さくら上池のできるまで

オーバーフローパイプ

さて、今日も池の工事の続きを書きます。
昨日の記事で作業日の記載をしませんでしたが、
昨日のシートへの土乗せは、2004年の9月22日までの作業です。
今日はその続きで、同年の9月28日の作業。
池の流出部、つまりオーバーフロー部分のパーツ作成です。

池の排水口そのものは、底から40センチ余りの位置に取り付けた
50ミリの塩ビパイプです。このままでは池にいくら水が入っても
40センチまででオーバーフローしてしまうので
ここから直立させたパイプを接続し、その上端を満水位とします。
しかし、メンテ等で池の水を抜く事も考えなくてはなりませんから
写真左のように、排水口の高さでネジ蓋を外すとその部分まで
水を抜く事が出来る様にした上で満水位を設定する、
「逆さT字」の形にしました。
これなら、排水パイプの位置まで水位を下げる事が蓋一つで操作可能。

オーバーフローパイプの機能としてはこれで充分なのですが、
せっかくなのでちょいと凝った細工を・・・水位計の機能をプラス!
好きなんですよ、そういう事が。ある種の自己満足です(笑)
底からの高さを測ったら、直立するパイプを繋いだ部分の下端が
ぴったり50センチであることがわかりました。
その位置から高さを追ってゆくと、満水位は68センチでした。
もっともこれはこの排水部の水位という事であり、
池の中央はさらに約10センチ深いので、
池の最大水深は約80センチです。

左が塗装前のパーツの組み合わせ、右がその塗装後の姿です。
目盛りはマスキングして出来る限り正確に塗装しました。
文字は面相筆でレタリング。泣きそうに緊張しましたー(笑)

上から見ても排水栓が目立つよう、蓋のパーツは蛍光の赤で塗装。
ついでに排水部のストレーナーには茶濾し金網を入れました。
簡単な作りですが、千円も掛からぬ予算で出来ました。
こういうどうでもいいところに拘るのって、楽しいんですよねー(笑)

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細部の加工と土乗せ

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今日は昨日より寒くなると覚悟していたのですが、思ったより
温かかったですね。気温は最低が-2.5℃、最高が10℃でした。

さて、久々に池工事の記事です。
じつはこのカテゴリーの事をすっかり忘れていて・・・
というかもう完成までレポートした気になっていて
ふと見たら二ヶ月も放りっぱなしな事に気が付きました(汗)
前回は水の中の地形をつくる「池内部の造形」まででしたね。

いよいよ次の段階ではシートに土を被せるので、
シートをいじって細かい修正を加えられるのはここまでです。
なのでストレーナーとシート固定についてここで書いておきます。

ここでいうストレーナーとは
取水口に取り付ける物理的濾過フィルターのことですが
何もそう難しいものではありません。むしろ簡単な作りの方が
後々メンテの際にラクチンです。
ポンプ槽から取水部分にかけての形状と仕組みは
このカテゴリーの三回前の記事(2009年10月6日の記事)の
掲載画像を見ていただくと分かりますが、
取水口の先端には三方に口が開いたコンクリート升を取り付けてあり、
そこにろ材を突っ込むといういたってシンプルな構造です。
上の写真の左側がそれですが、農業用の種モミ袋に
大粒の洗った軽石が少し緩めに詰められたものを用意し、
これを横から突っ込みます。この時3つの口には多少隙間があっても
構いませんが、向かって奥側になるパイプの入り口は
ちょっと押し込むような感じでしっかり塞ぎます。
その際に袋の形が自由になるように、軽石は緩めに詰めるのです。

もう一つの必須の作業がシートの固定です。
あらためて詳しく書きませんでしたが、
ここまでの作業を進めるためにもシートの固定は必要でした。
が、次の作業で土を乗せるともうシートの固定は
難しくなってしまうので、ここでしっかりと各部をチェック!
そして土の荷重が掛かった時に緩んだり滑ったりしそうな場所は
しっかりとペグ打ち固定しておきます。
固定したいところにブルーシートのひも穴が無い場合、
ハトメ加工して穴を適宜設けます。(写真右)
ハトメ加工の部品や道具はホームセンターで簡単に入手可能です。

ここまで進んだら、いよいよ土を被せ、ブルーシートを隠します。
傾斜がきつかったり、風当たりが強い場所は
被せた土が水や風に持っていかれて、何度もシートが露出しますが
その度に必要なだけ土を追加して被せます。
この作業は自然との折り合いをつける作業ですから、
何日も何十日もかけて足りないところに土を補充します。
つまり今後の作業を進める途中にも何度も追加的に繰り返す作業です。
よくけずられる場所だからといって、
まとめて土をごっそり置くようなことは絶対にしない事。
それでは自然との折り合いはつかず、徒労に終わってしまいます。
(どっかのお役所の河川管理みたいになっちゃいます:笑)
土を被せてみると・・・ほ〜ら、だいぶ景色に馴染んできましたよ。

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池内部の造形

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今日は台風一過の見事な青空になりましたが、
予報通り西風がやや強く吹きました。
幸い風に寄る被害はありませんでしたが、折角雨で潤ったのに
それもどこかに飛ばされて爽やかになっちゃいました(笑)

さて、ブログは昨日に引き続き池の工事です。
本日アップの写真は2004年9月3日の様子、池の内部の造作工事です。
これまで何度か書いていますが、さくら上池は
掘った大きさよりも実際の開水面が小さくなっています。
一体どの部分が掘ったあとに再度埋め立てられたのか、
上の写真を見るとよく分かります・・・でしょ。2カ所です。

ブルーシートは上から土で押さえつけて安定させますが、
さくら上池の場合、縁の傾斜がやや急勾配の部分が殆どなので
造作の際は土嚢を活用しています。
土嚢だと土を手軽にまとめる事が出来るので、積み重ねたり
もたれかけるように置いたりと、自在に配置できるのです。
もちろん土嚢は永遠の耐久性があるわけではありませんが、
どうにかなる前に植物の根が造形を固めてくれると期待しています。

土嚢で岸に向かう傾斜部分を抑える他、埋め立てる部分の仕切り壁として
使用する部分は、ほぼ垂直に積み上げました。
埋め立てる部分は2カ所。奥のポンプ槽と向かって左側の浅棚部分。
ポンプ槽のエルボパイプは、垂直と水平の各先端部分を除いて埋まります。
この部分は池の周囲の地面と同じレベルまで埋め立てるので、
完全に陸になり、ポンプアップした水が池に戻る流路だけが
浅く細い流れとなって現れる予定です。
左側の浅棚部は、池の底からはかなり立ち上がりますが、
いくら浅くても水面よりは下になります。

写真は浅棚部はほぼ仕上がりの高さまで土が入っていますが、
ポンプ槽の方はまだ途中で、高さにしてあと40センチほど土が入ります。
下の写真にポンプ槽のエルボ部分に当たるコンクリート升が見えていますが、
垂直に立ったパイプの左のシートに注目すると、
岸の高さにはまだまだ達していないのが分かると思います。
そしてブルーシートの上を斜めに走る黒いラインが
ポンプに電気を届けるコードです。途中部分は土嚢で抑えてあるのが
上の写真をよく見るとわかると思います。
ここに更に土がかぶさる訳ですから、
コードは池の中の斜面の土中を走るということになります。

この段階では既に池に底砂を敷いてあります。
砂はホームセンターで安価の川砂が売られていたのですが、


利根川の河口に近いところのものだというのでそれは使わず、
ちょっと高かったのですが、桜川の中流産のものを使いました。
なぜなら砂には大量の微生物が住み着いているので、
出来るだけ当地に近いものを選ぶのが理想的、という訳です。
この段階で池にはもう雨水が溜まり、
たくさんのウスバキトンボやシオカラトンボのヤゴがいる他、
ハイイロゲンゴロウやマツモムシもやって来ていました。
こつ然と現れた水域を目ざとく見つける彼等の逞しさに驚くと同時に、
池の完成への期待もぐぐっと高まりました(笑)

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排水口と配線

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未明から雨は強く降り、やがて風も強く吹きつけ、
気が付けば立派な台風模様じゃないですか(汗)
南岸沿いに何となく近づいているだけなんですが、
まるで暴風雨圏に入ってしまったかの様です。

今回の台風20号は、通り過ぎて温帯低気圧に化けた後で
また発達するらしいですね。
明日以降は晴れるものの風が強くなるとか・・・外の鉢植えは要注意です。

という訳で今日は久々にさくら上池工事の続きです。
前回はポンプ槽を設置するところまででしたが、
今日は細部の、簡単ですが重要な施工。
この段階で必要になる細部の加工は
排水パイプにブルーシートを接着する作業と
池の奥に設置するポンプに電源を供給する耐水コードの埋設。

上の写真が排水口とブルーシートの接着部分です。
ブルーシートの穴が新撰組の団旗みたいにギザギザになってるでしょ。
これがミソです。パイプの径は50ミリですが、
ブルーシートにいきなり50ミリの穴をあけたりしてはいけません。
まずパイプよりふたまわりほど小さめに十字の切れ目を入れます。
そして少しずつ上下左右を見極めながら切れ目を大きくし、
周囲のシートのしわを見て偏っていないようなら
パイプの径の95%ほどに切れ目を広げ、
一旦抜いてから放射状に複数の切れ目を入れ(これもパイプの径より小さく)
ちょっと無理をするぐらいの突っ張り加減で差し込みますが、
その前にブルーシートの外、つまりシートと
堤体のコンクリートブロックの間に、接着剤をたっぷり塗っておきます。
接着剤はコーキング用のシリコンが一番無難です。
シートをパイプにしっかり差し込んだら
シートをブロックにしっかりと押し付け、上からパイプとシートの
接している部分もしっかりコーキングで固めます。
シートの外と内のコーキングを一体化させて固めるため、
この作業は短時間で行う必要があります。(10分以内が理想的です)

次は電気コードの配線。耐水企画のコードを、
ケーシングホースに通して配線しますが、通路を横切る地面の埋設部分は
ケーシングの外を更に塩ビパイプで覆って保護します。
後々万一工事などで配線を破損しない様に、絶対に必要な措置です。
さくら上池では池から1.3メートル離れた井戸のポンブ小屋から
電源をとりますが、この間が通路になっているのです。
下の写真のように、塩ビパイプで保護して埋設しました。
これで池の奥に設置するポンプに、
電気を届けるための耐水プラグが設置できます。

明日は、池の中の大まかな造形について紹介します。

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ポンプ槽の設置

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昨日は最高気温が20℃に届かずやや肌寒かったのですが、
今日はさらに肌寒くて最高気温は17.5℃でした。
雨は止まずの小雨でしたが、台風は確実に近づいているようですね。
そんな訳で今日もまた外にも出られず、生き物たちとの出会いも無し。
話題は昨日に続いてさくら上池の工事です。

さくら上池は住宅の庭に作る池としてはやや大型ですが、
底砂や水生植物をたくさん入れるので
別に特別な濾過装置を設けなくても水は極端には濁りません。
よく水が緑色に濁った池が公共施設などに見られますが、
あれは底砂を入れない上にコイなどを飼うからです。
底砂に濾過バクテリアや小型の底生生物が住み着けば、
やがて池は安定した底床を持ち、自身で濾過機能を育みます。

それでもポンプ槽を設置するのは、
どうしても部分的に水が動く場所を作りたかったからです。
水が動くと厳冬でも凍らない部分が出来るので野鳥たちが困らないし、
累代系統保存している近隣地区のヘイケボタルが暮らすのに
より好ましい環境が確保出来るから・・・など色々なメリットがあります。

ポンプによって、池の水を部分的に循環させる訳ですが
どうせ汲み上げるならより水温の低い池の底部からがいいと思いました。
そこで100ミリ径の塩ビ管をL字型に組み、
2個のコンクリート集水升で固定することにしました。
まず集水升の窓を丁寧にくりぬき、塩ビのエルボジョイントを組み込みます。
シーラントで接着してエルボ部のブロックが完成。
続いてもうひとつの集水升はパイプの先端部に付くストレーナーにします。
上の写真はたがねを使って窓をくりぬく作業。
作業しているのは、このブログにリンクしている「茨城の自然・探険隊」の
mushizukiさんです。じつはmushizukiさんさんにはこの一連の工事で
ず〜っとお手伝いいただいておりました。
暑い中連日の肉体労働、本当にお疲れさまでした!感謝感謝です。

下の写真は実際に池の内部に設置したプンプ槽。
上下の両端以外は、土に埋まる事になります。
使用するポンプは以前にも書いた通り、ニッソーSQ-10。
とても小さなアクアリウム用の水中ポンプです。
これを立ち上がったパイプの中につり下げて取り付けます。
え?そんなに弱いポンプで底からの水を揚げられるのかですって?
その点は大丈夫!確かに水は底から届きますが、
ポンプの高さは完成予定水面の少し下くらいのところです。
そのために底から以外の水の出入りが無く、かつポンプの負担が無いよう、
できるだけ太い塩ビパイプで導入路を作ったのです。
これだけ太くてシンプルな道なら何かが詰まってもメンテが楽ですからね。
ともあれこれで循環部への水の供給ルートが確保できました。

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ブルーシート敷設

台風18号、大きくておっかないですねえ。
2〜3日で近づいて来るようですから、要注意です。
今日は秋雨前線の北に広がる雲が北日本以外をすっぽりと覆っていました。
秋雨らしいシトシト雨の一日、気温も低くて少し肌寒かったでしょうか。

さて、写真の方は時々連載の池工事です。
これは2004年8月10日のカット。ついに穴が完成し、シートを敷設します。
使用するシートはご覧の通りのブルーシート。
よく意外だと言われますが、ブルーシートでも池は作れるのです。
ブルーシートの一番の弱点は紫外線による劣化なのですが、
上を土で完全にカバーしてあげれば驚くほど保ちます。

ただしブルーシートには織りの規格が色々あって
数字が大きいほど織り方が細かく丈夫なのですが、
ある程度の防水性を期待するならば、基本的には♯3000番以上・・・
できれば♯5000番以上のものが理想です。
ただし高規格のものほど厚手になるため、
複雑な形状にフィットする柔軟性は乏しくなります。
(でもって価格もぐんと高くなります)

さくら上池ではブルーシートを二重にしています。
まず♯3000番を下に敷き、♯1200番の薄いものでカバーをしました。
高密度で厚いシートで植物の根などからの外圧に耐え、
何かといじくる内側の表面に保護カバーとして
一般的な厚さのものを被せたのです。
シートのサイズですが、さくら上池では一般的に売られているものの中では
最大サイズの10m×10m(9.8m×9.8m)を使用し、
両奥の三角形に余った部分はカットしました。

堤体に付けた天板取り付けネジに合わせシートにハトメリングを打ち、
引っ掛けて固定、他の部分もハトメ加工し
ペグを打ち込んで固定しています。

基本的にはこれで土を被せれば池になっちゃうのですが、
今回は多少仕掛けをして流れや浅棚を設ける予定なので、
それらのパーツ作りも平行して進める事になります。

という訳で次回はポンプ槽の作成と設置です。

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掘込み完了、堤体設置

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全国的な雨となり、当地も本降りに・・・
昼前には音を立てて降り出しました。
まとまった雨量が降るのは本当に久し振りです。
気温は朝の最低気温が16.5℃、夕方から空気が生暖かくなり、
18:30現在で本日の最高22℃に達していますが、
これからまだ上昇するかも知れません。
しかしこの天気では生き物たちもお休み。という訳で
一昨日に続きさくら上池の工事の様子です。

写真は2枚とも2004年8月1日のもの。
工事を始めて約一ヶ月が経過しました。池の形がほぼ見えて来ました。
ここまで持って来るのに一ヶ月かかってしまいました。
何しろ手作業ですから仕方ありませんが、この作業はとても肝心です。
池の形を掘る作業は彫刻と同じ様なもので、掘りすぎてはいけないのです。

底面ならまだしも、立ち上がりの部分は掘りすぎてから土を戻すと
その部分はどうしても弱くなります。シートを埋設するタイプの池では
コンクリートの様に硬化する材料を用いるのとは違うので、
盛りつける様な造形は禁物です。後々水を張ってからシートの外の
盛りつけ部分が流動したりすると、シートもへこむので
岸の高さがそこから変わり、ひいてはそれで水位が下がってしまうのです。
それから以前にも書いた通り、シートの破損を防ぐ意味で
石や根などの突起物は完全な除去が必要です。

ほぼ形が決まったこの段階で、堤体も設置しました。
奥に行くほど地面が高くなる土地形状なので、
一番低い住宅側に堤体を設置します。
谷津の奥から絞れ出て来る湧き水をせき止めるタイプのため池と
同じ様な形状になります。

下の写真は池の中から堤体を見たカットです。
堤体はご覧の通り重量ブロックで作りました。
ブロック5段積みで、下の1.5段は池の内側から見ても埋って見えません。
ブロック1段が20センチですから、堤体のところで
水深70センチが確保されます。(後で入れる底砂分を引くと60センチ)
反対側から見ると1.5段が地面より高くなります。(=約30センチ)
中央に見えるのは排水パイプで、外から見ると地面よりちょい上です。
つまりさくら上池は満水時の半分までしか水抜きができない構造です。
しかし、底砂が入った時にはこれが水深30センチ足らずになるので、
大抵のメンテは不便無く出来るはずです。
堤体にはもの凄い水圧が掛かりますから、鉄筋はしっかりと入れました。
堤体の上に貼る天板の取り付けネジも、この段階で取り付けています。

ちなみにさくら上池の最大水深は約80センチ。
上の写真を見ると、それがどこだか分かると思います。
そう、奥の方の水たまりになっているところです。
ピンポイントで深みを作ったのは、ここに落ち葉をためて
メンテしやすくするのと、厳寒期の魚のたまり場にするためです。
満水時のウォーターラインも緑色でマーキングしてあるのですが
ちょっと見づらいでしょうか。これが実質的な池の輪郭になります。

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池の整地が始まった

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とうとう9月も終わりですね。
何度も書きましたが、今年は本当におとなしい残暑でした。
この時期にセミが全く鳴かない日が続くのはとても珍しいことです。
例年ならまだツクツクは聞こえるのですが・・・

さて、今日は前々からいつかアップしたいと思っていたカテゴリーを
立ち上げる事にしました。
さくら上池が誕生した時の様子です。
このブログは2007年の秋から書き始めましたが、
さくら上池の工事が実際に始まったのはそれを遡る事3年余り、
2004年7月2日のことです。

上の写真はその当日のもの。いつも定点撮影している
二階の窓からのカットですが、ぜんぜん今と様子が違っているでしょう。
この土地はもともと丘陵部の竹林だったのですが、
宅地開発の際に抜根整地したので、一面の赤土という状態でした。
しかし一般の住宅分譲ではないので、一見平坦に見えても
実際は丘陵のこんもりした形状が残っていて、
住宅の部分を平に整地した結果、庭との間には段差が出来てしまいました。
さくら上池はこの段差を谷津の奥の形状に見立てて設計したものです。

計画そのものは土地を購入した直後から練り始めていたので、
この段階で既に池の大きさや形状は決まっていて、
高木類の位置も決定済みのため、その半数以上が植栽してありました。
一番目立つ緑の木が、今池の右の畔にあるハンノキです。

この日の作業は池の部分を家の方と高さを合わせ、平坦にすること。
そしてその際にかき出した土を池の周囲に積み上げ、
空間認識ができるようにすること。
何も無い赤土だけの場所だと、どこを見てもピンと来ないんですよ(笑)

塀の工事を頼んだ職人さんがミニユンボを持って来ていたので、
ついでに池の地ならしまで頼んじゃいました。
実際ミニユンボがあって大助かりでした。
細かく掘る作業は手じゃないとダメなのですが、
山ほどある土を移動するのを手でやっていたのでは本当に大変!

下の写真は作業2日目の7月5日のカット。
手前に杭を打って水糸を張ってあるのが池の堤体になるところです。
概ね池の形に地面を30センチほど掘り下げ、ユンボの活躍はここまで。
ここから先は面倒でも手作業です。なぜかというと、土の中には
石や尖った太根があるのでそれらをきれいに取り除いて
土だけの穴にする事が必要だからです。
何を隠そう、さくら上池はブルーシートで保水しているんです。
突起物は、シートを傷つけて漏水の原因になってしまいますから・・・

ここまで出来たら、次は底のレベルと予定水面のレベルを出して、
堤体を作ります。

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