類は案外、一般の図鑑には載っていません。
描き起こすにあたっては手持ちの資料ではとうてい間に合わず、
支給していただいた論文集の写しや実物標本が大変役立ちました。
じっくりハチと向き合う楽しく、勉強になるお仕事でした。

個人的にもハチには興味があるのですが、
とにかく素人が分類同定できるような資料がなく、苦労しています。
とっても身近な昆虫なんですけどね。
ミュージアムパークの久松氏が、図鑑作ってくれないかしら?

ところでこの標本画、あえてモノクロでという依頼でした。
一色刷りの印刷物に使う際等、カラー画をモノクロ化するより
はじめからモノクロでの使用を前提としたコントラストで描いた方が
確かに断然見やすいものになります。
描く際にはカラーとは違った難しさがありますが、
単色画特有のクラシックな雰囲気もまたいいものです。

それに正直、「カラーで」という注文だったら、
いただいた納期ではとても仕上がらなかったかもしれません。
というのは、彩色の手間もさることながら、
各々の種類のハチが、生きていた時の体色がどうだったかを知るために
ものすごい時間を費やすであろうからです。
ハチは標本にすると生きていた時と大きく色が変わります。
標本にしてもあまり色が変化しない
チョウの翅や甲虫のようには行かないのです。
しかしそれゆえ、標本形のポーズで画像資料を作る場合、
写真ではなく標本画が威力を発揮する題材とも言えます。
生態写真だけでは分類の資料にはならないですからね・・・

Hachi13ill

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はばたけマイス!

昨日のブログを書き終え、アップした時
外で雨が降り出した事にポツポツという音で気が付きました。
久し振りの雨は真冬の氷雨ではなく、春先の雨のようにほんわか・・・
朝方の気温は3℃。年が明けてから氷点下にならなかったのは
前回の雨(1月9日)の2.5℃以来です。
最高気温は何と12.5℃まで上がりました。勿論今年最高の気温です。
でも、徐々に冷たい空気と入れ替わっているようで、
北風がだいぶざわついてきました。体調と火の元に注意ですね。

さて、昨年10月19日のブログで
お札の図案を描いている事を紹介しましたが、
そのお札がようやく明日から流通開始となります。
このお札は筑波山麓の集落、つくば市北条地区で流通する地域通貨です。

この地域通貨の面白いところは北条の地域ブランド米「筑波北条米」を
価値の基準に据えた、「米本位制通貨」であること。
通貨単位は「マイス」。昨年発売となって以来、
北条米を30%ブレンドしたもっちり食感が好評のアイス
「つくばマイスクリーム」と同じマイスです。
今回流通する「100マイス紙幣」は北条米500グラムに相当する価値。
協賛する加盟店で、これに相応の商品やサービスと交換できます。
通貨ですからもちろん一度の交換で終わりではなく、
受け取った人がまた自分で利用する事が出来ます。

ぐりおは図案作成と紙幣デザインを担当。
地域の文化や自然資源に誇りを感じてもらえるよう、
まじめな顔つきの紙幣にしましたよ。
図案や細かい意匠まで、ひとつひとつにちゃあんと意味があるのです。
飾りケイ一本だって、オリジナルで起こしています。
紙幣面右下のバーは、斜めから光を当てルーペで見ると
通貨単位のマークと「100マイス」の文字が見える様な仕掛け。
これ、コピーでは出ません・・・つまり偽造防止!(笑)

デザインと色合いが非常に微妙なので、線数の細かい版で印刷します。
微細な部分に荒れやにじみが出たものが混じるとまずいので、
印刷所まで刷り出しの立ち会いに行きました。

地域通貨とはいえ、お札が沢山面付けされて
大型印刷機から刷り出されている様子は、
昔見たルパン三世やサスペンスものの一場面みたいで、
なんだかドキドキものでした(笑)

今回の流通期間は明日から3月15日まで。
北条街づくり振興会とこの企画の立案者である筑波大学院のH氏によれば、
以降も様子を見ながら段階的に流通させる予定だそうです。
地域の誇りである北条米を価値基準とした、経済的なやり取りが
郷土愛と元気を乗せて動き出します。
ワクワクするなぁ〜

100mice

| | コメント (3) | トラックバック (0)

実験植物の栽培

一昨日ほどではありませんが、今朝も冷え込みました。
最低気温は-4.5℃、日中は風が無いのでほっと出来ました。

写真の植物はシロタエギク、すこぶる寒さに強い植物です。
その性質を利用して、冬場の花壇やコンテナで活躍している植物ですね。
じつはこれ、預かりものです。
来月の下旬に霞ケ浦環境化学センターで行う土浦市が主催の
環境教育の講座で実験に使うためのものなのです。
その講座では、子供たちに森林が降水を涵養し、自然の恵みとして
湧き水や地下水を供給してくれることを学びます。
講座の後半に実験コーナーを設け、植物の根が張った土壌では
水を強力に蓄え、少しずつ地下浸透させていくことを
このシロタエギクの鉢植えで証明します。

もう何年も担当している講座で、
いつもはユリオプスデージーを使うのですが、
なぜか今回タイミング良く苗が入手できず、
シロタエギクはそのピンチヒッターとして登場しました。

それにしても、この植物の持つ、
白銀のベルベットの質感は美しいものですね。
いままでさほど関心の無かった植物ですが、あらためてじっくり見ると
なかなか気品に満ちた感じです。
私には無理そうですが、
センスのいい方だと他の何種類かの植物と組み合わせて
素敵なコンテナにしちゃうんでしょうねー。
カッコ良さそう・・・

実験でより分かりやすい結果を出すために、
年末に苗を入手してすぐに植え付け、温室内で生育を促進します。
ユリオプスデージーの時は温室に入れっぱなしで良かったのですが、
より寒さに強いシロタエギクは、
温室内では日中の温度が上がり過ぎて徒長してしまう恐れがあるため、
晴れた日は日中だけ外に出しています。
丈夫に育てて、鉢内にいっぱい根を張ってもらはなくては・・・

Shirotaegiku

| | コメント (2) | トラックバック (0)

学校ビオトープ11 -校外学習-

穏やかに晴れました。朝は少々冷え込みましたが(5℃)
日中は空気もふわっとした温かさになり、最高気温は19℃でした。
夕方になっても冷え込みが鈍く、17:00でまだ16°ありました。

今日は行方市羽生小学校の5・6年生が
校外学習で牛久市の自然観察施設「牛久自然観察の森」にやって来ました。
私はいつも羽生小学校に出掛けて行きますが、
向こうからやってきたのは初めてで、当然殆どの子供たちが
初めての牛久訪問ということになります。

「どう、牛久は遠かった?」
「うん。ん?う〜ん、まあまあかな」とのことですが、
子供の感覚からすると結構離れているかも知れません。
牛久の印象を訊くと、
「けっこーイナカ」「いや、街おっきいよ」「プチ都会入ってる」だそうで
ま、この辺は大体住んでる立場から見てもても同感でしょうか(笑)

中に「なんか狭い」といった子供がいました。
この狭いはもちろん市域のことではなく、景観の印象です。
確かにそうかも知れません。
細かく丘陵と谷津が入り組んだ牛久の景観は
校舎の眼下に広がる霞ヶ浦と広い空を目の当たりにする
羽生小のダイナミックな景観とくらべると、
小刻みなピッチで里山や街並が連なっていて、
あまり広さは感じないかも・・・

自然観察の森ではレンジャーの方がバッチリガイドして下さるので、
今日は付き添いモードでゆっくり同行させてもらいました。
自然観察のための専用施設ですから、一見羽生と同じ様な森を歩いても
見所がぐっと凝縮されているため、より多くの発見があります。
案外子供たちを惹きつけていたのは、
園路に落ちて散らばる複数の種類のどんぐり。
シラカシ、アラカシ、クヌギ、コナラ・・・
みんな習性の様につい拾い集めてしまいます。

これだけは見ておいて!というところが
一番奥のゾーン「コブナの流れ」の澄んだ水と底の泥の様子。
水の中に供給される栄養分と、それを分解する微生物を含んだ底泥が
ちょうどよいバランスで釣り合っているので、COD値は高くても
水は澄んでいて多くの生き物を育みます。
この底泥ができるまでにはどうしても一定の時間が必要なので、
それまでは水に溶出した栄養分で爆発的にアオミドロが出てしまいます。
安定した底泥はふわふわしていて、手ですくえないほど軽く浮き上がって
水を濁しますが、不思議と沈殿するのも早く、
水はすぐに透明度を取り戻します。
水質を安定させる不思議な泥パワー、
ビオトープにも早くできるといいですね。

Hanyukansatsunomori

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ボンネットバス

雨が昨日のうちに過ぎ去ったので、当初の天気予報より復調の空模様。
とはいえ、さえないどんよりの一日でした。
できればお日様が欲しかった!

というのも、今日は仕事で野外視察のワークショップ。
景観まちづくりの仕事で、市民参加の市内ツアーです。
場所は石岡市、石岡市といえば、当ブログのリンクサイト
「茨城の自然・探検隊」でおなじみのmushizukiさんのホームです。
最近の市町村合併により、筑波山の北東に広がる豊穣の盆地、
八郷町も石岡市の市域となりました。
歴史、伝統文化、自然、物産と多彩な地域資源を誇るまちです。

今回見て回ったところも、江戸時代から続く商家が軒を連ねる界隈や
筑波山麓と霞ヶ浦をつなぐ恋瀬川流域のゆったりした田園風景、
薬師古道を背負った菖蒲沢集落、壮大な屋敷林に囲まれた茅葺民家など
本当に見応えのあるスポットばかりで、
3時間余りでお腹いっぱいの景観フルコースでした。

しかも、しかも私たちを乗せてこれらの景色の中を駆け抜けたのが
写真のボンネットバス。これすごいでしょ。いや〜懐かしかった!!
このバス、昭和41年に製造されたもので、つくば市に拠点を置く
NPOバス保存会が保存管理をしておられる車両です。
カラーリングは最後の営業運行時の三重交通のもののようです。
さすがに急な上り坂は少々きついようですが、
問題なく立派に走ってくれましたよ。

バスに揺られながらまち行く人たちを眺めていたら、
ある事に気付きました。
このバス、乗っている私たちは勿論ですが、
外から見る人たちも、みんな笑顔になるんです。
最初びっくりして、すぐに笑顔になります。すごいことです!
昔乗った事のあるであろう年配の方も、殆ど初めて見たであろう子供たちも
みんなみんなボンネットバスに小さなハッピーを貰ったようです。

ボンネットバスの何がそうさせたのかは・・・おそらく
きっといくつかの要素があるんでしょうけど、
何か大事なヒントを得たかもしれないという気がしました。
まちづくりもものづくりも、根っこはその辺にあるのかな、みたいな・・・
現代のものづくりって、確かに便利にはするのだけれど
そのことで本当にみんなが笑顔になるのかどうかは
『?』ってトコありません?

「オールディーズ三丁目の夕日」を見て何かがこみ上げて来るのも
単なる懐かしさだけではない様な気がします。

Bonnettbus

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お札の図案を作る

お天気がはっきりしない上に、午後は珍しく北東の風が強目に吹きました。
これがもう少し遅い時期だったら木枯らしになりそうでしたが、
さすがにまだ紅葉もしていませんでしたので
わくら葉散らしの風でした。

今日は仕事をしています。
私の仕事は土日が休みという訳ではないので
スケジュールの組み方次第でよくある事です。

写真のこれ、実はお札に挿入する図案用イラストです。
いや、もちろん日本銀行券ではないですが・・・(笑)
つくば市内のとある地域で流通する予定の地域通貨です。
その地域には色々な、いわゆる「地域資源」があり
それらを紙幣のデザインに盛り込むために図案化しているところです。
例えば、有名な地域ブランド米や、古来より栽培される小粒なみかん、
筑波山へと続く道沿いの商家にみられる建築の「店蔵」などなど・・・

図案はお札らしいシャープさと格調を出したいので
ペンによる線画で仕上げます。
最近はデジタルな作業しかしていなかったので、
カリカリという丸ペンのタッチにわくわくしてしまいましたよ。
きめ細かく、でも縮小したときに線がつぶれない様に加減するのが
ちょっと難しいですね。

この地域通貨は、筑波大の大学院の熱心な学生さんが中心となって
企画を進めているものです。
打ち合わせの際に感じた彼の熱意は相当なもので、
「地域の良さを活かして、人と人を繋げる大切な通貨なので、それなりに
 しっかりとした重みを感じるデザインに・・・」という要望を
裏切らないものを作らねばなりません。
通貨モドキのなんちゃってにならないよう、奇をてらわず、
むしろ純粋にお札らしい顔つきにしたいと思っています。
さて、稲穂を仕上げたらデジタルベースに組み込みを始めましょう。
どんな風に仕上がるかな・・・

Micezuansenga

| | コメント (2) | トラックバック (0)

学校ビオトープ10 -アオミドロ掃除-

午前中はよく晴れました。
今日は羽生小学校ビオトープのポンプ槽と水中ポンプのオーバーホール。
好天に恵まれ、作業は首尾よくはかどりました。
久し振りの羽生小ビオトープは、水生植物が繁茂のピークを過ぎ、
ビオトープの初期につきもののアオミドロもすでに分解しかかっていました。

分解しかかったアオミドロは、白茶けた色になって
ちぎれた様に水面に浮かびます。さすがに見苦しいので
まずみんなでこのアオミドロと浮き上がって切れたセリ等のランナーを
掃除して片付けました。
作業中、アオミドロや水生植物の切れ端には、
ヤゴやタイコウチがくっ付いていて、見つけた子供たちが大はしゃぎです。

清掃作業をしながら子供たちとビオトープの様子を観察し、
生き物や水の様子を確認しました。
シオカラトンボやギンヤンマのヤゴの他、
浮葉植物の茂みにはイトトンボのヤゴも多く見られました。
この季節らしかったのは、稲刈りが済んだ田に水が無くなったため、
多くの水生昆虫が越冬準備で来訪していたこと。
コミズムシの仲間、タイコウチ、ミズカマキリ、マツモムシ、コマツモムシ、
ハイイロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ・・・などなど。
特に集団で水中越冬するマツモムシとコマツモムシは大量に来ていました。

大きなヤゴは殆どギンヤンマとクロスジギンヤンマでしたが、
よく似た別のヤゴもいて、今後詳しい同定が必要です。
(おそらくミルンヤンマ?)

貧弱な苗で植えたサクラタデは今年どこまで育つかと思っていましたが、
思ったより多くの本数が花を付けていてきれいでした。
工事の都合で初期に植えた苗がダメになってしまったアサザと、
湿生植物のミズキンバイを追加植栽。また、池の周りは花と木の実で
鳥とチョウのビオトープにするため、新たにブッドレアを植えました。

夏を経過して初めて検証できた水温、日当りの条件のデータを見ると、
今後植栽計画に多少見直しが必要なことが分かりました。
およそ70センチの水深にもかかわらず、
夏場、日が当たった水面付近の水温はかなり上がる様です。
今後、浮葉植物が殖えればまた違って来るでしょうが、
浅い部分の植栽は重点的に見直してみます。

それにしても、ビオトープを作っていつも思うのは、
新たに出来た環境を目ざとく見つけてやってくる生き物たちの
逞しさと、それをつぶさに見る事が出来る楽しさ、面白さ。
一緒に作業して来た6年生たちにも、このビオトープづくりが
小学校時代のいい思い出になり、卒業してからも母校に足を運んだり、
仲間が集まるきっかけになったら、とっても素敵です。

Hanyusho081010

| | コメント (2) | トラックバック (0)

学校ビオトープ09 -もっともっと植栽-

今からちょうどひと月前の6月10日、行方市立羽生小学校のビオトープの
第二回目の植栽工事を行いました。
今回植えるのはセリ、コナギ、オモダカといった浅瀬に生えるタイプの抽水植物。
セリはともかくコナギとオモダカは、
5月の気温が低かったためか例年より成長が遅れていて、
ここまで待って苗がようやく植え付け可能なサイズになりました。

コナギもオモダカも大変旺盛な植物で、
ひとたび水田に入ると駆除にやっかいな雑草です。
しかし、両種とも栄養分に富んだ有機質泥土を好むため、
できたてほやほやのビオトープでは案外上手く育ちません。
この点はセリも同様ですね。

写真は昨日撮影したもの。植栽から一ヶ月が経過しましたが、
やはりこの3種はもりもり育つ感じではなさそうです。しかし、
セリはランナーを出し、株数は増える方向です。
水はそこそこの透明度を保っているものの、ビオトープ初期によく見られる
やや薄緑がかった色合い。水中に植物プランクトンの緑藻類が増えているためです。
やがて水生植物の生育が軌道にのったり水中の生態系が充実して来ると
水の色は今より透明に戻り、アオミドロが出始めるはずです。

植栽作業と併せビオトープに来ている生物の観察も行いました。
6月10日にとにかく目立ったのがヒメゲンゴロウの幼虫と
ニホンアマガエルのオタマジャクシ。
もちろん人為的に入れたものではなく、早速登場したビオトープの利用者です。

ひと月経った昨日は、ヒメゲンゴロウの幼虫はすっかりいなくなり、
ニホンアマガエルのオタマジャクシも手足が生え揃い、中には親と同じ様な
黄緑色の体のものもいます。
そして何よりトンボが何種類もやって来ています。
シオカラトンボ、コシアキトンボ、ノシメトンボ、アキアカネ、
アジアイトトンボなど・・・

この一ヶ月の間、子供たちは毎日植物の様子や
利用生物の観察記録を続けています。
来るべきものは想像より早いペースでやって来ているようですね。
植物の状態の経過や水温の様子を見ながら、
よりよいコンビネーションの植栽を更に進める必要がありそう・・・
しかし、あまり爆発的に増える植物は要注意!
部分的にもっともっと緑を濃くして、ビジターの層を厚くしてみましょうか。
いよいよ楽しくなって来ました!!

Hanyushokoji05


| | コメント (0) | トラックバック (0)

プランクトンを見よう!

先日、デザインをまかされたパンフレットが出来上がりました。
「霞ヶ浦のプランクトン」全12ページの薄い冊子ですが、
実際に霞ヶ浦で採集調査したプランクトンの顕微鏡写真を
ふんだんに掲載した貴重な資料です。

冊子を作ったのは㈳霞ヶ浦市民協会。
霞ヶ浦市民協会では、湖水の調査と併せて、プランクトンンの調査も行っており
同定のために撮り溜めた写真が、今回は大活躍でした。
プランクトンは大変種類が多く、その同定は困難です。
今回の編集作業でも、多くは「●●の一種」をいう表現で紹介していたり、
全く属も絞り込めず、掲載を見合わせた未知の種類もありました。

今回編集デザインに関わって、
プランクトンの不思議さや美しさには本当に感動の連続でした。
霞ヶ浦の水バケツ一杯・・・いや、コップ一杯の水の中に
多くの植物プランクトン、動物プランクトンがひしめき合って生きています。
彼等は霞ヶ浦の水の汚れを体内に取り込み、
生態系のより上位にそれを受け渡す最初の役割を担っています。

今日の画像は冊子の表紙デザインです。
中に掲載された顕微鏡写真のプランクトンたちをソースに
その不思議な形や美しい姿を宇宙のようにちりばめてみました。
顕微鏡の画像は基本的に完全透過光なので、それが自然に見えるよう
底から水面の方向を見上げたようなアングルをイメージしています。
足りない部分はブラシで描き足した写真とイラストのコラボレーション、
レタッチコラージュです。

しかし、作ってみてすっかりプランクトンにはまりました。
久しぶりにしまい込んだ光学顕微鏡を掘り出し、掃除をしました。
今度さくら上池のプランクトンを覗いてみようと思います。

パンフレットは、霞ヶ浦市民協会に問い合わせると
きっと分けてもらえると思いますので、
夏休みの自由研究や身近な環境調べのテーマとして
プランクトンをやってみようという方は、問い合わせをしてみてくださいね。
(霞ヶ浦市民協会Tel:029-821-0552)

Plankton_hyoshi

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学校ビオトープ08 -水を入れてみよう-

今日はにわかに暑くなった一日でした。
そんな日和にぴったりの仕事をしましたよ。
昨年末から取り組んでいる行方市羽生小学校のビオトープづくりです。
これまで土木工事の8割方が済んだところで
底砂が落ち着くのを待っていましたが
初夏に向かって木々の緑が濃くなるこの時期は、
一足遅れて水中の緑も急速に伸び始めます。

と、いうわけで水生植物の植栽工事の第一弾。
初期導入種として苗の準備を進めていた
沈水植物、浮葉植物、抽水植物を僅かですが植えてみました。
沈水植物で水中の森にしたいところは低い方のひな壇に
オオカナダモを植えました。
この植物は外来種ですが、殖えても除去が簡単で他の水生植物を
極端に駆逐することもなく、よく茂り酸素をたくさん出します。
底砂に数本をまとめ田植えのように植え付けていきます。

繁殖力が旺盛だけど是非欲しい、という植物は
大きなプラ樽に植えて管理します。茂れば樽は見えないし、
こうしておけばカットや植え替えも簡単です。
今日は5つの樽のうち3つにそれぞれジュンサイ(浮葉植物)、
アサザ(浮葉植物)、ガマ(抽水植物)を植えました。
みな、なるべく近い地域の出所のはっきりした苗です。

このほかイ(=イグサ)やサクラタデも植え付け、
完成時の予定水深の40パーセント位まで水を張りました。
子供たちは植物の植え付けもさることながら、
みな水や土を全身で扱って歓喜していました。
う〜ん、気持ちはよくわかる。楽しいよね、どろんこ+びしょびしょは!

水を張る前の僅かな溜まり水には、ミジンコがたくさん発生していて、
採集して顕微鏡で観察しました。
ささやかな水環境でも自然に命が息づいている事実は
やっぱり不思議で感動的です。

作業の途中にも、出来上がったばかりの水面をいち早く見つけた
アメンボが徐々にその数を増やしていきました。
これからここでどんなの種類の、
どれだけの命が繋がってゆくのだろうね。
わくわくは一気に膨らみました。

Hanyushokoji04

| | コメント (0) | トラックバック (0)

企画展に行こう2

北海道以外はお天気が今ひとつのところが多いようですが、
明日からいよいよゴールデンウィークも後半戦ですね。
みなさまは、どのように過ごされるのでしょうか。

さて、ミュージアムパーク茨城県自然博物館では
3月15日から6月15日までの間、
第42回企画展「化石はたのしい!」を開催しています。
博物館で化石とは定番のようにも思えますが、この企画展では
「化石」というもの様々な視点で捉え、その楽しさ、面白さを体験できます。

化石とはこんな意外さ、不思議さがあったんだと
あらためて発見することも多いはず。生命と地球のコラボレーションからは、
私たちのイマジネーションを遥かに超えた素晴らしい作品が生み出されています。

それらの一つ一つがまるで玉手箱を開いた様に
企画展示室いっぱいにちりばめられているのですから、こりゃ必見です。

実は前回の企画展に続き、
この企画展のポスターもデザインを担当させていただきました。
企画展のコンセプトはとても明確だったのですが、初回打ち合わせの際に
企画展チーフのT氏から
「(60〜70'sあたりの)ポップアートでいってみたいんですよぉ」と
切り出された時は正直仰天しました。
しかし「化石の楽しさを多角的に見せる」というテーマなだけに
これは案外面白いかも、とこちらもノリよく取り組むことに・・・
でもでも、博物館にしては大胆な表現手法ですから、
内心途中でボツったらどうしようかとヒヤヒヤしていたのも事実なんですよ。

いざプレゼンしてみたら、館長はじめ企画展スタッフも支持してくださり、
無用な心配でした。そんなわけで地球からもくもく、ドーンと飛び出す
ポップアートの図案が実現しました。
今まで担当させていただいたポスターとは全く毛色が異なる作品ですが、
まあ、結構楽しんで作ってしまいました。
ただ米風ポップアートを再現するだけでは能がないので、
所々に和風のテイストも交えて構成しています。
もう少し賑やかさとボリュームが欲しいところですが、
ポスターという媒体の目的上
文字情報が見辛いのでは本末転倒ですから、このあたりが味加減でしょう。

虹色ほどに多彩な化石の世界、みなさまも是非、足を運んでご堪能ください!

42_olblog

| | コメント (2) | トラックバック (1)

学校ビオトープ07 -ポンプユニット-

今日も春雨というにはボリュームがある雨降りでした。
ラジオで気象予報士の方が言っていましたが、昔とは気候が違ってきているので
春の雨の降り方も雨量が多く変わって来たとのこと。
確かに、特に今年感じるのですが、
低気圧がこの時期にしては強く発達する傾向にないでしょうか?
ラジオでも別に地球温暖化とは表現していませんでしたが、
いろいろな現象に急激な変化を感じてしまうこの頃、なんだか気になります。

さて、時々聞かれるので今日はビオトープ用ポンプユニットの種明かし。
ビオトープに水中ポンプを組み込む場合、設計により用途も条件も様々なので、
ひとつひとつオーダーメイドになってしまうことを
以前このブログで書きました。
その際なるべく汎用部品を組み合わせて、
交換部品の入手やメンテナンス性を楽にすることも書きましたよね。

それがすなわち、写真の様な・・・こういう事です。
ポンプはニッソーの観賞魚用水中ポンプSQ-10型、(写真の黒い部分)
とても小さくて力も弱いのですが、その分電気を食わず経済的、
加えて安価で安定した性能、交換部品も入手が簡単です。
セットされているジョイントを使って、水道用の配管パイプがぴたりと繋がり
いろんな設計バリエーションに対応できます。

家庭園芸用のビオトープシステムには海外の製品が多く、
パワーがあったりオプションが多かったりと魅力的なのですが、
何しろ生産や輸入が不安定で、消耗品のパーツが
交換期にはもう入手できなかったりして、何度も裏切られました。

ポンプの下の金属製ストレーナーは農業用ポンプのもので、
これも昔からある汎用品です。今回の設計ではポンプの台座もかねています。
それを納めるのが横に寝ているモーターポスト。
ご覧の通りどこのホームセンターでも手に入る
100ミリ径の塩ビ管とそのジョイントパーツ。
ドリルで密に穴をあけ、二次ストレーナーになります。
これにポンプを組み込んで、ビオトープの砂中に埋め込んだコンクリート升の
一次ストレーナーの中央に立て、その間を濾材で埋めます。

簡単なつくりですが、だからバラして手入れするのも、交換修理も簡単!
ニッソーさんが頑張ってポンプの生産を継続してさえくれれば
今後も入手が難しくなるようなものはないはずです。

Pomp_unit

| | コメント (0) | トラックバック (0)

谷津の利用

今日はしとしと雨がなかなか上がってくれません。
予報では午後から晴れることになっていますが、今のところ兆しは見えず。
という訳で、今日は写真画像ではなくイラストを掲載しました。

これは、いわゆる「谷津」の土地利用を説明するための鳥瞰図です。
お世話になっている環境NPO「つくば環境フォーラム」が進めている、
谷津田を保全して地域自然と農業の共生をはかる取り組み
「筑波山すそみの田んぼ」のPR媒体に挿入するためのものです。

非常に大ざっぱな表現でかなりディフォルメしてありますが、
谷津に見られる様々な環境要素をできるだけ多く取り込んでみました。

描く作業の中であらためて谷津を再現して見ると、谷津の自然は
森とその森が生み出す水の恵みで成り立っていることがよく判ります。
山から湧き出た沢は途中いくつかの湿地や伏流水に姿を変えながら
より大きな川へと合流していきますが、
沢の流域を人間が耕作利用することで、ため池、水路、水田など、
多様な水辺の環境がそろい踏みします。
水を生み出す森の方も、下草を刈ったり木を切って幹を若返らせたりと、
人が手入れすることで多様な生態系と水も含めた豊かな恵みをもたらします。

実際、「筑波山すそみの田んぼ」では、
筑波山麓といえども今や稀少になってしまった
水生昆虫や林床植物が豊富に見られ、
その里山自然のポテンシャルの高さは目を見張るものがあります。

しかし、実際に谷津を耕作し続けるには相当な労力が必要なのも確か。
「NPO法人つくば環境フォーラム」ではこの活動を理解し、
共に汗を流し谷津の恵みを享受し合う仲間を求めています。
興味のある方、多彩なイベントも盛りだくさんの活動に参加してみてはいかが?

特定非営利活動法人 つくば環境フォーラムホームページアドレス
http://www12.ocn.ne.jp/~tef298/

Yatsuchokanjpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学校ビオトープ06 -流れの石組み-

昨日は羽生小学校のビオトープ工事を行いました。
「子供たち主体で」という方針のビオトープづくりですが、
水中ポンプユニットの組み込みと流れの石組みは微妙でコツの要る工程、
スタッフサイドでの作業となります。

あらかじめ設置しておいたコンクリート升の両側面に穴をあけ、
プラスチックネットを張ってこれが一番外部のストレーナーになります。
その中にたくさんの穴を開けた100ミリ塩ビ管を立て、
これが二次ストレーナー。その間に大粒の軽石を隙間無く詰めます。
塩ビ管の中に三次ストレーナーと揚水パイプを接続したポンプを組み込んで
ようやく水中ポンプユニットが完成。

しかしこれは現場での作業は大したことはなく、むしろ大変なのは設計。
ひとつひとつのビオトープごとにオーダーメイドなので、
毎回アタマをひねります。メンテ性や部品欠品のリスクを回避するために
なるべく汎用の配管部品や電気部品を組み合わせる配慮が欠かせません。

続いては流れの石組み工事。これは100パーセント現場合わせの作業で、
石の形や安定性を気にしながら均一の勾配で流れを下ろしていきます。
といっても揚水程の無い小さな小さなポンプで作るので、
出水口からほどなく池の水面レベルに達します。
機能としての流れは2メートル近くありますが、
目で見て流れを感じるのはせいぜい数十センチの区間です。
これを、石を選びああでもないこうでもないとやっているうちに
日が傾いて来ました。それでも何とか完成。
実はスタッフとしてこのブログにも時々コメントをくれるmushizukiさんに
参加していただいたのですが、彼がいなかったら一日では無理な工程でした。
mushizukiさん本当にありがとうございました。

ところで、よく聞かれるので書いておきますが、
ビオトープに流れというのは必ずしも必要な要素ではありません。
充分な底床があれば濾過機能はそれだけで足ります。
今回は、子供たちが事前に川の様子や生き物を調べた中で
「情景としてのメダカのいる流れ」にとてもこだわったので取り入れました。
確かに動いている水は情緒的に強く訴えるものがあり、
要素として盛り込む意味は充分にあると思います。
注水してポンプを回すのが楽しみです。

Hanyushokoji03

| | コメント (2) | トラックバック (2)

学校ビオトープ05 -ひな壇完成-

もう少しで日付が変わりますが、今、やや強く雨が降っています。
気温は7℃、暖かく感じます。
日中からずっと曇りの割には気温が高めで、妙に不安定なお天気。
しかし、二週間ぶりの雨には少しホッとしました。
何しろ本当にカラカラでしたから・・・
明朝迄に雨がやみ、また強風の予報ですね。程々にして欲しいなぁ・・・

さて、一昨日の続き、羽生小ビオトープの昨年12月の工事ですが、
多少苦労しながらも、ひな壇のエステートボーダーを並べ終わり
スコップで丁寧に砂を入れる作業も無事にこなしました。

21日のブログで掲載した図面と見比べると、
ちゃんと出来ているのが確認できると思います。
年内の工事はここまで。冬の間は放置して入れた砂が落ち着くのを待ちます。
冬の間順調に経過すれば、砂が落ち着いたところで
3月迄に流れ部分の石組みと水中ポンプのユニットを設置します。

子供たちとの作業は、春の水生植物の植え付けを皮切りに
いよいよ水を張った作業に入っていく予定です。
あと半年ほど経てば、少しビオトープらしくなりそうです。

Hanyushokoji02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学校ビオトープ04 -いざ着工!-

今日も風が強かったですね。
真冬の寒さもすっかり戻って来て、とにかく空気がカラカラです。
正直、外に出たくなかったです。
晴れているのに家の中でおとなしくしてました。

というわけで羽生小学校ビオトープ作りの続編です。
画像は昨年12月11日のもの。この日が着工日でした。
幸い天気に恵まれ、それほど寒さを感じませんでした。
池の水は既に抜かれており、コイと金魚は水槽や他の池にお引っ越ししました。
説明通り作業の段取りを把握した5年生は、4つのグループに分かれて
まずひな壇のエステートボーダーを並べます。

グループごとに設計図を持ったディレクターが並べるパーツの位置や向きを
細かくチェックし、仔細に指示を出します。
全員で図面通りのラインを再現しながらひな壇を組み上げゆく地道な作業、
一見簡単そうですが、パーツの継ぎ目を合わせながら
始点、終点を合わせるのは結構難しいものです。
加えて池の底面が均一に水平ではないため、
臨機応変な現場合わせも必要になってきますが
みんな根気よくかつ楽しそうに進めていきました。

エステートボーダーは一枚が8kgあります。
小学5年生に持てない重さではありませんが数が沢山あるので重労働。
最初の一時限(45分)で、どこまでいけるかな!?

※掲載写真は工事の記録を担当してくださった若泉氏(SUN WATT'S)の
 撮影によるものです。

Hanyushokoji01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学校ビオトープ03 -基本設計-

今日は気温が久しぶりに高かったです。12℃!
しかし風がやや強くて残念でした。
風さえ吹かなければかなりハッピーな日和になった筈です。
明日は今日より暖かい様なので、期待しましょう。

さて、一昨日の続きです。
羽生小ビオトープは5年生が工夫を凝らした数々のアイデアを実現すべく
基本設計の段階に入りました。

意外に難しかったのが、浅瀬や陸地の設け方。
実はこの池、56センチの水深があり、フチが垂直ですから
スロープ状の岸を作るのが困難です。
結局ひな壇状に底砂を入れることにして解決しましたが、
できれば複雑かつ美しいラインのひな壇とし、さらに
子供たち自身が図面を見て工事できる素材が理想的です。

そこで目をつけたのがガーデニング用のエステートボーダー。
直線と90度カーブの組み合わせで簡単に有機的なラインを構成できます。
これを使ってひな壇を作り、両端は魚の隠れ家も兼ねて大割栗石を積みます。
ひな壇は2段とし、ここに水深に応じ沈水植物から抽水植物までを植え、
後々のメンテも考慮し、ランナーや塊茎で旺盛に殖える植物は
大きなプラ樽を沈め、そこに植え付けることにしました。

図面では水深ごとに深い方から濃い水色に着彩してあります。
画像化してあるので見辛いですが、右下の浅瀬は升のフィルターに
水中ポンプを仕込み、小さな流れになるように設計しました。
ビオトープにどうしても必要なものではありませんが、
「動いている水」という環境を盛り込むことは子供たちのこだわりでした。
さて、次回はいよいよ工事です。
みんな図面通りにひな壇を組み上げることが出来るでしょうか?

Kihonsekkei

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学校ビオトープ02 -4つの構想-

にわかに動き出した、行方市立羽生小学校のビオトープづくりの続編です。
(学校のご了解をいただき、校名等の具体的な表記が可能になりました。)

ビオトープにも色々なスタイルがありますから、
ここにふさわしいビオトープがどのようなものか、構想を練る必要があります。
幸い5年生は水環境をテーマに学校近隣の河川等を調査していて、
水質や生物についての一定の情報を得、既に自分たちなりに
身近な水環境似ついての問題意識や疑問を持っていました。
ですからしょっぱなの授業では、それらについての講義を切り口にして
いきもの同士のつながりの中ではゴミが出ないことや
川も湖も本来は水の自浄能力を持っていることを知ってもらいました。

昨年の10月には、近隣の浄化施設や環境科学センターを見学して
水生動植物の生態やビオトープを見学、生物によって好む環境が異なることや
複数の水環境を組み合わせることでより豊かな生態系になることを学習。
もう一度学校の池に立ち戻って、
どんなビオトープがいいかアイデア出しを行いました。
その結果が写真のスケッチです。

4つのグループでそれぞれ構想をまとめましたが、
どの案も水の深さや陸地の設け方に工夫が凝らされていて、
多様な生物の特性を意識してくれています。
特に水生植物をタイプ別(抽水植物、浮葉植物、沈水植物、湿生植物)に
使い分けていて、どんな生物がどの植物を好むのか・・・わかってるねえ!!

表現の差こそあれ概ね共通している部分と、オリジナリティが高い部分があり
これは最大公約数ではなく、最小公倍数の設計にしたいと気合いが入りました。
さて、これでいよいよ基本設計です。

Aidea14mini

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学校ビオトープ01 -池、改造します-

みなさんの通っていた小学校には、池はありましたか?
私は転校族だったのでいろんな小学校をはしごしましたが、
昔はだいたいどんな学校にも池の様なものがありました。
ある学校では錦鯉が泳ぎ噴水のある立派な池、
また、ある学校ではミニ水生植物園、と言った具合でそれぞれ個性的でした。

昨今は学校ビオトープが一般的になり、学校の池は生き物とのふれあいの場や
総合学習のフィールドになっているようですね。

写真は今年の6月に地域景観の授業で赴いた霞ヶ浦湖畔のある小学校の池です。
直径約7メートルのコンクリート製の池ですが、
中にはなんとなく鯉と金魚が飼われていて、
水はこの手の池にありがちな色に濁っていました。

しかし、中央を通過する頑丈そうな橋に噴水が設置されている立派な池。
私はこの状態で使うのはもったいないなと感じ、
大きなお世話と思いつつ6年の担任の先生と校長先生に
「ちょっと手を加えると、水の澄んだ池になりますよ」と申し上げると
大変興味を持っていただき、ちょうど5年生が水環境をやっているから、
その授業と連動して学校ビオトープに・・・ということになりました。

正直、バクテリアや水生植物を共生させるバイオフィルターを
設ける程度のことしか考えていなかったので、
ビオトープという申し出にはかなり戸惑いました。
しかし、既にこれだけしっかりした池の基礎があり、
観察に向いた形状とも考えられますから、
「成る程、これは面白いビオトープになるかも」と思えて来ました。

我が家のビオトープはなるべく人工的な匂いを排除したデザインですが、
学校ビオトープなら、観察向きの形状や素材、仕掛けがあっていい筈です。
どうせなら、子供たちのアイデアも極力取り入れて、みんなで育てていく
自然観察園というコンセプトで行こうか、とノッてきました。

かくしてビオトープづくりがドタバタとスタート。どうなりますことか・・・

Hanyushoike

| | コメント (0) | トラックバック (0)

企画展に行こう

そろそろ紅葉も見頃を過ぎて、さてどこにお出かけしようかという方、
博物館はいかがでしょうか?

今、ミュージアムパーク茨城県自然博物館では、
茨城県の自然について調査した結果をわかりやすくまとめて報告する
企画展「ミヤマスカシユリの薫る里」を開催中です。
今回は茨城県内を4つのブロックに分けて細かく調査した調査報告展の第四弾。
県北部を横断する久慈川流域の自然を中心に、
茨城の自然を貴重な標本や生体展示で紹介していて、見応えありです。

画像はこの企画展のポスター。
私が作りました、何を隠そう実はこれが本業です。
テーマカラーのグリーンは久慈川の清らかな流れと深い森を象徴したものです。
濃度が高く、難しい変調のグラデーションなのですが、
印刷会社さんもきっちり刷り上げてくださいました。(大富印刷株式会社)

博物館のお仕事は、仕事の流れそのものも楽しいのですが、
やはり学芸員の皆さんに貴重なお話を伺ったり、
標本やデータで勉強させてもらえたりして一粒でいくつも美味しい仕事です。
一回の企画展が形になるまでに担当学芸員やスタッフの方々が
どれほど苦労をしているかもわかりますし、その苦労を支える思い入れが
いかに大きいかも感じます。
ポスターはそれを一枚の画面にまとめる作業ですから、かなり緊張しますが
当然やりがいも大きいものです。
今回も担当スタッフの方に随分助けていただき、スムーズにまとまりました。
あとは企画展の大成功を祈るばかりです。

Posblog_41


| | コメント (0) | トラックバック (0)

オオミズアオ

このブログでは時々管理人の描いたイラストを紹介いきます。このイラストは去る24日まで開催されていた理科美術展2007(日本理科美術協会主催)の出品作です。オオミズアオはヤママユガ科の大きく美しい蛾で、少し緑色がかった不思議な水色と、アゲハチョウのようなライヤーテールが印象的です。みなさんも見たことありますか?250


| | コメント (2) | トラックバック (0)