庭のphotoログ

昨日のお月様

ぬくぬくの日が続いていますが、どうやらお天気も下り坂となりそうですね。
比較的空気が湿った状態だったので地面もまだしっとりしていますが
ここらでまたひと雨降るとキノコが元気になるかなー?

昨夜は遅くにお月様が顔を見せました。
ついこの間まんまるだと思っていたら、もう半分近く欠けていました。
肉眼で見ても、何だか妙にリアルなお月様でした。
陰の際に大きなクレーターがあるせいでしょうか。
クレーターの凹面の壁も、太陽に向いている方は光を反射し
でこぼこ加減が本当にリアル・・・

写真はオリンパスE-1にOM用の500ミリレフレックスレンズを装着して
三脚固定で撮りました。
空でじっとしている様に見えるお月様ですが
500ミリのレンズで捕らえると
あっという間にファインダーから逃げ出してしまいます。
何回かシャッターを押す間に
カメラの向きを修正しなくてはなりませんでした。

年に何度か、お月様を見ると撮影したい衝動にかられることがありますが、
なかなか満足のいくカットが撮れません。
地球から一番近い天体ですから、
赤道儀に据えた望遠鏡を使って追尾撮影しなくても
固定撮影でそこそこ早いシャッターが切れるのですが
どうもファインダーで見た時の立体感がいまひとつ表現できないのです。

これからの季節は空気が乾いて澄み渡るので天体の撮影には向いています。
でも、めっちゃ寒いですけどねー(笑)
昨日はほんわか温かくて、
にわかに復活した虫の声を聞きながらの撮影でした。
月見酒でも呑みたくなる様な宵でした(笑)

Moon091108

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生返りの朝露

昨日以上に温かくて、最高気温は20℃に達し、最低気温も10℃でした。
昨夜はそれほど濃くはなかったようですが、夜霧が出ていました。
ふんわりと湿り気を帯びた空気は夜中留まり、
重くなった水分はたっぷりの朝露になりました。

写真は池の流入部の石についたハイゴケです。
この時期の低い太陽は石とハイゴケを木陰にする事なく照りつけますが、
先週の雨以降は地面も潤っているし、このところたっぷりの夜露・朝露も
貰えるためか、とても元気に輝いています。
一つ一つの細胞に生気がみなぎり、
朝の直射光を浴びても生き生きして見えます。

日中の日射しは空気もハイゴケもからからに乾かし、
ハイゴケは褪せたモスグリーンに変わってくるくる巻く様に縮れ
必至に乾燥と戦います。
で、また降りた露で復活!
まあ、そんな事が出来るのもあとしばらくのうちで、
本当に乾いた冬の空気になってしまえば、我慢の日々が長く続きます。

さくら上池にははじめのうちしばらくの間コケがありませんでした。
整地したばかりの赤土と風や日射しを避ける事が出来ない更地は
多くのコケが苦手とする環境です。
一部の石をハイゴケが覆う様になったのは数年前からです。
以来、ハイゴケが石の上にゆっくりと緑の絨毯を広げる様子が
楽しみでなりません。

ハイゴケは低温をそれほど苦手としないので、
この時期でも僅かに成長しているようです。
でも、石の半分以上を覆う頃、
見事にべろっと剥がされて、半分ほどが消えてしまいます。
じつはシジュウカラが巣材にするため、持ち去ってしまうのです。
それでもハイゴケは残された部分からまたけなげに成長を繰り返し、
次の巣材採集の時期までに概ね勢力を挽回します。
これって、持続可能な利用をされているってことなのでしょうか?
だとしたら、シジュウカラってすごいですね。

Haigoke_yotsuyu0911

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もうすぐ完熟 -ガマズミ-

小春日和というより、少し日射しが暑く感じられた位でした。
最高気温は18.5℃と昨日並みの温かさを維持していましたし、
何より最低気温が8℃と、あまり冷え込まない朝でした。
でも、立冬だったんですよねー(笑)

庭の低木の実は最後に仕上がるガマズミがそろそろ完熟となりそうです。
同じスイカズラ科のヒョウタンボクやオトコヨウゾメは
随分前に熟し、既に鳥が食べ尽くしたようです。
少し前にジョウビタキがやって来てからは
ムラサキシキブ、コムラサキも売れ行きが良くなりました。

ガマズミは連日霜が降りる様になるまでの間
徐々に食べられ、減って行きます。
それでも他の実が無くなってしまうと依存率が高まるためか
数日の間に一気に無くなります。

秋の低木の実は、上手く出来ていますよね。
こうしてちょっとずつ、熟すタイミングをずらして、
確実に鳥に食べてもらえるように工夫しています。
鳥にしてみれば、切れ間無く長期にわたって
美味しい木の実が準備されるのですから、これまた言う事無しです。

それにしても、晩秋の陽に照らされるガマズミの実は
鳥ばかりでなく私が見てもなんとも幸福な輝きに見えます。
毎年懲りずに手を伸ばしてみるのですが、渋酸っぱいんだ、これが!(笑)

Gamazumi_mi_2009

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初霜

今朝の冷え込みにはもう絶句でした。
昨日の朝も凄かったですけど、今朝は初霜ですもん!
最低気温は1.5℃まで下がりましたー。
去年の初霜っていつだったかな・・・と思って調べてみたら
11月21日でした。昨年のこの日は初氷も同時に見られました。
今朝は当地では霜だけでしたが、
各地で初氷、そして初雪となったようですね。

写真はクヌギの木ごしに見た隣地の畑、真っ白でしょ。
うっすらとかじゃなく、ホントに真っ白でした。
クルマのガラスも美しいアラベスク模様になっていました。

昨日の天気予報では今日の日中は温かくなると言っていましたが、
実際は14℃止まりで、夕方以降もきっちり冷え込んできました。
明日は本当に温かくなるんでしょうかねー。
あんまり急に寒くなると体調がついて行きません。トシだわ〜(笑)

もっとも考えてみれば小学生の頃は、
「11月になると霜」という感覚がありましたけど、
いつの頃からか冬も随分緩いものになりました。
東京都内でだって通学途中、細いつららでチャンバラやりましたからねえ。
今じゃ子供につららを説明するのにもひと苦労です。

この冬は暖冬になるとの長期予想ですが、そういう年って
太平洋側では案外雪が多かったり、
ドカンと寒い日が来たりするものですよね。

とりあえず今回の寒さは一旦終息するようなので、
明日からの小春日和に期待です。

Hatsushimo2009

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雨に咲く地上の太陽

予報でわかっていたとはいえ、にわかな寒気に思わず縮こまりました(笑)
最高気温は14℃、お日様の無い14℃はもうすっかり底冷えです。
しかし、庭では昨夜の冷たい雨を喜んでいる面々もいたようです。

それはキノコたち・・・今年は雨が少なかったので
これまでインターバルの乾燥に耐える、我慢の日々だったと思います。
先日来の雨とぐっと下がった気温で、出現のスイッチが入りました。
一面のムジナタケの他、ホコリタケ、コムラサキシメジ、ヒトヨタケの仲間、
ハタケシメジなど、いろいろなキノコを確認できましたが、
写真は中でも目立っていたツチグリです。

ツチグリは一昨年あたりから少数が出ていましたが、
今年は数が多く、ぱっと見渡しただけで20〜30ほどありました。
このキノコ、知らない人が見たらキノコじゃなくて
落ちた木の実に見えるかも知れませんね。
写真には開きかけも含め9個写っているのですがわかりますか?
ちなみに真ん中へんのボサボサしたヤツはキノコじゃなくて
どんぐりがはずれたあとのクヌギの殻斗(かくと)です。

ツチグリは最初石ころのようなころっとした姿で出現します。
それがやがて頂部から放射状に裂け、中にもうひとつ抱えた
ころりとした胞子の袋を現すのです。
完熟した袋の頂部は小さな口を開き、そこから煙の様に胞子を飛ばします。
放射状の裂片は内側にやや厚みのある白い層があるのですが、
この白い層は伸縮性に乏しいため、
裂片が開く際に細かな亀裂模様を生じます。
これがタイルアートの様な美しい質感となり、
何だかちょっとスペイン風?とってもお洒落ですよねえ。

この地面の太陽、松ぼっくりの様に湿り気で開閉する性質があるのですが、
松ぼっくりと違うのは雨が降ると開くところ。まるっきり逆ですね。
これは一見雨の方が胞子を飛ばすのに適しているから・・・
と思ってしまいそうですが、そうではなくて
晴れると閉じる様に丸まった裂片に胞子の袋が押されて、
中の胞子を飛ばすという仕組みになってるのです。

裂片のタイル模様には個性があって、大きく割れるもの、小さく割れるもの
横方向に多く割れるもの、縦方向のもの、
タイルがはがれて焦げ茶の目地が縞状に現れるもの・・・などなど。
図鑑やキノコのサイトを覗いてみると、実にいろんな個性が見られます。
我が家のものは、タイルに大小はあるものの、割れ方は
縦横のバランスが釣り合った亀甲状に避けるタイプでした。
ばらまいた様な地上の太陽、もうしばらく楽しめそうです。

Tsuchiguri091102

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レンゲの旅

温かいというより、昼過ぎなどはじんわり汗をかく程の陽気でした。
ちょうどその頃、アブラゼミの声を聞きましたよ。
まだ生き残っていた個体がいたという事ですが、
「これで今年の聞き納めだろうなー」と思い、しみじみ聞き入りました。
折角ここまで生き残って鳴いているのですから、
メスの生き残りもいてくれるとハッピーなんですが・・・

写真は家の外壁にいたオオカマキリ。午後1:00過ぎに撮影しました。
なんちゅうこともない写真ですが、少々エピソードがあります。

最初に見た時、ここにはハラビロカマキリがいました。
午前11:00少し前の事です。
その時ハラビロカマキリは、オンブバッタを食べていました。
オンブバッタはもう殆ど食べられてしまっていて、
かまで掴まれた笹の葉のような翅の先と後脚が残っていたので
やっとそれがオンブバッタだとわかった程度です。
「そういえば今年はまだハラビロの写真を撮っていないな」と思い
カメラをとりに家に入ったのですが、ちょうどその時電話が入り、
それきりカマキリの撮影を忘れてしまいました(笑)

思い出したのはお昼を食べ終わった頃のこと。
「あれ、失敗したなあ。まだいるだろうか・・・」
カメラ片手に現場に赴くと、その同じ場所にオオカマキリがいました。
ハラビロカマキリは既に、先ほど見た時のオンブバッタと同じぐらいまで
オオカマキリに食べられてしまっていて、
脚1本と僅かな胴体がオオカマキリのかまに残っているだけです。

じつはこの外壁の下にはレンゲとコオニタビラコを栽培するトロ舟が
設置されていて、このレンゲには多くのオンブバッタが付いています。
彼等は葉っぱを食べては時々外壁に登って日なたボッコをしています。

最初に食べられていたオンブバッタもこのレンゲを食べたに違いなく、
つまりレンゲの葉は昨日の午後から午前11:00までの間に
オンブバッタの体内に取り込まれ、更にこの数時間のうちに
ハラビロカマキリの体内からオオカマキリの体内に移動した訳です。

距離にしたら1メートルにも満たない移動でしたが、
これは宇宙旅行にも匹敵する栄養フローではないでしょうか?
無常というか、無限というか、形を変えながら物質が無限の循環をする、
万物の真理の縮図を見てしまいました(笑)
何度死んでも形を変えてちゃんと生きている。無駄ではない・・・
浄土真宗の経典に「朝には紅顔ありて、ゆうべには白骨を晒す」
とありますが、まさにその通り。
南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・・・

Renge_no_tabi

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池の露秋2009


Ike2009roshu

あまりすっきりした晴天ではありませんでしたが、
とりあえず昨日よりはほんわりと温かく感じました。
今日はどたばたとせわしなく出入りしていたのですが
いつもの池の定点撮影をしていないことに気付き、
昼前に慌ててシャッターを押したのが上のカットです。

ここまで何となく、「今年は夏がそれほど暑くなくて、秋が早かった。」
という印象だったのですが、昨年の撮影カットをあらためて見直すと
間違いなくそんな感じがします。
参考までに昨年のカットを下に置いてみました。どうでしょうか。

半月ほど前に水草・・・特にトチカガミとジュンサイ、
それに浅棚部のハリイを大幅に除草したので、
池の部分はとてもスッキリして見えますが、
それにしても池畔の樹木の葉色がずいぶん異なっています。
特にガマズミは実が完熟に近くなっているだけでなく、
葉の紅葉が随分進んでいる様子が見て取れます。
写真では写っていませんが、クヌギも枝先から黄色くなり始めていて
落葉の量も増えて来ました。
あまり紅葉ですに散ってしまうというのは、
当地に限らず今年の全国的な傾向みたいですね。

魚の秋も早かったようで、
昨年は今頃でもまだゼニタナゴが産卵していましたが、
今年はもう産卵行動はほぼ終息しています。
昨年はなかなか現れなくておかしいおかしいと言っていた赤とんぼですが
今年も一昨年よりずっと少ないものの、ノシメトンボもアキアカネも
昨年よりは多いようです。
オオアオイトトンボもまだまだ健在。

今年顕著で面白かったのは、今月の初め頃にアカガエルが池に多く現れ、
時々ココココッと鳴いていたのですが、その姿が見えなくなったら
今度はヒキガエルがしばらく何匹も池の中を泳いでいました。
今はどちらも姿を消しましたが、
そういえば彼等は産卵場所の下見にやって来ると聞いた事があります。
下見で決めた場所から越冬場所に移動し、
春先、その経路を逆に辿って産卵しに来るというのです。
今までは気が付かなかったのですが、
そう言われてみれば確かにそんな感じでした。

考えてみれば、一番日が短い時期まではあと僅か、
それが過ぎれば日はまた夕方から延び始め、数ヶ月先にはもう
アカガエルやセツブンソウの動きが始まります。
そんな事を考えて、気持ちは早くも来シーズンに向かい始めました。
・・・まだ霜も降りていないのに、ちょっと早過ぎですかねえ(笑)

Ike2008roshu2


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秋色タテハ

今日は風もおさまって、最高気温こそ昨日に一歩譲ったものの
穏やかに晴れました。あ、ちなみに最高気温は19でした。
でもって最低気温は7℃!今朝は寒かったです。

庭の昆虫たちもこの緩い日射しを楽しんでいましたが、
さすがにこの時期になると、ツマグロヒョウモンは少ないですね。
キチョウ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ・・・
そしてよく目立つのがアカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハなどの
成虫で越冬するタテハチョウの仲間です。

中でも今日特に目立っていたのが写真のキタテハ。
朝に見た時はヤクシソウの下の方の枯れ葉にぶら下がって
「自分も枯れ葉ごっこ」していましたが、(写真左上マド部)
日中気温が上がって来ると
花に来るでもなく時々飛び立ってはくるっと戻り、
日なたボッコを楽しんでいるようでした。

ルリタテハもそうですが、この手の越冬タテハは
翅の裏面の枯れ葉っぷりが見事です。自分で言うのもなんですが、
朝、葉陰でかくれんぼしていたこのチョウをよく見つけられたと思いますよ。
そう言いたくなるくらいの枯れ葉っぷり!
このチョウには夏型と秋型があるのですが、
秋型の方が翅のギザギザが誇張されていて、
枯れ葉度がアップ↑しています(笑)

キタテハというのは、やはり「黄立羽」ということなんでしょうけど、
このチョウを見て「黄色」というイメージはないのですよねー。
赤とも茶色ともつかない独特のオレンジ色は
秋の陽だまりの色、枯れ葉の手前のちょっとだけ紅葉した色、
そして柿の実の色・・・いかにも里の秋を象徴する色に思えます。

我が家の庭で越冬してくれるのでしょうか。
だとしたら、冬の間も日射しが暖かな日は
ひらひらっと舞い飛ぶその姿が見られるかも知れません。

Kitateha0910

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女王蜂なの?

今日は晴れましたが、空気はずっとひんやりしていました。日中も・・・
段々こんな日が増えて行くのでしょうね。

秋になると色々なハチが巣分かれをします・・・と観察会などで話すと
「ああ、今その女王蜂がうちの庭にたくさん来ています。」
という話をされる方が時々いらっしゃるのですが、
そんな方が目にしているのは、
おそらく写真のようなハチではないかと想像するのです。

このハチはキンケハラナガツチバチといいます。
ハラナガツチバチの仲間は、
秋になると色々な花を訪れる姿がよく目立ちます。
このハチ、全く関心が無い人が見ると「ああ、ハチか」で終わりですが
多少ミツバチの事を知っている人だったりすると、
「あれぇ〜、これ、ミツバチの女王じゃない?」なんてことになるらしく、
しばしば誤解が生じるという訳です。

ハラナガツチバチの仲間は何種類かいて、どれも体型は同じ様な感じです。
写真のこん棒状の短い触角を持っているのはメスで、
オスはひゅーんと長い触角です。
このハチ、集団社会生活を営むミツバチとはおよそ異なる
単独生活で、交尾を済ませたメスは、地中浅いところにいる
コガネムシの幼虫を探り当て、産卵。
生まれた幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育つ寄生生活を送ります。

秋10月、夏の間輝くボディを自慢げに披露していたコガネムシの成虫は
繁殖行動の全てを済ませて姿を消しています。
そしてハラナガツチバチの仲間の成虫が多く現れるこの時期、
夏生まれのコガネムシの幼虫は、既に適度に成長しています。
無尽蔵にいるコガネムシの幼虫が植物の根を食べ尽くしてしまったら
結局は植物が枯れてコガネムシ自身が身を滅ぼしてしまいますが
ハラナガツチバチによる適度な間引き行為が
全てのバランスを上手く保ちます。
いつもながら自然界の持続可能な種の共存とは
上手く出来たものだと思います・・・

Kinkeharanaga

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デートは秋の夕暮れ

穏やかな秋晴れですが、だいぶ空気が乾いていますね。
この季節、つるべ落としのお日様は午後2時を過ぎようものなら
俄然黄色味をました光線になり、いかにも頼りなげです。

巷では新型インフルエンザが猛威を振るっていますが
皆様のところでは大丈夫ですか?
うちの子供は昨日から一週間の学級閉鎖になってしまいました。
幸い今のところ我が家では誰も感染していませんが、
朝晩冷え込みますから油断は禁物。手洗いうがいを励行せねば・・・

一週間ほど前から、池の周りで緑色のつまようじが
フラフラと飛び回っています(笑)
オオアオイトトンボというのですが、イトトンボ科ではなく、
アオイトトンボ科に分けられています。
普通のイトトンボとの違いは、とまるときに翅をとじないこと。
ばらっと広げてとまります。
イトトンボタイプの種類としては大きい方で、
長さも太さもだいたいつまようじです(笑)

胸部の下半分がソリッドな若草色をしている以外は
メタリックグリーンなのですが、色合いには若干の個体差があって、
写真の個体はやや赤銅色っぽいグリーンでした。
アオイトトンボという近似種もいるのですが、見分け方は微妙で
胸部を横から見た時のメタリックグリーンと若草色の境目が
どこまで後方に伸びているかで見分けるのですが、
2種を並べてみないとちょっと説明が難しいです。
でもアオイトトンボの方は、秋が深り成熟したこの時期になると
胸部に白く粉が吹いてかすれた色合いに見えるので、慣れれば見分けは簡単。
写真の個体は粉が吹いていないので胸部の色と模様がクリアーに見えます。

このトンボ、オスメスがつながって飛ぶところを撮影したいのですが、
どうもそういうシーンは夕方になってからで、
お日様が明るく照っている時間は今ひとつ動きが鈍いんです。
デートは5時頃からかなあ・・・サラリーマンのカップルみたい(笑)

Ooaoito091021

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さくら上池の魚たち

Ikenosakana01

今日も穏やかな秋晴れでした。
気温も晴れているのに20℃止まり。朝なんか、7.5℃まで下がりましたよ!
今年は気温が下がるのが自分早いみたい・・・
そろそろ冬の支度を本気でしなくてはいけませんね。

冬支度といえば、池の中では魚たちがまさにその真っ最中で、
エサの食いがすごいです。さくら上池では魚の様子を確認するため、
少なめにフレークフードを撒いてほぼ毎日観察しているのですが、
この時期はいつもやたらとがっついて来るので、
生理的に食欲旺盛なのなら冬越しの体力を付けてもらおうと、
ちょっと甘やかしてたっぷり目にあげています。

上の写真は撒いたエサに集まる主力の魚たち。
主にモツゴ、マタナゴ、ゼニタナゴの各成魚たちですが
写真にはゼニタナゴは写っていません。
エサの合図のトントン・・・と堤体天板をたたく音を聞きつけ、
撒く前からもう水面をぱくぱく突いています。
パクパク音が格段に強いのがモツゴですが、
どうやらこれは一緒に空気を呑み込むために出る音のようで、
時々あさましくがっつきすぎて浮かんだまま潜れなくなっています(笑)

このパワフルな成魚たちに圧倒されて
周囲をとりまいているのがやっとという感じなのが、
稚魚や若魚、それにメダカです。
下の写真は成魚の賑わいから70センチほど離れた場所の様子ですが、
写っているのはモツゴの若魚とゼニタナゴの稚魚(若魚というべき?)です。
大きくて細長い体型のものがモツゴで、ゼニタナゴはみな小振り。
赤丸で囲った個体は春に浮出したゼニタナゴのメスですが、
この個体はすでに産卵管を出しています。(クリックで画像が拡大します)
ゼニタナゴは春に泳ぎ出した個体の何割かが半年足らずで
繁殖に参加するのです。
画面にはこの他にも7個体のゼニタナゴが写っていますが、
写真ではわかりにくいのですが、
ほんのりとピンクの婚姻色を表したオスもいます。

他にも、普段はフレークフードには寄ってこない
ヨシノボリやヌマチチブもやって来ることから、
この時期にしっかりエサをとる事がいかに重要であるかが伺えます。

ゼニタナゴは産卵のピークに差し掛かりました。
来年もまた、大量の稚魚浮出となりますかどうか・・・今から楽しみです。

Ikenosakana02

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茜の日なたボッコ

今日は穏やかな秋晴れでしたが、昨夜の雷はちょっとビックリでした。
前後して雨も降りましたが、
同時じゃないので「雷雨」に当たらないかな?(笑)

今朝はまだ外が濡れそぼっていて、気温以上のひんやり感がありました。
午前10時頃、いつもなら池の周りをひゅんひゅん飛び回っている
アキアカネの姿が見当たりません。
ノシメトンボ、ナツアカネ、マイコアカネは少々動きが鈍いものの
水路のヨシの周りや枝先など、あちこちで飛び回っています。
「おかしいなあ・・・一番多いアキアカネはどこ行ったのかな?」
あたりを見回しても姿が見当たらないので、
仕事部屋へ戻って何気なく外を見ると、いましたいました!

見つからない訳です。
彼等は温室の脇にあるパイプフレームの上に渡した大きな板の上で
かたまって日なたボッコ?していました。
ここは私の背丈よりも上になる高さなので、全く気付きませんでした。
集まって一体何をしているのでしょう?
傍目にはただの日なたボッコにしか見えないのですが、
アキアカネしかいないところを見ると、
何か他の目的があるのでしょうか?
同郷の再会を果たし、わいわいやってるとか・・・(笑)
道ばたの杭や電線にたくさんのアカネが止まっている風景は時々見ますが
大抵数種類が混じっています。
この場合アキアカネだけというところが気になるのですが、
これは単なる偶然かも知れません。

小一時間してからもう一度見ると、
さっきの彼等はもう他のアカネたちとひゅんひゅん飛び回っていました。
やっぱりただの日なたボッコだったのかなあ・・・

秋深し 茜集ひて 慰労会   ぐりお

Akane_hinatabokko

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恐妻家

最低気温12.5℃、最高気温21.5℃。この時期らしい日和でした。
秋もだいぶ深まってきて、いろんな草の実も完熟し始めましたよ。
庭のあちこちを低いブッシュにしているコブナグサも
種が充実し、穂に触るとさらさら実が落ちるようになっています。
本当はそうなる前に少し刈り取らねばと思っていたのですが、
ついに出来ませんでした。
また来年、さらにボリュームアップしたコブナグサと
格闘しなくてはならないようです(笑)

ふと見上げると木の枝のあちこちにジョロウグモが目立つ目立つ・・・
メスは成熟すると糸いぼの周りの赤い模様が大きく鮮やかになります。
見慣れるとこれも秋の風物詩ですが、
クモが苦手な方にはあんまり嬉しくない情景ですね。

写真はジョロウグモのペアです。
もちろん上のちっちゃい方がオス、下のメスと比べると
小さいだけでなく、いかにもひ弱な感じですね。
網を張るクモだと、だいたいオスメスの違いはこんなもんです。
オスは小さく華奢で、色も地味。
でもって大体大きなメスの網になんとなく居候しています。
メスがこうしたオスの存在をどのくらい認識しているのかは
よく分かりませんが、エサの昆虫を捕まえるのと同じ展開にならないので、
「食べ物ではない」という区別は出来ているのかな。

オスの方はメスを恐れているフシがあります。
メスが何かの理由で体勢を変えたり自分に近寄ったりすると、
網の端っこまでダーッと逃げることがあります。
メスが元のポジションに戻ると、オスもまたなんとなく戻ります。
間違いなく相当な恐妻家です。

それでもオスがメスと同居する目的はやはりひとつ、
メスと交接して自分の子孫を残す事。
しかし、まともに近寄ったのでは間違いなくただの餌食で終わりですから、
オスにも作戦があります。それは、
脱皮直後でまだ体が軟らかく、動けないメスに交接をしかけること。
情けなかろうが卑怯だろうが、これが彼の唯一の生き方。
たったひとつの目的のためには、なりふりなんぞ構っちゃあいられません。
オスは今日もまた恐怖と戦いながら、究極のワンチャンスを待つのでした。

Jorougumo_pair

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種子が出来ないっ!

昨日の最低気温は一日の終わりに出ましたが、
その後日付が替わってからも気温は下がり続け、今日の最低気温は8.5℃!
当地の10月中旬としては・・・これは低い!
温室の暖房のサーモスイッチが入ってしまいました。

そして、今日はとても空気が乾燥した秋晴れでした。
地面は台風前の雨でまだ湿ってはいますが、
全体的な雰囲気はとても乾いています。
台風の後にキノコがいろいろ見られるかな〜と期待していたのですが
あんまりそういう感じじゃないですね。ちょっとガッカリ。

写真は庭の一角に生えている半寄生植物のコシオガマです。
今年こそ根を洗い出して「半寄生の実態」を
この目で見ようと企んでいたのですが、何だかすごーく生育が悪い(悲)
そもそもの発芽本数も少なかったのですが、
何者かに徹底的に葉と成長点を食害され、見るも無惨です。
おかげでほとんど開花できていません。

写真は一昨日撮影したものですが、咲いているすぐ右横に
咲き終わってこれから育とうという果実が覗いています。
今日見たら、この果実も花も、見事に食べられていました。
すこしぼけていますが、バックの方に
ぷちぷちに食べられた茎が見えるでしょう。今や全体がこの状態です。

犯人が分かりません。昼間に何度も見回っているのですが、
それらしい虫は見当たりませんでした。
ひょっとすると夜に現れるヨトウムシのようなヤツかと思い、
夜にも何度となく見回ったのですが、やはり空振りでした。
昆虫で一番怪しそうなのがここだけの話、オンブバッタ。
でもオンブバッタなら、見回った時に
呑気にくっ付いているはずなんですよね〜。

次に怪しいのがこの辺でいつもうろうろしているキジバト。
春にはタチツボスミレなんかとやたらぷちぷちやってるので、
こいつもかなり怪しいです。

しかし、コシオガマは一年草なのに、このままでは種子ができません。
一年草に種子ができなかったら、来年が来ないではないですかー!!
ひじょ〜に困りました・・・

Koshiogama2009

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ハートの葉の上で

昨夜、雨が降ったようです。
ウッドデッキの濡れ方を見ると、ぽそぽそとした雨ではなく
短い時間にややまとまった量が降った感じです。
にしても今朝の冷え込み方はちょっと急じゃないかと思いましたが、
夕方からはもっと冷え込み、
今日の最低気温は一日の最後の今、出ています。10℃!!

午後早くに、庭に旅蝶のアサギマダラが現れました。
秋の登場の際は大抵ゆっくりしていってくれるのですが、
今日の個体は足早に通り過ぎ、撮影のいとまさえくれませんでした。
しょうがないのでカメラ片手にぷらぷらしていると、
写真の虫が目にとまりました。

ハートの形をしたパイプカズラの葉の上で仲良ししています。
おそらくホソヒメヒラタアブだと思うのですが
あまり明るい分野ではないのでちょい自信無し(笑)
間違っていたら、知ってる方教えて下さいませ。

でも、左の方がメスであることはお腹を見れば察しがつきますね。
このカットは横からなのでムリですが、多くのアブの仲間は
上から複眼の様子を見るとオスメスの区別がつきます。
オスの方が複眼が発達していて、両眼の間があかずにくっ付いているか
離れていてもメスよりずっと間隔が狭い種類が多いのです。

ちなみにこの写真では葉の上に止まってお互いが逆を向き、
お尻の先端をくっ付けていますが、
翅を高速で上下させて空中静止することが得意な虫なので、
上下に重なった交尾姿勢のまま、空中静止している姿もよく見かけます。

「アブ」というと、人を刺す昆虫だと思っている方が多いですけど、
じつは人を刺すのはあまたいるアブの中でごくごく一部の種類です。
それよりも、このホソヒメヒラタアブやハナアブのように、
花にやって来る種類の方がずっと主流です。

ホソヒメヒラタアブは、他の訪花性アブと同様、
真冬でも花があれば活動する姿を見かけることがあります。
写真の個体の子供たちが、
ちょうど成虫で冬を越すタイミングとなるかもしれません。
それにしても、あらためて見るとなかなか美しい昆虫です。

Hosohimehirataabu_pr

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吸蜜ガガンボ

秋の空気が戻って来ましたね。最高気温は21℃。
朝は冷えましたよ。12℃まで下がりました。
当地では午前中のうちはまだ少しだけ台風の余韻みたいな風がありました。
でも、おかげで溜まっていた洗濯物が少し片付きましたよ。
2クール行ったので、取り込んだら小山が出来ました(笑)

庭ではマイマイ谷のコウヤボウキが咲き始めたのですが、
この花に決まって集まる虫がいます。
今朝は4輪咲いていたのですが、そのどれにもいました。
写真の虫です。ヒメガガンボの仲間の
ヒメクチナガガガンボではないかと思います。
その名の通りはりの用に細長い口吻を持っていて、
コウヤボウキの長い花筒の奥にある蜜を吸っているようです。

この花には最初6匹ついていたのですが、
一瞬トラマルハナバチが現れて、2匹を蹴散らしてしまいました。
シャッターをまだ一枚も切っていなかったので残念ですが、
この位の数の方がいいかもしれません。
6匹いた時はゴッチャゴチャで訳わかんなかったですから(笑)

ガガンボの仲間の多くは口吻がとてもお粗末で、
成虫になると殆ど何も食べなかったり、土の上に滲み出したような
濡れ水を吸ったりする種類が多いようですが、
こいつは吸蜜のために発達した独自の口吻を持っていて、
なかなか摂食にポジティブなガガンボです。

キク科の花が好きなんでしょうか?
他にもアザミ類やノコンギク、ヨメナなどで見かけた事があります。
でも、一輪の花にこんなに集まっているのを見るのは
いつもコウヤボウキです。よほど嗜好性が高いのでしょうかね。

とりあえず安易にヒメクチナガガガンボということにしてしまいましたが、
本当はクチナガガガンボは他にも種類がいて、同定は難しいみたいです。
しかしどれも吸蜜のための細長い口を持っていますので、
そこまでの絞り込みはたやすいですね。
それにしてもこの口吻が、吸蜜のためのものでよかったですね。
でも、あんまり自然が壊れて野菊の花がなくなると、生き残りのために
「そうだ、これを使ってたくさんいる人間の血液を吸おう!」
なんて風に変わって来たりして・・・(汗)

Himekuchinagagaganbo

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嵐の前

台風18号はいよいよ近づいて来るみたいです。
現在四国の南海上にあるようですが、
どうやらあまり勢力が衰える事無く上陸する可能性が高いとの事。
当地は今日もしとしと雨。まだ風は出ていません。
気温は相変わらず低くて、最高気温は17℃、最低が15℃ですから
ほとんど日中の温度上昇が無かったということですね。

こういう日はぐりおのお薦めの一曲、
具島直子さんの「台風の夜」(アルバム「Miss G」)を聴きながら
静かにコーヒーが一番です。

写真は前庭のヤマザクラ。
今年はどういう訳か葉が落ちるのが早くて、これが最後の一枚です。
しかし病的な落葉ではなく、時期が早い以外はいつもと同じ感じです。
ほら、この葉っぱもちゃあんと紅葉してるでしょ。
私、ヤマザクラの紅葉の色って大好きなんですよ。
赤でもオレンジでもない、チェリーピンク。
散り際に見せるさくらんぼの色です。

明日台風がやって来たら間違いなくお別れなので、
暗くてシャッターが辛いのですけど
慌てて、さよならする前の記念撮影・・・間に合った!(笑)

Arashinomae

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低木の実が色付く頃

朝は晴れていたのに、気が付いたらあっという間に雲に覆われて
お昼までに何度かどしゃ降りが来ました。
今日は法事があったのですが、ちょうど降られてしまい大変でした。
お天気そのものは回復基調とのことでしたが、
夕方になってもなかなか雲は取れません。
土浦市で開催される全国花火競技大会は無事行われましたが、
お月様は残念ながら見ることが出来ませんでした。
明日の十六夜に期待です。

庭では初夏に昆虫たちが受粉した低木の果実が
いよいよ色付き始めました。
赤い実が成るガマズミ、カンボク、オトコヨウゾメが
だいぶいい色になってきています。
イヌザンショウは真っ黒な実を鈴生りに付けて、
キジバトがそれを夢中で突いています。
ジョウビタキが喜ぶムラサキシキブの品種「コムラサキ」も
鮮やかな紫色に変わり始めました。
受粉してから実の完熟までに必要な時間は精密に決定されているため
花が咲いた順番に色が濃くなって来ています。

コムラサキは枝の付け根側から花が咲き、受粉し、完熟します。
写真の枝は枝垂れていますから右上の方が枝の付け根側、
左下に向かって伸びています。
よく見ると、色だけではなく実の一粒一粒の太り具合も
徐々に変わって来ていますね。
先端が完熟するまであと一週間から二週間。上手くしたもので
この実を頼って渡って来るジョウビタキが、ちょうどその頃姿を見せます。
風も北から吹く割合がだんだん高くなり、空気も乾いて来る。
冬への心の準備はそろそろ始めないと・・・ですね。

Komurasaki2009

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初秋の黄色い群れ花

中秋の名月は残念ながら雲の陰、
でも先ほどちょこっと雲の隙間から見えました。
皆さんのところではいかがでしょうか?

今日は秋の太陽が午後から気まぐれに顔を出しました。
しかし、久し振りのお湿りとその後の日射しは庭の小さな自然にも
嬉しいプレゼントだったようで、花も虫も嬉しそうでした。
ただ、気温が22.5℃止まりだったので、
まだ生きているはずのツクツクボウシはどこかでおとなしくしています。

写真の黄色い花はヤクシソウ。
先週あたりからようやく咲き始めたのですが、
今日の日射しには一斉に黄色いはなを咲かせ、
数を見せつけてくれました。

ヤクシソウは植えた植物ではなく、
この土地に眠っていた種子から殖えたものです。
このヤクシソウ、タンポポと同じキク科ですが、
多くの虫が訪れるところもタンポポと同じ、
見ていると写真の様なモンシロチョウなどのチョウから、
アブの仲間、ハチの仲間、甲虫の仲間と
いろいろな目、科の昆虫がやってきます。

そうして受粉した花は、やがてこれまたタンポポのような綿毛を開き
多くの種子を風に託します。
でも見ていると結構自分の足元にも種を着地させるようで、
こちらが何もしなくても庭での来年の開花は約束されます。

今やコブナグサ、ウツボグサと並び
庭でもっとも幅をきかせている強雑草になりました。
でも、一輪一輪は控えめなのに賑やかに群れ咲いてくれるその姿が
寂しくなりかけた庭にわっと溢れるのが嬉しくて
どうしても困った場所以外はなるべく好きに生えてもらっています。
ひょっとしたら近隣のお宅には迷惑かけているのかも・・・
みなさんごめんなさ〜い。牛久ではあまり見かけなくなったこの花、
さくら台の発生源はここでーす(笑)

Monshiroyakushi

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池の初秋2009

昨日、池の除草作業を行いました。
今年は何かと私用で忙しく、庭の定期作業は殆どさぼりっぱなし・・・
本来初夏に一度行うはずの除草も出来ませんでした。

水生植物の多くは、ひとたび生育環境が整うと
爆発的に増殖するものが少なくありません。
初夏の除草を行わなかった事でもっとも勢い付いたのは
トチカガミとオオバナイトタヌキモ。
トチカガミが水面近くにランナーを伸ばしてジュンサイの葉を押しのけると
そのトチカガミの丸い葉の隙間をさらに細かく埋めるように
オオバナイトタヌキモが浮島のマットを広げます。

以前にも書いたように、この減少によって
夏季の水温上昇が抑えられるというメリットがあるのですが、
今度は底に溜まった落ち葉などの分解がなかなか進まないという
問題点も出て来ました。
水底にあまり堆積物が多いと、
タナゴが産卵するドブガイの生息が阻害されてしまいます。
実際、今年は例年に比べドブガイの稚貝があまり育っていないようです。
そこで、トチカガミとオオバナイトタヌキモを極力取り除き
分解が遅れた落ち葉などの堆積物もさらう作業をしてみました。

岸から出来る作業ではないので、久し振りに池に入りました。
作業中両足にツンツンという軽い刺激があり、こそばゆくなりました。
見るとゼニタナゴの幼魚やモツゴが私の足をつついています。
以前西表島のリーフで同じ間隔を味わったのを思い出しました。
あの時はスズメダイの仲間でしたが。
足の古い革質がとれたかなあ・・・(笑)

昨日に引き続き、今日は左側の浅棚部分の草刈りをし、
浅棚に開水面を取り戻しました。
ただサクラタデとサワギキョウが咲き始めているので
その部分はヌマハリイも刈らずにブッシュのままです。
上の写真が昨日の作業前、下が今日の作業終了時の様子です。

時々水面近くをダッシュするゼニタナゴに婚姻色が見られました。
そろそろ産卵ステージのドブガイを移動しなくては・・・

Ike2009shoshu_2

Ike2009josou

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実生で対抗

昨日よりは晴れ間が多かったものの、徐々に下り坂なお天気です。
予報では夜のうちに一雨来そうですね。
少しまとまった雨量が欲しいところですが、
そういう雨ではなさそうです。

庭のユウガギクが見頃です。
ひょろっとした株にパラパラと白い花を咲かせる野菊ですが
ここ数年で徐々に勢力を拡大しつつあり、
離れて眺めると結構な数が咲いていました。
これに近い仲間は他にも庭に数種類ありますが、
いつもユウガギクが最初に咲き始め、
他の野菊が咲く頃には殆ど咲き終わっています。
カントウヨメナやノコンギクなど、薄紫の濃淡が揃っているので
一緒に咲くと奇麗だと思うのですが、なかなか上手く行きません。

他の種類は匍匐枝を出して栄養繁殖を盛んにするので群落になりますが、
ユウガギクは匍匐枝の数はさほど多くなくて、
どちらかというと種子からの実生で殖えているようです。
そのかわり種子の結実率や発芽率は他の野菊より高いみたいですね。
数年の間に実生苗があちこちに生育し、いつの間にか取り囲まれていました。
ノコンギクやカントウヨメナにも負けずに
ちゃんと立ち位置をキープしています。

白い舌状花と黄色の管状花の対比は典型的な野菊の花ですが、
こうして真上から撮るとハーブのカモミールのようにも見えますね。
柚の香りがするとのことで「柚香菊」だそうですが
するかなあ・・・本当ならなかなか素敵ですが、
よく分かりませんでした(笑)

Yuugagiku2009_2

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大花糸狸藻

池の植物はサワギキョウがピークを過ぎて、
残るはサクラタデのみとなりました。その前に池畔のツリフネソウが
満開を迎えそうです・・・と、これは意図的に植栽した種類の話で、
植えた憶えが全く無いのに池全体を覆わん勢いで殖えているのが写真の花。

この花、オオバナイトタヌキモ(Utricularia gibba)と言います。
可愛らしいライトイエローの小花ですが、こう見えて食虫植物です。
絹糸のように細い茎にたくさんの捕虫嚢を付け、
観察してみるとなかなかいい確率でミジンコやふ化直後のユスリカの幼虫、
ボウフラなどを捕らえているのが確認できました。
春にはヒキガエルのオタマジャクシが生えて来たばかりの後足を
この捕虫嚢に挟まれてもがいているのをよく見かけます。

この植物の生育形態は環境により多少異なるようですが、
さくら上池ではジュンサイの隙間に浮かんでマット状に絡み合い、
水面に厚さ1センチ余りの蓋をする様に群落を作ります。
そしてこの時期になると、写真の小花をたくさん咲かせるのです。

ネットで調べてみたら、オオバナイトタヌキモがいつの間にか殖えたという
ケースが想像以上に多いことが分かりました。
多くの方が「水生植物の●●を買った際に、くっついてきたらしい・・・」
と書いていました。
うちではビオトープとして取り扱っている池に
園芸種苗として売られている水生植物は植えた憶えが無いので、
一体どうして紛れ込んだのかと首をかしげていたのですが、
そういえばありました!とりあえず鉢ごとドボンと入れてしまった植物が。
白い花のスイレンです。ヤツが怪しい・・・って入れたのは私ですが(笑)

しかしまあ、オオバナイトタヌキモのマットのお陰で
夏場の水温上昇と落ち葉の大量沈水が抑えられる・・・など、
助かっている側面があるのは事実です。
この時期大量に咲く黄色い花も、風に揺れる様子はなかなかの風情で
いつの間にか許容する気持ちの方が大きくなってしまいました。

Oobanaitotanu2009

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ノダケの花

台風14号は小笠原の脇を通っているようで、
当地は午後からこの台風に吹き込む北寄りの風が徐々にざわつきました。
風はとても冷たくて、夕方には半袖だと我慢できないほど肌寒かったです。
お天気の方も予報ほどの晴れ間はなく、
お昼前後に時折薄雲越しの日射しがあった程度です。
でも、子供の小学校の運動会でしたから、暑くなるよりは助かりました。

写真はノダケの花です。
ノダケは秋咲きのセリ科植物ですが、色がちょっと変わっています。
ややチョコレートがかった紫なんです。
セリ科の花といえば白か黄色が圧倒的に多く、このような色はごく少数派。
園芸栽培されるレースフラワーやエリンギウムなどに
薄いピンクや青がありますが、日本の野生種ではまれなので、
里山にこの花を見かけたらまずノダケと見て間違いありません。

食用・薬用とされるアシタバやトウキと同じ
シシウド属(=Angerlicaアンジェリカ属)ですが、
ノダケを食用や薬用に使うという話は聞いた事がありません。
庭のあちこちに自生しているので、
これが有用植物だとじつに有り難いのですけれど・・・

ノダケはあまり明るい開けた場所を好みません。
もっぱら雑木林の下草として生える事が多いのですが、
最近は雑木林もアズマネザサに覆い尽くされているところが多いためか
以前に比べると見かける事は少なくなりました。

ノダケのチョコレート色の花は、蜜はあるようなのですが
日陰に咲くためかあまりチョウが訪れません。
花のお客さんは圧倒的にハエ、アブが多く、時々ハラナガツチバチや
ヒメジャノメがやって来ます。
ジャノメチョウの仲間はあまり花を訪れないのですが、
ノダケでなら何度か見た事があります。

ノダケの花を訪れるハエやアブの仲間を良く見ると、
体の表面や脚にある粗い毛に、花粉をまばらにくっ付けています。
彼等はそんな状態で花の上をごしょごしょと落ち着き無く動き回るので、
なるほどこれは受粉の助けになりそうです。
かえって立派な花弁がある筒状の花よりも、
彼等に受粉してもらうのにはこのような質素なデザインの花が
都合がいいのかもしれませんね。

Nodakeup

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ブッドレアの力

今年は夏の暑さがそこそこだったせいか、
いくつかの植物に例年とは違った様子が見られます。
メヒシバやヌカキビの結実が遅かったり、ヒガンバナの開花が早かったり、
中にはいつもの年ほど一度に咲かず、
代わりに花期が長くなっているものも・・・
タチフウロやハギがそうですが、ブッドレアもその一つです。

我が家には蝶の蜜源として6株ほどのブッドレアがありますが、
今年は例年よりも、少しずつ、そして長く咲いています。
白と黒紫色(品種名ブラックナイト)はもう花が無くなっている時期ですが
今年はどちらの木にもまだ蕾があります。

蜜源の花が限られて来るこれからの時期、
ブッドレアが咲き続けていることは蝶たちにとってとても心強いようで
連日朝からたくさんの蝶たちで賑わっています。
写真はツマグロヒョウモンのメス、このブログにはもう何度も登場している
今や庭で一番ありふれた蝶です。
冬の最低温度が越冬のハードルにならなくなった今、
蜜源植物と食草のスミレ類の両方が豊富にあれば
この蝶には充分居心地がいい様で、庭を細かく見て回ると
この時期卵、幼虫、蛹、成虫と成長の全ステージが観察できます。

ほかにキタテハ、アカタテハ、ヒメアカタテハなど
成虫で越冬するタテハチョウや、
セセリチョウの仲間、シロチョウの仲間もブッドレアにやってきます。
アゲハの仲間も多く来ますが、ナガサキアゲハとアオスジアゲハ、
ジャコウアゲハはブッドレアにはやってこないようです。

ブッドレアが蝶を引き寄せる力は本当に凄いと思いますが、
花を訪れる蝶でもブッドレアにやってこない種類もいるようなので、
ブッドレアを中心にしつつ他のタイプの蜜源をリレーする事ができれば
よりポテンシャルの高いバタフライガーデンに仕上がるのでしょうね。

Tsumagurohyo090911

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殺気 -オオカマキリ-

今朝は14.5℃まで下がりました。
日中もよく晴れつつ24.5℃と、秋の日和が続いています。
暑くないのに喉が渇くのは、空気が乾燥しているせいなのでしょうね。

夏の間樹液のお客さんで賑わった♯6クヌギの横にしゃがんで
キノコの様子を覗いていたら、左の方から何とも言えない妙な気配が・・・
目だけで横をみたら、その瞬間に動きを止めた彼女がいました。
それは最後の脱皮を終えて間もないと思われる見事なオオカマキリのメス。
クヌギの幹をまっすぐに降りて来たところです。
真新しい鎌のギザギザが殺し屋の本性を物語っています。

向こうも目だけでこちらを伺っています。
いや、固定された複眼なのでそういう言い方は変かもしれませんが、
降りる姿勢のままピタリと止まり、
明らかにこちらの挙動を気にかけている感じです。

普通、ハンターは気配を消すものですが、
このオオカマキリは何だかぎらぎらしてて、
私はそちらを向いていなかったにもかかわらず、
漂う気配で彼女に気付きました。
よほどお腹が減っていたのでしょうか(笑)

おいおい、そんなんじゃ御馳走がみ〜んな逃げちゃうよ、と
苦笑いしながらその場を後にしましたが、
そんな心配はいらぬ御節介だったようで、何時間か経って見た彼女は、
両手に余るアブラゼミに頭からかぶりついていました。
・・・お見それしました!(笑)

Ookamakiri090911

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彼岸花2009

昨夜はすごい雨が降りましたが、一夜明けて秋の日和が戻りました。
今年もぽつぽつ曼珠沙華が咲き始めましたよ。
もともとは中国から渡って来た外来種だと言われていますが、
縄文時代には既にこの植物の鱗茎(球根部)を食していたとの説もあり、
いずれにしても相当に付き合いが古い植物のようです。

古くから人間とのいろんな関わりがあるため、
この花に寄せる思いや好き嫌いは、人それぞれにあると思います。
有毒であったり、宗教的な意味合いやお墓と重ね合わさるイメージから
この花を嫌う方も少なくないようです。
またそういう背景があると、この花のサイケデリックな美しさが
かえって仇になっているようにも感じられます。

昨年も書きましたが、私はこの花が好きです。
単体で見た時の繊細な造形美も、群落で畦やノリ面を彩る里の風景も
この季節ならではの楽しみになっています。

写真は庭に植えたヒガンバナ、ビオトープと菜園の境に植えてあります。
土があわないためかなかなか咲かず殖えずで来ていたのですが、
昨年あたりから殆どの株が開花する様になりました。
あとは殖えて密度が濃くなってくれると、群衆美が期待できます。
ただ、栗の木の下になった部分の株は、
この時期落ち始めるイガの直撃を受けることがあるのでちょっと可哀想。
なので切り花用はそこからいただくようにしています。

Higanbana2009

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片付けをさぼる?鬼蜘蛛

えっと・・・今日の画像ですが結構強烈なんで、申し訳ないのですが
特にお嫌いな方は、ちょっとばかり覚悟して下さいね(笑)
2007年の11月13日以来かな、こういう絵は・・・

人家の周りではお馴染みの大型の蜘蛛、オニグモです。
我が家のウッドデッキの上にとても大きな網を掛けています。
この個体は二階の軒先で越冬したようで、
春からずっと二階のベランダの上で営業していたのですが、
成長に伴い作る網もどんどん大型化し、今では二階の軒先から
ウッドデッキの脇の紅梅の枝まで枠糸を掛けて大網を張っています。

オニグモは大きく成長するほど高い位置に網を張るので、
間近に見る機会は案外少ないですよね。
基本的に夜行性で夕方から網を張り、夜明けとともに網を片付けて
日中は軒先などに潜んでいるため、なおさら目にしません。
そう、本来オニグモは、夏までの間は張った網を毎日ちゃんと片付ける
とても几帳面なクモなんです。

それが秋になると、どういう訳か多くの個体が網を片付けなくなります。
写真の個体は8月の15日に初めて網を片付けない日があり、
以降は片付けたり片付けなかったり・・・そして、8月の31日からは
ほぼ連続して片付けなくなりました。
関係あるかどうかはハッキリ言えませんが、
8月15日はこの夏初めて最低気温が20℃を下回り、
8月31日以降はコンスタントにやはり最低気温が20℃を下回っています。
何か関係がありそうな気もするのですが・・・

もし、最低気温の低下が網を片付けない理由なのだとすると、
ひょっとしたらオニグモは意図的に、
夜間だけでなく日中もワナを張っているのかも知れません。
昼間のお客さんもしっかりと捕まえることで、
夜間の気温低下による昆虫の飛翔行動の鈍りが
エサの減少に直結しないように・・・とかね。
実際、日中に引っ掛かった蝶やハチは夜間にちゃんと食べているようです。

網を片付けなくなっても、
朝になると本人は枠糸を伝って家の軒に姿を隠します。
そうしないと、今度は自分が鳥のエサになってしまいますからね(笑)
写真は一昨日の午前8時50分頃に撮影しました。
いつもなら姿を隠している時間帯ですが、この日はまだお食事中。
餌食になっているのはややレア甲虫のコカブトムシ(メス)です。
だいぶ消化が進んで頭部、胸部はバラけていますが、
お腹にはたくさんの卵があったようで、オニグモにとっては美味しい大物。
鳥に食べられたり、ベッコウバチに狙われたりといったリスクを感じつつも、
自分のお腹の卵を充実させるために決死のチャレンジグルメです。
コカブトムシはもうすぐ産卵のゴール寸前で残念!
命の繋がりはいつもドラマチックですね。

Onigumokokabuto

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天狗透羽

昼過ぎに少し曇りましたが、
空気が乾いて、ほーんとに秋らしい晴天でした。
最低湿度は各地で20%台だったようですね。

緑の中でちょこんと一休みの写真の昆虫、テングスケバといいます。
漢字で表すとタイトルの通り。分かりやすいネーミングです。
テングスケバ科の昆虫ですが、先日登場したツマグロオオヨコバイ同様
広い意味でセミの仲間です。
テングスケバ科は日本に5種類いるそうですが、
私はまだそのうちの2種類しか見た事がありません。
この仲間は複眼にアブの様な
シマシマの干渉曲線状の模様が見られます。

本種は庭のあちこちで見かける身近な昆虫ですが、
体色には個体変異があります。
写真の個体では胸部背面に明るいエメラルドグリーンのスジがありますが、
個体によってはこれがもっと青味が強く、スジでない地色の部分も
写真の個体ではやや緑がかったオレンジですが、
もっとハッキリしたオレンジやピンクがかったものもいます。
だからスジが濃いエメラルドグリーンで、地色がサーモンピンクといった
極端なコントラストの個体もたまにいて、
まるで熱帯の昆虫のように鮮やかな姿です。

資料によるとイネ科の植物に好んで付くそうですが、
庭で見る限りはあまりイネ科植物でみかけるといった印象がありません。
もしかしたら一見特異な形が、イネ科の植物では擬態効果となって
私が見つけられていないのかもしれませんね。

天狗に例えられたトンガリの部分は、
いかにも鼻先といった風に見えますが、どちらかというとおでこです。
よく見ると目の下のポッチリしたところから
毛の様に細い触角が出ているのがわかります。

この虫を見ると、
いつもクダゴンベという南の海にいる小さな魚を思い出します。
先端のトンガリと、色は違うけれど模様の感じが
なんだか似ているのです。
そうそう、このちょっとトボケた雰囲気も似ているなあ・・・(笑)

Tengusukeba

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狩るも狩られるも

昨日は狩る側の話題でしたが、今日は狩られる側のお話。
写真のクモはコガタコガネグモといいます。
コガネグモやナガコガネグモにくらべると、個体数は多くない種類ですが、
ここ数年は以前より見る機会が増えて来たような気がします。

今年我が家の庭では3個体を確認していましたが、
現在では写真の1個体のみになってしまいました。
こつ然と消えた2個体は、おそらくベッコウバチに狩られたのだと思います。
その2個体、写真の個体にくらべ一回り大きく、
お腹も丸まるとしていました。

クモは生まれた時の大きさは、同じ卵塊から出た兄弟ならみな同じです。
体格性差が大きな生物ですので、もちろんオスとメスでは話が違いますが、
同性同士で比較した場合、その後の成長における大きさの違いは、
ほぼエサの摂取量に比例します。
ということは、狩られた2個体はこの個体よりも多くの獲物を得ていた、
優良経営者といえます。

網で昆虫を捕らえるタイプのクモでは、
その網を張る立地条件選びが成功の鍵を握ります。
いい場所に網を張ることができれば、多くの昆虫がかかります。
しかし、そんな昆虫の主要動線にあっては、
ベッコウバチにも見つかりやすいのかもしれませんね。
写真の個体は玄関脇のぱっとしない場所にいるのですが、
案の定ここは昆虫があまりとれないようです。

写真をクリックしていただくと、
大きく見えるので分かりやすいと思いますが
この手のクモの目は頭胸部の前端に寄っていて、
体の水平より上の半球は視界が確保できますが、下・・・つまり
網の向こう半球は全くの死角になります。
ベッコウバチは、この鬼門から一直線にクモを奇襲します。

ベッコウバチが狙いを定めるのはクモの脚と腹部の付け根あたり、
神経系が一点に集中するところです。ここを一撃必殺!
いや、殺しはしない、強力麻酔です。
ストライクだった場合、クモの運動機能は瞬時に麻痺し、
8本の脚をばんざいする様に上に振り上げた状態で
すとんと落下し、後はベッコウバチの思うがままです。

まれにハチが刺す前にクモが寸でで気付き、
刺されないまますとんと落下することもあります。
この落下はクモの目くらまし作戦、テレポーテーション的な効果があります。
オニグモのようなかなり高いところに網を張る種類だと
いた場所から落下点が離れているため効を奏する場合もありますが、
ナガコガネグモやコガタコガネグモのように網が低い種類では
落下点が近いのですぐにハチにトレース追撃されてしまいます。

普段昆虫を狩る生活をしているクモですが、
いざ自分が狩られることに対しての防御はあまりにも手薄。
しかしその時はいつ訪れるか全くわかりません。
狩るも狩られるもまさに紙一重ですね。

Kogatakoganegumo

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さすらう狩人

今日の当地のお天気は、なんだか変なものでしたよ。
特に午前中。曇りベースなんですが、
時折カッと晴れたりやや強い雨が通り抜けたり・・・
10時半頃は、強く照ったまま雨が音を立てて降りました。
午後は曇り時々晴れでしたがちょっと変な北風が吹いていました。
南西海上の台風に吹き込む風でしょうか。

この時期、庭のあちこちで目立って来るのがコガネグモの仲間。
といってもコガネグモはもう姿を減らし、今目立って来たのは
入れ替わりに登場するナガコガネグモとコガタコガネグモ。
どちらもあまり高くない位置の草間に垂直な丸網を張ります。
そして、そんな彼等を狙う狩人も頻繁に庭に姿を見せる様になりました。

写真のスマートな昆虫、狩人蜂の一種として知られるベッコウバチです。
細かな種類はよくわかりませんが、これはベッコウバチ、
もしくはモンベッコウではないかと思われます。
重ねて詳しくないのですが、ひょっとするとベッコウバチとモンベッコウは
同一の種類を指す名前かもしれません。
ノブドウの葉の上でしきりに触角を曲げたり振ったり・・・

じつは彼から見て右後方の約60センチ離れたところに、
一匹のナガコガネグモが大きく網を張っています。
彼の敏感なレーダーは、既にそれを捕らえているのでしょう。

ベッコウバチは、自分の幼虫のエサとしてクモを狩ります。
クモであれば種類は細かく限定しないようで、
コガネグモの仲間のように網を張るクモばかりでなく、
ハシリグモやアシダカグモなど、
固定の網を張らずに徘徊するタイプのクモも狩りの対象になります。
お尻の毒針で見事に動きを封じられたクモはやがて地下の巣穴に運び込まれ
麻酔が効いた状態で保存され、幼虫のエサになります。

彼が狩りをする様子を見たいと思いしばらく眺めていたのですが、
クモを遠巻きにじりじりと距離を詰めながら、
でも一気に近寄る風ではありません。
大きな目をしていますが、意外に視覚に頼るウエイトは低い様に感じました。
相変わらず、触角は頻繁に動かしています。

結局、あまり時間がなかったので狩りの瞬間を目撃することは
叶わなかったのですが、夕方見た時にはもう、
ナガコガネグモの巣は空っぽでした。
庭を訪れたさすらいの狩人は、見事に目標を墜としたようです。

Bekkoubachi

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秋の蜜源

今日はまたカラリと晴れて、お出かけ日和。
残念ながらぐりおは仕事で外に出られませんでした(笑;)
午前中、少し暑くなるかなと感じましたが、
気温は昨日のようには上がらず25.5℃。最低気温は17.5℃でした。

今日は本当はナガサキアゲハをアップしたかったんですが
どうもタイミングが合わず、ついに一日シャッターを切れませんでした。
数日前から頻繁に姿を見せているのですが、
カメラを持って庭に出ている時に限って、現れてくれません。
部屋から何気なく外を見ると、
ブッドレアやクサギにフツーに来ているのですが・・・嫌われてる?(笑)

写真はヤマハギ、今年は一段と花付きがよく、
まだまだ長く咲いてくれそうです。
アップで見るとやはり典型的なマメ科の蝶型花ですが、
一輪一輪は小さいので、どちらかというと花の形を意識せずに、
花序ごと花房として見る方が一般的でしょうか?
マメ科らしく、花は昆虫たちにとって良い蜜源になっているようです。
特にコハナバチの仲間が多く訪れます。

庭でヤマハギ以外の秋の蜜源植物と言えば、
先に書いたブッドレアやクサギの他に
オミナエシやオトコエシがあるのですが、
いつもちょっと物足りないと思っています。

秋の後半になるとノダケやフジバカマ、ノコンギクが加わるのですが、
それまでの間をつなぐ花が足りないのです。
ヒヨドリバナやアキノキリンソウあたりがあると
ちょうどいいかなあと思うのですが・・・
昨年種子を手に入れ、春から実生苗を育てている
シラヤマギクやヤマトリカブトが、おそらく来年には花をつけると思うので、
その辺にもちょっと期待しています。

秋の花リレーを充実させることが、
ビオトープゾーンの目標のひとつなんです。
何かいい種類がないかなあ・・・

Yamahagi


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バナナ虫

穏やかに、そしてカラリと晴れました。
それでも最高気温は27℃止まりでした。
「爽やか」と表現してもいい季節になって来たでしょうか。
庭ではオミナエシ、オトコエシがそろそろ実を結ぼうかという体勢ですが
ハギはまだまだたくさんの花を付けています。
ノダケの茎の一部がだいぶ膨らんで、花芽が育ってきました。

写真はそんなノダケにくっ付いたツマグロオオヨコバイです。
小さな虫ですが、近寄るとサッと隠れたりパッと飛んだりする
アクティブなたちなので、おのずと目立ってしまいます。
基本的に保護色ですからじっとしていればそれほど目立たないはずですが、
つい動いてしまう性分なのですね(笑)

この虫、子供たちの間で「バナナ虫」と呼ばれているようです。
全国的にそうなのかは分かりませんが、
少なくとも私は茨城県数カ所と東京で耳にしました。
「バナナ虫」の由来を喋っていた子供たちに聞いてみたのですが、
ハッキリとした答えは返って来ませんでした。
見て察する通り、「色と形から・・・」ということの様ですが、
ハッキリ答えられないあたりに
子供たちの中でこの呼び方が何となく伝播した様子が伺えました。
こういう伝播ってすごく早いんですよね。

ツマグロオオヨコバイは大雑把に言うとセミに近い昆虫ですが、
バッタの一種だと思っている子供も少なくないようです。
言われてみれば黄緑色だし、ぴょんぴょん跳ねるし、
そんな風に思えないことも無い・・・
今回撮影してあらためて見てみると、なるほど、前脚中脚にくらべ、
後脚の脛節(けいせつ)が発達していて極端に長いですね。
先端向きにとげとげが並んでいるところもバッタみたい。
どうやらこれで跳ねるようです。
距離を稼ぎたい時、跳躍に翅を広げての飛行を組み合わせるあたりも
バッタと同じですね。

針状の口吻は案外短めで、先端が前脚の付け根あたりから
ちょこんと覗いています。
吸汁するそばからせっせと排泄するところはセミみたいで、
写真でもアングルを決めている間にお尻からぴゅっと出た水滴が
水玉になって茎に付いているのが見えるでしょう。

面白いなあと思うのが、頭部と胸部に点在する黒い水玉模様。
やはり目の位置をごまかす一種のカムフラージュなんですかね。
目の位置を特定させないような擬態はいろいろな昆虫に見られます。
田舎でも都会でもちょっとしたブッシュがあれば見られるこの虫、
あらためて見るとなかなか面白いキャラクターです。

Bananamushi

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舞妓はんメイク完了

暑さ、戻って来ませんねえ(笑)
もうこのまま秋本番に向かっちゃうんでしょうか?

今年は、ススキの出穂が少し遅い様に感じます。
メヒシバの結実もやや遅れているようで、
なかなか除草作業ができていないためこの点は助かっています。
あの穂からパラパラと種が落ちたら、また来年大変ですからね。
ヒメムカシヨモギやブタナ、セイタカアワダチソウなど、
風で種子が届いてしまうものはやむを得ませんが、
メヒシバやオヒシバは気をつけて種子が落ちる前に除草できれば
かなりセーブすることができますから。

写真は庭で一番小さな赤とんぼ、マイコアカネです。
ごらんの通り、もう成熟した秋の色になりました。
鼻先の青白い舞妓化粧と腹部(しっぽ)の鮮やかな赤の組み合わせは
マイコアカネならではの独特な装いです。
池の畔の林縁が大好きなようで、それぞれの個体によって
だいたい定位置があります。
この定位置を把握すると、日に日にお化粧がハッキリしてくるのがわかり、
覗いてまわるのが楽しみになります。

マイコアカネとマユタテアカネの2種は、
さくら上池が完成したばかりの頃はいませんでした。
池畔の樹木が育つにつれ、まずマユタテアカネが
次いでマイコアカネが現れる様になりました。
昨年からマイコアカネがやや増え、
その分マユタテアカネが少なくなったように思います。

トンボは種類毎に微妙に好みの環境が異なるため、
ビオトープなどでは環境の経年変化に伴って、優先する種類が
徐々にシフトしていくことが知られています。
環境の好みがとってもデリケートなんだと思うのと同時に、
好みの環境になるとすかさず登場する移動能力の高さにも驚かされます。

ビオトープネットワークが充実すると、トンボやチョウは
格段に多様になるのでしょうね。
自分のすむ町がそんな風になるといいんだけどなあ・・・

Maikoakane090901

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よってたかって

気温がジェットコースターしちゃってますよ。
今日の最高気温は23.5℃でした。(ちょっと前の最低気温じゃん!!)
気を緩めたら体調崩しそうです。注意しなくちゃ!

写真の方は・・・ちょっと気持ち悪いでしょうかね(笑)
クロウリハムシです。
一匹で見ると別にそんな気持ち悪い虫ではないのですが、
何の種類でもうじゃ〜っと数がいると、生理的に引くとこありますよねー。

彼等がよってたかって食べているのは、キキョウの葉です。
ウリハムシもクロウリハムシもその名の通り
ウリ科植物が大好きなのですが、それ以外の植物にも
しばしば付くことがあります。
特にまだウリ科植物があまり育っていない春から初夏には
越冬明けの成虫がいろいろな花弁や花粉を食べる場面が見られます。

キキョウにクロウリハムシ・・・という組み合わせも
決して珍しいことではないようですが、
いろいろな植物に付くという割には余りにもこぞっていますね。
キキョウは、ウリ科ではないけれど嗜好性が高いということなのでしょう。
当のキキョウはたまったものではありませんが、
じつはもうこの時期、来年伸びる芽は地下茎の端っこに殆ど完成しています。
でも、花の後に出来た種子がぎっしりの実は、
しっかり齧られてしまいました。

これは真面目なガーデナーなら、決して放って置けない状況でしょうね。
即行でマラソンかスミチオンの散布でしょうか。
私も園芸植物のコーナーだったら、たまに薬の力を借りて
植物を守ることもありますが、ここはビオトープゾーンですから、
当人同士に折り合いをつけてもらうことにしています。
クロウリ君、美味しいんだろうけど、少し手加減してやってくれーい(笑)

Kurourihamushi

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紺色アゲハ?

9月になっちゃいましたね。
アオマツムシの鳴き声のボリュームが日に日に高くなって来ています。
なかなかよく通る澄んだ声なのですが、数が多く樹上性なので
声は上から一斉に降り注ぎます。ずっとこれじゃあたまらんところですが、
彼等は夜が少し遅くなると殆ど鳴かなくなります。
その頃には、他の鳴く虫もこんなに多かったかと気付きます。

写真は今朝のもの、前から目を付けていた井戸ポンプ小屋の
アゲハの蛹が今朝羽化しました。クロアゲハでした。

でも、クロアゲハと言うには随分青っぽいでしょ。
別にこれはカメラの写りの関係とかではないのですよ。
本当にこんな感じでした。
あまり青味が強いので、一瞬ナガサキアゲハのオスかと思ってしまいました。
でも、ナガサキアゲハには前翅の付け根に小さな赤い三角マークか、
赤くなくても何となくその三角形の痕跡が黒っぽく残るし
だいいち後翅のスワローテイルもないので、
クロアゲハであることはすぐに判りました。

今までに見たクロアゲハの羽化直後の個体でも、特に夏型の場合は
確かに青味が強いものがありましたけど、これほど青い・・・というか、
紺色のものは初めて見ました。

ちょっと気になるのは、ふつう後翅表面の内側下部にある
赤橙弦月紋が、全く消えていること。
夏型では小さくなるけれど、全く消えるというのがアリかどうか・・・
アゲハにはあまり明るくないので
詳しい方がいらしたら教えて下さい〜。
まさかナガサキがかかってたりしないでしょうねー(笑)

Kuroageha_okago


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産卵ピーク -ツマグロヒョウモン-

今日は台風11号の接近で大荒れでしたが、当初の予想より
少しだけ東寄りを通ってくれたので、茨城県への直撃は避けられました。
普通台風というと南方の温かい空気を連れて来るイメージがありますが、
今回の11号では近寄る前に北からの冷たい空気を流し込んでいたので、
今日もまた寒かったですね。
最低気温は16℃、最高気温は18.5℃でした。

写真は一昨日の撮影。
今、庭で最も目立つチョウ、メスグロヒョウモンのメスです。
今、彼女がいるのはウッドデッキの脇です。
つかまっている植物はお庭雑草のクワクサですが、
この奥の、デッキの下に少し入り込んだあたりに
ケマルバスミレの群落があり、そこが彼女の目的地です。

多くのヒョウモン類がスミレの仲間を食草としています。
我が家では他にメスグロヒョウモンと、ミドリヒョウモンが
やはりスミレの仲間に発生します。
スミレであれば必ずしも野生種でなくてもいいようで、
ガーデニングに用いられるビオラやパンジーにも付くようですね。
我が家では外国種のスミレにも産卵しています。

以前にも書いたことがありますが、ここ数年でのツマグロヒョウモンの
進出はめざましいものがあり、ひょっとすると我が家でも
他の2種のヒョウモンチョウを駆逐している状態かも知れません。
ツマグロヒョウモンは、それぐらいたくさんいるチョウになりました。
このチョウはブッドレアの花を好むので、
庭にブッドレアが多いことも集中の原因になっているのかも知れません。

気をつけてみると、庭にスミレを植えた場所で
スミレが機嫌良く殖えている場所には、
だいたい1匹ずつが産卵していました。去年も今頃が産卵しているメスを
一番多く目にした時期だったかも知れません。
しかしこの勢いだと、ちょっとスミレの方が足りないかも知れません(笑)

Tsumaguro_sanran0908

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池の晩夏2009

先週の土曜日の夜にいきなりどしゃ降りの通り雨があって以来、
またずっとお湿りなしの状態です。
どしゃ降りは表流失してしまう分が多いので、
あまり潤わないんですよね〜。
今日はムシムシ感が戻って来ました。予報通りです。
おまけに午後からは南西の風も吹き始め、地面は一層乾燥が進んでいます。

池は、忙しさにかまけて水草の除草を一回しか行わなかったので、
ジュンサイとそれにも増してトチカガミが勢いづいています。
スイレンも鉢から根茎がはみ出してだいぶ広がり出したので、
この辺で一度株分けして小さく戻した方が良さそうです。

池の周りのしげみにはマイコアカネがぽつぽつ見られますが、
今年は早くも顔が青白くなる舞妓化粧が見られます。
ノシメトンボとナツアカネは昨年より多いようですね。(ホッ)
ショウジョウトンボはさすがにピークを過ぎて来ましたが、
池にも水路にも来年飛び交うはずの彼等のヤゴが沢山います。

今、庭の昆虫で目立つのは、トンボでも甲虫でもなく
コオロギやアオマツムシ、ウマオイなどの夜鳴く虫の仲間です。
ブッドレアに集まるチョウも真夏より多くなりましたが、
中でも特に目立つのがツマグロヒョウモンです。
先々週には雄が殆どでしたが、先週の後半あたりからは
メスの方が数が増えました。

クヌギの樹液はまだ少し出ていますが、
さすがにカブトムシの姿はかなり少なくなりました。
昼はチョウとクロカナブン、夜はコクワガタが目立ちます。
クサギが満開ですが、まだ今のところ
ナガサキアゲハは昨年の様には姿を見せていません。

いつもと同じ様な事と、いつもと違う事が紡ぎ出した
今年の夏も、いよいよ終わろうとしています。
そういえば今年は海水浴に行きそびれてしまったので、
水生植物の除草がてら、子供と池で泳いじゃおうかな・・・(笑)

Ike2009banka

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もう一世代いきます

昨夜からの冷え込みは朝まで続き、今朝は16℃を記録しました。
今年は秋が早いと感じていましたが、ノートをひっくり返してみると
昨年の今頃も似た様な傾向でした。
一昨年は・・・と見ると、猛暑でした。
これだから気候変動の傾向というのは、
早々に結論めいた物言いが許されません。
気象関係の方が発言に慎重なのもうなずけるというものです。

写真はヤマトシジミ。庭に現れる中では最も小さいチョウです。
この個体はメスの夏タイプ。
雄が僅かにくすんだブルーの翅を持つのに対し、メスは黒。
それでも翅の中心に近い部分に、気持ち青い鱗粉がありますね。
もっと黒いメスもいます。
メスが黒いのは高温期・・・つまり夏場の特徴で、
秋遅くになると、雄よりも一層くすんではいるものの、
一応青い翅のメスが現れます。

そう、このチョウ、年に5〜6回の世代交代をすると言われているのです。
写真のメスも私が見つけたときは食草のカタバミに産卵中でした。
今は時期外れで小さく咲いたマツバギクで一服中。
このメスから産まれた子供が、いやひょっとするとその次の世代まで
今年の成虫として誕生するかも知れません。

よく似て後翅に微細な尾状突起(しっぽ)のあるツバメシジミや
オレンジが目立つベニシジミ、ヤマトシジミより一回り大きく
ブルーも冴えた感じのルリシジミも、年に数世代を繰り返します。
充分な数の食草が確保されていれば、
こうした短いライフサイクルで発生するやり方は
色々なリスクを回避するのに都合が良いのかもしれませんね。

Yamato_natsumesu

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「逢魔が時」の訪問者

今日は朝の最低気温が188℃、最高気温は25でした。
雲が多かったとはいえ一応晴天でしたから、この気温は随分低めです。
朝なんて脚先が冷えるくらいでした。
夕暮れの余韻も消えた今、降り注ぐようなアオマツムシの声に
また秋を感じました。

写真は先ほど撮影したものです。
これ、アシナガバチの女王がかいがいしく蛹の面倒を見て・・・
なんて呑気な絵ではありません。
このハチの巣は今月6日のブログで紹介したコアシナガバチの巣ですが、
ぶら下がっている一番大きいハチはヒメスズメバチです。
そして彼女が抱えているのはコアシナガバチの蛹。
蛹室の蓋を食い破って中の蛹をひきずり出したところなのです。
目的は、勿論幼虫のエサにすること、つまりヒメスズメバチが
コアシナガバチの巣を単身襲撃している現場です。

コアシナガバチは特に抗う様子も無く、じっと状況を静観。
まあ、この体格差ですから、とても勝ち目は無さそうですし、
アシナガバチはミツバチのような大家族ではないため、
こういう状況で戦って数を減らすより、今の働き手の数を維持して
また産卵・育児によって数を回復する方が現実的なのです。
奪われた蛹は背胸部の色が濃くなってきているので、
もう羽化を目前にしているのかも知れません。
見守るコアシナガバチたちも残念そうな様子に見えてしまいます。

しかし、襲った相手がヒメスズメバチだったからまだ良かった・・・
じつはヒメスズメバチも日本では大家族になれないスズメバチなので、
こういう場面で何匹もが現れ、
巣の蛹や幼虫を一度に根こそぎ奪うようなことは、ほとんどありません。
今襲っている個体から情報が伝わり、
また必要に応じて襲撃があるかもしれませんが、ないかもしれません。
これが他の種類・・・例えばコガタスズメバチやキイロスズメバチだったら
大挙して襲って来るので、巣が壊滅してしまう可能性が高くなります。

ところで、この襲撃を最初に発見したのは息子でした。
「アシナガバチの巣に、大きいのが1匹いるけど違う種類じゃない?」
これにピンと来たのでカメラを持って駆けつけ、
珍しい場面を観察できました。
彼は非常に怖がりで、庭に出るときはいつもハチの巣を気にしています。
いつも「まったく臆病でつかえんやっちゃ!」と思っていたのですが、
今回はそれが役に立っての観察となりました。
わからんモノですな・・・(笑)

Himesuzumeshugeki

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秋色のナツ

今日もまたそこそこ暑かったものの、掃いたような秋の雲が広がり、
アブラゼミよりツクツクボウシの声が耳につきました。
もっとも夕方近くからは、まだまだ数の多いヒグラシが勝っていましたが。

夏と秋が交錯する庭で、早くも秋色に変わり始めたナツアカネを発見。
背中から腹端にかけてと鼻先が鮮やかな赤に染まっています。
この色を見るといよいよ秋だと実感します。
そういえば日暮れもだいぶ早まり、
午後の光線が黄色っぽくなってきているので、午後3時頃の撮影ですが
写真の背景はアカネの赤に似合う秋の草色になっています。

そういえば庭のマイコアカネはまだお化粧していませんが、
先日小池城趾公園で見たマイコアカネは半分近くが真っ赤な腹部と
「舞妓さん化粧」の青白い顔をしていました。
追っ付け山からアキアカネも降りて来ることでしょう。
茜の秋も少しずつ進んでいます。
今年は何かと気忙しく、あまり夏を楽しめませんでした。
名残惜しいというか、やっぱりちょっと寂しいなあ・・・

Natsuakane090819

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オトコエシは男郎花か?

夏から秋に移り行くこの時期に咲く花、というのも案外多いのですが
自然観察ガイドブックやパンフレットなどを編集する際には、
こういう種類を夏に組み込むか秋に組み込むか、いつも悩んでしまいます。

暦や自然界の動きで見ると、この時期はもう秋と言える状況ですが、
人間の生活感からすると多くの学校でまだ夏休みだし、
暑いからビールも冷やし中華もかき氷も美味しいし、
やっぱりまだ夏なんですよね。

写真のオトコエシもそんな花のひとつです。
もう15日ほど前から咲き始めていて、数日前からはよく似て花が黄色の
オミナエシ(一般にはこちらの方が有名ですね)も咲き始めました。

オミナエシは草はらから林縁にかけてよく咲きますが、
オトコエシのほうは草はらの様な開けた場所はあまり好みではないらしく、
逆にオミナエシが咲かないやや暗い林内でも普通に見られます。
どちらも小さな訪花性昆虫がよく集まったり、
花序にアブラムシがつくためテントウムシを見かけたりする花です。

オトコエシとオミナエシは花色以外はよく似た植物ですが、
これを一緒に切り花にして生けると、意外なほど相性が悪いです。
全然噛み合ないというかちぐはぐというか・・・組み合わせとしては
とても難しいように思います。
それぞれを個別にススキやハギやガマと組み合わせると
とてもいい感じなんですけどねー。
まるで夫婦みたいにシリーズ命名された植物なのでちょっぴり残念です。

よく図鑑やガイドに、(オトコエシは)オミナエシに比べ
草姿がしっかりと男性的なのでこの名がある・・・と書いてあるのですが
個人的にはあまりそんな印象は持っていません。
確かに茎は太いのですが、花は白くておとなしい雰囲気だし
茎葉の色もオミナエシより少し薄くてみずみずしいし、
名前としては逆の方がいいかも・・・と思う位です。

あ、ただうちで見る限り繁殖力はオトコエシの方が数段上です。
よくランナーを出して栄養繁殖するし、
実生発芽率や開花株に育つ割合も、オトコエシの方が高いみたい。
けっこう骨太で逞しいんですよね・・・
うーん、やっぱり逆の方がいいみたいですね〜(笑)

Otokoeshi090819

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バラの困ったさん

今日は昨日までとはガラリと空気が変わりました。
湿気がたっぷりで夕方になってもムシッとした感じがなくなりません。
明日は久し振りの雨となりますかどうか・・・

我が家には野生のバラが5種類、園芸品種のバラが2種類あります。
この7種類のバラに、もれなくやって来る困ったさんが
写真の昆虫、ニホンチュウレンジです。
ハチの仲間ですが、捕まえても人を刺す様な事はありません。
いじってみると妙に体がやわらかく、ぶにゃっとした感じで、
脚の爪がちっちゃいのにマジックテープみたいによく枝に引っ掛かり、
枝からはがそうとすると捕られまいと踏ん張ります。
ハチと言えばしゅっとシャープで堅い印象なのですが
およそそんな感じは無く、ヒトリガを持ったときの感じに近いです。
(っていってもそんなことした事ある人殆どいないですよね:笑)

このぶにゅっとした小さなハチさんが付いているのは
ヤエヤマノイバラの枝です。今まさに、産卵の真っ最中。
ニホンチュウレンジのお腹は鮮やかなオレンジ色をしています。
このお腹の先から枝の上の方に向かって黒っぽいラインが見えるでしょう。
これが産卵痕。腹端の突起で枝の表面を切り裂いて、
そこに産卵管を差し込み、卵をキレイに並べて産みながら前進します。
産卵痕の傷は長いものでは40ミリ前後に達します。
ですから写真の個体はまだ三分の一ほどしか作業が進んでいません。

ここで体を枝からはがすと、産卵管だけでぶら下がる格好になります。
神経質な虫だと慌てて産卵管もぴゅっと抜いて
一目散に飛んで逃げるでしょう。
でも、チュウレンジさんは再び枝につかまり直し、
何事も無かったかのように産卵を続ける・・・・・・まさに「鈍感力」です。

逞しい鈍感力のたまものは少し透明がかって見える明るい緑色の芋虫。
やがて産まれると、兄弟仲良くバラの葉を丸ボウズにしながら進軍します。
一回の産卵で産まれた幼虫兄弟は、
大体大きなひと枝をボウズにする位で蛹になるようです。
ですから産卵するのが一匹のメスだけならまだいいのですが、
数匹がやってきて産卵すると、さすがにバラへのダメージも深刻です。

一応ビオトープの趣旨から、野生種のバラについたものは駆除していません。
でも、大抵の野生種はチュウレンジの被害にへこたれる事無く生育します。
園芸品種のバラは性質上被害に遭うと花が悪くなったり、
時には咲かなかったりしますので、可哀想ですが駆除対象となります。
しかしながらこの困ったさんは、
どうも野生種よりも園芸品種を好むようです。

じつはヤエヤマノイバラが産卵されているのは、
園芸品種の2種が既に丸ボウズだから(笑;)
忙しさにかまけて今年は駆除が出来なかったので、
園芸品種の「讃歌」と「アイスバーグ」には
気の毒な事をしてしまいました。
秋の花はあきらめて仕立て直し、冬に肥料をいっぱいあげることにします。

Churenjisanran

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ミントブルーのしましまさん

なーんか日に日に秋めいて・・・いや、確かに暦の上ではそうなのですけど
こうしてエアコンもかけずに窓を開け放ち、
コオロギの声を聞きながらブログを書いていると
今が8月の半ばだという感じは全くしません。

そんな秋めいた空気に似合う花、庭のヤマハギが見頃を迎えています。
この花が咲くと毎年楽しみにしているお客さんが現れます。
アオスジハナバチ・・・写真の小振りなかわいいハチです。
このハチの特徴はなんといってもお腹を彩るミントブルーと黒の縞しま。
黒にサンドされた細いミントブルーは、実によく映えます。
個体によってはこのミントブルーが徐々にミントグリーンに変化した
グラデーションの効いた衣裳の一段とお洒落なのもいます。

アオスジハナバチは決してたくさんいるハチではありません。
でも、ハギの花を気をつけて見ていると、遇える確率は結構高いですよ。
あと、シソ科の花にもしばしば現れます。
唇弁があるタイプの花が好きなのかも知れませんね。

写真の個体はハギの花で自分の用事を済ませた後、
隣のイボタノキで一休みしているようでした。
空を見上げて一服しているようですが、二本の後脚には
集めた花粉をたっぷり付けて、口からは蜜の雫を
何度も出しては引っ込めという動作を繰り返しています。
この雫、大きい時には自分の頭ほどの大きさになっていました。
一体これは何の動作なのでしょう・・・

それにしても蜜と花粉を合わせると、
相当な量の収集物を運んでいるようです。働き者ですね。
やがて飛び立った後ろ姿は、ちょっとだけ重たそうでした(笑)

Aosujihanabachi

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終盤のクヌギ酒場

6月の後半からずっと賑やかだったクヌギ酒場ですが、
ここへきて少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。
クヌギにやってくる昆虫にも多少時期に寄る違いが見られ、
樹液に集まる面々を観察するだけでも案外季節を感じ取る事ができます。

今年の傾向ですが、まず7月中旬に入ってからスズメバチが減りました。
はっきりした理由はわかりませんが・・・
確かに毎年盛夏よりは初夏の方が個体数は多いのですが
今年は極端に現れなくなりました。
そして、カブトムシの個体数がもの凄く多かったです。
ピークの頃には夜になると一本のクヌギに15匹前後がやって来ました。
いやいや、決して大げさな話ではありません。ホントですよ。
その頃は部屋にいて夜、窓を開けていると、
ギシギシ、バキバキと沢山のカブトムシの小競り合いの音や
ブルルルル・・・という羽音で賑やかでした。
個体数は昨年の比ではありませんでした。これは、今年が多い年だったのか、
それともクヌギの生長に合わせて樹液をカブトムシに提供する
キャパシティが増えたのか、そこはまだ何とも言えません。

その分、ノコギリクワガタが少なかったです。
きっと、あまりの数のカブトムシに圧倒されちゃったのでしょう(笑)
コクワガタもカブトムシと入れ替わりに姿が見えなくなりました。
夜にカブトムシがピークだった頃、昼の最大勢力はカナブンでしたが、
こちらもこの時期になると徐々に数を減らし、
入れ替わる様にクロカナブンが登場し始めます。

写真は午後3時半頃のカット。
今の時期、カブトムシは昼間でも姿を見せる様になります。
もちろん、夜になるともう少し数が増えます。
二匹のカブトムシは上がメス、下の方がオスですが、
どちらも固い前翅に他のオスにやられたと思われる穴があいています。
幾多の戦いを勝ち残った歴戦の勇士なのでしょうが、
メスにも穴があるのはどうしてでしょ?(笑)
既にメスを確保しているオスの樹液場に入って怒られたのでしょうか?

カブトムシが少なくなったせいか、コクワガタがまた増えて来ました。
場所によっては、ノコギリクワガタのやや小さなオスも見られます。
少々寂しいですけど、樹液の周りにもやや初秋の気配です・・・

Kabutomushi090812

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旅する白百合

このところの朝晩の涼しい事といったらありません。
今朝も昨日の朝も19℃まで下がっています。
8月半ばの最低気温としてはかなり低いと思います。
今年はホントに・・・と思いつつ一応昨年の記録を見てみると、
この時期は暑さ続きでしたが、8月17日からの一週間で、
最低気温が20℃を割り込んだ日が5日ありました。
中でも8月21日は16.5℃まで下がり、最高気温もなんと23℃止まりでした。
今年もこの感じでいくとすると、
この夏はいわゆる猛暑が無かった事になります。

写真の白いユリの花、今年はなかなか見事に咲きました。
このユリ、タカサゴユリという台湾原産のユリで、
テッポウユリに近い種類です。学名はLilium formosanumで、
そのものズバリの「台湾のユリ」という意味。
日本には大正時代に園芸種苗として入ってきたようですが、
もともと強健で種子繁殖力が旺盛なため、
今では国内に広く半野生化しています。

まずそういう意味で海を渡って来た「旅する白百合」なのですが、
この花にはもうひとつ「旅する特性」があります。
じつは我が家のタカサゴユリも植えたものではなく、
風に運ばれた種子が勝手に芽生えて二年・三年越しで開花したものです。
全部で20株ほどありますが、花が咲いている場所は数年前と異なります。
どうやらこのユリ、連作障害のようなものを起こすらしく、
写真の様に見事に咲いたところでピークを迎え、やがて消滅します。
勿論今年咲いた花はおそらく見事に結実し、大量の種子をばらまきます。
それが風で運ばれ、またいずこかの地で発芽生育するのです。

庭をよく見ると、今年咲いているのとはてんで違う場所に、
来年咲きそうな実生苗を見つける事が出来ます。
来年はまた、今年一輪咲きが見られた同じ場所で見事な大株が、
そして今年は花の無かった場所で一輪咲きの小株が咲く事でしょう。

この花と長く付き合うには、少し自由を奪って鉢植えにするのがいい様です。
毎年秋に球根を掘り出し、土を取り替えて植え直せば
機嫌良く見事に咲いてくれるのでしょう。
旅人を引き止めるお接待ですね・・・(笑)

Takasagoyuri

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クール・ネイビー!

今日の最高気温は30℃ちょうどでした。
昨日が昨日でしたから、過ごしやすかったですよー。
むしろ真夏というより、暦の通り残暑の気配でした。
昨夜は寝苦しかったですが、日付が替わろうという今の気温が
今日の最低気温の20℃ですから、今夜は気持ち良く眠れそうです(笑)

写真の青いトンボ、大好きな種類なんです。
オオシオカラトンボといいます。この青いのはオスだけなんですが
シオカラトンボの水色よりもずっと濃くて、ネイビーブルーです。
ちなみにメスもシオカラトンボより濃い黄色と黒なので、
やはりコントラストがハッキリしていてきれいなトンボです。

このオオシオカラトンボ、個体数はシオカラトンボより少ないのですが、
さくら上池では毎年見られる常連のトンボです。
やって来るだけでなく、池で発生もしています。
けっこう気が強くテリトリーもハッキリしていて、
その範囲内に侵入するものは、それがたとえ
自分よりずっと大きなクロスジギンヤンマであっても、果敢に追撃します。

写真は見晴らし条件がいいハンノキの枯れ枝の先に陣取った個体で、
降り注ぐ真夏の日射しをものともせず、周囲に目を光らせています。
バックに水面の輝きをたたえ、微動だにしないその姿が
あまりにクールでかっこよく見えたので、
ちょっとポートレート風に撮ってみました。
キマったかな?・・・(笑)

Ooshiokara0908

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よく食べよく出す(笑)

暑かった!我が家の記録は35℃まで行きました。
湿度もたまらなく高いです。

池では、先月ようやく若いウシガエルを全部捕獲したのに、
昨年産まれたオタマが巨大に育ち、
早いものではカエルへの変態をはじめました。
庭に出ると4センチ足らずのヤツが「キャッ!」とか言って飛び込みます。
何が「キャッ」・・・だ。あ〜あもうウンザリです(笑;)

写真は5月生まれのゼニタナゴ。
といっても先月掲載した時とあまり変わらない大きさです。
つまりどういうことかと言うと、先月予告した通り、
順調に育っている個体はもう俊敏に深いところを泳ぎ、
簡単に網で捕まらなくなってしまったのです。
今回撮影したのは成長がやや遅れている遅生まれの個体です。
それでも先月アップしたものよりは多少大きく、
写っている中で大きいものだと26ミリほどあります。

半分以上の個体が長短ありますがお尻から糞を出しています。
先月と大きく異なるのは、どの個体もお腹がパンパンに膨らんでいる事。
いつも満腹状態なので、捕獲後ケースに入れて何分も立たないのに
こんなに糞を出しているのです。
池の中の様子を観察しても、
タヌキモについたもやっとしたゴミみたいなものをしきりにつついています。
藻類が効率よく摂取できるのでしょう。もうとにかくひっきりなし・・・

この時期、ゼニタナゴの稚魚は本当に良く食べ、良く出し、良く育ちます。
大きい個体はあとひと月半ほどすると、成魚に混じって繁殖に参加します。
ついこの間までちょろちょろしたチビ助だと思っていたのが
もう一人前なんですから、本当に早いものです。

Zenitachigyo090812

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登場!ナンバー53

ゆうべは蒸し暑さが残らず気持ちよく眠れました。
今日もこの季節としては気温がそこそこ程度の晴れとなり
ちょっと9月っぽい感じでした。
久し振りの晴天という事もあってチョウをはじめ
昆虫たちがとても活発。やっぱり晴れると嬉しいんでしょうねー(笑)

外を見ると朝からツマグロヒョウモンがやたら目立ちました。
第二化の個体が活動をはじめたのでしょうか。
そして、我が家の庭ではちょっとしたニュースがありました。
昨年の9月にナガサキアゲハが登場して以来11ヶ月振りに
チョウのニューフェイスが登場しました。

それが写真のチョウ、クロコノマチョウです。
クヌギの樹液を吸っていました。
クロコノマチョウはかつてはジャノメチョウ科でしたが、
ジャノメチョウ科そのものが現在ではタテハチョウ科に統合されているので
タテハチョウ科という事になります。
近縁種のウスイロコノマチョウほどではないにしろ
どちらかというと南方系のチョウでしたが、
ツマグロヒョウモンやナガサキアゲハ同様、近年北上傾向が著しいチョウで
もう10年以上前から関東地方でも普通に見られるチョウになりました。
牛久市でも見かけてはいましたが、ついに庭に登場となりました。
これで庭で確認できたチョウは53種類となりました。

あらためて画像で見ると極めて地味なチョウですが、
この個体は特に黒っぽいので、
翅の縁に並ぶ小さな青い「蛇の目」がミステリアスな雰囲気。
ジャノメチョウの仲間としてはかなり大きいので、
それなりに貫禄があります。
時折幹の周りをうろうろ歩きながらパタ・・・・パタ・・・・と
ちょっと間のあいた間隔で翅を素早く開閉していました。

複数の文献でこのチョウについて、「暗い森林を好む」とありました。
そういえばさくら上池の小さな森も昨年あたりから樹木に勢いがついて
だいぶ葉が高密度で繁る様になっています。
せっかく来てくれたクロコノマチョウには申し訳ないのだけれど、
もっと下枝を、そして部分的には少し上の張り出しもピンチした方が
いいのかもしれません。

Kurokonomacho

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トンボのからだ

今日も蒸し暑かったですねー。
気温の方は31.5℃ですから例年のこの時期であれば
まあ当たり前の範囲なのですが、湿気がものすご〜い!
空気そのものがベショッとしたこの感じは、
夏というよりまさに梅雨の湿気です。これは暑さ以上に体力を奪いますね。

今日は一日どんよりでしたから写真を撮る気にもならず、
カメラを持ってうろうろしたものの、今ひとつのらない・・・
目の前のナツアカネが逃げないので、これをネタにさせてもらいましょう。

あらためてトンボの体を見ると、いろいろ気付きます。
顔ひとつでもその生活史が反映されていますよ。
まず触角ですが、なんだかおまけ程度の感じで案外ちっぽけです。
理由は二つ考えられますかね。
ひとつは極端に視覚に偏った情報収集なため、文字通りのおまけ。
もうひとつは大きいと速く飛ぶ都合上、流体力学的に差し障るのでしょう。
眼はお馴染みの巨大な複眼ですが、上下で二色に分かれています。
上は対紫外線仕様・・・つまりサングラスです。

昆虫の体は頭部、胸部、腹部の三つに分かれるのが特徴ですが、
トンボの体ではその境目がよくわかります。
翅と六本の脚が出ている部分が胸部ですが、横から見ると家型のように
上の中央が盛り上がった五角形をしています。
面白いのが翅と脚の付き方で、翅は家形の後側の斜辺に付いているため
水平ではなく前から後に斜め下向きの角度で付いています。
これはう言うまでもなく、揚力を得やすい角度になっているのでしょう。
脚をあらためて見ると、六本とも異様なほど前方に寄って出ています。
これでは止まった時に後方の割合が大きすぎる様に見えますが
ここで注目なのが後脚の長さ、脚先の支点をより体から下方に遠ざけて
バランスを取りやすくしています。

つい尻尾と言ってしまう後方に突き出した腹部は
水平を保つ上で負担になりそうですが、
じつはこの部分、ものすごく軽量。見た目程の負担では無さそうです。
風の事を考えたとき、トンボは必ず頭を風上に向けて止まります。
その方がいざ飛び立つ時に瞬時に揚力を得やすいし、
バランスも取りやすい様な構造になっているからです。
でも、必ず風上に向いて止まるとも限りません。
晴れた日には光の影響もあるからです。
これからの時期、晴れて暑いときなどには腹部を太陽に向けて突き立て、
逆立ちする様な止まり方を見せます。
これは暑い太陽に対する投影面積を最小にする・・・という
トンボなりの暑さ対策。
飛行に特化した体構造を巧みに使いこなすライフスタイルは
その飛行同様になかなかスマートですね。

Natsuakane_uo

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盆花 -ミソハギ-

暑さが戻って来たようです。
今日は31.5℃まで行きました。
曇りがちなのにじっとしていても汗ばんできます。

セミが実に多くなりました。
主役がニイニイゼミからアブラゼミに交代しようというところでしょうか。
朝夕のヒグラシもピークのようですし、日中はミンミンゼミも聞かれます。
今年初めて、ツクツクボウシも聞きました。
これが鳴き始めると海水浴場の並みも少し高めになり、
油断している子供はそろそろ計画ぐらいは立てておかないと
宿題に追われるハメになります(笑:さんざん経験済み)

お盆も帰省ラッシュももう少しですね。
現代では正月はおろかクリスマスにも負けそうな「お盆」ですが、
日本人にとってはとても大切な期間です。
日本って地域文化の多様性がすごいじゃないですか。
迎え盆、送り盆、新盆、各種のお祭りや禊行事など、
お盆にはそれがよく表れていますよね。

動植物にもお盆にちなんだものがあります。
写真の花の名前はミソハギといいますが、
これはもともと「みそぎはぎ(禊萩)」が変化したもので、
お盆に用いられる花としてはポピュラーなものです。
単にこの花をお供えするというだけでなく、ミソハギの花束で
お盆の供物などに清めの水をかけることからこう呼ばれているそうです。
ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)等の俗称も分かりやすいですね。

また、腹薬、下痢止めなどの効用があるため薬草としても用いられますが
このときの名前は千屈菜(せんくつさい)。
薬といわず食用にもなるようですね。
俳句の世界ではこの、千屈菜の綴りを以てみそはぎと読ませているとか・・・
随分人間との関わりが深い野草だとあらためて感じます。

ミソハギは身近な水辺に生える湿生植物。
我が家の株は去年の冬に土浦ビオパークで刈り取られてしまったものを
一本貰ってきて春まで温室で挿し芽にして成長させた苗です。
水路に定植したら、ぐぐっと伸びて元気よく開花しました。
以前はこの花のショッキングピンクが苦手だったのですが、
水辺が賑やかになったので気に入っています。

Misohagi

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とうとう来ました!

7月も半ばを過ぎたあたりから、夜、庭に面した掃き出し窓の網戸には
明るい色調の面白い模様を翅に描いた小さな蛾が止まります。
マダラミズメイガ。池の水面を広く覆うジュンサイが食草なため、
この小さな蛾は庭のレギュラーメンバーになっています。

そして今年、ジュンサイ専食の昆虫がもう1種増えました。
写真のやはり小さな甲虫、その名もズバリジュンサイハムシです。
ジュンサイハムシは昨年のブログにも登場していますが、
その時は調査の仕事に出掛けたつくば市内のため池で、
ヒシについている様子を紹介しました。
調べてみたら偶然にもちょうど一年前、昨年の8月4日の記事でした。

その時はいくら豊富にジュンサイがあるとはいえ、
我が家にこの虫が現れることはないだろうと思っていました。
わずか5〜6ミリのジュンサイハムシが移動できそうな近隣のの範囲内には
ヒシもジュンサイもなかったからです。

しかし、彼等はやって来ました。しかも大挙して押し寄せました(汗)
私が知らないだけで、割合近くにヒシやジュンサイがあるのでしょうか?
それともこの虫、案外移動能力が高いのでしょうか?
はたまたヒシ、ジュンサイ以外にも我が家の近所にある植物で
食草になり得るものがあったのでしょうか?

真相は知る由もありませんが、
こうなったらもう居着かれること必至でしょう。
今やジュンサイの楕円形の葉はミミズが這った様な食べ痕だらけ。
見ればあちらこちらでジュンサイハムシのペアが水上デート中です。

まあ、こちらの取り分は彼等やマダラミズメイガが食する
浮かんで広がった葉ではなく、丸まって寒天状のぬるが付いた
新芽ですので、こちらとしての損害はないのですけど・・・
しかし、出す芽と浮かぶ葉の両方を食べられてしまうジュンサイは
いい加減にしてくれ!といったところかも知れませんね(笑)

Junsaihamushiike

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チックリボート虫

幼稚園の年長の頃だったと思います。
園で見た絵本に、水生昆虫がたくさん載っているのがあって、
それまで水の中は魚の世界だと思っていた私はとても衝撃を受けました。
仲良しの友達と一緒に、そのページに載っている水生昆虫の名前を
必死になって覚えました。
いつか出会った時に「あ、●●だ!」と言える様に・・・

それから程なくして最初に出会ったのが写真の水生昆虫、マツモムシです。
似た様なのが多い水生カメムシですが、その姿は子供の目から見ても
異彩を放っていたので、名前はすぐに分かりました。
「あ、マツモムシだ!」(おぉ言えたぞ。必死で憶えた甲斐があった!:笑)

そりゃあ、分かりますって。数ある水生昆虫の中でも
背泳ぎが専門というのはマツモムシの仲間だけですから。
細長い体から二本のオールを出したボートのようなスタイルは独特です。

マツモムシはいつもボール遊びをやる空き地の水たまりにいました。
しかも朝方降った雨でにわかに出来た水たまりです。

マツモムシはよく飛行します。
ですから、にわかづくりの水たまりでもすぐにやって来ることができます。
むしろ、そういう普段水たまりの無い場所だと、
うっかり水にはまるエサの昆虫が多いかも知れません。

私は、見つけたマツモムシをとっさに採集せねばと考えました。
昆虫少年の中枢本能です(笑)
焦る気持ちで近くに入れ物になるようなモノが落ちていないか探しましたが
都合良く見つかりません。こういう場合、必ず手が入れ物になります。
首尾よく掴んで駆け出した瞬間、チクッと軽い、でも鋭い痛みが
マツモムシを握った手に走りました。
そう、この虫、非常時に刺すのです。
思わず手を広げた瞬間、マツモムシは手からこぼれ、
地面に着く前に翅を広げて飛び去って行きました。

わずかな時間のうちに昆虫少年は
●マツモムシは水たまりにもやって来る
●手で掴むとチクッと刺す
●ほんとうによく飛ぶ
ということを学習しました。そして数時間後、
●刺されると痛いけど大したことないや
ということもわかりました。
昆虫少年の経験値がぐぐっと上がった瞬間です。

Matsumomushi

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ダイニングからの池

今朝もちょい寒で、寝ていて足先が冷えちゃいました(笑)
最低気温は18.5℃でした。曇りのち晴れのお天気でしたが、
午後からキレイに晴れても27.5℃止まり。充分我慢できる暑さでした。

写真は、一階のダイニングから見たさくら上池の様子です。
いつも池全体をアップするときは二階から広角レンズで見下ろした絵なので
だいぶ違った雰囲気に見えるのではないでしょうか。
これが食卓から見る池と樹木の風景です。
どうです、けっこう圧迫感あるでしょ(笑)
春と秋はまあまあいい感じなんですけどね。

もうちょっと樹木が成長すると、
今より1メートルくらい上まで下枝を落として林下の空間が出来るので、
少しは涼やかな雰囲気に変わるかも知れませんが、
そうなると幹も太くなるので、もう間伐の頃合いになってしまいます。
間伐した木の幹を原木に使って、キノコを栽培する予定なんですよー。
これが今から楽しみで・・・

窓のすぐ外にあるテーブルと椅子は、外の休憩と食事用。
夏以外は天気が良いとここで食事をするのですが、
夏はダメですねー。蚊取り線香三つぐらい焚かないと(笑)

朝早く、このテーブルの向こう端にカワセミがとまります。
何度かダイビングをして上手にモツゴを捕まえるのですが、
その間1〜2度、テーブルの上に糞をします。
魚食性の鳥特有の白くてバシャーッと広がる感じのヤツですが、
これをすぐに洗い流さなければならないのが少々おっくう。
でもこれが乾くと落ちにくいんですよね〜(泣)
ちなみにテーブルにとまるのは朝早くの訪問の時に限られていて、
昼間人間が動いている時間帯は
右奥に見える株立ちのハンノキの枝を定位置にしているようです。

この時期外を見ていて飽きないのは、
池の上でひっきりなしに追いかけっこをするトンボたちと、
ブッドレアを訪れるチョウたちです。
これで手前の方にきれいなお花がてんこ盛りだったりすると
ガーデニング的にはいいのでしょうが、生憎そちらの方はとんと苦手。
人が見たらただのぼうぼうな風景なんだろうなと思いつつ、
沢山の生き物たちと暮らすのが楽しくてたまらないので
やっぱり今後もこのままなのだと思います。

あ、でもせめてもうちょっと片付けてから撮影するんだった(笑)

Ike_from_dayning

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ヒメガマは規模縮小

暑かったですね。湿度がすごかったです。
今日はもう10年近く担当している土浦市主催の環境教育事業
「水の探検隊」の一日目でした。
いつもは暑い日でも土浦港から船で霞ケ浦(西浦)湖心部近くまで出ると
それなりに気持ちいい風が吹き抜けるはずなのですが、
今日は湖の上もムンムンしてました。
湖上では霞ケ浦の水を採水してCODを調べたり、透明度を調べたりします。

午後からはバスで筑波山の中腹に移動し、筑波山から生まれ出た
人間の生活の影響をほとんど受けていない新鮮な沢の水を調べ、
沢に入って生き物調べもしちゃおうという
なかなか欲張りなプログラムです。
夏休みに行われることもあって結構な人気事業のようで、
毎年2日間に渡って行われます。
明日が二日目ですがお天気がちょっと気になるところです。

そんな訳で今日も明日も朝から夕方まで出ずっぱり。
庭の様子は見ることが出来ません。
写真は昨日撮った今年のヒメガマの様子です。
春に大幅に刈り取ったので、穂が出たのはたった3本きりです。
このヒメガマ、風で飛んで来た種子が勝手に芽生えて居着いたのですが
強い植物なので常に勢力の拡大を画策しています。

よく耕作放棄された水田などにもガマの仲間がわっと生えて来ますが、
これは湿地環境が乾燥した原野に変わる草原化の第一歩です。
ガマ類のあとにヨシ、ススキと主役が交代し、
最後はセイタカアワダチソウに覆い尽くされ、場所によっては
その後アズマネザサ(篠)に占拠されたりクズなどの強力なつる植物の
マント群落になって荒廃が進みます。
減反や農家の高齢化が進む昨今では
里山のあちこちに見られる残念な風景になっていますね。

さて、池のヒメガマに話を戻すと、
先述の通りこれがなかなか旺盛なやつで、頻繁に太い匍匐茎を出し
己を群落化しようと頑張ります。
この匍匐茎の先端が非常に硬く尖っていて、
少々の障害ならものともせず突き破りながら伸びて行きます。
これ、シート埋設型のビオトープではかなりの脅威になります。
いずれ機会があったら紹介しようと思っていますが、
さくら上池もシートを二重に埋設した構造になっています。
ですからヒメガマの匍匐系には常に注意を払っているのです。
だったらそんな侵入者は取り除けばいい、ということなのですが
ガマの穂って、やっぱり面白くて好きだし、子供も楽しみにしてますし、
家人も花材に利用したりしているので、末永く
いい(=こっちの都合が良い程度に)お付き合いをしたいなー・・・
なんて考えてるんですよ(笑)

Himegama2009

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池の潤夏2009

今日は一日曇天でした。
雨は未明に降ったので、朝のうちは外が濡れていましたが、
日中は時折ぱらっと来る程度。
ただ、お天気の割には本当に蒸し暑くて、
何もしていなくても汗が滴り落ちて来ます。

写真は毎度の定点撮影。池は水面も周囲も、見事に緑に覆われています。
昨年と比べると、明らかにジュンサイの密度が濃くなりました。
中心部などは昨年大幅に除去したのですが、
もうその時の状態より繁茂しています。
これからは毎年、刈り取りしてちょうどいい位になりそうです。

池畔のクヌギは先日までの少雨傾向で、樹液の出方が悪くなっています。
それでも少しでも樹液が滲み出しているところには毎夜カブトムシが
大挙して押し寄せています。
カブトムシは例年より個体数が多い様に感じます。
同じ頃に現れるノコギリクワガタがどうも今年は少ないし、
あれほどいたコクワガタがなりを潜めてしまいました。
カブトムシの多さによる相対的な現象なのかも知れません。

ゼニタナゴは順調に育っているようです。
大きい個体はすでに20ミリ前後になっていて、小さい個体より
少々深いところをいくつかの小規模な群れで泳いでいます。

毎年夏が近づくと池の水が黒っぽく濁り、それが次第に白っぽく濁ってきて
梅雨が明けるこの時期になるとやや褐色に変化して
再び透明度が上がって来ます。
プランクトンや溶出する成分の変化によるものなのでしょうが、
この辺がどういった理由で起こるのか、
いつかきちんと理解しなくてはならないと思っています。

先日、大きな宿題を片付けることが出来ました。
一昨年産卵され、昨夏カエルになったウシガエルの個体を捕獲する作業が、
ようやく終了したのです。
5月から最後の1匹がなかなか捕まえられずにいたのですが
やっとやっとお縄に出来ました。
この個体、体長120ミリほどに成長したオスでしたが、
へたくそながらブォーっと鳴き始めていたので、こちらも焦りました。
メスがやって来る前にギリギリセーフの捕獲となりました。
という訳で今年はまだ産卵されていません。
あー、でもまだ昨年卵からかえったオタマが沢山いるんですよねー(泣)
そろそろ後足が生えて来ています。あれもなんとかしないと・・・

Ike2009junka

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暮れ撫子

ぶっひゃ〜今日は暑かったー!気温は33℃でしたが、
またまた湿った南の熱風が気温を押し上げました。
こんなにムシムシするのに地面は乾いています。
西の彼方に入道雲が少し見えましたが、
こっちに来るはずも無く、雨が恋しいよ〜。
おまけに風が余計なものを運んで来ているようで、鼻がグズグズ・・・
私、夏から初秋の花粉症なんです。ブタクサだかヨモギだか分かりませんが、
毎年この季節になると突然止まらないくしゃみと鼻水に襲われます(笑)

夕方になっても風がおさまらないので、今度は逆に助かりました。
湿った風でも気温が高いまま空気が停滞するよりはマシです。
雨も降りそうにないので、今晩は全部の窓を網戸にして解放ですね。

もう足元が暗くなった頃、気持ちだけでも涼もうと庭を一巡してみると
見頃を迎えたカワラナデシコが夕闇に浮かぶ様に咲いていました。
鷺のかざり羽のように細く切れ込んだ花弁の先がすうっと細くなって
バックの闇に溶け込んでいく様子は、なかなか妖しい美しさでした。
それほど似ているという訳でもないのですが
カラスウリの花を思い出しました。

本当は千代紙の模様のように
何輪もが浮かんで咲いている様子を撮ろうとしたのですが、
ススキの中に半分埋もれる様に乱れ咲いているので
上手くフレーミングできませんでした。
でも個人的には、このお互いが乱れ合う様な調和が気に入っています。
この花が種子を実らせる頃には、この場所の主役は
ススキとワレモコウになっていると思います。
お盆の声が少しずつ聞こえ始めました。秋遠からず・・・ですね。

Kawaranadesiko0907

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水蟷螂

今日の蒸し暑さは本物でした。最高気温は32℃でしたが、
高い湿度がそれ以上に辛い暑さを感じさせました。
予報ではこれほど気温が上がるように言っていなかったと思うのですが、
午前中から時々カッと太陽が照りつけるたびに、
気温はぐいぐい上昇しました。

写真は池の中を覗いたカットです。
写っているのは水生昆虫のミズカマキリ。
そのまんまの実に分かりやすいネーミングですが、
分類上は決してカマキリの仲間ではなく、水生のカメムシです。
さくら上池では年間を通してみられる水生昆虫で、
たくさんいる訳ではありませんが、いつも数匹がどこかにいるようです。

ミズカマキリはその名の通り、カマ状の前脚で獲物の体をしっかりと掴み
針状の口吻を獲物に刺して、先ず動きを麻痺させる作用を併せ持つ消化液を
獲物の体内に送り込み、いわゆる体外消化を行って再び口吻から吸収。
これはミズカマキリに限らず、タガメやタイコウチ、コオイムシなど
他の水生カメムシも同じ摂食方法です。

ミズカマキリは完全な待ち伏せ型のハンターで、
獲物への捕獲行動をスタートするまではほとんど動かず
視覚的に危険を察知する魚などにはこれで存在を悟られないようです。
こうして上から覗いている分にはただの丸見え状態なんですけどね(笑)

いつも彼等を見ていて「大したモンだ」と思うのは、
前脚のリーチの範囲に獲物が入るまでは、
どんなに美味しそうな獲物が目前に現れても微動だにせず待ち続けること。
写真の個体も頭の少し上層を泳ぐメダカは、
とっくに認識しているはずなのですが、
「ここで動いてもどうせ捕まえられない」という位置関係の場合は
決して動きません。

このケースでは、メダカは何事もなくゆっくりと泳ぎ去りました。
でもいいんです。もしここで動いて失敗したら、
近くにいて次のチャンスとして現れるメダカにまで
わざわざ自分の存在を知らせてしまうことになりますから・・・
これ、なかなか出来ないですよねえ!いや、私には絶対出来ません。
「自分がミズカマキリじゃなくって良かった」と、つくづく思います(笑)

Mizukamakiri

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紫金唐松 -シキンカラマツ-

ここ数日、当地は梅雨が戻って来た様なお天気です。
今日は概ね曇りでしたが、雷も鳴ったし、晴れ間もありました。
昨日、一昨日と違うのは気温が高くなったこと。
といっても最高気温は26℃でしたけどね。
でも湿度が高いと、これでもなかなか辛いです(笑)

写真の花、シキンカラマツといいます。
キンポウゲ科カラマツソウ属の野草で、分布はやや局地的なため、
野生の状態を見かけることはまれな植物ですが、
山野草として人気があるため、園芸種苗の流通は比較的多い方です。

カラマツソウという名の由来は放射状の房になる雄しべの様子を
唐松の葉のひと束になぞらえたもので、
多くのカラマツソウは開花時に顎片が脱落し、花弁も無いため
雄しべのみがぼんぼりのように目立ち、
なるほどこれで唐松かと納得できるのですが、
シキンカラマツは開花時に薄い紅紫の萼片が残るので、
例外的に「カラマツ」の名がピンと来ない種類です。

「シキン」はこの萼片と葯が黄色く目立つ雄しべのコンビネーションから
付けられたもので、多くのサイトや書籍で「紫錦唐松」となっていますが、
個人的には少数派の「紫金唐松」を採用しました。
なぜなら、同じカラマツソウの仲間に「紫銀唐松」があるからです。
シギンカラマツの方はやはり萼片が薄い紅紫色をしているのですが、
残念なことに他のカラマツソウ同様、開花時には萼片が脱落してしまうため
「紫銀」なコンビネーションは実現しません。

シキンカラマツは丈夫な野草ですが、大きな株だとかるく1mを超える
のっぽさんなので、風や日照りによる乾燥の被害を受けやすいようです。
我が家の株もなんとか咲いてはくれましたが、数日前までの日照り続きで
少々バテ気味・・・夕方の打ち水でご機嫌をとっているところです(笑)

Shikinkaramatsu

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ユウスゲイエロー

暑い暑いと言いながらも気忙しく過ごしていたので
このところしみじみ空を見ていませんでしたが、
今日子供に言われて「あ、そういえばそうだな」と思った事がひとつ。
これほど連日暑いのに、モクモクという入道雲が出ていないのです。
そもそも今頃の時期って、入道雲と夕立ちのシーズンですよね。
こ〜んなに蒸し暑いのに入道雲が出来ないという事は、
上空の空気も温まっていて、地表から昇っていった水蒸気が
上空に到達してもちっとも冷えないという事でしょうかね。
それとも、地表がカラカラだから入道雲を作るほどの水蒸気が無い?
まさかそんな事はないですよねー(笑)

温暖化だかヒートアイランドだかで確かに近年
当地での夕立ちは減りましたが、
それでも昨年あたりはどこかの降る場所ではどっか〜んと降って、
ゲリラ豪雨なんて言葉も飛び交いました。
でも、今年はソレも耳にしませんね。今のところ・・・
ほんとにそろそろまとまった雨が欲しいところです。

写真の花も、「夕立ちこいよ〜」と言いたげに空を仰いで開きました。
日本の原種ヘメロカリス、ユウスゲです。
特徴はなんと言ってもその花色。
ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ニッコウキスゲなど、多くの仲間が
オレンジ系なのに対し、ユウスゲは爽やかなレモンイエローをしています。
レモンほど緑味・・・というか、酸味(?)を感じないやさしい色相なので
ユウスゲイエローと呼んでいます。

とても美しい花なのですが、唯一の欠点はその名の通り、
夕方遅くに開花して、翌日の午前中にはしぼんでしまうこと。
でも、月夜のユウスゲはまた格別なのですよー。
早めにお風呂に入って、夕涼みのユウスゲもグーです。
運がいいと、この花と受粉の契約をしている
スズメガの訪問を観察できるかも知れません。
日中に咲くフツーの花ではないからこそ、
独自の風情を味わえるということもあるかもですね。

Yuusugeup

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セリが咲いた!

最高気温は31.5℃、しかし最低気温は21.5℃。その差はちょうど10℃。
暑さにデリケートな植物たちの多くはこの辺が限界で、
これを超える暑さが何日も続くと見る見る衰え始めます。
最高気温がいくら高くても、
夜温がすう〜っと下がってくれればかなり楽なんですが・・・

しかし、その暑さに加えてダメージなのがこのところの少雨傾向。
一昨日の朝にほんの少しパラパラと来ましたが、
まとまった雨は7月8日以来降っていません。
先週留守の間は夕方の散水も全くできませんでしたから
一部の植物に深刻なダメージが確認されました。
特にシキンカラマツ、ユウスゲ、ソバナ、アキギリなどが重篤な状態でした。

一方どういう訳か今年は調子良く開花した植物もあります。
写真のセリもそのひとつ。
一昨年から池の排水路の途中にミニセリ田を設け、セリを栽培しています。
元々生育は順調で、収穫するのには何ら差し支えなかったのですが、
花だけはあまり見る事が出来ませんでした。
というのも、セリに蕾が上がって来る頃になると、
決まって花茎にアブラムシが大量発生して吸汁するので、
花序がいじけてしまって開花しなかったのです。
菜園の感覚で言えば一発スミチオンやマラソンを散布すれば即解決ですが、
セリ田もビオトープ扱いなので、実際トンボ類のヤゴやコシマゲンゴロウ、
ヘイケボタルなどが生活している事もあり農薬は使えませんでした。

今年もアブラムシの発生が無かった訳ではありません。
しかし、ナナホシテントウが現れて数日でアブラムシの姿が無くなりました。
何もナナホシテントウは今年に限って登場した訳ではないのですけどね・・・
とにもかくにもセリの花は無事に開花し、白い小花のテーブルには
多くの昆虫がやって来ています。

セリの花って、よく見るとなかなか可愛いですね。
純白の繊細な5弁花から飛び出した雄しべの先には
僅かにピンクがかった葯が賑やか。
一本一本がやって来た虫に触れようと一生懸命手を伸ばしている感じです。
でもセリを食草にしているキアゲハに見つかると、花の蜜だけでなく、
残していったお土産に後日葉っぱも奪われる事になるので要注意ですね。

Serihana2009

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樹液レポート

一日曇天だったのに、蒸し暑くて参りました!
お日様無しで32.5℃はさすがにこたえます。
現在23時55分ですが、蒸し暑さは日中と大差ありません。
飽和状態を超えた湿り気は外灯の輪郭をモヤッとさせています。

写真はクヌギの♯6、今一番樹液の量が多いクヌギです。
夜の状態をたった今確認して来ましたが、カブトムシがこの小さなクヌギに
オス14匹、メス4匹の計18匹ひしめいてました。
カブトムシはこれから半月ほどがピークとなり、
8月半ばには数が減り始めます。その頃にはメスの方が目立つのですが、
今はまだ、メスの数に対してオスがあまりに多く、
メス奪取をかけたオスの競争が激烈です。
毎年どうもオスの方が早く出て来る傾向を感じます。
やはりこうして生き残る優秀な遺伝子を選抜するのでしょうか?

おっと、すっかりカブトムシの話になってしまいましたが、
昼間の主役は現在はカナブンです。
一時期あれほど来ていたスズメバチの仲間は、
どういう訳か数を減らしています。
もしかしたら樹液を出し始めた木が増えて、分散したのかもしれません。

カナブンは角こそ持っていませんが、
葉っぱを食べるコガネムシの仲間とは異なり、
いい樹液の場所をめぐって激しく喧嘩をする昆虫です。
四角い形をした頭部は、樹液を吸う時には樹皮の下に口を潜り込ませる
シャベルの様な役割をしますが、喧嘩の際にはこの部分で
怒濤の突き押しを見せます。
気の強い個体だと、たまにスズメバチと対等に渡り合っています。

幹から樹液が豊富に滲み出している部分はシロスジカミキリの産卵痕。
初期の樹液はやはりシロスジカミキリが
成虫になって幹の内部より脱出した際の穴から出ていました。
シロスジカミキリは樹液の環境づくりになかなか深く関わった昆虫ですね。
でもクヌギにとっては大切な木質部を食い荒らされる訳ですから
直接的にはマイナス。多くの樹液性昆虫たちも、クヌギから一方的に
恩恵を受けている様に見えます。
しかし、カナブンやクワガタムシ、カブトムシは落ち葉や枯れ枝を分解し、
それを樹木が再び利用できる無機物に変換するバクテリアに橋渡しします。
森の豊かな生態系は1対1の利害から単純に判断できるものではなく、
計り知れないほど多様な命の繋がりで成り立っていることを、
あらためて強く感じますね。

Kanabun090717

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ヤマユリ満開

今朝は久し振りの雨となりました。
明け方から雷が鳴って、時折バラバラと大粒の通り雨が
断続的に外を濡らしています。
雨量は全く大した事はなく、雷鳴からすると少々肩すかしでしたが、
降らないよりはだいぶマシです。
真っ白に乾いていた地面が、一応少しは潤いました。 

写真はワイルドリリーの王様、ヤマユリです。
日本が世界に誇る奇跡の大輪美花、多少のお国自慢を差し引いても
やはり世界一美しい原種だと思います。

今週は忙しく出ずっぱりだったので、
今日まで開花している事に気が付きませんでした。
気付いたのは、その姿ではなく強烈な香りです。
「あれ?ひょっとして咲いてる!?」と思って確認したら
もうほぼ満開の状態でした。

9株あるのですが、栽培6年目の今年はだいぶ根茎が充実してきたようで、
蕾も含め、全部で50輪以上となりました。
鉢に播いた実生の株も4年目の今年、初開花する株が出て来ましたので、
これを庭のあちこちに植えると5年後には何百輪も咲く?・・・なんて
将来の百合屋敷構想を膨らませています(笑)
飢饉対策にもなるし・・・(追笑)

Yamayurimankai2009

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夏茜

今日も暑くなりましたねえ。どうやら梅雨明けのようで・・・
予報では昨日ほど気温が高くならないとのことでしたが、
当地では昨日より0.5℃高い30.5℃に達しました。
先週から吹き続けていた南西の風が、今日は吹きませんでした。
日中いくら暑くても、夜になって気温が下がれば楽なのですが、
昨日同様、夕方以降の気温の下がり方が鈍いようです。
また少々寝苦しいかな?(笑)

さて、池の浅棚部分にはアカネの仲間やシオカラトンボのヤゴが沢山いて、
連日羽化が確認できるのですが、今日の写真もそんな中の一種、
代表的な赤とんぼのナツアカネです。
色も大きさもアキアカネとよく似ていますが、秋になって赤く染まる時、
いわゆる「尻尾」の部分がアキアカネよりも鮮やかな赤色になります。

確実な見分け方としては、慣れないとちょっと分かりにくいのですが、
胸(ハネと脚がはえているブロック)を横から見た時に
一番目立つ中央の黒いラインの上端が、
ラインが太いままスパッと横に断ち切られる点。
胸のアップを左上に拡大しましたが、
その中の赤いマーカーで丸く囲んである部分です。
ここがアキアカネだとスッととんがり帽子状に細くなって消えます。
・・・といっても分かりにくいですよねー。(笑)
そのうち写真が撮れたらアキアカネも掲載してみますね。

ナツアカネの多くは暑い平地の夏を嫌い、涼しい山に向かいます。
秋になり成熟が進むと赤い色に変わりながら、再び里に降りて来ます。
このナツアカネもしばし池の周りで休んだあと
山に向けて移動を開始、次に会うときは赤くなっているはず。
無事の帰還をお祈り申し上げまーす。

Natsuakane090712

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初夏から夏への桃色

今日も暑くてしんどい一日でしたね。
南からの湿った強い風がありましたが、暑さの方が勝っていました。
今日から4日続きの野外調査。朝から夕方まで出ずっぱりですから
庭の様子をゆっくり見る時間がとれません。
写真が撮れるのは朝か夕方に限られます。

という訳で今日は夕方遅くに撮影。
ちょっと暗い中ですが、桃色の花は浮かぶ様に咲いていました。
日本の原種ゲラニウム、タチフウロの花です。
典型的なフウロソウの花ですが、
身近にある同じ仲間のゲンノショウコにくらべずっと大きく、
直径3センチほどになります。
5枚の花弁には中心部からまるでボールペンで書いた様にハッキリとした
濃い紅色のラインが入ります。
よく見るとこのライン、レリーフ状に浮き彫りになっています。

タチフウロは山地から山麓にかけての草原に見られるフウロソウで
もっと高い場所に生えるハクサンフウロやアサマフウロは
自生環境に行けば案外多数見られますが、
低山地のちょっとした草原は開発などに遭いやすいためか、
タチフウロを見かける機会は近年ずいぶん減った様に感じます。

我が家の株はお世話になっている
土浦在住の植物の先生からいただいたもの。
うまく庭に居着いて、少しずつ実生株も増えています。
毎年薄桃色のこの花が咲くと、少しずつ梅雨明けが見えて来ます。
そしていよいよ梅雨明け目前という頃にピークを過ぎ、
周囲に生えているもうちょっとだけ桃色が濃い、
カワラナデシコとしばしのデュエットを見せてくれます。
その頃には、私の大好きな果物の桃もだいぶ出始めるはず。
海に行って、花火もやって、お祭りにも出掛ける
短いけど楽しみな夏の頂点です・・・

Tachifuuro2009

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人気「羽化」スポット

今日は赤外線を強く感じる明るい曇りでした。
当地の最低/最高気温は17℃/29.5℃。
このところ暑さに慣れて来たので朝方はちょっと寒く感じましたが
日中はこの程度ならまだ暑いと言っちゃいけないかも知れませんね。
逃げ様の無い暑さの本番はこれからですもの。

写真は排水路の流末付近に植えたエキノドルスの葉裏についた
ショウジョウトンボのヤゴの抜け殻です。
4つ見えますが、一昨日の風に吹き飛ばされるまでは7つありました。
ショウジョウトンボは我が家でもっとも多くの個体数が羽化するトンボです。
次に多いのがクロスジギンヤンマかな。

クロスジギンヤンマではあまり見た事がないのですが、
ショウジョウトンボは同じ場所に複数の抜け殻が
集まって付くことがあります。これはもちろん一斉に羽化した訳ではなく、
それぞれ違う日にこの場所を選んで羽化したようです。

こういう人気羽化スポットは他にも数カ所あり、
しかも毎年大体同じ様に抜け殻が集中しています。
どうしてなのでしょう・・・
日当り、風当たり、水面からの距離、掴まり易さなど
何か理由があっての現象なのでしょうね。

ショウジョウトンボの羽化はまだしばらく見られそうですから
ここにももう少し抜け殻が追加されるのかも知れません。

Shojonukegara


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生育さらに順調 -ゼニタナゴ-

今日は午後からつくば市を活動拠点とするNPO法人
「つくば環境フォーラム」の山麓自然学校の行事、
昆虫ナイトウォッチングの講師をして来ました。
夕方の森や草はらでの昆虫採集からライトトラップ体験まで
じつに盛りだくさんの内容です。
生憎の曇天でしたが子供たちのガッツ溢れる採集の成果はまずまずで
バッタやトンボをはじめ、
普通種ではありますがバラエティに富んだ昆虫を観察する事ができました。
ライトトラップでもうちょっと大物が出てくれると盛り上がったのですが、
今日の筑波山麓はここ数日の蒸し暑さはどこへやらの涼しさで、
体が楽だった分、昆虫の出足はいまひとつでした。

さて、写真はさくら上池で成育中のゼニタナゴです。
池の藻類をよく食べて成長した稚魚は、
大きいものだとすでに体長22〜23ミリに達しています。
写真はどちらかというと遅れて浮出してきたまだ小さめの個体で、
大きいものは早くも一人前の敏捷性を身につけているため
たも網で簡単にすくう事など出来なくなりつつあります。
ですから、5月10日の大量浮出から今回で3回目の月報となりますが、
これが最後の報告になるかも知れません。

赤い枠の中に、前回(6月7日)と前々回(=初回:5月10日)の写真も
並べてみました。例によって縮尺比率はだいたい合わせてあります。
浮出から2ヶ月が経ち、だいぶ背中が山形に盛り上がって来ています。
上下方向に高いゼニタナゴ特有の体型にまたちょっと近づきました。

体が透き通っているため、血液が赤く透けて見えます。
腹膜が水銀のようにメタリックに輝いているのがわかりますか?
このギラリという輝きは成魚になってもよく目立ち、
この丸い部分の銀色を銭に例えて
ゼニタナゴという名前が付いたと言われています。

これらの稚魚がこのまま順調に育つと、
この中から秋の繁殖に参加する個体が多数出てくるはずです。
もうそろそろドブガイの準備を考えた方がいいのかも知れません。
昨年の繁殖期に貝を入れる産卵ステージを特設したのは
ついこの間の事だと思ったのですが・・・
こういう生き物と付き合っていると本当に一年が早く感じられます!

Zenitachigyo090711


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リス系? -オオチャバネセセリ-

お天気は昨日とよく似た感じの曇りのち晴れでしたが、
昨日よりももっと蒸し暑く、かつ風の強い一日でした。
当地の最低/最高気温は22.5℃/30.5℃。
最低気温は今現在(23:30)に出ていて、昨夜から今朝にかけては
気温が下がらず、やや寝苦しい夜となりました。

写真はブッドレアを訪れたセセリチョウ。
イチモンジセセリだとばかり思っていたのですが、
今あらためてよく見ると、前翅の胴体寄りの白斑が発達していることや
後翅の白斑が一列に並ばず、ジグザクになっている点から判断すると
イチモンジセセリの近縁種、オオチャバネセセリのようです。

セセリチョウって、子供の頃はあまり好きではありませんでした。
色は地味だし、ひらひらと舞う蝶らしさが全く無かったから
自分の中ではチョウのくくりから外していたくらいです。

しかし今になってよく見てみると、
セセリはとても顔が可愛らしいという事に気付きました。
ホンドリスとかエゾリスに通じるものを感じます。
ややもするとせせこましい動きも、リスのそれに似ていると捉えれば
何だかかわいげを感じます。

写真のポーズ、つまり前翅を立てて後翅を寝かせるポーズは
この仲間特有のもので、他のチョウにもガにも見られません。
セセリチョウの仲間でも、本種を含むチャバネセセリのグループの他
キマダラセセリのグループやイチモンジセセリのグループに特有で、
アオバセセリやミヤマセセリ、ダイミョウセセリなどでは見られません。
アクロバットが得意な小型ジェット機のように見えます。

そういえば、特にちょこまかと曲芸飛行みたいな飛び方も、
このポーズをとるセセリチョウで特に目立つような気がします。
このポーズは、翅を動かすの筋肉の付き方や飛行性能に
大きく関係しているのかも知れませんね。
これでもうちょっと翅の色が派手目だったら、チョウとしての立ち位置も
だいぶ違っていたんじゃないかなあ・・・

翅の色が茶色系で地味なチョウには、
偶然かもしれませんがもうひとつ特徴があるんです。
それは、イネ科を食草とすること。
これは、セセリチョウに限らず、ジャノメチョウにも言える事です。
日本人も米よりパンを食する様になってから
欧米的な派手さを好み、わびさびから遠ざかった様に思えるのですが
これはやっぱり気のせいでしょうかね(笑)

Oochabaneseseri

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秋の花でしょうか

昨日から南西の風がおさまりません。
日本海よりに梅雨前線があるため、そちらに向かって吹き込む風ですが
とても湿っていて、気温も上がりました。
それでもこの風がなかったらもっとたまらなく蒸し暑いのでしょう。
空気が停滞しなかっただけマシでしょうかね。

朝から降り出した雨は午後2時頃まで続き、
その後は時々晴れ間も覗きました。
高い空を覆うライトグレーの雲の下に、ダークグレーの黒い雲が
書きなぐった様に色々な模様で散らかっていました。
風も上空で複雑な仕事をしているみたいです。

写真は先週あたりから庭の道沿いを彩っているキキョウです。
ビオトープエリアに咲いていますが、
株そのものはずっと以前に知り合いからいただいたもので、
おそらく園芸的な改良が進んだ株なのだと思います。
私が子供の頃に見たキキョウとは少々印象が異なっていますから・・・

私の記憶にある野生のキキョウは、花も株ももっと線が細い感じです。
花はもううちょっと星形に切れ込み、小さく見える感じで、
葉っぱももう少し細くて尖った印象でした。
そして何より、花の時期がもっと後だったように思います。
何となくお盆の頃に咲き始めていた様に記憶しているのですが、
さすがに昔日過ぎてハッキリしません(笑)

ところで、キキョウは秋の七草に歌われる「朝顔」でしたね。
しかし立秋にしてもあとひと月先ですから、秋の花と言うには
ちょっと早すぎる様に思います。他の六種類はどうでしょう。
今の時期に咲いているものとしては、そうですね・・・
ハギとオミナエシかな?
カワラナデシコも早い株だとそろそろ咲き始めるかも知れませんね。
ハギは個体により花期に差があるので、
結果的には秋たけなわの頃まで残って咲いているし、
オミナエシも最近植栽されている外来系のものはともかく
古来から栽培されている土着の系統は8月以降でしょう。
フジバカマも同様ですね。
ススキとクズはやはり一般的には8月以降ですよね。
カワラナデシコも・・・ん?カワラナデシコは
キキョウより微妙に遅れるものの、
あまり秋の花っていう印象がない感じがするかな〜、皆さん如何でしょうか?

立秋(8月7日)を区切りとしてみた場合、一番花が見られそうにないのは
やはりキキョウかもしれない、という気がします。
私が子供の頃に見た、野生のキキョウなら大丈夫な気がしないでもない・・・
どうなんでしょ、現代のキキョウって秋の花なんでしょうかね。

Kikyou090705

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安心度3 -ノシメトンボ-

思いも掛けない予報以上の好天!
気温は31.5℃に達しました。
しかし南西の少し強い風がちょっとは暑さを紛らしたでしょうかね。
このままの空模様なら七夕の星空も・・・と思ったら、
夕方から何やら黒い群雲が空を覆い始めました。
月の光はうっすらと雲越しに景色を照らしていますが
残念ながら星空の七夕とはいきませんでした。ガッカリ・・・

写真は池で羽化したノシメトンボ。
近隣でも沢山羽化し始めたようで、あちこちで見かけます。
でももう少しで山へ移動し始めるので、
秋に再び数が増えるまでしばしのお別れとなります。

このノシメトンボが属するトンボ科のトンボは
翅を平たく伏せて止まりますが、
多くの種で止まってすぐの警戒モードから安心モードに移る際、
何段階かに分けてククッと翅を深く前方に倒していきます。
観察した写真の個体ではモードはおよそ4段階で、
写真の状態は3回目の「ククッ」を済ませたところ。
すなわち「安心度3」です(笑)。

カメラは後方からのアングルですが、
この程度の角度では全く死角にはなりません。
彼のワイドな左目が、翅越しにチラッとこちらを伺っています。
それでも何度か飛び立っては戻り・・・を繰り返した末
「コイツ、どうやらそれほど危険ではないようだ」と認識してくれたのか、
たやすく「安心度3」まではこぎ着けてくれます。
しかし私がちょこちょこアングル調整で動くためか、
最もリラックスした「安心度4」にはなかなか到達しません。
ま、ポーズの見た目で言うとあまり翅が前傾する「安心度4」よりも
「安心度3」程度の方が絵になるからいいんですけどね(笑)

Noshimetonbo090705

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居酒屋夏営業へ

今、外はとても素敵な月夜になっています。
まあるいお月様は池の周りを蒼く照らしていますが、
草陰ではヘイケボタルが月明かりに負けじと明滅しています。
マダラスズやらタンボコオロギ?やらの声も
いつのまにか大合唱になっていて、なかなか叙情的な気分の夜になりました。

居酒屋くぬぎも本格的な夏営業となって盛況ですが、
今一番賑やかなのはカナブンです。赤銅色、黄銅色に混じって
緑色の個体も見られ、はたで見ていても華やかですね。
行動の方もなかなか派手で、角も大アゴも持っていませんが
突っつき合いの喧嘩が絶えません。

写真は先日ちらっと書いた池の北側畔の奥にあるクヌギ♯3。
昨日からノコギリクワガタのペアがいいポジションに陣取っています。
ちょっと分かりにくいのですが、オスの体の下にメスがいます。
オスがメスを確保しつつ場所取りもやっている格好で
周囲のカナブンたちも少々遠慮がちに取り巻いています。
こんな状況なので、他のクヌギと比べカナブンの争いが起こりません。
そばに爆弾を抱えていると下手に刺激するのを慎むようで、
なんだかマクナマラの「抑止論」みたいな理屈でしょうか?(笑)

このノコギリクワガタのオスは一応湾曲した形の大アゴをしていますが、
それほど大型の個体ではありません。
下に潜ってゆったりと樹液を吸っているメスの方は
なかなか立派な大きさでした。ざっと38ミリほどの個体です。
今のところこのクヌギにいる他のクワガタは全てコクワガタのようなので
このオスにしてみれば安泰な状況ですが、もしかすると近日中に、
彼を脅かす更なる大型個体のオスがやって来るかも知れません。
ですからそれまでにメスにはなるべくご機嫌良く樹液を飲んでもらい
より長い時間交尾をする事が、当面の彼の目標でしょう。

もっとも、自分よりも大きなノコギリクワガタのオスよりも
カブトムシの方が厄介かも知れません。
カブトムシにしてみればまずメスを確保するために一番いい樹液の場所を
独占する事から仕事が始まりますから、ノコギリクワガタは
オスもメスも関係なく場所を追われてしまいます。
そういえばさっき、クヌギ♯3のあたりから
プルプルプルプル・・・という大きな甲虫の羽音が聞こえていました。
ノコギリペアは大丈夫だったかな・・・

Nokogiripair090705


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食べるか見るか

鬱陶しい梅雨が続いていますが
昼前にほんの一瞬、日射しがありました。
ラッキーな事にちょうどカメラを持ち、
ちょうど庭の奥のヤブカンゾウの前に立っていたので、迷わず一枚!

ほぼ南中の角度から陽を浴びて、まるで燃え上がる炎のように見えますが
この花色ですから、曇った日でもかなり存在感はあります。
ユリ科なので基本は花弁(内花被片)3枚に
顎片(外花被片)3枚なはずですが、ノカンゾウやユウスゲと違い
ヤブカンゾウは一部の雄しべが花弁化して八重咲きになっています。
ですから遠目で見るとジャーマンアイリスみたいなフリフリに見えますが、
近くで見ると何だか訳がわかりません(笑)

ヤブカンゾウは春先のブログでも紹介しました。
その時は芽出しの様子で、若芽が食べられる旨を書きましたが、
じつはこの花、蕾も食べられます。
写真の奥に写っている大きな蕾が明日開くはずのもの。
これだと食べるのにはちょっと遅過ぎで、
左右に写っている開花まであと数日のものならまだ食べ頃。
もう1〜2日早い段階くらいのが一番美味しいかなー・・・
汁の実や和え物、おひたし、鶏肉と夏野菜に加えて炒めてもいけますよ〜。

咲いたら咲いたで、花びらも食べられます。
やっぱりサラダとかでしょうかね。

そういう訳で、毎年の事ながら食材にならずに無事開花するのは
いったい何輪になることやら・・・
でも、冒頭に書いた様に八重咲きなのでこの花には実ができません。
だから他のヘメロカリスの蕾より、罪悪感無く食材にできるのです(笑)
八重咲き分のボリュームなので、食べ応えもありますしねっ!

Yabukanzou0906

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ブッドレア満開

今日は午後から都内で打ち合わせがあるため、
午前中にカメラ片手に庭を駆け足でひと周りだけしました。
しかもいつもの一眼デジカメは電池が充電中だったので、
年季もののコンパクトデジカメ、
オリンパスCAMEDIA C-3040ZOOMでの撮影です。

玄関前からバタフライコーナーまでの間には
数本のブッドレア・ダビディーが植えてあり、今がちょうど満開です。
満開といってもこのブッドレア・ダビディー、
木によって開花が少しずつ開花にズレがあり、最も早く開花し始める
「ブラック・ナイト」という濃紫色の個体はすでにピークを過ぎ、
薄ピンクや白の木はまだ咲き始めていません。

写真の紅紫の木はまさに今がピーク。
それを知ってか多くのヒョウモンチョウ類がこの木で吸蜜していました。
写っている2匹の蝶はツマグロヒョウモン。
右上がメスで、左下がオス、見ての通り、前翅の模様が雌雄で異なり、
「ツマグロ」の名はメスの翅の特徴から付けられたものです。

この木にはミドリヒョウモンとメスグロヒョウモンも来ていた他、
ヒメアカタテハ、イチモンジセセリ、
モンシロチョウ、スジグロシロチョウも来ていました。
そうそう、昨日いないと書いたナミアゲハが、
たった1匹ですがこの撮影中にちらりと姿を見せました。
いないと噂したのが聞こえたのでしょうか?(笑)
彼女はちょっとだけ吸蜜した後、ユズに産卵していました。
あ〜あ、これで葉っぱが食われる〜!と思いつつも
ちょっと安心・・・(吐)

Tsumaguropair

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やはりアゲハの姿無し

じっとりとした梅雨が戻って来ました。
朝からくらい曇天模様でしたが、午後4時前から降り出した雨が
夜になって上がりました。最高気温は25.5℃。
気温は大した事ないのに、まとわりつく様な湿気が鬱陶しいですね。

庭ではブッドレアもサンジャクバーベナも盛大に咲き、
チョウの受け入れ準備は万端です。
チョウの方もよくわかったもので、悪天候でない限り
朝からこぞって花に集まってきます。

シロチョウの仲間、シジミチョウの仲間、セセリチョウの仲間・・・
そしてブッドレアが咲き始めると、ヒョウモンチョウの仲間と
アゲハチョウの仲間も現れます。

ところが、そんなアゲハチョウの仲間でも、
クロアゲハとキアゲハはやって来たのですが、アゲハ(ナミアゲハ)は
やはり見当たりません。
今年ナミアゲハを見たのは、越冬した蛹が羽化した
当年第一世代(第一化)の少数のみで、そろそろ現れてもいい
体の大きな夏型は、ほとんど見ていません。
ブッドレアを訪れた「そうかな?」という個体も全てキアゲハでした。

そもそも、春生まれの卵も幼虫も見ていません。
ユズ、カラタチ、サンショウ、イヌザンショウなど、
我が家にはアゲハの食草(食樹)がいくつもあり、
例年なら第一化のアゲハが来る日も来る日も産卵に訪れ、
特に人気の高いユズはこの時期ほとんど丸ボウズになってしまうほどです。
今年はキレイなもんで、これほど葉を茂らせたユズを見るのは
当初苗を植えた時以来だと思います。と、そのくらいアゲハは少ないです。

写真の花はそろそろ満開を迎えるオカトラノオ。
池の南岸に沿って群落化しているので、それなりの数の花穂が揃うのですが、
ヒョウモン類やセセリチョウの姿はあれど、
やはりアゲハの姿はありません。
ミカンの一大生産地ならともかく、
この辺では庭木でも野生の木でも同様に幼虫がみられるので、
一部のアカネ類が減少した事との関係が囁かれる農薬の影響とも思えません。
一体どうしちゃったのでしょうねー?
皆さんのお近くではどうですか?アゲハ、飛んでます??

Okatoranoo0906

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くじけそうな中間報告(笑;)

朝まで残った雨はそこそこ強い降り、
しかも天気予報だとこれからお昼にかけ、
発達した雨雲が関東にかかりそうとのこと。
どうなることかと心配しましたが、雨のピークは朝だったようです。
やがて雨は上がり、夕方の少し前から太陽が顔を出してくれましたので、
「これは撮れるかも・・・」と、期待が膨らみました。

撮ろうとしているのは、14日に惨敗カットを掲載したあのチョウ、
池の周りに暮らすゼフィルスのミドリシジミです。
デジカメを自由雲台の三脚に固定し、75〜150ミリのズームレンズを装着。
私のデジカメはオリンパスのE-1という機種で、
このカメラは専用のアダプターをかませる事により、
旧式のOMシステムのレンズを使う事が出来ます。
ただし、この使い方をするとレンズの焦点距離がちょうど二倍になります。
つまり、実質的には150〜300ミリのレンズに相当する訳です。

程なく西日が当たる梢に、首尾よくミドリシジミが飛び交いはじめました。
しかし、速い!とてもじゃないけどファインダーに収まりません。
上に長々説明したズームレンズですが早々に使用を諦めました(笑)

次に取りい出したるは500ミリのレフレックスレンズ(やはりOM用)。
前述の理由でこれも実質1000ミリという事になります。
当然これで飛翔中のカットは絶望的になるのですが、
枝先に止まったところを素早く撮ろうという作戦に切り替えです。
しかし暗いレンズなので、ISO感度設定を400に上げる必要がありました。

とりあえず一度ファインダーに捉えてみて「お、これならイケるかも」
と思った次の瞬間、すーっと辺りが暗くなりファインダー内に表示される
シャッター速度がガンガン落ちていきます。
なにかと思ったら、西の地平線寄りに溜まった雲の中に、
太陽が隠れてしまったのでした。
残念な事に雲は帯状に動かず溜まっているため、
その後再び太陽が出る事はありませんでした。
かなりくじけそうな状況です。
それでもどうやら飛び回った後にこの枝に戻って来る、というポイントを
何カ所か突き止めたので、辛抱強く待ってようやく撮影したのが今回の画像。
あまりの暗さにISO感度は800まで上げざるを得ませんでした。

でもでも、前回掲載の画像よりは、
ちょびっとだけ分かりやすくなったでしょ(笑)
グリーンの金属光沢がわかりますよね。ねっ!
しかし、到底満足のいくものではありません。
皆さんのホームページ等を拝見すると、素晴らしい画像の数々が・・・

いや、個体数がいるところだと、下の方の枝に降りて来て止まるヤツも
それなりにいるってことは分かってるんです。
近くの神谷小や遠山の谷津に行けば、撮れるかもしれません。
でも、できれば庭の個体を撮りたいのですよね〜・・・
今日の撮影中に確認した個体数は7匹(蝶屋さん風に言うと7頭?)。
この後数が増えるのかどうか分かりませんが、また
夕方晴れてくれたら、懲りずに挑戦してみたいと思います。

Midorishijimi090624

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蛾の美しさ4 -白燕枝尺-

朝から気温が高くムシムシしていたのですが、
午前11時以降はぴっかり晴れて、夏になりました。
最高気温は27.5℃まで達しました。

写真は夕方撮影した一枚。シャクガの一種、シロツバメエダシャクです。
今、庭のあちこちでこのガに出会うのですが、
一体何の植物を食べているのかまだ特定できていません。
このガは色々な植物に付くのですが、コナラの仲間に付く事が多いので
そこらへんかな〜と想像しています。

じつはシロツバメエダシャクには酷似した近縁種が何種類もいて、
ガの図鑑を見るとこれにそっくりなヤツが図版プレートの一枚を
まるまる占領するほど並んでいて、同定するのがヤんなっちゃいます(笑)
ただ、シロツバメエダシャクに関しては、見慣れると翅型や触角などの
特徴からおおむね判断できます。

白くてきれいなガでしょ。後翅の後端部に、
アゲハチョウみたいにハッキリしたものではありませんが、
ちょぴっとおしゃれな出っ張りがあります。
ツバメエダシャクの名はここから付けられたものだと思いますが
このガを見ると、いつも新郎が着るホワイトのタキシードを連想します。

ただ白いだけではなく、シャクガにしばしば見られる特徴なのですが
透き通りそうに薄い翅をしています。これが羽化後間もない個体だと、
絹のような光沢があって何とも神秘的です。
もうひとつシャクガに多い特徴なのですが、
他のガに比べ、スリムな胴体の割に翅の面積が広く、
ガの仲では比較的チョウに近いプロポーションをしています。
ずっと昔ガにのめり込んでいた頃は、これが「ガらしくない」と感じ、
シャクガにはそれほど関心を持てなかったのですが、
今あらためて見てみると、
なかなか上品な美しさを持った種類が多いと思うのでした。

Shirotsubameedashaku

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池の初夏2009

昨日って夏至でしたね。
当地での日の入りは18時58分。ほとんど19時です!
ちなみに日の出は4時26分。長っ!!
しかし、昨日も今日もそんな日の長さを実感できないお天気ですね。
太陽光発電も一日の発電量が4kwを下回る日が続いています〜。
今日も一日小雨模様で、
空気は限界じゃないかと思うほど湿り気を帯びていました。
こんな日は外を眺めながら「やっぱり地球は水の惑星だぁー」
なんて思ってしまいます。
晴れると「光の惑星だぁー」・・・なんですけど(笑)

池の定点撮影も梅雨らしいびしょびしょモードです。
スイレンが元気です。ノハナショウブも頑張ってます。
画像ではわかりづらいですが、
あちこちでホタルブクロもだいぶ咲き始めました。
池の中の右手よりにヒメガマが少々生えていますが、
こちらもよ〜く見ると花を咲かせているのがわかります。

5月に大量浮出を確認した後、順調な生育を紹介したゼニタナゴの稚魚は
その後もすくすくと育ち、もう以前の様に水面直下を泳ぐ姿を
見せてくれなくなってきました。
水深20〜30センチの層を泳いでいるようです。
ここ数日、池でも水路でもオオシオカラトンボの羽化が続いています。
シオカラトンボやノシメトンボも連日羽化しており、
トンボの世界は夏の種類が出揃う時期になりました。

5〜6日前からでしょうか。夜になると、
庭のあちこちからヂィーッという弱い声が聞こえています。
おそらくマダラスズ、シバスズといった小さなコオロギの仲間でしょう。
これを皮切りにほんの少しずつですが、コオロギの仲間も増え始めます。
早くも短くなり始める昼の長さに合わせる様に
季節はこっそりと秋に向かっているのですよね。
え、早過ぎます?失礼、夏至を過ぎて日が短くなり始めると
何だか寂しくてねー・・・(笑)

今年は木々の緑が濃くなるのが早かったですね。
昨年は6月19日に同じ様な定点撮影の記事を紹介しているのですが、
その画像と比べても植物の成長は今年の方が全体的に進んでいます。
去年は4月〜6月が低温でしたからね。
クヌギの樹液も早く出始め、コクワガタが沢山見られますが、
ノコギリクワガタとカブトムシはまだ登場していません。
ヘイケボタルは例年通り、ポツポツと夜の池畔を照らしています。

Ike2009shoka

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ヒダリ君の休日

今日までの限定、というバーゲンみたいな晴天でした(笑)
当然、洗濯物をここで何とかしなきゃと気合いが入ります。
空気は湿っていましたが、26.5℃まで上がった気温と
そよ吹く風がどうにか乾かしてくれました。

庭では昆虫たちも活発に動き回り、貴重な晴れを楽しんでいます。
ちょうど見ごろにさしかかったウツボグサの花が
チョウたちで終日賑わいました。

一方、写真の彼は逆にこの好天が休業日。
ワレモコウの托葉に止まって日射しをやり過ごしています。
殻の直径はまだ6ミリにも満たない、ヒダリマキマイマイの幼体です。
カタツムリの殻がどっち巻きかなんて、
あまり気にする人もいないでしょうけど、殆どのカタツムリは右巻き、
左巻きのカタツムリは一部の例外を除いて
このヒダリマキマイマイのグループと、
細長い殻を持つキセルガイのグループぐらいです。

右巻きとは・・・つまり渦巻きのてっぺんのある方を手前にして見た時、
時計回りに巻いているということ。それに対し、
写真のヒダリマキマイマイは一目瞭然、時計と逆回りの左巻きです。
左巻きの種類はどちらかというと東日本や北日本に多く、
西日本では殆ど見られません。なんででしょうねー。

その左巻きのカタツムリの代表、ヒダリマキマイマイは
日本のカタツムリの中でもヘビー級の種類で、
殻の直径が50ミリを超えることも珍しくありません。
庭でも軽く40ミリオーバーの大型個体を目にする事があります。

爆睡の休日も今日で一区切りとなりそう、
明日からの湿った活動日和にはいろんな葉っぱや落ち葉をもりもり食べ、
順調に生育すれば数年のうちに、さぞ立派なカタツムリになることでしょう。
今日はゆっくりお休みなさい。寝る子は育つ・・・そうですから。

Hidarimakibaby

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野生種のアジサイ

梅雨を代表する花と言えば、やはり昨日話題にしたハナショウブか
なんと言ってもアジサイでしょうか。

アジサイは庭に歩道に寺社にと、様々なところに植えられていますから
日常生活の中でもかなり身近な樹木のひとつだと思います。
花のない時期の存在感は意外なほど希薄ですけどね・・・(笑)

写真のアジサイはヤマアジサイという野生種のアジサイです。
うちの庭にあるヤマアジサイは
つくば山麓すそみの田んぼの入り口を流れる沢沿いに自生していた個体から
枝を分けてもらって挿し木で育てたものです。
今年で三年目ですが、もう立派に花を咲かせる様になりました。
この個体は白い花ですが、花の色には個体変異があり
ピンクや青紫のヤマアジサイもあります。

野生のアジサイの多くは中心部に雄しべ雌しべのある両性花を咲かせ、
その周囲を顎が花弁の様に大きく発達した装飾花が取り囲みます。
日本に自生する原種アジサイでは、コアジサイを除くほぼ全てが
このような咲き方をします。
庭に植えられることも多いガクアジサイがこのスタイルでお馴染みですね。
ちなみに、一般に知られるアジサイの殆どは
種としてはこのガクアジサイと同じハイドランジア マクロフィラ
(=Hydrangea macrophylla)と分類され、
細かく変種にこそ分かれていますが、基本的にはセイヨウアジサイ、
アジサイ、ガクアジサイ、アマチャ類、そして写真のヤマアジサイも
同じ種ということになります。

私たちが見慣れた手鞠のような丸い形に咲く園芸品種のアジサイは
実に見応えがある花ですが、
その見応えと引き換えに結実する機能を失っています。
全ての花が野生種で言うところの装飾花になっているからです。
一応変異体ということになりますが、案外、種子繁殖より
人間に愛されて遺伝子を残す道を選んだのかもしれません。

原種派のぐりおはやはりガクアジサイやヤマアジサイのタイプが好み。
今咲いている白は小降りで清楚なアジサイなので気に入っているのですが、
これだけだと少々寂しいので、青いタイプのガクアジサイと
草の様な姿のコアジサイ、それにピンポン球のような蕾が面白い
タマアジサイもいずれ栽培してみたいなー・・・なんて欲張っています。
だって、ちょっとでも楽しみが多い梅雨の方がいいじゃないですか(笑)

Yamaajisai

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誤解されやすいのです

今日は今週に入ってからでは一番晴れました。
やはりこの時期、晴れると暑いです。
それでも夕方になりまた厚い雲に覆われました。気温も急降下。
またこれから雷雨が来るのでしょうか?

朝方、ある人に頼まれていたノハナショウブの苗を差し上げるために、
池の周囲から実生の数株を引っこ抜きました。
ノハナショウブって見た目以上に根張りが良くて、
土をしっかりと抱えているのですね。
引っ張って抜くと付け根から全体が切れてしまい、上手く行きません。
やはり移植ゴテで丁寧に掘り上げないと、株を傷めてしまいます。

ノハナショウブは色々と誤解されやすい植物。
まず名前ですが、サトイモ科のショウブと混同されがちです。
そもそもサトイモ科のショウブに葉の様子がよく似ていて、
立派な花を咲かせるので「花ショウブ」となった訳ですが
ハナショウブの葉を湯船に浮かべるのが菖蒲湯だと勘違いしている人が
意外に多いようです。
それから同じアヤメ科のアヤメと混同されてしまい、
ハナショウブを「あやめ」と言ってしまいがち。
茨城の水郷潮来ではハナショウブが有名ですが、
やはりアヤメと称されてしまいます。
国鉄時代から、この地に運行される特急列車も「あやめ号」でした。
まあ、語呂の問題もあるのでしょうけど「特急はなしょうぶ」ではねえ(笑)
とにかく、「アヤメ園」や「アヤメ祭り」なるもので観賞するのは
十中八九ハナショウブです。

それから、ハナショウブというと水の中から生えていて、
わさわさと大株になって咲くイメージをお持ちの方が多いようですね。
確かにそういう栽培が出来る品種もあるにはあるのですが、
元々の野生の花菖蒲であるノハナショウブは
自生状態では水のヒタヒタな場所に生えません。
根は水分を好みますが、生えるのは湿地・・・というか湿った草はらです。
しかも大株にはならずに同じ位かもうちょっと背の高い他の草に混じって
ぽつりぽつりと点在する感じで見られます。
アヤメ科の植物に多い「いや地」を起こし、作物で言うところの
連作障害みたいなものがあるようです。

そのかわり、実生発芽率はかなりいいですよ。
さくら上池でも、数年で池の周りを取り囲む様に自生が広がりました。
水に漂って岸に流れ着いた種子が発芽するのです。
水際ギリギリよりも、少し上がったところが多いでしょうか。
かなりの勢いで増えていますが、今のところ除草の対象にはしていません。
冒頭に書いた様に根がしっかり張るので、
岸辺を強くしてくれますから・・・

Nohanashobu

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カメムシの幸福

昼間は曇りに気まぐれな日射しが少々、夕方から雲が厚くり夜に雷雨・・・
こんなお天気が今日でもう3日続いています。
先ほどから雷鳴が近づき、雨が落ち始めました。
こういうお天気って、元来梅雨の末期に多いですよね。
子供の頃は、こんなお天気に遭遇すると
いよいよ間近に迫る夏休みに胸が高鳴りました。

今日は仕事で笠間市〜桜川市を巡りました。
県央から県西部のかけての地域です。
どこも新緑と言うには少々逞しい緑色の景色でしたが、
湿り気を帯びた空気にどこか生命の活気を感じましたよ。
もちろんゆっくり自然観察などしている余裕はありませんでしたが・・・

写真は出掛ける直前に庭で撮影したもの。
ちょうど少し陽が射して来たところです。
花は3日前に紹介したアスチルベの白い株です。
白と言っても葯が僅かにクリーム掛かった白なので、
離れて花序全体を見るとバニラアイスクリームっぽい白です。
顎や花柄も緑色ではなくこの色なので、アップにするとご覧の通り、
泡雪の中にいるようです。

この白いお花畑でのんびり食事中なのは、ホソハリカメムシ。
ヘリカメムシの一種で、本来はイネ科植物の若い果実が大好物ですが、
こんなところにも現れるんですね。
画像では手前の花に隠れて見えませんが、
針の様な口吻は花の蜜を吸っているのではなく、
子房の当たりに差し込まれていて、あくまでも草の汁を吸っているようです。
今の時期、このくらいのカメムシの天敵と言えば網を張るクモぐらいで、
ハナグモやハエトリグモの獲物としては大きすぎるし、
秋には恐ろしいカマキリも今はまだ小さな赤ちゃん。
強い匂いを出す事もあり、鳥や獣にも殆ど襲われません。

見たところ白い花の中では至極目立つ存在ですが、天敵の少ない状況の中
この夢の様な花畑でのんびり食事が出来るというのは
なかなか幸福な事かも知れませんね。

Hosoharikamemushi

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水上のカーニバル -ジュンサイ-

梅雨らしい曇天でしたが、昨夜の雷雨の後気温がぐぐっと下がったので、
朝方まではいわゆる梅雨寒でした。
湿度が高いせいか、日中は気温以上にムシッと感じましたが、
まだ雨は落ちて来ていません。

冴えない空模様とは関係なく、池のジュンサイが満開を迎えました。
今年はかなり積極的に食材として消費したので、
少し花付きが悪くなるんじゃないかと思っていたのですが、
どうしてどうして・・・(笑)丈夫なもんです。

ジュンサイの花って、スイレンの仲間の割には地味ですよねー。
全体に緑掛かった赤紫の小さな花は、お世辞にも器量良しとは言えません。
それでも、数が揃って一斉に開花すると
池の水面のちょっとしたイベントになります。

花をよく見ると、雄しべが上に長く伸びたものと、短いものがあります。
長い方は開花2日目、短い方が1日目です。
水中で育った蕾は開花の時にだけ花を訪れる虫に扉を開き、
2日間咲くと再び茎を横に倒し、ゆっくりと水の世界に帰って行きます。

その後、子房らしいものが膨らんだものを見た事があるのですが、
種子の様子や、実際に出来た種子が発芽しているのかは
確認した事がありません。
ジュンサイという水生植物は、どうも実生発芽よりも
栄養繁殖にウエイトを置いている様に思えます。
それにしては賑やかな開花。
なんだか大勢で繰り出して踊っている様に見えますね。

Junsai090615

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これは何でしょう?(笑)

湿った空気と厚い雲に覆われた一日でしたが、雷雨が来たのは夕方遅く。
やはり賭けに出て早めに洗濯したのは正解でした。
日中は弱い風もあり、ちゃあんと乾きましたよ(笑)

さてさて、今日はこのブログ史上(というほどのものでもないですが)、
最も情けない写真の掲載。どうです?すんごいピンぼけでしょ!
一体何が写っているかわかりますか?
あ〜ホント情けない。
これでも粘りに粘ってようやく撮れたカットなんですけどねー。

答えはミドリシジミ、今月6日に紹介したあのチョウです。
画面には2匹写っていて、どちらもオスです。

このところ毎日、夕暮れ時に二階の窓からクヌギの梢を眺める毎日です。
というのもミドリシジミが活動するのは夕暮れ時に限っているから。
夕方でも、日射しが眩しいうちは姿を見せても活発ではなく、
暮れなずむ頃に盛んに梢を飛び回ります。
オスはそれぞれテリトリーを持ち、
隣接するテリトリーのオスが目の前をちらつこうものなら
猛然とスクランブルを賭けて出撃します。
大抵はチラッと絡んですぐに互いのテリトリーに戻るのですが、
しばしば2匹が円舞を舞う様に絡み合って駆け引きが長引く事があります。
まるで差し向かいに螺旋を描く様に登ったり降りたりを繰り返すので
ローカスはDNAの様な二重螺旋になります。

この時の翅のきらめきが凄いんですよ。
それを何とか皆さんにご覧いただきたかったのですが、
私の腕とマニュアルフォーカスの望遠レンズでは、夕方の弱い光と
ミドリシジミの早い飛翔になす術がありませんでしたー(笑)
正直、ファインダーに入れるだけでいっぱいいっぱいッス。

でも、翅の表を彩るエメラルドグリーン、何となくわかりません?
これが日射しを浴びると本当に宝石の様にキラッと光るのですよ。
写真では2匹とも翅をうち下ろしていますが、
左の個体は裏面の白茶色も見えるので、表裏の色の違いが見て取れます。
表面の緑色は、金属光沢を帯びたいわゆる構造色。
南米のモルフォ蝶がメタリックブルーの構造色で有名ですが、
ちょうどあのブルーをエメラルドグリーンにしたような感じです。
それにしても、やっぱりちゃんとしたカットを撮りたいなー!
今シーズン中に、何とかリベンジしたいと思っています。

Korehanandeshou

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庭から森への小径

なんだか思ったよりもお天気が良くて、夏らしくなっちゃいましたね。
午前中のうちに草むしり・・・とか思いつつ、くじけました(笑)
もっとも基本的にビオトープは草むしりはあまりしません。
作業が必要なのは園芸植物のエリアです。

写真が、その園芸植物のエリアからミニ草はらを通って
林ゾーンに続く道です。って言っても、どこが道やらわからないでしょ。
地面に日本在来のノシバを植えてあるので、あまり土が見えないんです。
左側に見える三本株立ちの幹がエゴノキ。
道を挟んだこの右側に、見えませんが大きなブッドレアがあり、
そこで園芸植物のコーナーは終わり。
ここから先は野生植物で構成されたビオトープゾーンとなります。
いわゆる一般的な花壇の庭と(ほぼ)自然植生の庭の切り替わるところです。

手前に咲いている白とピンクの花はユキノシタ科のアスチルベ。
この花のあるあたりから手前は小さなバタフライコーナーで、
チョウや訪花性昆虫が好む花をまとめて栽培しています。
だから園芸植物も、ヤマユリやスミレ類などの野草も混在しています。

自分で作っておいて言うのもナンですが、
私、この眺めがちょいと気に入ってるんですよー(笑)
それは美しいとかかっこいいとかじゃなくて、懐かしいんです。
なんだか子供の頃に、空き地を抜けて草いきれを全身に浴びながら
クワガタがいる(はずだと勝手に期待している)雑木林に向かう道って、
こんな感じじゃなかったけ、なぁんて・・・

だから途中のミニ草はらには、昔そんな時に見た花を植えました。
ススキ、ヤマハギ、ノアザミ、カワラナデシコ、スイカズラ、ワレモコウ、
オミナエシ、フジバカマ、キキョウ・・・
実に手前勝手なノスタルジー的植栽ですが、
家人は切り花にできると、これまた勝手に重宝しているようです。
これでワラビでも採れると最高なんですけど、
なかなかそう都合良くはいきませんね。
そうか、ワラビ・・・植えてみようかな(笑)

Morihenokomichi

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雀蜂2

入梅後間もない今日ですが、中休みの晴天でした。
最高気温は26℃に達し、風も殆ど無かったのでまともに暑さを感じました。

庭のクヌギは♯6、♯1、♯3に続いて昨年最大の樹液場となった♯4が、
僅かですが樹液を流し始めました。
庭のクヌギの中で最も生育の良い♯4は樹液も美味しいのか、まだ
他の木より樹液の量も箇所も少ないのに、スズメバチがひっきりなしです。

写真は昼前のカット。この間もアップしたスズメバチ(=オオスズメバチ)
の他に、2種類のスズメバチ類が一緒に写っています。
他の2種のことなど全く気にしない様子で樹液を独占している
ひと際大きいのがスズメバチ(=オオスズメバチ)ですが、
その後方(画面では上の方)でスズメバチが立ち去るのを行儀良く
待っているのがヒメスズメバチ。
そして画面右方向からクヌギめがけてちょうどやって来たのが
キイロスズメバチです。

ヒメスズメバチは「ヒメ」なんて付いていますが
大きさではスズメバチに次ぐナンバー2。
ぱっと見スズメバチとさほど違わない容姿ですが、
腹部の上の方にある煉瓦色の帯が目立ち、
腹部後端寄りの3〜4割が真っ黒なのが見分けのポイントです。
スズメバチの中では割合おっとりしていて、
他のスズメバチ類と比べあまり争いをしません。
性格的には「姫」ってことなのかな(笑)
これにはちょいと特殊な事情があるようですよ。すなはち、
ヒメスズメバチの幼虫が育つにはエサの「アシナガバチの幼虫か蛹」が必須。
しかし、日本ではアシナガバチの幼虫や蛹が入手できる期間が
熱帯域に比べて非常に短いため、
ヒメスズメバチはあまり働き蜂を育てられず、
充分な数の手駒を持つ事が出来ません。
そこで、命を無駄にせず、「無難に生きるスズメバチ」になったそうな。

一方、右側からやって来たキイロスズメバチは、
スズメバチとしては小型な種類ですが、幼虫のエサの範囲が広いため、
かなり臨機応変に営巣場所を選び、大所帯をこしらえる事が出来ます。
このため、キイロズスズメバチは同様の傾向を持つ
コガタスズメバチと並んで、都市進出型のスズメバチといわれます。
昨年、我が家の軒に巨大な巣を作った件をブログでも紹介しましたね。
攻撃性も強く、樹液にやって来ても
物怖じせずにスズメバチの鼻先に割り込みます。
ま、当然撃退されますが・・・(笑)

今回の場合、スズメバチが立ち去った後は
ヒメスズメバチの鼻先にキイロスズメバチが割り込んだ状態となり、
ヒメスズメバチはその事を気にする風でもなく・・・という状況でした。
樹液場で繰り広げられる何気ないスズメバチの行動には
それぞれの生活の事情が見え隠れしているようです。面白っ!

Suzumebachi3shu

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日本のレースフラワー?

最低気温は17.5℃、最高気温は26℃。
ムワァ〜ッとした空気ですが、雨が落ちて来る事はありませんでした。
午後4時頃から、空気はそのままで南南東の風がやや強く吹き始めました。
いよいよ関東地方も梅雨入りだそうで・・・
今日はどんよりの一日ですが、明日はこれに雨も加わるのでしょうか。

さて写真の花ですが、花材に使われるレースフラワーみたいでしょ。
さらっとして繊細な印象。とても清楚なセリ科らしいお花ですが
じつは名前が分かりません(笑)
今から12年ほど前に岩手県北上市の山林で見付けたもので、
訪ねた時期は8月でした。
たまたままだ咲いている株があったのでこういう花だと分かったのですが、
ほとんどの株はすでに花期を過ぎて、種を膨らませていたので、
ダメ元で播いてみようと、少し種を持ち帰ったものです。

セリ科のこの手の花は種類が多く同定も楽じゃないのですが、
どうも「コレだ!」というものが見当たらず、いまだに種名が分かりません。
最初見た時は一瞬ハナウドかと思ったのですけどねー。

我が家の環境でずっと付き合えているので、丈夫な種類のようです。
ただ、完全な多年草ではないらしく、
こうして花を咲かせるとその株は枯れてしまうのです。
花の後に付いた種を採り播きすると、そこそこの数の苗がとれるのですが、
この苗が二年草のパターンで一冬越した翌年の初夏〜夏に咲く場合もあるし、
もう一年掛かる事もあります。ハーブのフェンネルみたいです。
大きくなるんですよ。個体差がありますが、
大きいものだと150センチを超えます。
今年は2株が花を付けました。

花にやって来ている小さな甲虫はオバボタルです。
成虫は光らない・・・と聞いていたのですが、
羽化してしばらくは発光するとの記述をいくつか見かけました。
しばらくってどの位なのでしょうね。数時間?数日?
本当なら是非観察したいものです。

Obabotaru

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梅雨入り直前?

湿っぽい日が続いておりますね。
九州から東海までが梅雨入りしたそうですが、
明日は関東にも雨を降らせる湿った空気が流れ込むそうですから
ひょっとすると明日か明後日、関東も梅雨入りするのかも知れません。

このところのお湿りで、庭のいたるところが写真のような状態。
これ、はじめはムジナタケかと思っていたのですが、違うようです。
ムジナタケも周囲に出ているので、一緒くたにしていたのですが、
傘の表面にムジナタケのようなケバケバがなく、
まばらに小さなささくれがあるだけで、傘の裏(胞子)も黒くありません。
な〜んとなく美味しそうに見えちゃうのですが、どうかなぁー・・・
ヒトヨタケ科か、モエギタケ科か、フウセンタケ科あたりじゃないかと
思うのですが、この手は毒も結構ありますからネ・・・コワいです(笑)

でも、詳しい人なら、この時期は秋と並んで、あるいは秋以上に
キノコの採集シーズンなんですよね。
食毒の区別がつけば鬱陶しい梅雨も楽しい季節になるんですけど
こればかりは、一人勉強ではいつまでたっても自信が付きません(笑)

Mujina0906

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ミドリシジミと同居

今日のお天気は緩やかな回復傾向、夕方から日射しがこぼれ出し、
今は眩しいくらいの月夜です。

昨夜から仕事に追われ、ほとんど寝ずに作業していたしたが、
その仕事から今しがた帰宅しました。
かなりハードな突貫作業でしたが、夕方から始まった編集会議がはねると
クライアントさんが「お疲れ様会」に招待して下さいました。
久し振りに美味しいお魚とお酒をいただき、心地よく丸い月を眺めています。

そんな訳で今日は庭に出ている余裕などほとんどありませんでしたが、
夕方10分程カメラ片手に一巡したら、
今年もミドリシジミが発生しているのを確認でき、嬉しくなりました。
写真のチョウがそのミドリシジミ。
小さなチョウですが、特別な気品を感じます。
この写真を見ただけではどうして「ミドリ」なのか分かりませんが、
実はオスの翅の表がきらりと輝く鮮やかなエメラルドグリーンなのです。
写真の個体はまさにそのオスなのですが、撮影時に日が陰っていたので
残念ながら翅表は見せてくれませんでした。
太陽が出ていると彼は自慢げに「どうよ、この翅の色」と言わんばかりに
きらりと光るエメラルドグリーンを見せつけます。

子供の頃から、このチョウは憧れでした。
ミドリシジミの仲間は種類が多く、
ゼフィルスと呼ばれる日本の森林性のシジミチョウ24種の半数が
○○ミドリシジミという名前が付いています。
その中でも幼虫がハンノキを食するミドリシジミは、
ハンノキ林があれば大抵見られる平地のゼフィルスですが、
一年のうち6〜7月にしか現れず、活動は夕方のみ、
しかもハンノキの高い樹冠付近を早く飛び回るので
なかなか目にする機会は無いものです。

池の畔にハンノキがあるので生息条件は満たしているのですが、
それでも自分の家でこのチョウと同居できるというのは
ヘイケボタルやコクワガタが庭に住み着いていることより
よほどすごいと思っています。ちょっと夢のようですよ(笑)
まあ、実は神谷小学校の先のハンノキ林がミドリシジミの一大発生地なので、
そこから流れ着いた個体がいた御陰だと思うのですが・・・

今日はミドリ・・・なところを撮影できませんでしたが
今シーズン中にその本当に鮮やかな色を撮影できたら、
またここに掲載します。乞うご期待!

Midorishijimi090606

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梅雨のはしり?

今日も予報通りのぐずついた空模様、湿度は昨日同様高いですね。
雲の衛星画像を見ると、
切れ目無く連なる雲の帯が画面を斜めに走っています。
何日か前からこのパターンなので、
地球が雲のはちまきをしているのでは?なんて思っちゃいますね(笑)
これって、もう梅雨のはしりなんじゃないですか。

ただでさえ暗い庭の景色は、落葉樹の下に入ると一段と暗く沈んでいて
深海みたいに眠った風に見えますが、そんな中に
花火の様に咲き始めたのが「京鹿の子」。
京鹿の子はバラ科の草本シモツケソウの園芸品種で、
淡いピンクの花を咲かせる普通のシモツケソウと比べると
だいぶ濃い目のショッキングピンク。
でも、泡立つ様に咲くひとつひとつはとても小さな花なので
花序全体を見た時も、それほど「派手〜!」という感じではありません。

私、この花の蕾が膨らんで、順次咲いていく様子が大好きなんです。
咲ききってしまった状態よりも、パラパラッと蕾が残ったあたりがいいです。
淡い色の普通のシモツケソウも側に植えたいのですが、
最近あまり苗を売っているのを見かけなくなりましたね。

うちの庭では今頃開花していますが、
以前8月に南アルプスの鳳凰三山に登った時にも、
随分沢山のシモツケソウを見る事が出来ました。
そこでは垂直分布が案外広くて、
下の方ではもうとっくに花が終わっていたのですが、
高く登るに従い、満開〜蕾と時間を遡る様に多くの株を観察できました。
レンゲショウマと咲き競っている様子がとても印象的でしたよ。

今日はミディアムグレーの空に気分も浮かない一日でしたが、
シモツケソウと並んでしっとり雨宿りのひとときはちょっと○でした。

Kyoukanoko

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雨の日の侵入者

なんかまたパッとしないお天気に戻ってしまいました。
それでも気温はしっかりと上がり、最高気温は24℃に達しました。
しかしやや乾いた南風が吹き、日中の暑さもさほど苦にはならず。
昼過ぎは一時的に風が吹きっぱなしになり、海辺にいる様な感覚でした。

さて、今日は池のお客さんの話です。
昨日の記事で書いた様に、
さくら上池は周囲の自然環境と繋がっていますので、
庭のビジターも周辺環境のポテンシャルに応じたメンツで構成されます。
カワセミやハグロトンボ、ノコギリクワガタ等は
庭で繁殖している生物ではないので、周囲の環境の豊かさがあって初めて
庭にやって来てくれるということになります。
逆に、周辺環境の負の要素も庭に影響する事があります。
その代表が写真の彼、ウシガエルです。

一昨日の朝、庭に出て池の畔を歩いていたら、
「キャア!」と一声、直後にポチャンと水の音。主はすぐに分かりました。
「また来やがりましたね(笑;)」
今年の春、頑張りに頑張ってウシガエルを一掃しました。
まだ気温・水温が低く、視界を遮る植物も伸びていないうちに
どうにか確認した全数を捕獲。それからまだ間もない事ですので・・・
もう、どっと疲れました(笑)
ここ数日の雨天を利用して移動して来たに違いありません。

彼等は警戒心が強い反面、大変太々しい性格をしており、
安全圏から誰かが見ている場合は、ほとんど動じる事がありません。
ですので、少し時間が経った頃に
二階の窓から双眼鏡でつぶさに確認してみると・・・あぁ、いたいた!
今回やって来たのはどうやら2匹。まだ小さい個体です。
(といってもトウキョウダルマガエル程度はありますが)
さーてどうするか・・・

その日の夜を待って、大胆なたも網捕獲に挑みました。
夜の彼等を見つけるのは割合簡単。あの大きな目が懐中電灯の光を
見事にピッカリと反射するのです。
しかも、徹底して顔に光を当て続けると、彼等は幻惑を起こして動けません。
相対的に周囲も見えなくなるらしく、こちらが至近距離まで近づいても
気が付かないようです。ポイントはこちらが移動する最中も
外さずに光を当て続ける事。
この春編み出したこの方法により、とりあえず1匹は捕獲。
しかし残るもう1匹はその後少々ナーバスになり、
夜も物音に反応し、すぐに潜るようになってしまいました。
まあ昼間は・・・写真の通りなんですけど・・・(笑:汗)

池の周囲の植栽が年々濃くなり、
以前の様に大型個体が簡単にやって来る事はなくなりましたが、
この程度の個体は今後も侵入して来る事でしょう。
戦いは当分続きそうです。トホホ・・・

Ushigaerushinnyu


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一歳オスの里帰り

やっと晴れたのですが、夕方前からまた急に空が暗くなって、
雷鳴がし始めました。北の空はここより一層暗く、青黒くたれ込めています。
筑波山の方では・・・ひょっとしたらつくば市の中心部でも
降っているかも知れませんね。やがてこちらにも来そうです。

写真は昼過ぎに撮ったアカガエルのカットです。
池の流入部の石組み部分で、のんびり一休み。
体長はまだ25ミリほどですから、昨年生まれて上陸した
1歳のオスではないでしょうか?

今、池にはこのような昨年生まれのアカガエルがちらほら見られます。
いや、4月の繁殖期から大きな個体に混じって見られていたのですが、
繁殖期が終わり、大きな個体がすっかり姿を消したというのに、
こうした若いアカガエルが池の周囲に残っているのです。
どうも繁殖に参加していたのではないようです。
でも、繁殖の個体に混じって見られたので、
冬眠明けの行動パターンは一緒だったと考えられます。
繁殖の見学?研修生ですかね(笑)
水辺は小さな生き物が多く活動するのでエサが採りやすいですから、
何となく居続けているのかも知れませんね。

池や水路の中では今年産まれたアカガエルの早いものが
上陸を始めています。
繁殖期が長いので、後ろ足だけ生えたオタマジャクシや
まだ小降りのオタマジャクシも見られます。
ヒキガエルに比べ、随分ゆっくりと成長しますね。

今年のアカガエルの産卵数は、
昨年の70卵塊を大きく上回る102卵塊でした。
数が伸びているのは、この池の卒業生が毎年少しずつ
繁殖に参加し続けているからでしょう。
カエルは寿命が長いので、繁殖に現れる個体は
ベテランから新人までいろいろなキャリアの持ち主がいるはずですね。
写真の彼もまた今年を無事に生き抜いて、
来年の繁殖には一人前のオスとして参加をしてもらいたいものです。

Akagaeru1years

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ハネが透けた鱗翅目

うう〜っ、鬱陶しいお天気が続いてますね。
続くのは分かっていたんですが、
どうせ降らないのならやっぱりお日様が恋しいものです。

写真位は爽やかに・・・と先週の撮影分をひっくり返していたら、
載せようと思いつつボツっていたカットを発見。
イボタノキの花を訪れたこの黒い虫、何だと思いますか?
これ、ハチでもカゲロウでもありません。実はガです。
翅が透けて青空が見えていますね。
チョウやガでは当たり前の鱗粉が見当たりません。

このガの名前はウメスカシクロバ、マダラガ科の一種です。
漢字で書くと「梅透黒羽」、由来は読んで字の如しです。
あ、最初の「梅」がわかりにくいでしょうか?
これは幼虫がウメの葉を食べることによります。
しかし実際にはウメに限らず、モモ、アンズ、リンゴ、サクラなど、
多くのバラ科樹木につくようです。
写真の個体はメスで、オスは触覚が僅かに櫛状になります。

マダラガ科には他にも翅の透けた種類が多く見られますが、
じつは他の科にも翅が透明のガがいます。
中でも割合よく目にするのがスズメガの仲間、夏場花壇の花にやって来る
オオスカシバは、一見ガに見えず、よくハチと間違えられます。
太めの胴体がカラフルな毛に覆われているので、
「ハチドリが庭に来た」なんて誤解を招くこともある人騒がせなガです。
他にもホウジャクの仲間のスキバホウジャクも、
翅に透明な部分の多いスズメガです。
どちらも羽化直後には鱗粉があるのですが、飛び立つ前の羽ばたきで
「こんなのいらないんだ」と、落としてしまい透明な翅に変身。

その名もズバリ、スカシバガ科というのもあります。
幼虫は木の枝の樹皮直下に潜って材を食べる性質があり、
葡萄でこれをやるブドウスカシバは葡萄農家の嫌われ者です。
こうして並べてみると、翅が透けたガはほぼ昼行性ですね。
鱗粉を持たないことと昼行性は何か関係があるのでしょうか?

一方チョウの方はというと、ガに較べると透明な翅を持つ種類は稀です。
日本にいるものだと、ウスバシロチョウの仲間が
厚手のトレーシングペーパー程度に透けた翅を持っていますが、
あれは鱗粉がないのかどうか・・・その辺は厳密にはわかりません。
ただ、翅を手で摘まんでも
指に鱗粉が付く様なことはなかったと記憶しています。
外国の種類では南米のオオスカシシジミタテハや
ベニスカシジャノメ等が有名です。

そもそも鱗粉の意味って何でしょうか?一般に言われているのは
●撥水効果 ●種・雌雄の識別 ●天敵に襲われた際の防御効果
などですが、それを捨て去った代わりに
一体どのようなメリットを得ているのでしょう?
透けた翅の謎は尽きません・・・

Umesukashikuroba


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定点撮影ぐるり一年

昨日に引き続きお天気が悪く、
雨は未明から午前中、風は北西の強い風が午後から強くなりました。
ざわめくクヌギの枝先に目をやると、
今年伸びた枝がもう30〜50センチになろうという成長ぶりで、
どの木もすでに昨年より一回りボリュームアップです。

そういえば確かこの5月で、池の定点俯瞰撮影も13ヶ月目。
今日は今までの画像を並べてちょっと遊んでみました。

090304050806

画像の左上が3月、右上が4月、左下がこの5月で、
右下は昨年の6月になります。
こうして見ると、4月から5月にかけての変化は著しいですね。
地面に注意してみると、4月にも草本は動きが見られますが、
5月になると木本の葉の展開と水生植物、
特にジュンサイの浮葉が登場することで、
景色がまるっきり変わってしまいますね。

0807080910

この4枚は昨年の7月〜10月。並び方は春の画像と同じです。
う〜ん、緑が濃いけど正直あまり変化が無いですね。
まあ、昆虫や小動物にとっては、
それだけ安定した環境と言えるのかも知れません。
それでもよお〜っく見ると、ホタルブクロが咲いたり、
ガマズミの実が赤く色づいたりと、個々の変化は観察できます。
10月になると、夜の水温がぐっと下がるため、
浮葉植物は明らかな衰退傾向になります。
陸上の植物も、下の11月になるまで残り少ない緑色のひと時となります。

0811120901

左上の11月、ぐぐっと秋が深まりました。11月といってもこれは下旬。
ここから12月の半ば過ぎまでが池の紅葉シーズンです。
この頃になると、生き残ったコオロギの声が物悲しいんですよね〜。
12月の終わりには一面の枯れ葉色の世界になります。
落葉樹が主体ですから、この場面での変化も大きいですね。
やたら見通しが良くなっちゃいます(笑)

四季を通してみると、「緑の季節」はちょうど一年の半分、
5月から10月までであることが分かります。
逆に冬枯れの時期は12月から3月いっぱいまでの4ヶ月間。
4月と11月がちょうど景色がシフトする中間的な状態です。
池が完成して4年目から5年目の撮影画像ですが、
樹木が生長したこともあり、四季の変化はよりハッキリしてきました。
昨年あたりから、表土の状態が目覚ましく熟成しつつあります。
落ち葉の分解〜再生産の循環が出来て来たということでしょうか。
土壌学でいう「O層」が少しずつ形成されつつあります。
もう少し撮りためたら、今度は同じ月の年ごとの時系列的な変化も
見てみたいと思いました。

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雀蜂1

全国的に荒れたお天気になっているようですね。
当地も今日は朝から雨が降り始め、夕方以降徐々に風も出始めました。
明日以降も荒天が続くようで、日曜日まで悪いとか・・・つまらなーい!

そんな訳で外にも出られず、
写真は昨日コクワガタを撮ったついでのシャッター。
もう日が暮れてるのに、仕事熱心なスズメバチさんです。
大きいですよ。今時はオオスズメバチって言った方が良いのかな。

ちょっと整理しておくと、スズメバチとオオスズメバチは一緒です。
以前は図鑑にも普通にスズメバチと掲載されていたのですが、
他のスズメバチ属(Vespa属)と較べて格段に大きく、
相対的にオオスズメバチと表現されることも多いので、
最近は図鑑にもスズメバチ(オオスズメバチ)なんて掲載されてるようです。
樹液では他にコガタスズメバチ、キイロスズメバチがよく見られ、
たまにモンスズメバチも見かけることがありなす。
チャイロスズメバチなんてのもいますが、これはレアものです。
どれもスズメバチに較べると小型ですが、ハチとしてはやっぱりデカイです。

ちなみに学名の属名Vespaはスクーターの名前でお馴染みですが
ぶ〜んと飛び回る感じがかぶってて面白いですね。でも、スズメバチは
スクーターのベスパみたいに可愛くはないですよねえ(笑)

ただ、最近は情報過多なせいか、
ちょっと過剰に恐がっているようなきらいも感じます。
あくまで個人的な意見ですが・・・
スズメバチが恐いんだということを知っているのは極めて大切なことですが、
子供にそれを上手に教えるのは難しいですね。
危険な場合の対処法をセットで教えるにしても、
そこは子供だもの、恐いと思ったらウワーッと大慌てで騒いでしまいます。
実は・・・これこそがホントに危ないのですよね。
観察会などでも、さして危険でもない遭遇を、
かえって危険な状況にしてしまうことがしばしばあります。

wikipediaでさえもそうですが、スズメバチを危険で獰猛と記述しています。
確かにそうなのですが、本来彼等は人間をターゲットにはしていません。
対人間の状況で危険なのは、人間側に原因があるか、
ごく稀な不慮の事故です。前者の場合、騒がず動かず姿勢を低く保つという
一般的なマニュアルの通りでまず問題なくトラブルは避けられます。
後者の場合が・・・不可抗力的なんですが、実際にあるんですよね。
一番多いケースとしては、まったく気付かずに
彼等の巣に近づいてしまう場合。確か数年前、
女性が雑木林で全身を刺されて死亡したケースがこれだったと思います。
巣の周りでは特に神経質になっているので、
近寄っただけで自分たちへの危害と受け取られるようです。私自身も、
無意識に近寄った樹液が出ているクヌギの根元がうろになっていて、
そこにコガタスズメバチが営巣していた、という体験をしました。
マムシやクマも同様ですが、こちらが気が付かずに近寄る、というのが
もっとも危険な結果を招くようです。

少々使い古された表現ですが、やはり自然の中は人間以外の領分。
自由だなんて勘違いはもちろんのこと、
荒らしたり、油断したりは禁物ですね。

Suzumebachi

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大きな「コ」

ここ数日、過ごしやすい爽やかな日が続いています。
今日もまた晴れても風が気持ち良く、あまり暑さを感じませんでした。

数日前に3号店も営業を始めた「居酒屋くぬぎ」の繁盛ぶりは大層なもので、
夜も昼も大賑わいです。

だいたい夕方6時半から7時がお客さんの入れ替わる時間帯で、
チョウや殆どのスズメバチが引き上げていきます。
変わって湧き出す様にどこからともなく集まって来るのがコクワガタ。
昼間はクヌギの根元や幹の穴に隠れているのでしょうが、
足元がやっと見える程度に暮れなずんだ頃には、
頭上から羽音がして小さな個体が飛んで来ることもあります。

コクワガタのオスは個体によりかなり体長に大小がありますが、
当然大きい方が優位で、樹液がたっぷり出ていて安全な穴や窪みは
大抵大型のオスが占有し、お相手のメスもしっかり確保しています。
こういう場合、身を隠すために移動する必要がないので
昼夜関係なく占有することができます。
小型のオスはそうはいかず、昼間は身を隠し、
夜は空いている樹液の場所を求めて移動しますが、
そうしたオス同士の闘争も付いて回りますから苦労が絶えません。

写真は先ほど、午後7時少し前に撮影したカットです。
写真で見るとなんと言うことも無いコクワガタですが、
かなり大きな個体でした。昨日までは見かけなかった新顔です。
今までこの木(クヌギ#6)にいた一番大きなオスとくらべても
格段に大きいので、このままこの木に居続けるとしたら
おそらく最高ポジションを確保できると思います。
捕まえたら可哀想なのでこの状態で体長を測ったら49ミリでした。
「惜しい!あと1ミリで50ミリの大台!!」

コクワガタはオオクワガタと同様の方法で幼虫の飼育が出来るため、
キノコの菌床を用いた飼育をすると
しばしば50ミリを超える個体が羽化することがあります。
しかし、野外で見かける個体は、大きくても45ミリ前後、
49ミリは極めて大きいです。
実際、最初に見つけた時はコクワガタに見えず、かなりドキッとしました。
一瞬ですが、オオクワガタかヒラタクワガタかと思いましたよ(笑)
コクワガタもここまで来ると立派なもんです!

Kokuwagatabigsize

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赤とんぼより赤い?

木々の緑が、日に日に濃くなっていきますね。
若い緑から、照りつける日射しに負けない、より深い緑色へ・・・
池の周りではジュンサイの黄緑色と
夏に向かう木々の様々な緑色がハモっています。

この時期、いやでも目に付くのが
まばゆい緑を縫って飛ぶショウジョウトンボの赤。
昨日のブログも赤い虫でしたが、
今日の赤はベニカミキリのマゼンタ系の赤と違い、ビビッドな深紅です。

我が家にいらした多くのお客様がこのトンボを目にすると、
「きれいな赤とんぼ!」「こんな季節にもういるんですね!」
などとおっしゃいます。
赤とんぼというと一般的にはアカネの仲間を指しますが、
アカネの仲間が赤くなるのは夏を過ぎ気温が低くなり始め、
繁殖のために体が成熟した頃です。
ですから、「こんな季節にもういるんですね!」とおっしゃるのは至極当然。
しかし、同じトンボ科でありながら、赤とんぼはアカネとは違うため
一般に言う赤とんぼの仲間には含まれません。

でも、赤いトンボなんだから赤とんぼですよねー。
私は、いちいち野暮な説明をするのもナンですので、
「赤いでしょー、あれは赤とんぼよりもっと赤いトンボなので、
区別するのに猩々とんぼという名前が付いてるんです」と言っています。
実際、ショウジョウトンボより赤いアカネって、いないんじゃないですかね。
ちゃんと比べたことがないので断言はできないですけど・・・
強いて言えばミヤマアカネのオスが最高に成熟した状態で
互角ぐらいかなあ、と思います。

スポーツカーが好きな私は、
ショウジョウトンボを見て連想するのはやっぱりフェラーリですね。
それも、エンツォとかF50みたいなヘビーな車種じゃなくて
360モデナのようなミドルクラスのヤツ。
バックの緑を切り裂く様に飛び回る姿は、
見ていてスカッとするかっこ良さを覚えます。

Shojohtonbo090526

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リレーも終盤へ

5月の庭に沢山の昆虫を呼ぶ「木の白い小花リレー」も
ウツギ、エゴノキ、カンボク、コゴメウツギが既に終わり、
快走中のイボタノキ、ガマズミが現在ややピークを過ぎたところ。
あとはヤマアジサイと大物のアンカー、
クリの花が出番を待っているところです。

写真はイボタノキの花を訪れたベニカミキリ。
ベニカミキリは白い小花が咲き始めるとすぐに姿を現し、
イボタノキやガマズミが満開迎える頃に最も数が多く見られるようです。
幼虫はタケ類の材を食べて成長するため、
背後に大きな竹林をしょったさくら上池では
毎年本当に頻繁に見かけるカミキリムシです。

それにしてもこの洒落た赤は目立ちますよね。
前胸部の背面にある黒い点は個体によって大きさに個性があり、
ぽちぽちとかなり小さい点のものから、
大きくて隣の点とくっ付いているものまで様々。
カミキリムシというと少々強面な印象もありますが、
このベニカミキリは本当に可愛らしい種類です。

お目当てのイボタノキはモクセイ科の落葉低木ですが、
木によっては冬に完全に葉を落とさないものもあるようです。
先が4裂した小さな花はキンモクセイやヒイラギの花によく似ていますね。
毎年枝先に多くの花穂をつけますが、
花の数の割に成る実の数は案外少ないように感じます。
実に多くの昆虫たちが集まるのですが、受粉効率が悪いのでしょうかね。

秋に藍黒色に熟す実は鳥が好みますが、食べに来た鳥が落とす糞の中には、
どこかで食べた別のイボタノキの種子が含まれているので、
イボタノキの周りには自分のタネではなく、
他のイボタのタネから芽生えた木が育ちやすくなり、
時には多くの実生が育った、ちょっとしたイボタ林が出来ることがあります。
こうなると受粉率が悪くても自分以外の花粉で受粉する率が高くなり、
イボタノキにとっては好都合ですね。
イボタノキは私が思っている以上に
虫や鳥を上手く利用しているのかもしれません。

Benikamikiriibota

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駱駝虫

雨の一日は暑からず寒からず。
しかし手持ち無沙汰で少々消化不良気味(笑)
庭のあちこちに増えすぎたススキの小株を間引いて、
抜いた穴に腐葉土をすき込む作業をしようと思っていたのですが、
またの機会となりました。
最低/最高気温は16℃/20℃、最低の16℃は夜に出た気温です。
夕方一度スカッと晴れて夕日が照りましたが、今はまた雨が降ってきました。

こんな日は面白いものに出会えそうに無いと
半ば諦めつつ掃除ついでにサッシ周りウォッチングをしていると、
お、いたいた変なヤツが!
写真の昆虫、ラクダムシ(Inocellia japonica)といいます。
ラクダムシはアミメカゲロウ目(脈翅目)の昆虫で、ウスバカゲロウ、
ツノトンボ、ヘビトンボ、カマキリモドキなどと同じグループ。
そういえばラクダムシは、頭と頸(前胸)がヘビトンボに
翅と後胸部、腹部はカマキリモドキによく似ています。
ただ、メスの腹部には針状のやや長い産卵管が突き出していて、
これは他の仲間には無い特徴でしょうか。

この虫、完全変態の昆虫ですが、幼虫と成虫の姿がとても良く似ています。
幼虫は写真の虫から翅と産卵管をとった様な姿で、
マツなどの樹皮下で暮らすため、とても平べったい体をしています。
でも、石がゴロゴロしていたり、
枯れ木が積んである所でも見かけたことがあるので、
完全に樹皮下だけで暮らす訳ではなさそうです。
庭の落ち葉の上でもこれまでニ度ほど幼虫を見かけています。

この虫について調べていたら、とあるページに気になる記述がありました。
それは以下のようなもの。
「蛹は蛹室に入っているが、のちに適当な場所に移って羽化する。」
ええっ、ほんまかいな!日本語的に間違っていなければ、
蛹が羽化の前にわざわざとことこ移動するってことですよね?!
まあ・・・カゲロウには亜成虫なんてのがあるし、
偽蛹を経る昆虫もいますからね。ありえないことでもないですが・・・
でもやっぱり昆虫って不思議〜!!

それから、ラクダムシという名の由来について、「理解し難い」
という旨の記述が多く目に付きましたが、これについては異議アリ!
じつは初めてラクダムシを見た時に、以前から名前は知っていたのですが、
「ああ、これってひょっとしてラクダムシってヤツじゃない?」と
すぐにピンと来ましたよ。
だって横から見た時、頭部と前胸部をしゃくるように反り上げ、
翅を動かす筋肉の入った後胸部が二つの山状に盛り上がった姿は
まさにフタコブラクダのようでしたから・・・

庭では幼虫の他、スイカズラ科のカンボクの花で成虫を見た事があります。
花そのものに用があるのか、
花に来る昆虫を捕食するつもりだったのかは分かりません。
今度いつ会えるかも全くわかりませんが、撮影に協力してくれた彼女は
雨の当たらない軒下の壁にとまらせて放しました。
今度は何か食べてる所を見せてね〜・・・

Rakudamushi

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道草、野薊、黒揚羽

今日も風が強く、大鉢植えのブナが何度も倒れて可哀想でした。
最高気温は25℃でしたが、風の割にはしっかり暑さを感じました。
この時期はやはり日射しが強烈ですね。
朝は曇っていたのですが、一度晴れたらもう曇りませんでした。
この暑さで居酒屋くぬぎの1号店も営業開始です。

写真はノアザミ。大好きな花ですが今まで庭に生えた経歴が無く、
一昨年実生して作った苗の中で育ちがいいものが、
初めての開花を迎えました。近所にいくらでもある花ですが、
庭で咲いてくれるのはやはり嬉しいものです。

ノアザミは基本的に草はらの植物ですが、環境適応性は広い方で、
やや乾いた空き地から明るめの雑木林の中まで自生が見られます。
でも、私の印象はやはり道ばたの草むらに咲く花ですね。
だから園芸植物のエリアからビオトープゾーンに入ってすぐの
ノシバの草はらに植えてあります。
ここには他にもカワラナデシコ、ワレモコウ、キキョウ、フジバカマ、
オキナグサ、タチフウロなどが数株のススキに混じって咲く様に植えてあり、
昔走り回った草むらのような雰囲気にしているコーナーです。
しかし、こういう植え方をしていると、セイタカアワダチソウをはじめ
各種の外来種の侵入に常に晒されていて、これらの除草のため
管理はビオトープゾーンの中でも例外的な手間がかかります。
昔ながらの草はらがどうして無くなってしまったのか、身をもって実感!

ノアザミというと、私にとっては道草の友でもありましたよ。
子供の頃は今のご時世と異なり集団下校なんてありませんでしたから、
虫を探しながらとことこ帰る道のりは実に気ままなもんです。
そんな道すがらいつも側で揺れていたのがノアザミの花。
呑気に眺めていると大抵クロアゲハがやってきます。
他のアゲハも来るのですが、
やっぱりノアザミにはクロアゲハが似合う気がしますねー。
たまに曲がり角を家と反対の山の方へ行くと、
クロアゲハがカラスアゲハにグレードアップ、
遠出をしたんだというちょっぴり贅沢な気持ちになりました。

Noazamiup

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居酒屋くぬぎ6号店オープン

日中はよく晴れた一日でしたが、風がだんだん強くなってきました。
夕方以降はにわかに曇り出し、ちょっと不安定な雰囲気でしょうか。
明日以降はしばらくすっきりしない日が続きそうです。

庭の夏を賑わせる居酒屋チェーン、「居酒屋くぬぎ」が今年も営業開始です。
庭に全部で6店舗ですが、今年最初にオープンしたのは写真の6号店。
6号店といっても一番新しい訳ではなく、北西側からぐるりと時計回りに
ナンバリングしたので、東南のこの木が#6となりました。
むしろ庭のクヌギではもっとも古株で、前の家に住んでいた頃から
鉢植えとして存在していたどんぐりからの実生です。

今年は幹に大きく開いたシロスジカミキリの羽化脱出口から
樹液を出し始めましたが、数日前からその他の何カ所もから樹液を流し、
ここ数日の高い気温で発酵が進んだため、
あの独特の甘酸っぱい匂いが辺り一面に漂っています。

日中のお客さんで一番長居するのが
何と言ってもスズメバチ(オオスズメバチ)、
少々ガラが悪いのですが仕事熱心な労働者さんです。
明るいうちからつい飲んでしまうありがちな方々ですね(笑)
今日もひっきりなしに来店していました。
お仲間のコガタスズメバチやキイロスズメバチも来ています。
スズメバチは強いですから、一番良いポジションを占有して我が物顔。
ゴマダラチョウがちょっと引いた感じで
おそるおそるストローをはすに伸ばしている様子が
なんともおかしいですね。
でもこれ、口がストローだからこそ出来る技。
なるほど、チョウって便利!

ゴマダラチョウは、やって来るチョウの中では大きい方なんですが
やっぱりスズメバチは怖いんですね。
ところが、一回り小さなサトキマダラヒカゲというチョウは
向こうっ気が強いのか、スズメバチが来るとスクランブルして
撃退していました。まさか見間違いだろうと思ったのですが、
何度も目の前で撃退するところを見せられ、意外な強さにビックリ!
それでも次々に数で対向するスズメバチが、やはり昼間の王者でした。

夜になると、コクワガタとガの仲間が賑やかです。
コクワガタはスズメバチほど怒りっぽくないので、酒場は昼間より平和です。
さすがにまだカブトムシは現れていませんが、
彼等とノコギリクワガタが登場すると、
夜の酒場も治安が悪くなるんですよね〜(笑)

Kunugi6090521

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池の新緑2009

朝から夏本番の様な日射しが照りつけ、見事に暑い一日でした。
最高気温は27℃に達し、他のあちらこちらでも30℃を超えたようですね。
まだ体が暑さに慣れていないので、思わず立ちくらみがしそうでした。

今日は毎月一度の池の定点撮影をしましたが、
タイトルにある「池の新緑」を語るには少々日射しが強過ぎ、
どうも新緑という気分になりません。
同じタイトルの2008年版は昨年の5月18日の記事ですが、
写真をくらべてみると、去年はいかにも新緑という感じでした。

もっとも去年はこの時期まで平年を大きく下回る低温が続き、
植物の成長が遅かったですね。記述からすると
ヒキガエルのオタマジャクシもまだ上陸していなかったようですが、
今年は先週の5月12日に一斉上陸が見られました。

樹木の葉も今年は既に濃い緑色になってきており、
今はガマズミとイボタノキが満開で、多くの昆虫で賑わっています。
先週、6本あるうちの2本のクヌギの幹に大きな丸い穴をあけ、
シロスジカミキリの成虫が現れました。
うち1本は穴から大量の樹液を流し、連日スズメバチ、コクワガタ、
ゴマダラチョウ、オオゾウムシなどが見られます。

先日稚魚浮上の報告をしたゼニタナゴですが、結局その後数日に渡って
浮上が続き、稚魚の数は33匹まで数えました。
しかし正確な数は計測が不可能で、
実数は33よりかなり多いものと思われます。
当初10匹前後がかたまったいくつもの群れが池の表層を泳いでいましたが、
先に浮上したと思われる成長の進んだ稚魚は、
少し深い中層を泳ぎ始めています。

数日前からショウジョウトンボの羽化も始まりました。
クロスジギンヤンマは羽化個体が連日池に戻って来て産卵しています。
またあの大食漢の強いヤゴが池にも水路にもたくさん見られそうです。
ヘイケボタルもそろそろ上陸して蛹になるはずです。
今年はちょっと早めの6月初旬から成虫が光り始めるかもしれません。

Ike2009shinryoku

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貝のゆりかご2

曇りでしたが、それなりに暑さを感じた一日でした。
最高気温は26℃。
少し西風があったので窓を開けた室内は気持ちよかったです。

池の様子を覗いていると、マタナゴのメスの産卵管がまた伸びていました。
産卵には何度かのピークがあるようですが、今がそれに当たるようです。
モツゴはもうだいぶ落ち着いてきました。
モツゴのごく小さな稚魚も沢山ふ化しましたが、
体長3〜4ミリの稚魚は明るい昼間はなかなか確認できず、
夜に懐中電灯で照らすと、ピッピッと泳ぐ様子が浮かび上がります。

写真も池の魚ですが、こちらはハゼの仲間のヨシノボリです。
写真ではあまり確認できませんが
頭部やエラ蓋に細い赤ラインが入る、きれいなハゼです。
この時期、彼等もまた繁殖期を迎えるため
いわゆる婚姻色があらわれ、色や模様が幾分派手になります。
この個体は口の内側の薄い翡翠色と、尾びれのオレンジがよく目立ちます。

ヨシノボリは動物食性で他の魚の稚魚を食べてしまうこともある
貪食な魚ですが、タナゴにとってはかけがえの無い存在です。
タナゴがドブガイ等の二枚貝に産卵することは以前に書きましたが、
そのドブガイ等が幼生の時期、ヨシノボリ等の淡水ハゼ類の鰭に寄生して
水域内を移動しながら成長します。貝(にとって)のゆりかごですね。
やがて鰭を離れた貝は水底に定着し、
後は私たちが見慣れた二枚貝として2〜3年かけて成長します。

ですからタナゴが毎年産卵できる環境が維持されるためには
産卵母貝が幼生期に寄生生活を送るためのヨシノボリ等の生息は必須。
タナゴ類とハゼ類は、貝を間にはさんで
間接的に関わりの大きな生物種ということになります。
ちょうどこれからドブガイの方も繁殖期。
出水管から吐き出された大量の卵が、
ヨシノボリのゆりかごを目指して一斉に泳ぎ始めます。

Yoshinobori


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コウホネ開花

一日中どんよりと暗い曇天でした。
当初夕方から雨の予報でしたが、降り出しが遅れているようで
その分明日は一日中雨にたたられる生憎の日曜日になりそうです。

なので写真は昨日のカット。池のコウホネの一輪目が咲きました。
さして大きくもない花ですが、眩しい黄色はよく目立ちます。
少し前に水中葉から浮葉(艇水葉)に移る様子を開催しましたが、
現在は早くも次の段階、浮葉から茎を空中に突き出した
抽水葉に移行するところです。
コウホネはこれが最終形。ここまで来るとそろそろ花も咲き出すのです。

コウホネの花茎は、花に比べると太いですよね。
触って確かめると、かなりしなるのですが、表面は見た目より硬く
実際に相当強い風でも折れたりかしいだりしません。
蕾は球形をしていて、はじめは顎に覆われ茎葉同様の濃い緑色ですが、
開花の少し前には花弁が覘くので黄色く見えます。やはり球形ですが・・・
なんだかマニュアルミッションの車のシフトノブに見えてしまいます。
今咲いている花の左奥に、次の花となる緑のシフトノブが
ちょこっと見えているのがわかりますか?

コウホネの株の周りを覆い尽くしているのはジュンサイです。
ちょっと増え過ぎなので、今年は積極的に摘んで食べているのですが、
生育が旺盛なのでほとんど影響がありません。
そのジュンサイの葉の隙間に見えるハート型の小さな葉はトチカガミです。
これも爆発的に増えるので、そろそろ池に入って除草しないと・・・
この時期たまにやって来る夏日の、ちょっと楽しみな作業です。
次の週末は晴れるかな〜

Kouhone090514

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